【スプラトゥーン2】何でも雑談・ゲーム以外もOKな掲示板へのコメント

やぱい実際の文メモに残ってた
それがこちら↓（多分リゼ・ヘルエスタに送った文）
「ありゃ？リゼはんも参加しーはったんやねーこの大会に」
ケラケラ薄気味悪く笑いながら目の前の少女は呟いた
「とこちゃん？！…」
幾らトーナメントとはいえ、友に手は出したくない
そんな事をしてしまえば、私は罪悪感に苛まれながら生きていかなきゃならなくなる
「まさか…アンジュもこの大会に…」
「居るやろーねー」
今更、参加した事を後悔しても遅い
その真実だけが目の前にチラつく
どうすればいいのかわからなくなり、剣を握っていたはずの手が、震えで動かなくなった
混乱と迷いで焦燥し始めた直後、首後ろに痛みが走った
即座に気を失い、聴覚だけが数秒残る
僅かに残る意識の中、
「すまんな…リゼはん」
という声だけが響いた

轟音で目を覚ました
何分気絶していたのだろう
そんな疑問は、目の前の光景を見て即座に消え去った
傷だらけになり、所々衣服などが欠損するアンジュ
その目の前には、○を流し倒れている戌亥がいた
起きたばかりのまだ固まっている体を奮い起こし、戌亥の元へ駆け寄った
誰がやったかなんて一目瞭然だ…でも信じたくない
信じて仕舞えば楽かもしれない
でも、そうしてしまえば私は怒りで自分を制御出来なくなってしまう
怒りと疑心暗鬼に苛まれながら、アンジュの元へと目をやる
今の自分はどういう顔をしているのだろう…私を見るアンジュの顔には、段々と絶望が滲んでいった
「リゼ………はん…」
「とこちゃん…？！！」
何かを言おうとしたところで、呼吸が止んだ
頬をつたう涙を拭い、剣をもう一度握る
話を聞きたい…何があったのか…

あー…もう一生酒飲まねえ
（アンジュさんに送った文）
はあ…なんて大会に参加してしまったんだろ…
軽いノリでトーナメントに参加したアンジュは、後悔を吐き捨てた
ゆっくりと暗い道を進む…
初戦は誰だろう、そんな事を考えながら戦いに使えそうな錬金術を整理していた

……
やがて暗闇が終わり、戦いを促すかのように一本の道の先に明かりが差し込んでいた
「眩しっ…！」
目を手で覆い、太陽の光を防ぐ中、聴き覚えのある声が聞こえた
「アンジュはんもやっぱり参加しーはってたんやね…」
「いにゅい？？」
もう一歩前に進もうと、足を前に出した瞬間…
足に何かがぶつかった　
「なに…これ…？？」
そっとかがみ、眩しさで細くなった目を見開く…
「リゼ……？」
足元には、目を瞑っているリゼが倒れていた
「いやー…リゼはん優しいから攻撃そんなされずに勝てたわー」
嘘だ、そんな事はない筈だ
目の前の光景から目を背けたくなり、頭を抱える
「いにゅい…これ…貴方がやったの？」
そうだよ…とでも言われれば、今の私の感情がなんなのか明確に分かってしまう
「そうなるなー」
なんでだよ…なんでこんなことしたんだよ…
友を殺された怒りが渦巻き、使い古した錬金術が記された本を開く
「なぁ…いにゅい、死ぬ前のリゼはどんな顔してた…？」
「そうやなぁ…強いて言うなら…絶望かな？」
「許さない……絶対に許さない！！！！」