最近はドコモ、au、ソフトバンク以外の選択肢も増えてきている通信会社。
でもなんとなく、特に検討することもなくそのまま使っているという人も多いのではないでしょうか。
しかし格安SIMを利用することで、よりお得にスマホを利用できる可能性があります。
今回紹介するのは、ゲームでよく遊ぶ人にうれしいサービスを展開している「LinksMate」です。
速度や料金など、LinksMateについて気になることをまとめました。
目次
LinksMateとは
LinksMateは、サイゲームスとサイバーエージェントの関連会社が運営するサービスです。
ゲームに強いのはこのためで、同社のゲームやその他サービスを中心に、さまざまな特典が用意されています。
SIMフリーの端末を持っている場合、SIMカードのみを契約すれば利用することができます。
SIMフリーの端末を持っていない場合、SIMカードと合わせて端末を購入することも可能です。
通信エリア
LinksMateはドコモの4GLTE回線を利用しています。
そのため通信エリアはドコモと同じと考えていいでしょう。
人が生活するエリアであれば、つながらない心配はほとんどありません。
日本で一番契約者が多い通信会社ですから、その点では安心です。
通信速度
LinksMateでは、公式サイトでリアルタイムの通信速度と、過去一週間の通信速度を公開しています。
それによると、平均値でおおむね10Mbpsの速度を記録しています。
出典: linksmate.jp
ただしあくまでこれは自社計測ですので、客観的なデータではありません。
そこで18ブランドの速度計測を毎週行っている「モバレコ」さんのデータで確認してみます。
すると時間帯によって差はあるものの、LinksMateはおおむね上位にランクインしています。
速いと言われる「UQモバイル」に迫る速度を出していますので、LinksMateは通信速度に関してかなり優秀な格安SIMであると言えそうです。
もちろん速度は利用環境によって大きく異なりますので、その点は理解しておくようにしましょう。
サイゲームスのゲームで特典がもらえる
通信速度を見てもかなり優秀なLinksMateですが、一番の売りはゲーム連携です。
いずれもCygamesが提供している、
- グランブルーファンタジー
- シャドウバース
- プリンセスコネクト!ReDive
とLinksMateを連携させると、それぞれ特典を受け取ることができます。
出典: linksmate.jp
なお契約プランによって、連携できるゲームの数は異なります。
1GB、5GBプランでは1つ。10GBプラン以上では3つのゲームと連携することができます。
今後対応ゲームが増えれば、この数は変わるかもしれません。
ここから3つの特典について紹介します。
特典は執筆時点のものであり、定期的に変更されます。
連携特典
連携特典は、ゲームを連携したときに一度だけもらうことができる特典です。
グランブルーファンタジー |
SSRキャラ「メドゥーサ」 |
シャドウバース |
プレミアムオーブ3枚 しゃどばすチャンネルスリーブ エンブレム3種 |
プリンセスコネクト!Re:Dive |
メモリーピース50個 |
ご利用特典
ご利用特典は、毎月1日の時点で連携しているゲームを対象に配布されます。
なおいずれの特典も、1GBプランの場合は受け取ることができません。
グランブルーファンタジー
1GB |
– |
5GB |
|
10GB |
|
20GB |
|
30GB |
|
シャドウバース
1GB |
– |
5GB |
レッドエーテル:1,500個 |
10GB |
レッドエーテル:2,500個 |
20GB |
レッドエーテル:4,200個 |
30GB |
レッドエーテル:5,400個 |
プリンセスコネクト!Re:Dive
1GB |
– |
5GB |
|
10GB |
|
20GB |
|
30GB |
|
スター
特別なアイテムと交換できる「スター」が毎月1個配布されます。
スターが配布されるのは、10GBプラン以上に限られます。
グランブルーファンタジー |
ヒヒイロカネ、金剛晶、リンクス交換チケットのいずれか |
シャドウバース |
プレミアムレジェンドカード3枚 |
プリンセスコネクト!Re:Dive |
メモリーピース50個 |
カウントフリーオプション
ゲームや大容量の通信を必要とするアプリを使う上でうれしいのが、カウントフリーオプションです。
こちらは対象のアプリの通信量が90%以上オフになるオプションサービスで、月額500円となります。
まったくカウントされなくなるわけではないので、その点は理解しておきましょう。
出典: linksmate.jp
ゲーム以外ではAbemaTVが入っている点にも注目です。
動画コンテンツは特にデータ通信量を必要としますから、これはうれしいですね。
執筆時点での対象アプリは以下のとおりです。
ラインナップは今後も増加予定とのことです。
ゲーム
- アイドルマスターSideM
- アイドルマスターSideM LIVE ON STAGE!
