任天堂が睡眠に関する新デバイス特許を出願!健康とゲームを連動した新サービス開発の可能性

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任天堂が2019年9月24日、睡眠に関する新たなデバイスの特許を分割出願していたことが明らかになりました。

2020年5月14日に「特許情報プラットフォーム」に掲載されたもので、これらの資料は自由に閲覧することができます。

この記事では、その内容をかいつまんで紹介します。あくまで任天堂が出願した内容をまとめたものであり、このデバイスが必ず発売されるわけではなく、記載の機能がすべて実現されるわけではない点はご注意ください。

睡眠のためのデバイスを計画か

資料によると、この特許の目的は「健康に関する情報を測定したり分析したりした結果の確認を、継続的に行わせるための動機づけをユーザーに与える」ものとしています。

それを解決するための手段として、

  • ゲームのアプリケーションを実行する
  • ユーザーの睡眠に関する情報を取得する
  • 取得した情報をもとに、睡眠や疲労に関する健康情報を算出する
  • ゲーム進行を健康情報に基づいて制御する

としています。

ざっくりまとめると、「よく眠り、健康な生活をすることで有利になるゲーム」に関する特許と考えることができます。

取得する情報は、

  • 入床から入眠までの時間
  • 覚醒から離床までの時間
  • 中途覚醒の回数
  • いびきの大きさ

など15項目が想定されており、かなり本格的な睡眠トラッキングシステムを計画していることが分かります。

ゲームの一例として示されている以下の画像では、健康情報に基づいて「元気度」を算出し、それを与えるダメージに反映させる仕組みになっているようです。


出典: www.j-platpat.inpit.go.jp

既存端末の活用も想定

この特許を実現するためのデバイスとして、以下の画像も合わせて提出されています。


出典: www.j-platpat.inpit.go.jp

資料によると、本デバイスは据え置き型のベース装置と携帯端末を組み合わせたものであり、着脱可能とのことです。両者の接続は、有線無線問わずさまざまな方式が検討されているようです。

ベース装置

ベース装置にはセンサーを内蔵しており、ユーザーの脈拍や呼吸、体動などを検出することが可能とのこと。ユーザーが端末に接触することなく検出する仕組みであり、「ドップラーセンサー」の利用が想定されています。

ベース装置にはプロジェクター機能も用意されており、ユーザーに入眠を促す画像や、睡眠の評価結果を示す画像を映し出すことなどが想定されています。プロジェクションマッピングの技術により、画像を補正する機能もあるようです。

そのほか、環境センサーやディスプレイ、無指向性スピーカー、光源、におい発生装置などを備えることも検討しているようです。

携帯端末

携帯端末は、取得した情報を表示したり、ゲームを進めたりする機能があります。

携帯端末は必ずしも専用端末というわけではなく、既存の端末に機能をインストールする形でもよいとのこと。スマートフォンやタブレット、あるいはウェアラブル端末の利用も想定されています。

睡眠への強い関心は以前から

睡眠関連のデバイスといえば、2019年5月に開催された「ポケモン事業戦略発表会」において、新たに睡眠センサーを付加した「Pokemon GO Plus+」の開発が明らかになっています。

この発表会の主体は「株式会社ポケモン」ではありますが、睡眠に関する強い関心が示されており、今回明らかになった任天堂の特許も、その流れの中にあるのかもしれません。

本デバイスについては未確定の部分が多いものの、従来のゲーム機とはまったく違う形になることが予想されます。

ただし、今回の出願のもととなる出願(原出願)は2015年4月10日の時点でなされていることから、今回の出願が必ずしも、直近で本デバイスが発売されることを示すものとは限りません。

「Wii Fit」「リングフィットアドベンチャー」「ポケモンGO」など、さまざまな形で健康分野にアプローチしてきた任天堂だけに、本デバイスの実現にも期待が集まることでしょう。

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