この記事では、Dの一族についての考察や情報をまとめています。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊およびジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
Dの一族とは
出典: one-piece.com
ワンピースの主人公「モンキー・D・ルフィ」の名前にもある「D」の文字。ワンピースが始まった当初から謎であったDの文字は、物語が進むにつれて重要度の大きさが示唆されてきており、ルフィ以外のDの名前を持つ人物も数多く明かされてきました。
「Dの一族」とはどういった一族であり、今後どのように物語に影響してくるのでしょうか?この記事では、「Dの一族の正体」に関する考察と現在わかっている情報についてまとめています。
Dの一族の考察
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ここでは、Dの一族の正体について考察していきます。次の7つに沿ってご紹介していきます。
・「Dawn」説
・「月の人」と「地球の人」とのハーフ説
・「笑った口の形」説
・血筋ではなく、意志によって受け継がれる?
・Dの中でも2つの思想がある?
・ジョイボーイは「Dの一族」?
・ある巨大な王国は「Dの一族」の国だった?
1つずつみていきましょう。
「Dawn」説
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1つ目の考察はDとはDawn(夜明け)の頭文字であり、世界の夜明けを目論む一族の末裔であるという説です。「Dの一族」とは、「世界をひっくり返す」意志をもった一族の末裔を意味しているのではないでしょうか?その理由は次の3つです。
- 重要シーンで語られる「夜明け」
- ワンピース第一話「ロマンスドーン」
- ギア5の技名「ドーン〇〇」
重要シーンで語られる「夜明け」
ワンピースの重要なシーンでは時折、「夜明け」という言葉が使われてきました。次のようなものがあげられます。
ペドロ「ではこれで何年減らせる?この死は無意味!!“世界の夜明け〟の日は近い!!おれは帰らねばならん!!!」
ヤマト「世界を“夜明け〟に導くのはキミなんだよ!!!」
ワンピース第一話「ロマンスドーン」
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ワンピース第1話のタイトルは「ROMANCE DAWN- 冒険の夜明け -」です。
また、「Dawn(夜明け)」とは作中でどのような意味合いを持っているのでしょうか?それが垣間見えるのはペドロの次のセリフでしょう。
ルフィ達こそが
数百年間、我ら一族と“光月家〟が待ち続けた
世界を夜明けへと導く者達だ!!
このセリフの真意はまだわかりませんが、「夜明け」とはロジャーや白ひげの言っていた「世界をひっくり返すこと」に該当しそうです。
ギア5の技名「ドーン〇〇」
そしてルフィが太陽の神ニカとなったギア5の技名では、「ゴムゴムの白い鞭(ドーンウィップ)」、「ゴムゴムの白いロケット(ドーンロケット)」など、重要シーンにはいたる所で「Dawn(ドーン)」のフレーズが頻出しています。
これは作中のラストの展開に密接に結びつくからではないでしょうか?
「月の人」と「地球の人」とのハーフ説
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2つ目の考察は「D」とは「半月」を意味しており、「Dの一族」は月の人と地球の人から生まれた人種であるという説です。理由は次の4つです。
- 重要シーンでの月の描写
- 月と空島、シャンディアのつながり
- 表紙絵
- ドラゴンボールのオマージュ
重要シーンでの月の描写
1つ目は月の描写についてです。作中には月の描写が数々あります。
ワンピース作中にはさまざまな重要シーンで「月」が関連して描かれていました。大きいところで言えば「エネルの行き先が月」「ミンク族のスーロン発動条件が満月」といったものが挙げられます。
月と空島、シャンディアのつながり
さらに扉絵「エネルのスペース大作戦」には、空島とシャンディアの住民と酷似した月の古代人が登場します。
月の古代人 |
空島・シャンディア |
---|---|
出典: one-piece.com 左から
|
出典: one-piece.com 下向きの翼 |
出典: one-piece.com 獣の被り物 |
|
出典: one-piece.com カタツムリのような角 |
いずれも古代人の特徴と酷似していることから、空島とシャンディアは月の人の先祖と考えられます。
