任天堂は2019年4月26日、Nintendo Switch用ソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」および「スーパーマリオ オデッセイ」のアップデートを実施しました。
これらのアップデートは、主に「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」の「VRゴーグルToy-Con」に対応するためのもので、それぞれのソフトでVRに対応した遊びが可能になっています。
しかしそれ以外にも、ゲームのロード時間が大幅に短縮されているとの報告が次々と挙がっており、この件は海外メディアでも報じられています。
Switch本体にブーストモードを追加
出典: youtu.be
今回のロード時間の短縮に大きく関係しているとみられるのが、2019年4月16日に実施されたNintendo Switchのシステムアップデートです。
バージョン8.0.0となるこのアップデートでは、HOMEメニューをソートしたり、セーブデータの引っ越しが可能になったりするなど、さまざまな変更が行われました。
そのほか、公式には発表されなかった情報として、Switch本体のCPU、つまり基本性能を高める「ブーストモード」が実装されたと報告されています。
その後「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「スーパーマリオ オデッセイ」のアップデートにおいてブーストモードに対応したことから、ロード時間の短縮が確認されるようになったのではないかとみられています。
なおブーストモードは常時発動しているわけではなく、ロード中のみ発動していると報告されています。
仮に常時ブーストモードを発動した場合、ソフト全体においてその恩恵を受けることができますが、バッテリー消費や発熱が激しくなる問題もあります。
現行機種においては、ブーストモードを標準にすることは難しいのかもしれません。
他作品への広がりにも期待
Nintendo Switchに関しては、有力になっている小型版に加え、より高性能なバージョンが発売されるのではないかとの噂もあります。
今回のアップデートにより、新機種を発売することなくパワーアップが図られたのは、プレイヤーにとっては喜ばしいことです。
今後ブーストモードの利用が他作品にも広がっていくのか、注目して見守りたいところです。
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