【スプラトゥーン2】何でも雑談・ゲーム以外もOKな掲示板へのコメント

メンバーが発表されてからの行動は早かった
皆それぞれ武装し、1時間以内には家を出た
「行ってくる…2時間以内にだれも帰って来なかったら死んでると思え」
緊張の中やってきたのは、2日ほど前ニュースで見た火事が起きた山の中だった
　
もうそろそろか…
「漆、使って」
「うん…」
多分無駄だろうな…なんて考えながら、私らはザクザクと灰になった森を歩き続けた
いた…やはり写真の個体ではない…増えている確実に　

突然、30m以内の枯れ木が激しく揺れる様な咆哮が起こった
「拾！！！使え！！！」
「言われなくとも！！！！！」
コンマ1秒間に合った
耳に若干響いたのは、禍々しい言葉には表せない声だった
これが拾さんの能力なのだろうか…
まともに居ては恐らく吹き飛ばされていたし、何より鼓膜が持たなかった
「範囲攻撃持ち…拾、拾壹、漆はあそこの廃墟に逃げてろ」
「多分今回は漆の奇襲が使えないからだよね？イチ」
「ああ、そうだ…それなら參、伍と戦った方が確実にやりやすい」
2人は無言でうなづくと、怪物に少し恐怖を抱いて立ち尽くしていた私を引っ張って、廃墟へ逃げ込んだ
走ってる間、私が見た物は、体が全部炭の塊で口と鋭利に進化した片腕を持っていた異形の化け物の姿だった
が…確実にイカ…インクリングの形をしていた
「參、接近戦は頼んだ」
「僕とイチで援護するから心置きなく戦って」
「ありがとう2人とも……今すぐ楽にしてやるからな…辛かったろ？命令に意識だけ残って従わされるのは…」

ちょっと遅れた上に明日まで長くなりそうでスマソ

「3人とも大丈夫なんですかね…」
「大丈夫だよジュウイチ…3人とも強いんだから」
少し静寂の時間に混ざるのは、射撃音と打撃音の様な轟音達だった
時間を少しでも潰す為、気になった事をぶつける
「あの、今いるメンバーって…」
ﾋﾟｸﾘ…とだけ漆さんは反応した後、少し悲しそうに話した
「気づいちゃった？」
どうやら拾さんも知らなかったらしく、興味津々でこちらの会話を聞いている
少しどんよりとした後、ゆっくり話し出す
「あのね…今いないのはわかってると思うけど
ヨンとロクとキュウなのね…
この3人は、一時期はいたけどそれぞれの考えがあって、あの家から出ていったんだ」
そうなってくると、持っている特異体質まで気になる
「3人ともいい力持ってたんだよ？私みたいに襲撃とか隠密にしか使えないのじゃなくてね
ロクとキュウは教えてくれなかったけど、ヨンは自分が設定した時間に復元する力だったよ
だから傷負っても大丈夫だったけど抜けちゃって、でもひどい傷を負った時はヨンの所行って治してもらってるよ
キュウはね…過去の物を持ってきてた
ニンゲンの時代の、リボルバーっていうおっかない銃を伍に覚えさせてた」
次に気になるのはやはり生活だ
馴染めなかったりしたから此処にいるって人もいる筈だけど、3人はどうしているんだろう
「生活はどうしてるんですか？」
私が聞こうとした矢先、同じことを拾さんが聞いた
「目はカラーコンタクトでよく見ないとわからない所までできるよ…
でもたまに能力の元の化け物が活性化したら抑えれなくて、勝手に出ちゃう事があるんだよ
そんな時は私と壹と零で、あと処理してるから大丈夫」
抜けて元の生活に戻ろうとしてる人達の手伝いもしてるなんてお節介な仲間思いの連中なんだな…と思ったやさき…
先程聞いた咆哮と似た音が廃墟を揺らした

次からバトルフェイスです