そして、シャンディアは代々歴史の本文を守る役割を担っていました。
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その歴史の本文は、空白の100年において世界政府と対立していたDの一族と王国の思想などが刻まれています。
表紙絵
こういった示唆は作中だけでなく、単行本表紙にも描かれています。それは下記の27巻です。
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空島の住人の背中に生えていた羽が、ルフィの背中に生えています。そして、意味深に片目をつぶっているのが特徴です。
こういった点から、ルフィは「月の民」と「地球人」の間に生まれた人物なのではないかと考えています。
ドラゴンボールのオマージュ
尾田先生が「神」と尊敬する漫画家「鳥山先生」の「ドラゴンボール」との関連もこの説を後押ししてくれるでしょう。この2作品の間には次のようなオマージュが見られます。
ワンピース |
ドラゴンボール |
---|---|
大食い、天然、戦闘の才能があるという「ルフィの性格」 |
大食い、天然、戦闘の才能がある「悟空の性格」 |
カイドウの能力時の姿 |
神龍(シェンロン)の姿 |
月にまつわると思われる単語、ビルカ(カルビ)、スーロン(ロース)といった肉モチーフの名前 |
サイヤ人の名前である、カカロット(キャロット)、ベジータ(ベジタブル)といった野菜モチーフの名前 |
悟空は物語の途中で、地球人でないことが明らかになったことを考えると、その要素をルフィにも採用している可能性はありそうです。
ルフィをはじめとしたDの一族は、「月の民」の一族の末裔であると予想します。
「笑った口の形」説
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3つ目の考察はDとは「笑った口の形」を意味しているという説です。
- 死に際に笑う特徴
- 「ラフテル」の由来
- 太陽の神「ニカ」の笑い
死に際に笑う特徴
Dの一族はロジャーの最初のシーンから始まり、「死に際に笑う」といった特徴が描かれてきました。ローグタウンでルフィの死に際の笑いを見たスモーカーはこのように語っています。
22年前…!!!
この町のあの死刑台で笑った
海賊王G・ロジャーと同じ様に!!!
また、エースも死に際に笑顔を見せ、ガープやサウロも死んではいないですが、倒されるときに笑顔を見せています。
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ラフテルの由来
ラフテルの名前の意味は「laugh tale(笑い話)」だと判明しました。太陽の神「ニカ」になったルフィに関しても笑顔の絶えない様子が描かれています。五老星はニカについてこう語りました。
空想のままに戦い……
人々を笑顔にしたという
太陽の神ニカの笑い
「ニカ」とは、自身も笑い、周囲の人々も笑顔にする存在であるとわかります。そして、「Dの一族」も死に際を含めて笑っている描写が多く描かれています。
つまり、「D」とは「ニカ」のように、自身も笑い周囲の人物も笑わせる人物につけられた名前なのではないでしょうか?
血筋ではなく、意志によって受け継がれる?
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3つ目は、「Dの一族」とは血筋とは全く関係なく、意志によって受け継がれる説です。根拠は次の2つです。
- 白ひげの発言
- ルフィ幼少期の「サDボ」
白ひげの発言
頂上戦争にて、白ひげは次のように語っています。
“血縁〟を絶てどあいつらの炎が消える事はねェ…
…そうやって遠い昔から脈々と受け継がれてきた………!!
そして未来…いつの日かその数百年分の”歴史〟を全て背負って
この世界に戦いを挑む者が現れる………!!!
「誰が誰に受け継ぐか」「また誰が戦いを挑むか」は言及されていませんが、おそらくは「受け継ぎ、受け継がれる」のは「Dの一族」、戦いを挑むのは「ルフィ」と考えられるでしょう。白ひげのセリフに沿って考えると、「D」の名前は血縁とは関係ないと考えられないでしょうか?
ルフィ幼少期の「サDボ」
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レヴェリー編の途中で出てきたルフィ・エース・サボの幼少期の描写では、ルフィとエースがサボにDの名前をあげるという描写が意味深に描かれています。
つまり、「D」の名前は、同じ意志を持つ者となる「仲間の印」のようなものだったのではないでしょうか?
Dの中でも2つの思想がある?
