「VTuber」今や動画配信サービスで目にしないことはないくらいの人気コンテンツですが、実際にVtuberになってみたいと感じたことはありませんか?
この記事では予算3,000円~でVtuberになる方法を詳しく解説しています。
V(バーチャル)Tuber(ユーチューバー)といい、アバターの動きを自身とリンクさせ、顔の代わりにアバターを画面上に出して動画の配信や制作を行う人たちのことです。
ゲーム実況界隈などで圧倒的な人気を誇っており、有名VTuberグループ「ホロライブ」は一番くじなどのグッズ化もされています。
PCとカメラさえあればスタートできるので、軌道に乗ると収益化をして副業にしている人もいます。
VTuberになるために必要なもの
※この記事での予算3,000円~は既に動画配信ができる環境(PCやWebカメラなど)があることを前提に解説しています。
VTuberを始めるには、アバターとそれを動かすソフトが必要になります。
- VRMモデル
- 編集/配信ソフト
今回紹介する方法では特に難しい機材は使用しません。
※ニンテンドースイッチなど、コンシューマーゲームを配信するには別途キャプチャーボードが必要です。
VRMモデル
低予算でVRMモデル(=アバター)を用意する場合、人に頼むことは難しいため自身で作成しましょう。
無料でVRMモデルが作成できるソフトを使えば、簡単に理想のアバターを作り出すことができます。
編集/配信ソフト
VRMモデルを自分の動きと同期させて動かすソフトが必要になります。
直感的で簡単に使えて、尚且つ低予算で配信や録画ができるソフトがおすすめです。
実際に準備をしてみる:VRMモデル編
実際にVTuberになるための準備を行っていきます。
まずはVRMモデルを準備します。
アバターの作り方も解説していきますので、この記事を参考にしながらぜひ一緒に作ってみてくださいね。
①おすすめ無料ソフト「VRoidStudio」をインストールする
無料で配布されているものでもいいですが、せっかくならオリジナルのアバターを作りたいですよね。
初心者でも簡単に、しかも無料でアバターが作れるソフト「VRoidStudio」で作成していきましょう。
②アバターの顔を作る
③アバターの髪型を作る
④アバターの体系と衣装やアクセサリーを決める
体系を決める際は、あらかじめ衣装の項目で露出のなるべく高い服を着せておくと、体系の変化がよく分かるためおすすめです。
理想のスタイルに調整できたら、そのまま衣装も決めていきましょう。
服装は、衣装素材をアップロードして使うこともできます。
人とかぶるのが嫌な人はとことんこだわってみるのもいいですね!
⑤完成したらVRMファイルをエクスポート
仕上がりに満足したら、右上のアイコンをクリックしてエクスポートしましょう。
「VRMエクスポート」を選択すると、拡張子がVRMで書き出されます。
実際に準備をしてみる:配信/編集ソフト編
次は先ほど作成したアバターを動かす、いわゆる「中の人」になるためのソフトを用意します。
ソフト紹介
ソフトは無料から有料まで様々な価格帯のものがあります。
以下でいくつかのソフトを紹介していきますので参考にしてみてください。
3teneFREE
価格 |
無料 |
---|---|
OS |
Windows/mac ※steam版あり |
リップシンク |
あり |
ハンドトラッキング |
別途モーションデバイスが必要 |
配信ソフトの用意 |
必要 |
VMagicMirror
価格 |
無料 |
---|---|
OS |
Windows |
リップシンク |
あり |
ハンドトラッキング |
無料版はなし |
配信ソフトの用意 |
必要 |
DemoCreator
価格 |
年2,980円(月額約250円) ※無料お試し版あり |
---|---|
OS |
Windows 別プランでmac対応 |
リップシンク |
あり |
ハンドトラッキング |
あり |
配信ソフトの用意 |
必要なし |
①ソフトをインストールする
VRMモデルを動かすソフトは色々ありますが、今回はリップシンクやハンドトラッキングなどにも対応していて、尚且つ別に配信ソフトを用意する必要のない『DemoCreator(デモクリエイター)』で解説していきます。
デモクリエイターは年間2,980円~(月額にして約250円)でVRMモデルを動かすことができます。
また、その他にも画面録画や動画編集など、日常でも活用できる場面が多い機能をたくさん搭載しています。
インストールしたら「動画プレゼンテーション」をクリックしましょう。
最初はWebカメラがONになっている状態なので、画像のように自分自身が映し出されます。
上のタブから「アバター」に切り替えると、精密キャリブレーションの画面に移行します。
自身とアバターを同期させるための調整なので、画面の指示に従って行ってください。
②VRMモデルをインポートする
右の「VRM」タブをクリックし「+」マークから作成したVRMファイルを読み込みます。
③画面の調整をする
アバター枠の角をドラッグすることでサイズ調整ができます。
元々デモ画面が埋め込まれている部分もサイズ変更ができるので、見やすい配置やサイズに修正しましょう。
また、背景も様々な種類から選ぶことができます。
④ゲーム画面を埋め込む
あらかじめ配信したいゲームを起動しておきましょう。
デモ画面をdeleteキーで消して、画面左の赤枠の部分を右クリックすると「デスクトップを共有」があるので、それを選択します。
配信したいゲーム画面を選択してインポートします。
実際にゲームをプレイして、ちゃんと画面が連動しているか確認しましょう。
これがそのまま配信画面になります。
※モニターを2枚使用していますが、画面分割などを利用することで1枚でも配信が可能です。
実際に配信してみる:Youtubeライブ
今回はYoutubeライブで配信してみます。
①ストリーミングを開始する
デモクリエイターの画面上部に「ストリーミング」があるので、これをクリックします。
※まだこの時点では配信が開始されていないのでご安心ください。
②Youtubeライブの設定をする
次に自分のYoutubeチャンネルの「Youtube Studio」を開きます。
ダッシュボードから「作成」をクリックし「ライブ配信を開始」を選択します。
右のタブから「ウェブカメラ」を選択します。
※「カメラは別のアプリケーションで使用されているため、アクセスできません。」というエラーメッセージが出る場合は、一旦デモクリエイターのカメラをオフにしましょう。
タイトルや説明などを入力して次へ進んでいきましょう。
最後の「ストリームプレビュー」でカメラを「DemoCreator Virtual Camera」に設定します。
※デモクリエイターのカメラをオフにしていた場合はWebカメラに戻してください。
④配信を開始する
ここまでの設定が完了したらいよいよ配信スタートです。
ゲームをプレイしながら、いろんなリアクションをしてアバターを動かしてみましょう。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。