其の166『婆娑羅の深層』 |
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時代 |
指定なし |
地域 |
指定なし |
刀剣 |
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京極正宗 |
道誉の叔父さま! |
道誉一文字 |
ハッハァ! これはこれは、真紅の薔薇よ! |
京極正宗 |
ここでお目に掛かれるとは思っていませんでした。とても嬉しい |
道誉一文字 |
それはこちらの台詞さ |
京極正宗 |
ふふ。ここでの暮らしは楽しくて、時があっという間。叔父さまも、そうでしょう? |
道誉一文字 |
その笑顔を見られるのであれば更に、と言ったところかな |
京極正宗 |
…… |
……そう、事情がおありのよう |
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道誉一文字 |
どうしてだい? |
京極正宗 |
だって、京極ではなく、あちらの……、お仕事の顔をしていらっしゃるもの |
道誉一文字 |
薔薇はなにもかも、お見通しのようだ |
しかし、往生際が悪い泥臭いド根性こそ、我ら京極の根。それは忘れてはいない。望郷は心の内に留めるのみでいいのさ |
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京極正宗 |
そう。では、たまにお庭でお茶をしましょう。それくらいはいいでしょう? |
道誉一文字 |
ふふ、絡め取られないようにしなくてはだ |
京極正宗 |
あら、ふふふ |
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