其の159『夢を運ぶ船』 |
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時代 |
指定なし |
地域 |
指定なし |
刀剣 |
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陸奥守吉行 |
おんしゃあ、船に詳しいと聞いたが |
九鬼正宗 |
おおっと、何やら親近感のある |
陸奥守吉行 |
わしは陸奥守吉行。土佐にゆかりがあってのう |
九鬼正宗 |
土佐かぁ! うちはあちこち行って言葉はすっかりちゃんぽんじゃが、伊予には長くあった |
九鬼正宗 |
それで、船の話をしに来たようじゃが |
陸奥守吉行 |
ああ、元の主が船で貿易することを夢見よったがじゃ。でっかい鉄の船で世界を巡る言いよったがよ |
九鬼正宗 |
でっかい鉄の船か! それなら、元の主の中に鉄の船を作ったもんがおった。鉄甲船言うて、織田信長の命令でな |
陸奥守吉行 |
おお、その伝説は知っちゅう! 伊勢の九鬼水軍じゃ |
九鬼正宗 |
九鬼の名は伝説になっとるかぁ |
陸奥守吉行 |
あれは海を征するもんが、戦を制するとも言われよった時代 |
九鬼正宗 |
わかっとるのう! 空飛ぶ乗り物が出ようと、船に勝る輸送手段なし。陸の営みを支えるんは、海よ |
陸奥守吉行 |
繋いで、大きく運ぶ貿易が世界を作る。時代が移り変わっても、そればっかりは変わらん |
九鬼正宗 |
……にゃは! あんた、変わった刀じゃ。陸の刀がどこまで見据えとる? |
陸奥守吉行 |
がはははは! おんしゃあとは、面白い話が出来そうじゃ |
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