2019年7月5日にElectronic Artsから発売された、PlayStation 4/Xbox One/PC(Origin)用ソフト「Sea of Solitude」。
水没により文明が崩壊した世界で、怪物になってしまった少女ケイの物語を描くアドベンチャーゲームです。EAのインディーズ開発者支援プログラムによって発売されたことでも注目を集めています。
この記事では、海外メディアの評価を高評価と低評価に分けてまとめています。購入を検討する際の参考にしてください。
出典: www.ea.com
目次
メタスコア71点の評価
世界中のレビューを集めた「Metacritic」のスコアは71点となっており、まずまずの評価を受けています。(2019/7/11時点:レビュー数32件。PS4版)
現時点で具体的にどのような点が評価されているのか、詳しく紹介します。
評価の高い点
ストーリーとグラフィックが生み出す世界観
ストーリーについて多くを語ることはできませんが、独特のグラフィックと合わせて本作ならではの世界観を創り出すことに成功しています。
孤独な少女は冒険の果てに何を見つけるのか、主人公の内面に迫るストーリーとグラフィックの組み合わせは高く評価されています。
「Critical Hit」は、「ストーリーテリング、アートデザイン、テーマ別ビジュアライゼーションの傑作です。」として、90点をつけています。
評価の分かれる点
ストーリーにはまれない場合も
ゲーム部分で特別なアイデアがあるわけではない分、ストーリーにどれだけ入り込めるかが作品の評価につながります。
ストーリーの中身を高く評価する人もいれば、ありきたりで退屈と評価する人もいて、個人差が大きい部分ではあります。
「Everyeye.it」は、「いくつかの散発的な瞬間を除いて、私たちを納得させることができませんでした。」として、58点をつけています。
評価の低い点
ゲーム部分は簡単
ゲームですから、ただ単にストーリーが語られるだけではありません。ストーリーを進めるためには、ごく簡単なパズルやアクションをこなす必要があります。
とはいえそれらは決して難しいものではなく、ストーリーを楽しみたいプレイヤーの邪魔をすることはないでしょう。
それを好意的にとらえることもできますが、ゲームとして楽しもうと思えば、やや退屈に感じられるかもしれません。特にストーリーにピンとこなかった場合には、この部分が大きなマイナスになりえます。
「SpazioGames」は、「ゲームはあまりにも簡単で、ガイド付きで簡単です。」として、75点をつけています。
評価まとめ
「Sea of Solitude」は、独特のグラフィック表現が生み出す世界観が高く評価されています。ストーリーに関してはさまざまな評価があるものの、それも芸術性を重視したがゆえなのかもしれません。
価格は1,900円(税込)と比較的安価ですので、メッセージ性の強い作品を好む方は、とりあえずプレイしてみるのもありでしょう。
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