2019年3月29日、ゲーム開発会社であるモノリスソフトのホームページに、ゼルダの伝説シリーズのスタッフを募集するとのお知らせが掲載されました。
どうしてモノリスソフトがゼルダの伝説シリーズのスタッフを募集するのか。そこには任天堂とモノリスソフトの深い関係がありました。
ゼルダの伝説開発スタッフを大規模に募集
今回モノリスソフトが募集をかけたのは
- テクニカルアーティスト
- プログラマー
- プランナー
- デザイナー
- マネージメント・サポート
の5部門で、細かく分けると16の職種となります。我こそはという方は応募してみてはいかがでしょうか。
モノリスソフトは任天堂の子会社
モノリスソフトは1999年、スクウェア(現在のスクウェア・エニックス)のクリエイターが独立して設立された開発会社です。
ナムコ(現在のバンダイナムコエンターテインメント)の出資によって設立された同社は、その後任天堂に株式が譲渡され、任天堂の子会社となりました。
ゼノサーガシリーズの開発で知られ、近いところでは2017年12月に、Nintendo Switchで「ゼノブレイド2」が発売されています。
そのほか「部分受託」という形で、任天堂から発売されたビッグタイトルの数々に関わっています。一例を挙げると、
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- スプラトゥーンシリーズ
- ゼルダの伝説シリーズ
などがあります。
今回話題になっているゼルダの伝説シリーズでは、前作の「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」の開発にも参加。部分受託という形ではあるものの、かなり積極的に関わっていたことを公式サイトで明かしています。(関連記事:公式サイトインタビューvol.5)
ゼルダの伝説最新作に期待
募集ページに「大規模募集」という文字がある通り、今回の募集はかなり大掛かりなものとなっています。
ゼルダの伝説関連では、2019年内にリメイク作品の「ゼルダの伝説 夢を見る島」がSwitchで発売予定です。ただしこの時期からこれほど大規模なスタッフ募集をかけることはないでしょう。
以前噂になったスマホアプリの線もありますが、モノリスソフトがこれまで家庭用ゲーム機を中心にやってきたことを考えれば、「ゼルダの伝説最新作」を制作する準備と考えるのが妥当でしょう。
ようやく開発に取り掛かる段階で、そのゲームシステムを予想するのは困難です。とはいえ前作で好評であったオープンワールドに関しては、最新作でも採用されるのではないでしょうか。
その姿を見せてくれるのはずいぶん先のことになりそうですが、きっと新しい驚きを我々に提供してくれることでしょう。
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