- アイドルマスターシャイニーカラーズ
- アイドルマスターシンデレラガールズ
- アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ
- アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ
- 茜さすセカイでキミと詠う
- あんさんぶるスターズ!
- 一血卍傑 ーONLINEー
- うちIの姫さまがいちばんカワイイ
- オルタナティブガールズ
- オルタンシアサーガ
- ガールフレンド(仮)
- 怪盗ロワイヤル
- 神式一閃 カムライトライブ
- グランブルーファンタジー
- グリモア ー私立グリモワール魔法学園ー
- 剣と魔法のログレス いにしえの女神
- 三国ブレイズ
- 実況パワフルサッカー
- シャドウバース
- ジョーカー 〜ギャングロード〜
- スペースデブリーズ
- セブンズストーリー
- 戦国炎舞 ーKIZNAー
- 戦国ロワイヤル
- 戦闘摂理解析システム #コンパス
- 千年戦争アイギス
- テイルズオブザレイズ ミラージュプリズン
- 刀剣乱舞 ーONLINE− Pocket
- 農園ホッコリーナ
- バンドリ!ガールズバンドパーティ
- ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
- プリンセスコネクト!RE:Dive
- ポコロンダンジョンズ
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
- みんゴル
- 夢王国と眠れる100人の王子様
- 妖怪ウォッチぷにぷに
- 妖怪ウォッチワールド
- リネージュ2レボリューション
ゲーム以外
- AbemaTV
- AWA
- enza
- OPENREC.tv
- グランブルーファンタジースカイコンパス
- GameWith
- サイコミ
- 読書のお時間です
- ファミ通App
- ファミ通.com
- FRESH LIVE
- Mirrativ
ストア
カウントフリー対象のアプリをダウンロード、アップデート、決済に関するデータ通信も、カウントフリーの対象となります。
- AppStore
- GooglePlay
料金プラン
音声通話がつくプランと、つかないプランがあります。
データ+SMS
月額 |
特典 |
|
1GB |
500円 |
ゲーム連携数:1つ 獲得スター:なし |
5GB |
1,500円 |
ゲーム連携数:1つ 獲得スター:なし |
10GB |
2,500円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
20GB |
4,200円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
30GB |
5,400円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
データ+SMS+音声通話機能
月額 |
特典 |
|
1GB |
1,100円 |
ゲーム連携数:1つ 獲得スター:なし |
5GB |
2,100円 |
ゲーム連携数:1つ 獲得スター:なし |
10GB |
3,100円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
20GB |
4,800円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
30GB |
6,000円 |
ゲーム連携数:3つ 獲得スター:1つ |
オプションサービス
以上の基本サービスのほか、オプションを組み合わせることができます。
料金は以下のとおりです。
- 音声通話機能(月額600円)
- 留守番電話機能(月額300円)
- 割り込み電話機能(月額200円)
- 10分かけ放題(月額850円)
- カウントフリーオプション(月額500円)
料金プランの選び方
データ通信量
まずは必要なデータ通信量を計算しましょう。
毎月のようにデータ使用量をオーバーし、速度制限になってしまう人は、今より余裕をもったデータ使用量で契約するようにしましょう。