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5つ目の考察は、「Dの中でも2つの思想がある」という説です。「ルフィ側」と「黒ひげ側」に分かれると考えています。理由は次の3つです。
- ルフィと黒ひげの描写
- 白ひげの発言
- 黒ひげは死に際に笑わない
ルフィと黒ひげの描写
ルフィと黒ひげはどちらも「D」を名前に持っていますが、次表のように対照的な描かれ方をしています。
項目 |
ルフィ |
黒ひげ |
---|---|---|
夢 |
自由を目指す ※夢の果ては不明 |
黒ひげ王国としてハチノスを支配する |
能力 |
「太陽」の神になる能力 |
「闇」を司る能力 |
死に際の笑顔 |
ローグタウンで笑顔を見せる |
マリンフォードで必死に抵抗している姿を見せる |
戦略 |
本人曰く、「出たとこ勝負」が好き |
きちんとした計画を元に行動する |
白ひげの発言
頂上戦争の白ひげはこう語っていました。
ロジャーが待ってる男は…
少なくともティーチ
お前じゃねェ…
白ひげはルフィに期待を寄せていた一方で、黒ひげにはラフテル到達を期待していないようです。
黒ひげは死に際に笑わない
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また、「Dの一族は死に際に笑う」といった特徴が描かれることが多いですが、黒ひげは白ひげによって倒されそうになるとき、笑っていません。むしろ必死に抵抗しています。ここまで見てきた「Dの一族」の特徴とは合わないのも気になるポイントです。
「Dawn(夜明け)」の対義語として「Dusk(日没)」という言葉もあり、こちらも頭文字は「D」です。Dの一族にはこの2種類があるのではないでしょうか?
このような「一般的なDの一族の特徴」や「ルフィ」と、「黒ひげ」の違いから「Dの一族」には2種類いると予想します。
ジョイボーイは「Dの一族」?
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6つ目の考察は、「ジョイボーイはDの一族である」という考察です。
まず、イム様とDの一族は対立関係にあることが、次のセリフで明らかになりました。
“D”とは…かつて我々が敵対した者達の名だ
近年各地に湧き出て来た”D”は己の名の意味も知らぬ”抜け殻”共…
そして、イム様は「世界政府をつくった20人の王」の一人であることがほぼ確定しているため、「世界政府 VS Dの一族」という構図が想像できます。
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また、ベガパンクの次のセリフをみてみます。
ジョイボーイの敵は…
現在の「世界政府」!!
ここまでをまとめると、「Dの一族とジョイボーイは共に、世界政府の敵だった」ことがわかります。この関係性から考えると、ジョイボーイはDの一族だったのではないでしょうか?
ある巨大な王国は「Dの一族」の国だった?
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7つ目の考察は、「ある巨大な王国はDの一族の国だった」というもので、6つ目の考察に付随した予想です。
まず、ある巨大な王国について、クローバー博士はこう語っています。
全ての鍵をにぎる
かつて栄えたその王国の名はー
空白の100年に実在した王国は「栄えていた」ことがわかります。
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また、それを踏まえてベガパンクが配信していた次のセリフを見てみます。
先に触れたがジョイボーイの生まれた王国は900年前とは思えぬ程
驚異的に文明が発達した国だったとわかった
以上を踏まえると、「かつてあった巨大な王国は、文明が驚異的に発達して栄えた王国である」と予想できます。
そして「ある王国はジョイボーイの出身地」であることと、上記で考察した「ジョイボーイはDの一族である」という仮説を踏まえ、「ある巨大な王国とは、Dの一族が住む国であった」と予想します。
現在わかっている情報
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ここでは、「Dの一族」についてすでにわかっている情報をまとめます。既出情報は次の7点です。
・ロジャーは意味を知っている
・「神の天敵」と呼ばれる
・「Dは必ず嵐を呼ぶ」といわれる
・忌み名「ワーテル」が存在する
・世界政府はロジャーとルフィの「D」を隠そうとした
・職業は関係ない
・イム様はDの一族と対立関係にある
1つずつみてきましょう。
ロジャーは意味を知っている
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ロジャーはすでにDの意味を知っていることが明らかになっています。
白ひげの回想で、ロジャーと白ひげが語り合うシーンが描かれました。
白ひげ「“D〟ってのは何なんだ…」
ロジャー「おお知りてェかよし教えてやろう…」
この描写を見ると、ロジャーはすでにDの一族の謎について知っているようです。
ラフテルに行けばその真実がわかるのでしょうか?
「神の天敵」と呼ばれる
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元天竜人であるドンキホーテ・ロシナンテはDの一族についてこう語っています。
そしてある土地では
“Dの一族”を
こう呼ぶ者達もいる…!!
