『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』(以下「ダイ大-魂の絆」)を数日間プレイして感じた感想(レビュー)をご紹介します。なお、筆者はダイ大が週刊少年ジャンプ本誌で連載されている頃からの原作ファンで、キャラやストーリーへの思い入れもバッチリ(?)です!!
▲ゲームオリジナルの「ピラちゃん」は、ピンクのドラキーでピラちゃんだと思われます
ゲームの紹介
本ゲームは「爽快“大爆進”RPG」というジャンルで呼ばれ、バトルでは縦スクロールでどんどん敵を倒しながら進み、会話パートでストーリーを楽しむ RPG になります。
ストーリー
本ゲームでは、原作に沿って追体験をする「竜の軌跡」と、ゲームオリジナルのストーリーが展開する「絆の旅路」の2つのストーリーがあります。自分は「絆の勇者」としてこの世界に誕生し、二つの冒険を追いかけながら自分や仲間を成長させていくことになります。
また、仲間との絆が強まってくる(絆Lvが上がる)と「キャラクタークエスト」が出来るようになります。
「竜の軌跡」は原作と同じ内容で、デルムリン島でアバン先生に修行を付けてもらっている所から始まります(レオナの話はありません)。1章でマァム、2章でクロコダイン、3章でヒュンケルと出会う事になります。
「絆の旅路」ではダイ大の世界と全く同じ形をした世界「ミラドシア」が舞台となります。絆の力によってダイやポップと出会うところから始まります。こちらの世界には「異空神・ゼバロ(絆を断ち切るもの)」という大物ボスモンスターがいて、このモンスターを討伐するというのが目標になります。
「キャラクタークエスト」では、各キャラクターのオリジナルストーリーが展開されます。絆Lvが上がるたびにキャラクタークエストが開放されていきます。
バトル要素
バトル画面は3レーンに分かれており縦方向に進行します。リアルタイムに技を繰り出したり、左右前後に移動させて敵の攻撃を避けたり間合いを詰めたりできます。職業によっては長押しでガードができたり、溜め攻撃ができたりもします。
相棒に設定したキャラと自分を入れ替えて、交互に戦闘に出す事ができます。また、自分・相棒のほかに最大2人まで仲間キャラを設定できます。
※シナリオによっては出撃できる仲間の数が減る場合もあります。
オート設定
仲間キャラはオートで動くので、自分の操作だけに集中して戦えます。また、自分の操作もオートで動かす事ができ、「必殺技の実行」「仲間の入れ替え」をオートで行うかどうかのON/OFF指定ができます。奥義の演出スキップも設定可能です。
感想
オートが優秀すぎて、アクションがちょぃ苦手な筆者としてはとても助かっています。正直、自分が操作するよりもオートの方がスコアが良い事が多いです・・・。
だからといってオートに頼りすぎていると、実力がギリギリのバトルではもどかしく自分で操作してもうまく避けられなくなってしまったりします。あまりオートに頼り過ぎずに、ある程度は自分でも操作する事も大事ですね。
育成要素
本ゲームでの育成要素は以下のものがあります。
- キャラ:Lv上げとキャラクターボード・職業ボードでのステータス強化
- 装備:強化と上限突破
- スキル:強化と上限突破(特技/奥義)
- 魂の水晶:強化と昇華(上限突破)、魂スキルの再抽出
- 討伐の証:強化
「装備」と「魂の水晶」はガチャで入手します。装備も魂の水晶も、同じものを重ね合わせてLvの上限突破ができるので、ガチャで良いのが引けてかつ2つ目が引けたら合成で上限突破しつつ、強化素材で強化を行います。運と根気のいる作業になります。
「キャラ」の強化はストーリークエストやイベントクエストで素材を集めて、ボードのパネルを開いていくことで強化できます。主人公は4つの職業ボード(勇者・戦士・魔法使い・僧侶)があり、仲間はそれぞれのキャラクター専用のボードが1つあります。
▲パネルを開くのに必要な素材が入手できるクエストを重点的に周回すると、効率よくパネルを開いていけます。
「スキル」は、ガチャで固有スキルを持っている武器を引いて入手します。一度入手したスキルは「スキルの書」で上限突破する事ができます。スキルの書は、再び同じ装備をガチャで引く場合や、交換所で素材アイテムと交換して入手できます。
「討伐の証」は断空神殿で入手します。討伐の証も同じものを重ね合わせる事で大幅に強化させることが出来ます。
