
其の158『正宗の役目』 |
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時代 |
指定なし |
地域 |
指定なし |
刀剣 |
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九鬼正宗 |
石田の兄ぃ! 九鬼正宗、只今合流じゃー! |
石田正宗 |
来てくれたか、九鬼 |
九鬼正宗 |
もちのろんじゃ! ちいとばかし足止めを食らってしもうたみたいじゃが |
石田正宗 |
…… |
九鬼正宗 |
おおっと、兄ぃの眉間に渓谷ができとる! もみもみするけぇかがんで |
石田正宗 |
……かがみついでに。お前の見たものを、私にも分けてくれないか |
九鬼正宗 |
見たもの? ……ああ、はっきりとは覚えとらんのじゃけど。それに、うちのなかにどれくらい残っているのかもわからんしのう |
石田正宗 |
それで構わない。正宗は公に使われることは少ないが、人から人へ、贈られ託される刀。だから、その瞳に多くを映し、多くを乗せて行く |
石田正宗 |
お前の瞳の映したものが、虚構の渦の中であればなおのこと |
石田正宗 |
ほら、よく見せておくれ…… |
九鬼正宗 |
いつかの船出のためにも、かのう |
石田正宗 |
正宗は、人の為に…… |
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