“神の天敵”
ロシナンテは、他のセリフから「神を天竜人」と捉えていることがわかっています。これを踏まえると、「Dの一族」とは、「天竜人」と相対するポジションにいることが予想できます。
「Dは必ず嵐を呼ぶ」といわれる
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また、ドンキホーテ・ロシナンテは、Dについてこうも語っています。
おれの故郷では子供はこうしつけられる
「行儀の悪い子は”ディー〟に食われてしまうぞ」
ーしばしば世間で名をあげる“D〟の名を持つ者達に対し
老人達は眉をひそめてつぶやく
「“D〟はまた必ず嵐を呼ぶ」…!!!
ロシナンテは元天竜人のため、おれの故郷とはマリージョアを指していると考えられます。天竜人たちの間では「Dの一族」は都合の悪い存在として敵視していると考えられるでしょう。
忌み名「ワーテル」が存在する
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Dの名を持つ者の中には、「ワーテル」という忌み名が存在することが明らかになっています。この名を持つローはこう語っています。
トラファルガー・“D〟・ワーテル・ロー
ー本当は人に教えちゃいけねェ名前なんだ…!!
忌み名とはどういう意味なのでしょうか?広辞苑にはこう記載されています。
①死後の名。②実名。③身分の高い人の贈り名。
出典: 広辞苑」
トラファルガー家の先祖は、過去に何かを成し遂げ、この名を与えられたのでしょうか?
世界政府はロジャーとルフィの「D」を隠そうとした
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世界政府は作中では2回Dの名を隠そうとしています。
- 海賊王ゴール・D・ロジャーの手配書
- カイドウ討伐後のルフィの手配書
ルフィに関しては、今までにも手配書に「D」と記載がありましたが、カイドウを倒したあとで世界政府から「D」を隠す対応をしています。
世界政府にとって、「大海賊がD」であることが問題なのでしょうか?
職業は関係ない
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Dの一族は職業に関わらず存在することがわかっています。
Dの名前を持つ人物の中でも、ルフィやロジャー、エースは海賊、ドラゴンは革命軍、ガープやサウロは海軍、ネフェルタリ家は王族です。
様々な職業にわたってDの一族が存在することがわかります。
イム様はDの一族と対立関係にある
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イム様は「Dの一族」と対立関係にあったことが明らかになっています。イム様はネフェルタリ・コブラとの会話でこう語りました。
“D”とは…かつて我々が敵対した者達の名だ
近年各地に湧き出て来た”D”は己の名の意味も知らぬ”抜け殻”共…
また、イワンコフの発言から、イム様は世界政府をつくった20人の王の1人であることがほぼ確定しています。よって、上記セリフの「我々」とは「世界政府をつくった20人の王たち」を指していると考えられます。
ここから「20人の王 VS Dの一族」という構図も見えてきます。
Dの名を持つ人物
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では、Dの名前をもつ人物は現在誰がいるのでしょうか?現在は、次の16人がDの名前を持つと判明しています。
モンキー家 |
|
---|---|
ロジャー家 |
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トラファルガー家 |
|
ネフェルタリ家 |
|
クラウ家 |
|
詳細不明 |
1人ずつ見ていきましょう。
モンキー・D・ルフィ
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本作の主人公。麦わらの一味の船長で「ヒトヒトの実 幻獣種 モデルニカ」の能力を持っており、作中で最初に出てきたDの一族です。
現在は四皇の一角として君臨しながら、麦わら大船団を率いています。
モンキー・D・ドラゴン
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ルフィの父親で、革命軍の総司令官。世界政府から「世界最悪の犯罪者」として危険視されています。
過去に一時期海軍にいたことも明らかになっています。
モンキー・D・ガープ
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ルフィの祖父でドラゴンの父親。「海軍の英雄」として呼ばれ、かつて海賊王ロジャーと渡り合うほどの実力を持っていたことが明らかになっています。
海軍でありながらも、天竜人を嫌っていることも明らかになりました。その理由から、天竜人を守る使命のある「海軍大将」への昇格を蹴り、「海軍中将」にとどまっています。
ゴール・D・ロジャー
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グランドラインを制覇した海賊王です。物語の初期では「ゴールド・ロジャー」という名前で登場しましたが、本名が「ゴール・D・ロジャー」でDの一族の1人であることが明らかになりました。
作中でも数少ない「Dの一族の謎」について知る人物です。
ポートガス・D・エース
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ルフィの義兄弟の兄であり、海賊王ロジャーの息子です。かつては「メラメラの実」の能力者で白ひげ海賊団の2番隊船長でした。
