【スプラトゥーン2】何でも雑談・ゲーム以外もOKな掲示板へのコメント

目覚めた今の時刻は、16日の午後2時だった
この続きから書いていく

やったぁ！
wktk

壹に会おうと、零の忠告を無視してドアノブを持った
リビングへと飛び出そうとドアを開けて一歩踏み込んだ瞬間、誰かに当たった
「そんなに急いでどうしたんだ？」
数日前はあんなに頼もしかった伍の姿が、今は恐ろしくて仕方がなかった
怯えながらゴクリと唾を飲み込んで答える
「イチさんに会いに行こうと思って」
少しの静寂の後、こう答えた
「イチなら僕達4人を残して出かけたよ」
元々、10人にも満たないここの住人の、約半分を連れて行ったという事は、非常に大事なことなんだろうなんて思いながら1日を過ごした

………
その日の夜のことだった
時計はもう2時を指し、皆寝静まった頃…
ﾄﾝﾄﾝと歩く音がリビングから聞こえた
無視して寝ようとするもやはり気になり、体を起こしリビングへと向かう
ガチャリ…とドアを開けた先にいた音の正体は捌だった
カバンを手に持ち帽子を被っていたその姿は、いかにも今から出かけると言っているようだった
「どこか行くの？」
私の問い掛けに対し、ポツリ一つこう答える
「一緒に来る？」

おおぅ..なかなか良い展開に登ってんのでは？()

どこ行くんや捌、、、

普段の私ならこんな夜遅くに行く訳がないと答えて、夜中に行かない方がいいと静止させていたことだろう
だが今は、好奇心が自制心を上回った
寝静まった夜の街をスタスタと足速に歩いていく捌にやっとの思いで着いていく
数十分歩き続けて着いたのは、廃墟の駅のホームだった
まさかそんなはずないなんて思いながら捌へ聞く
「廃墟に電車なんて来るの？」
「今日“は”来る」
疑心暗鬼になりながらも、ただただ待っている捌の横に座り今は何時だなんて考えで、辺りを見ていた
2人が座っているホームの椅子の下に散乱していた古ぼけた新聞紙のうち、一つが目に留まった

廃墟..

ーーーー○年○月ーーーー
ハイカラスクエア9人誘拐事件について
先月某日、ハイカラスクエアで合計9人が誘拐される事件が起こった
いずれも同一の団体の犯行の可能性が高く、警察は捜査を勧めている
また、誘拐された9人に関してそれぞれ共通点はなく、手当たり次第の犯行だと思われる
誘拐された9人の名前は以下の通りである
何か知っている人は、情報提供を求ム
　
6年も前の新聞だ
もう解決しているであろうと考えながら、散乱している新聞紙から同じ事件の結末が書かれた物を見つけた
読もうと思った瞬間、捌がこう呟いた
「来た」
少し遠くから近づいて来る二つのライトがあり、捌が言っていたことは本当だったのだと思い知る
ｷｨｲｲｲﾝと廃墟に止まった電車はこの世の物とは思えない見た目の物だった

捌に連れていかれるまま電車に乗り込む
見たことも聞いたこともない未知の電車は、乗客も未知の者ばかりだった
首が二つあるクラゲのような者、目があるかどうかすら怪しい者
先程まで見たことあった光景が、ガラリと未知の世界へ変貌した
何か質問しようとした瞬間、捌は口元に人差し指を置いており必死に喋るなと訴えかけているようだった
数分間ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝと揺られてついた先にやはり見覚えはなかった
工場のようにも見えるが、研究室のようにも見える
ただただ言えることは、デカい何かの施設という事だけだった
降車してすぐ、捌はこう言った
「あそこの中で喋ると元の世界に帰れなくなるよ」
なんでも、あの電車内にいる者は現実世界にいるものでは無いらしく生きた者の命を求めているのだそう
初めて壹に言われて来た時、電車がたまたま訪れそれに興味心で乗った所、ｼﾘﾝｼﾘﾝと何処からか乗り込んだ鈴虫に向かって、ほぼ全ての乗車客が反応し、1番近くにいた住人に鈴虫は殺されてしまったのだそう
その後、音に反応することがわかり、1ヶ月に一度廃墟に止まるこの電車に乗って降りた先がここだったらしい

今日はここでおしまい

あ、これが、あの、、、

もうちょっとでサイドエピソード入ります
この電車の真相もわかるようになります

壹..い..いちいぃ..