いまやゲーマーなら必ず1度は目にしたことがある「ゲーム実況動画」
好きな実況者さんや好きなゲームの実況動画を見るのはとても楽しいですが、自分自身でゲーム実況動画を作ってみたいと思ったことはありませんか?
- 作ってみたいけど動画編集なんて全く経験ナシ…
- どのソフトを使って編集したらクオリティが高いものが作れるのか分からない
- 面白いビデオクリップが撮れたから編集してみたい
そんなお悩みを解決してくれる、Wondershare(ワンダーシェアー)製ソフト『DemoCreator』と『Filmora』について紹介していきます。
目次
ワンダーシェアーは、様々なクリエイティブソフトを提供する会社です。
動画編集ソフトからPDF編集ツール、ユーティリティ系製品まで、パソコンで仕事をするときに必要不可欠なツールを幅広く扱っています。
Youtubeなどの動画コンテンツが充実している近年は、特に「動画編集」の需要が高まっており、ワンダーシェアー製の動画編集ソフト『DemoCreator』や『Filmora』は多くの動画クリエイターが使用しています。
DemoCreator(デモクリエイター)
▼公式サイトでダウンロード▼
デモクリエイターは画面録画や動画編集を行えます。
ゲーム実況動画を作る際はプレイ画面を録画するのに必要不可欠なソフトですが、それ以外にも大事なWEB会議やセミナーなどで後から見返せるよう画面録画をするという使い方も非常に便利です。
機能紹介 |
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PC画面を録画する機能。 ブラウザゲームなどを収録する際に便利。ゲーム実況用のクリップなどを撮影することができる。 |
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既に録画されている映像を編集する際に使用する機能。 過去に遊んだゲームのクリップをつなげて編集することも可能。 |
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カメラに自分を映すことで、アバターを動かすことができる機能がある録画方法。 VTuber風の動画を作成することができる。 |
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効率的にプレゼン動画を作成するための機能。 大学や仕事のプレゼンなどを編集するのに便利。 |
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ゲームを選択し、録画できる機能。 Steamなどアプリを起動するタイプのゲームを収録するのに便利。 |
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指定の時間内で画面と音声の録画を自動的に開始して終了することができる。 |
また、4K Ultra HD録画に対応しており、グラフィックが良い最近のゲームをクオリティを落とさずに録画できます。
Filmora(フィモーラ)
▼公式サイトでダウンロード▼
フィモーラは主に動画編集を行うことができます。
直感的に使えるソフトで、動画編集初心者の方でもクオリティの高い動画を完成させることができます。
AI機能も付いており、テキストやサムネイルなどのアシストをしてくれる点も非常に親切です。
また、どのように編集したらいいか迷ってしまった時にはテンプレートも充実しているため、気に入ったものを使用してある程度形にすることも可能です。
2つのソフトの違いとおすすめ
ゲーム実況動画を作成する上で、それぞれのソフトにどのような違いがあるのかを解説していきます。
編集したい動画をこれから撮るかどうか
編集したい動画が既に手元にある、またはPS5のビデオクリップなどで撮影する予定である場合はテンプレートが豊富で誰でも直感的に使えるフィモーラをおすすめします。
逆にこれからPCゲームをプレイしているところを録画しそれを編集したい場合は、デモクリエイターであればそれら全が1本で完結します。
おすすめの使い分け |
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ゲーム実況動画を配信するために録画から始めたい人 |
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ゲームをしているうちに手元に溜まったビデオクリップを編集したい人 |
Vtuber風の動画を撮りたい場合
デモクリエイターであれば、画像のようにVtuber風の動画を撮影することができます。
キャラクターも用意されているので、とりあえずVtuberお試し体験をすることもできます。
Vtuberを目指している人はデモクリエイターで練習してみるのもおすすめです。
デモクリエイターの「動画プレゼンテーション」を使用するとVTuber風動画が作成できます。
元々用意されているアバターを使用すればすぐに撮影や編集ができますが、VRMモデルを持っている場合それをインポートして使うこともできます。
さらに詳しい使い方はこちらをご覧ください。
学校や仕事でも使いそうな場合
学校や仕事のプレゼン作成や、オンライン授業や会議で録画をする予定がある場合はデモクリエイター一択になります。
せっかく購入するなら多方面で活躍できるソフトがいいですね!