毎月使っているデータ通信量は、各携帯電話会社のサイトや端末などから調べることができます。
さらにLinksMateの場合は、特典も見逃すことはできません。
よりデータ通信量の多いプランで契約すると、該当のゲームにおいて毎月特典を受け取ることができます。
該当のゲームをプレイしている場合は、特典と料金のバランスを見極めて、契約するプランを考えたいですね。
音声通話
電話番号で通話する音声通話をつけると、月額料金が600円上がります。
最近はLINEなどのアプリでもインターネット回線を使った無料通話が可能です。
またメインのスマホが別にあって、こちらはゲーム用などのサブ端末する場合は、電話は必要ありませんね。
自分の使用状況を考えて、なくても大丈夫という場合は無理に付ける必要はありません。
一方で回線の品質は電話番号を使う電話のほうが上です。
電話をする機会が多い人、ビジネスなどで連絡先として使いたい人は、音声通話をつけたほうがいいでしょう。
カウントフリーオプション
カウントフリーオプションについては先ほど紹介したとおりです。
これを付けると、月額料金が500円上がります。
LinksMateの目玉オプションではありますが、紹介したアプリをあまり使わないのであれば、恩恵は少ないでしょう。
普段のアプリの使用状況を考えて、該当のアプリをよく使っているのであれば、加入を検討しましょう。
そのほかの特徴
LP払いに対応
LinksMateの使用料金は、2通りの方法で支払うことができます。
- クレジットカード
- LP払い
クレジットカードはあえて説明する必要もないでしょうが、LPというのは聞き慣れないですね。
LPはLinksMateのポイントサービスです。
事前にコンビニ、銀行、クレジットカードでLPを購入します。
1ポイント1円で、料金の支払いやLinksMate内のサービスで利用することができます。
LPを使うメリットとしては、コンビニ決済でもスマホが持てる点でしょうか。
さまざまな事情でクレジットカードを持っていないケースがあると思いますが、そういう場合でも安心して使えます。
逆にクレジットカードを持っているのであれば、LP払いを使うメリットは特にありません。
MatePhoneで通話料を安く
音声通話を利用する人向けのアプリとして、MatePhoneが用意されています。
通常は20円/30秒の電話料金ですが、MatePhoneを使って電話をすると10円/30秒になります。
電話番号もそのまま使えますし、品質面でも問題なし。
端末に保存されている電話帳も、同期して使うことができます。
相手がMatePhoneを利用していなくても使えますので、その点は心配ありません。
出典: linksmate.jp
データ通信容量シェア
家族全体で見直しを検討している場合、あるいはひとりで複数端末を使っている場合などにお得なのが、データ通信容量シェアです。
これはメイン端末でLinksMateのプランを契約すると、ほかの端末は追加SIM手数料のみでデータ通信量を共有できる仕組みです。
出典: linksmate.jp
具体的な例をお話しましょう。
例えば10GBプランを普通に3台契約すると、月額料金は合計で7,500円になります。
しかし1台が30GBプランを契約し、後の2台は追加SIMという形にすると、月額料金は合計で6,000円になります。
もちろん追加SIMにも通話オプションを付けることはできますので(料金は別に必要です)、使い勝手も悪くはありません。
利用期間のしばりはなし
携帯電話のプランというと、利用期間のしばりが厄介ですよね。
端末の分割払いと複雑に絡み合っていることもあって、自由に乗り換えることが難しくなっています。
LinksMateならその心配はありません。
最低利用期間が定められていませんので、解約したいタイミングで解約手数料なしに解約することができます。
これなら気軽に試せそうですね。
ただしSIMカード削除手数料などはかかりますので、短期での乗り換えはあまりおすすめすることはできません。
MNPも可能
他社から乗り換える場合、電話番号をそのまま引き継ぎたいという人も多いでしょう。
LinksMateはMNP(モバイルナンバーポータビリティ)に対応していますので、電話番号はそのままに乗り換えることができます。
