ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2023年10月11日、PlayStation5(PS5)の新しいモデルを発表しました。
本体の小型化や軽量化、SSD増量などの変更が施された新型PS5は、日本国内では2023年11月10日に発売します。なお、現在発売されている従来型は、在庫がなくなり次第販売が終了となります。
この記事では、新型PS5と従来型の形状や性能、価格の違いを紹介します。
目次
新型PS5と従来機の違い
希望小売価格は上昇
販売されるのは現行世代機と同じく、ディスクドライブ搭載の通常版と、ディスクドライブ非搭載のデジタル・エディションの2種類です。
いずれも従来型から希望小売価格が値上げされています。
新型 |
従来型 |
|
通常版 |
66,980 円 |
60,478 円 |
デジタル・エディション |
59,980 円 |
49,478 円 |
なお、現行世代機は2022年にも価格の引き上げが行われています。
基本スペックは変更なし
グラフィック表現やデータ処理といった、ゲーム性能に関わるCPUやGPU、RAMは従来機と変わりありません。
本体の軽量・スリム化
新型PS5では、本体の軽量化やサイズダウンが図られています。従来型と比較すると、サイズでは30%以上の小型化、重さは通常版が18%、デジタル・エディションが24%の軽量化が行われました。
外形寸法
新型 |
従来型 |
|
通常版 |
約358mm×96mm×216mm |
約390mm×104mm×260mm |
デジタル・エディション |
約358mm×80mm×216mm |
約390mm×92mm×260mm |
重量
新型 |
従来型 |
|
通常版 |
約 3.2 kg |
約 4.5 kg |
デジタル・エディション |
約 2.6 kg |
3.9kg |
Ultra HD Blu-rayディスクドライブが着脱可能に
新型PS5では、Ultra HD Blu-rayディスクドライブが着脱可能になりました。
このことにより、デジタル・エディションを購入した後に「やっぱりディスク付きがよかったな」と思った場合でも、購入して取り付けることが可能です。
Ultra HD Blu-rayディスクドライブを別売りで購入する場合の希望小売価格は、11,980円(税込)です。
通常版より割高となりますので、PS5を購入する時点で、本当にデジタルエディションでよいのかよく考えて購入することをおすすめします。
SSDストレージが増量
新型PS5では、ゲームデータを保存する内蔵SSDストレージの容量が、従来型の825GBから1TBに増量されました。
直近に発売された作品では、「ファイナルファンタジー16」が約91GBとなっており、十分に収まる容量です。追加のSSDを購入することなく新作をダウンロード購入できるケースも増えることでしょう。
USB端子が変更
新型PS5では、2つある本体前面の入出力端子のうちの1つが、従来型のUSB Type-A 端子(Hi-Speed USB)から、USB Type-C端子(Hi-Speed USB)に変更されました。
取替式カバー
新型PS5では、カバーが4つのパーツに分かれ、上部は光沢感のある質感、下部はこれまでと同様にマットな仕上がりとなっています。
新しい本体カバーは2024年初頭の発売を予定しており、以下のバリエーションが販売されます。将来的には、さらなる新色の発売も予定しているとのことです。
カバーバリエーション |
希望小売価格 |
マットな質感のブラックのカバー |
7,480 円(税込) |
ディープアースコレクション(ヴォルカニックレッド) |
7,980 円(税込) |
ディープアースコレクション(コバルトブルー) |
7,980 円(税込) |
ディープアースコレクション(スターリングシルバー) |
7,980 円(税込) |
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