価格の違い
価格 |
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1年プラン 自動更新・Windows・VerUP可 |
6,980円(税込) |
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マルチプラット 1年間プラン 自動更新・Windows/iOS/Android・VerUP可 |
7,980円(税込) |
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永続ライセンス Windows・VerUP不可 |
8,980円(税込) |
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年間スタンダードプラン 自動更新・Windows |
2,980円(税込) |
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年間プレミアムプラン 自動更新・Windows/Mac・全ての機能が利用できる |
3,980円(税込) |
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永続ライセンス 自動更新・Windows・全ての機能が利用できる |
5,480円(税込) |
デモクリエイターでゲーム実況を録画するやり方
『DemoCreator』を使用して、実際にPCゲームをプレイして録画してみました。
この録画方法はsteamやマインクラフトなど、ソフトをダウンロードしてプレイするタイプのゲームに使用します。
ゲーム実況に必要なもの
まずはゲーム実況に必要なものを揃えていきましょう。
PCゲームの場合
- 配信したいゲーム
- デモクリエイター
PS4/5の場合
- あらかじめ撮影されたビデオクリップ※shareボタン長押しで撮影
- フィモーラまたはデモクリエイター
ニンテンドースイッチの場合
- 配信したいゲーム
- キャプチャボード
- デモクリエイター
※詳しくは後述
①ゲーム録画を選択
デモクリエイターと録画したいゲームを起動したら「ゲーム録画」を選択しましょう。
②録画したいゲーム画面を選択
ゲームモードの「ゲームを選択」から、録画したいゲーム画面を選択しましょう。
③各設定の確認
オーディオ・マイク・Webカメラなどが目的の設定になっているか確認しましょう。
持前のキャプチャボードを使用してswitchなどの据え置き型ゲーム機を録画する場合や、ブラウザゲームなどの画面を録画する場合は以下の方法で行います。
ニンテンドースイッチ |
ブラウザゲームなど |
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ゲームモードで接続したキャプチャボードを選択 ↓ |
「PC画面録画」を選択 ↓ |
キャプチャボードの画面が映し出されたら右下のコントロールバー録画開始 |
紫色の枠が表示されるので、撮影したい範囲を選択して録画開始 |
※ニンテンドースイッチは本体の録画機能では30秒程度の画面録画しかできないため、ゲーム実況動画を作成する際はキャプチャボードが必須となります。
フィモーラでYoutube用ゲーム実況動画を編集するやり方
実際に『Filmora』で動画を1本作成しながら、動画編集の手順を解説していきます。
ソフトに動画をアップロード
初めに、編集したい動画をフィモーラにアップロードします。
ドラッグ(クリックしてそのまま引っ張る)して、下のタイムラインにドロップ(離す)しましょう。
何本かの動画を繋げたい場合は、すべての動画をアップロードしておきます。
不要な部分をカットする
アップロードが完了したら、手始めに動画の不要な部分をカットしていきましょう。
コントロールバーをカットしたいところに合わせて、ハサミマークをクリックすると分割することができます。
カットしたい部分の最初と最後を分割して、カットしたい部分を孤立させた後カーソルがあっていることを確認し、ゴミ箱マークかdeleteキーで削除します。
不要な部分は全てこの手順で削除していきましょう。
冒頭にタイトルを挿入する
動画の冒頭にタイトルを挿入していきましょう。
フィモーラには元々テンプレートがたくさん用意されているので、選ぶだけでクオリティの高いタイトルが作れます。
左上の「タイトル」から気に入ったものを選んで「+」をクリックして挿入していきましょう。
文字がサンプルのままになっているので、クリックして編集するのも忘れずに。
テキスト(テロップ)を挿入する
タイムライン左上の「T」をクリックするとテキストを挿入することができます。
字幕やテロップを入れる際に使用しましょう。
文字のフォントや色も自由に変えることができます。
通常のテキストでは物足りなく感じる場合、画面右上の「テキスト」から「デザイン文字」を選ぶことで、派手でピッタリなテキストスタイルが見つかります。
通常のテロップだけではなく、もっと目立たせたい場合などにはデザイン文字を使用すると、ワンランク上の仕上がりになるかもしれません!
カウントダウンも作れる!