頂上戦争では、「死に際に笑顔を見せる」というDの一族に見られる描かれ方をしました。
ポートガス・D・ルージュ
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エースの母親であり、エースの出産後に命を落としました。
ロジャーの血を引く子供を世界政府から守るために、20ヶ月もの間、その身に子供を宿し続けました。
マーシャル・D・ティーチ
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黒ひげ海賊団船長で、「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」の能力を持っていることが判明しています。現在は四皇の一角として海賊島ハチノスを拠点としています。
作中ではルフィと対照的に描かれてきており、Dの一族の中でも異色な存在として描かれてきました。
ロックス・D・ジーベック
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ワノ国編の幕まで名前だけ判明した、かつて「世界の王」を目指し、一つの儲け話のために結成された「ロックス海賊団」の船長です。
ゴッドバレー事件でガープとロジャーに倒されたことが明らかになっていますが、その詳細はまだ不明のままです。
ハグワール・D・サウロ
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ロビンの過去編にて、オハラで初登場した元海軍の巨人です。
かつてはオハラのバスターコールで命を落としたと考えられていましたが、エッグヘッド編とエルバフ編にて、生きていたことが判明しました。
トラファルガー・D・ワーテル・ロー
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ハートの海賊団の船長で、「オペオペの実」の能力を持っています。新世界編ではルフィと長い間海賊同盟を結んでおり、麦わらの一味と行動をともにしました。
黒ひげ海賊団との戦闘後、ハートの海賊団は壊滅し、ロー自身も現在生死不明です。
トラファルガー・D・ワーテル・ラミ
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ローの過去編で登場した、ローの妹です。フレバンスで医者を営む家庭に生まれました。
ローと同じく、珀鉛病を発症して入院していましたが、その病院が戦乱の中で放火され、炎に飲み込まれて命を落としてしまいました。
ネフェルタリ・D・ビビ
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アラバスタ編で初登場した、ネフェルタリ家の王女です。クロコダイル討伐までは麦わらの一味と行動をともにしました。
世界会議(レヴェリー)で、コブラのセリフからDの一族であることが判明しました。
ネフェルタリ・D・リリィ
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800年前のアラバスタの女王であり、世界をつくった20人の王の一人です。
世界中に存在するポーネグリフをばらまいたのは、リリィのミスによるものであると、イムのセリフから明らかになりました。
ネフェルタリ・D・コブラ
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アラバスタ編で初登場した、ネフェルタリ家の王です。
レヴェリー編で再登場し、イムに世界の真実を尋ねたことで命を狙われ、死亡してしまいました。死に際にネフェルタリ家もDの一員だったことを明かします。
ネフェルタリ・D・ティティ
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作中で登場はしていませんが、かつてアラバスタ王国の女王であったビビの母親です。
現在はすでに故人となっていますが、ビビの姿に酷似していることが明らかになっています。
クラウ・D・クローバー
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ベガパンクの過去回想で、オハラにいたクローバーの本名が「クラウ・D・クローバー」であることが判明しています。クローバーの兄は政府にDの名前がばれて消されてしまいましたが、クローバーは兄のことを友人とごまかし、生きながらえました。
クローバーの兄
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本名は明かされていませんが、クローバーの兄もDの名を持っていたことがわかっています。クローバーの兄は、Dの一族であると世界政府にばれてしまい、消されてしまっていたことが判明しました。
まとめ
以上、Dの一族についての考察や既出情報についてまとめました。
この記事では、Dの一族についての一番有力な考察を、「D」とは「Dawn(夜明け)」の頭文字で、世界をひっくり返そうとする意思を持つ一族の末裔である説とします。
また、そのDの中でも「Dawn(夜明け)=ルフィ側」と「Dusk(日没)=黒ひげ側」の2種類の考え方が存在すると考えています。
ワンピースの物語は最終局面に入り、様々な伏線が回収されつつあります。Dの一族の謎についても明かされる日が近いかもしれません。謎が判明する日を楽しみに待ちましょう!
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。