ガチャの種類
「宝探し」という名のガチャが存在します。ガチャの種類は、期間限定装備ガチャ・常設装備ガチャ・絆の水晶ガチャ・動画特典ガチャ・ノーマルガチャ、等の種類が有ります。
装備ガチャや絆の水晶ガチャは 3000 ジェムで引けるので、クエストを進めてこのガチャを引くのが中心になります。また、絆の水晶ガチャは1日1回無料で引けるので、毎日確実に1つは入手できます。
執筆時点での話ですが、「期間限定ガチャ」ではヒュンケルの武器「鎧の魔剣」が出現確率アップ中なので、ぜひ1つは狙いたいところです。筆者は無事に1つ入手したので、その後は魂の水晶ガチャを引いてました。
序盤では「魂の水晶」がほとんどないので魂の追憶の10連を2回引きましたが、毎日1つ必ず無料でガチャが引けるので、長く遊ぶ事を考えたらジェムは装備ガチャを優先して良いと思いました。
やり込み要素
装備やキャラクターの育成でもある程度やり込めるのですが、何と言っても「魂の水晶」の育成や組合せを探すのが楽しいです。
「魂の水晶」は、主人公の職業や仲間キャラクターに最大3つまで魂の水晶をセットする事ができるのですが、この魂の水晶の組合せによって共鳴度が変化します。自分にあった魂や、仲間と関係のある魂をセットする事で共鳴度のボーナスがつき、戦闘力がプラスされます。
ソウルタイプ(色のついた水晶)がそれぞれあり、同じソウルタイプを集めると共鳴度がさらに上がります。
▲職業「勇者」にセットした魂の水晶の例。ピラちゃんは主人公との友情共鳴が15%あります。ソウルタイプ「青」で共鳴する組合せを集めてみました。
ゲームの評価
本ゲームの最大の魅力
ダイ大の世界に入り込める
本ゲームの魅力は、ダイ大の世界で自分も一緒に冒険ができること、原作では見られないキャラ達のお話が楽しめるという点です。キャラクタークエストが解放されるたびに画面上部に呼び出しメッセージが表示されるのも、ダイ大好きにはたまらないにくい演出ですよね!
▲画面上部にキャラからのメッセージが表示されます。自分の名前をよばれるとドキッとしますね^^
自由なキャラ育成
キャラクターメイキングでは自由に性別や見た目を変更できます(いつでも変更可能)そして職業は「勇者・剣士・魔法使い・僧侶」の4つがあり、それぞれを成長させることが可能です。職業ごとに成長用のボードがあり、魂の水晶も職業別にセットできます。自分の好きな職業だけを極めるもよし、全部の職業を最強にすべく頑張るもよし、自由にキャラ育成ができます。誰を仲間にするかで職業を変えるのも面白いですね。
他のプレイヤーとの交流
「戦友」機能が解放されると、他のプレイヤーと同じ「戦友グループ」に参加する事ができるようになります。チャットやスタンプを送ったりして情報交換ができ、他のプレイヤーの強さを見る事ができるので、ぐっと楽しさが増します。
筆者はまだまだ未熟モノなのでマルチクエストに参加できていないのですが、他のプレイヤーと共同して敵を討伐する「マルチクエスト」も存在します。
本ゲームのデメリット
気になる本ゲームの欠点部分(デメリット)ですが、セリフが序盤のみ音声つきで 序盤を過ぎると殆ど台詞(音声)なし になってしまう点です。ダイ大の世界観やキャラクターを楽しむゲームとしてはとても残念に思います。
また、難易度が少し低い点も上げられます。オートバトルが優秀だったり、魂の組合せや装備&技の選択で「おまかせ」ボタン一つでかなり良い内容が設定できてしまう所ではないでしょうか。自分で最良の組合せを考えなくても、ある程度の段階までは簡単に進めてしまいます。
ガチャを引くためやスタミナを回復するのに動画視聴があり、そのたびにダイ大の世界観から引き離されてしまう点もちょっともったいないと感じました。
まとめ
・ダイの大冒険の世界をたっぷり楽しめる
・自分の手で自由にキャラを育てられる
・他のプレイヤーと交流しながら強敵に挑める
・キャラクターの音声(しゃべり)が少ない
・オートバトルが優秀すぎる、戦略を練る必要がない
原作のストーリーを追体験できるのでダイ大好きの方はもちろん、ダイの大冒険を知らない人でも十分楽しめると思います。まだストーリーが4章までしか解放されていませんが、今後も順次追加されていくとの事ですので、今後の展開も楽しみです。
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