テキストは字幕やテロップだけでなく、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。
今回は一例としてカウントダウンを表示させる方法を以下で紹介します。
- カウントダウンを3~1で設定する場合、まずは「3」のテキストを1秒表示させるように挿入します。
- 「3」のテキストをコピーして隣に並べて、テキストを「2」に変更します。
- 同じ要領で「1」を設定します。
フリーズ機能で画面を停止させる
動画を一時停止させたように画面を数秒固定したい場合は「フリーズフレーム」を使用していきます。
止めたい部分にコントロールバーを合わせて右クリックして「フリーズフレームを追加」を選択します。
※Alt+Fでも挿入可能
これでコントロールバーがあった部分を静止画にして流すことができます。
尺の調整はタイムラインの「フリーズフレーム」の部分をドラッグすることで可能です。
一定区間をスロー再生にする
一定区間をスロー再生にする場合は、スローにしたい部分の始まりと終わりを分割して、右上の「速度」のバーを左に動かしてスローに変更します。
倍速にする場合も同様の手順で、速度のバーを右に動かしましょう。
スロー再生を使えばよくテレビ番組などで見る「リプレイ」を挿入できます。
リプレイしたい部分の始まりを終わりを分割したら、分割した部分を右クリックして「複製」を選択します。
これで同じシーンが2回繰り返して再生されるようになりました。
続いて、2回目に再生される方(複製された側)をスロー再生にします。
ズーム(画面の一部を拡大)
ズームしたい部分の最初と最後を分割して、分割した部分にコントロールバーを合わせます。
編集画面内をクリックすると動画の縁が点線の状態で浮き上がるので、角をドラッグしてズームさせたい対象が画面の真ん中に来るよう調整しましょう。
BGMと効果音
動画の大まかな部分が完成したら、BGMや効果音をいれていきましょう。
※効果音は特に、最初に入れてしまうと動画自体を微調整していったときにズレてしまう可能性もあるため、各編集が終わってから挿入しましょう。
右上の「オーディオ」をクリックして好きな曲を選びます。
曲を止めるときや別の曲を繋ぐ際は「フェードイン」や「フェードアウト」を使うことで自然に移行させることができます。
効果音も同じく「オーディオ」から「サウンド・効果音」を選択して挿入しましょう。
フィモーラには検索機能も付いているので、入れたい効果音を検索することで目的の効果音を見つけることができます。
実際に使ってみた感想
実際に『DemoCreator(デモクリエイター)』と『Filmora(フィモーラ)』を使用してみた感想は以下の通りです。
どちらも直感的に使える
デモクリエイターもフィモーラも、とにかく直感的に使えることにとても感動しました。
画面録画などの方法も大きなボタンで分かりやすく簡潔に表示されており、とにかくガイドを見なくてもスラスラと身体が動きます。
プロのクリエイターが使用するようなソフトでは中々そうもいきません。
まずはデモクリエイターやフィモーラで基礎知識を養うことから始めてみることをオススメします!
フィモーラの充実したテンプレート
どこにどんな編集を入れたいのかイメージ自体は付いていたのですが、何をすればイメージ通りの編集になるのかが問題でした。
ですが、フィモーラには数多くのテンプレートが用意されているので「あ!これこれ!」と思える文字のスタイルや動きが見つけられました。
逆にどう編集すればいいのか分からない!という人にもオススメで、テンプレートをひとまず上から見ていくとピンとくるものに出会えるかもしれません。
フィモーラの読み上げ機能が凄い!
フィモーラはテキストを読み上げてくれる機能が備わっています。
動画実況というと基本的に声が入っていることが多いですが、「ちょっと自分の声を出すのは抵抗が…」という人にはテキスト読み上げ機能で声を入れていくことができます。
性能がとても良く、他のソフトの読み上げ機能に比べて人間味が強いと感じました。
※読み上げ機能は「ゲーム実況動画の作り方徹底解説動画」で使われています。
まとめ
実際に動画編集初心者がゲーム動画を編集してみましたが、いかがだったでしょうか。
ワンダーシェアー製の動画編集ソフト『DemoCreator(デモクリエイター)』と『Filmora(フィモーラ)』、特にこれから新しくゲーム実況や動画編集を始めてみたいと思っている人に非常にオススメしたい製品です。
実際に作成した動画と、その作成風景の動画もありますのでぜひご覧ください。
▼作成風景
▼完成動画
▼紹介したソフトのダウンロードは公式サイトから▼
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