
其の83『鬼丸と鬼切』 |
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時代 |
武家の記憶 |
地域 |
鎌倉(元弘の乱) |
刀剣 |
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鬼丸国綱 |
……やれやれ。ここでもお前と一緒になるのか、鬼切 |
髭切 |
ん? あー、そうだね。斯波のといい、僕らを対にして揃えたがる人間はいるよね |
鬼丸国綱 |
まぁ、同じく鬼を斬った逸話があるからというのがあるんだろうな |
髭切 |
その辺、よくわからないんだよね。妖怪を斬った逸話なんて、よくあるんじゃないの? |
鬼丸国綱 |
そうそうないと思うが。……いや、この本丸には他にもいるか…… |
髭切 |
だよねえ。だから、そこを大きく取り上げなくてもよくない? というか |
鬼丸国綱 |
……それは、お前が逸話に頓着しなさすぎるだけだ |
髭切 |
あはは。弟にもよく言われる。兄者は逸話にも名前にもこだわりがなさすぎる、って |
鬼丸国綱 |
そう言われれば、今は鬼切じゃなく髭切か |
髭切 |
うん、確かそう。僕はなんでもいいんだけど、名前がころころ変わると人間は困るみたいだし |
鬼丸国綱 |
……はぁ。お前と話してると頭が痛くなるよ |
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