だれもいなくなったいえを、たった1人で守り続けているロボットがいます。
「からっぽのいえ」はそんな切ないロボットの、記憶の物語りです。彼はこれまでどんな映像を見て、どんな時間をおくってきたのでしょうか。気がつくと引き込まれている、不思議な世界観が魅力のゲームアプリ「からっぽのいえ」のご紹介です。
家を守る
「からっぽのいえ」では、人がいなくなった家をロボットがたった1人で守っています。プレーヤーは空から襲って来る謎の機械をロックオンし、ミサイルで破壊しましょう。
ロボットをタップすると、彼の記憶のメモリを見ることができますが、まだ読むことはできません。
画面下にある数字は、一度にロックオンできる機械の数と、壊した謎の機械の数です。次の記憶を読むのに必要なだけの機械を破壊できると、真ん中のロボットが四角く囲まれますのでタップしてみましょう。
記憶を読む
四角で囲まれたロボットをタップすると、記憶の1つがふるふると震えています。タップすると、その記憶の物語りを読むことができます。
物語りに出てくる「わたし」とは、家庭用汎用性ロボットRJ6388265の補助OSであり、RJ6388265の合理的な判断とは異なる、人間的な判断からRJ6388265の選択を補助する役割として存在する、いわばロボットの感情の部分です。
ロボットに残されている記憶のデータと合わせて、この感情の部分である「わたし」が物語りをすすめてくれます。
記憶を消す
「からっぽのいいえ」では、謎の機械の攻撃からいえを守るため、家の強化が必要になってきます。しかしロボットRJ6388265の記憶媒体の容量が不足しているため、記憶を1つけさなくてはなりません。
記憶を消さなくてはいえを守ることはできません。「はい」を選択すると記憶は消えてただの0と1の羅列になってしまいます。消えた記憶は二度と読むことはできません。
いえを強化すると、一度にロックオンできる機械の数が増えます。また、次の記憶の物語りを読むために破壊しなければならない機械の数も増えます。
いえを守り続けるためには、ロボットRJ6388265の記憶を消していかなければなりません。
「からっぽのいえ」はこのように、記憶をなくしていくロボットが確かに存在して、ロボットを作った博士とその娘とともに確かに過ごしたかけがえのない時間が、ロボットRJ6388265の感情である「わたし」の視点で語られていく、不思議で暖かくて、そして悲しい物語りなのです。
ゲームとしての進め方
空からやってくる謎の機械は、たまに部品を落としてきます。部品を1個あびると、いままで貯めた「機械を壊した数」が1個減ってしまいます。
放置していてもロボットが機械を破壊してくれますが、スピードが遅く追いつかないので、プレーヤーがロックオンとミサイル発射を繰り返して援護してあげましょう。
また、家の上に電波を発信できるアンテナがあります。
こちらをタップすると、30秒間機械の現れる数が増えます。
早く次の物語りへ進みたい時は利用するとよいでしょう。1度利用すると一定時間は使うことができないので注意してください。
また、記憶を消去するかどうかの選択肢で「いいえ」を選んだ場合、消去はされず何度でも読み直すことができますが、次のストーリーへ進むことはできません。じっくり読み返したい時は何度か読み返してから消去することをおすすめします。
まとめ
BGMが秀逸!この切ない世界観を見事に完成させています。
ロボットの記憶へと潜って行く演出も、心の中へ入って行く感じになっていて個人的に、物語りにとても引き込まれる要素の1つです。
前作「ひとりぼっち惑星」も話題になった制作者ころにょり氏待望の新作とあって、文字通り待ち望んでいたファンも多いと思います。この不思議でせつない世界観に是非足を踏み入れてみてください。
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