MNPを利用する場合は、現在契約している携帯会社で、MNP予約番号を取得する必要があります。
取得の方法は各社で異なりますので、公式サイトなどで確認してください。
SMSつき
SMSとはショートメッセージサービスの略です。
電話番号でメッセージのやり取りができる仕組みです。
最近ではLINEなどメッセージアプリの普及で、SMSはあまり使わないという人も多いかもしれません。
とはいえ今でも、SMSを使う場面はなにかと多くあります。
ひとつがSNSやソーシャルゲームの登録認証です。
SMSが必須になっていることもありますし、ないと面倒な手続きを強いられることもあります。
またSMSがないデータ通信SIMの場合、常に圏外と表示されてしまうものもあります。
電波状況が確認できなかったり、バッテリーを余分に消費したりしますので、SMSはあったほうがいいでしょう。
出典: linksmate.jp
端末保証
常に持ち歩くスマホは、壊れる可能性が高いものでもあります。
落としたりぶつけたりして壊れることもありますし、水に浸かってしまうこともあるでしょう。
自然に壊れることもありますよね。
LinksMateでは、端末とSIMをセットで購入した場合に、端末保証のオプションを付けることができます。
月額500円です。
50,000円までの修理料金が無料になるほか、年間2回まで安価で交換が可能なサービスです。
(1回目は4,000円、2回目は8,000円)
スマホをよく壊してしまう人は、検討してもよいでしょう。
出典: linksmate.jp
おすすめ端末
最後にLinksMateで購入できる端末の中から、おすすめの端末を紹介します。
スマホゲームに向いているかどうかだけを判断材料にしていますので、カメラ機能などを重視する場合は評価が変わることもあります。
なお記事内で何度もお話している通り、端末を自分で用意できれば、こちらで購入する必要はありません。
ZenFone5Z
出典: linksmate.jp
格安ブランドのイメージがあるZenFoneですが、この端末は決して安い部類ではありません。
それでもゲームを快適に楽しむだけのスペックを兼ね備えた端末となっています。
ボディサイズはコンパクトながら、画面いっぱいにディスプレイを表示することで6.2インチを実現。
さらにバッテリーは、高速充電が可能であったり、AI充電によって過充電によるバッテリー劣化を防ぐ機能があったりします。
ゲームはバッテリーを消費しやすい使い方の一つですから、これはありがたい機能です。
一般的なゲームは問題なくプレイできますし、大量のデータを処理するPUBGでも最高画質で楽しめるなど、価格の割にはハイスペックな端末となっています。
画面サイズ |
6.2インチ |
容量 |
ROM128GB+外部メモリ |
CPU |
Qualcomm® Snapdragon™ 845 |
販売価格 |
69,800円(一括購入のみ) |
HUAWEI P20lite
出典: linksmate.jp
スペック的には先ほど紹介した端末に劣りますが、価格は半額ほどでさらに分割払いも可能なのは利点です。
PUBGなど高いスペックを要求されるゲームはカクつきを感じることはありますが、モンストやパズドラなど比較的軽めのゲームであれば、問題なくプレイすることができます。
急速充電技術、電力配分技術を採用し、バッテリー周りの機能が充実しているのは、ゲームをプレイする上ではうれしいところです。
画面サイズ |
約5.8インチ |
容量 |
ROM 32GB+外部メモリ |
CPU |
HUAWEI Kirin 659 |
販売価格 |
一括:31,980円、分割:1,599円/月×24ヶ月 |
今お使いの機種も使えます!
現在使用中のスマホももちろんそのまま使えます!
購入時に「SIMのみ購入」を選んでください。
おわりに
LinksMateの紹介でした。
サイゲームスのゲームをしていると特典があること、ゲームアプリのカウントフリーなど、ほかの格安SIMにはないサービスを展開しています。
それだけではなく通信速度の面でも優れたサービスですので、ゲーム好きでもそうでなくても、検討する価値があるのではないでしょうか。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。