1997年に発売され、大ヒットとなった「ファイナルファンタジー7」(以下FF7)。
このたび、PlayStation4向けに「ファイナルファンタジー7 リメイク」として新たにリリースされることになりました。何が変わって、何が変わらないのか。発売時期など、現在分かっている情報をまとめました。
FF7の魅力についてもっと知りたい方はこちらの解説記事を参考にしてください。
目次
リメイクの概要
FF7では、それまでゲーム業界をリードしてきた任天堂を離れ、新興のソニーについたという点で衝撃を与えました。ただし、この変更が吉と出ます。より高度なグラフィック表現が可能になったことにより、「FFでは現時点で最高の映像表現を楽しむことができる」という認識を、ゲームファンに定着させることに成功したのです。
FF7の与えたインパクトの大きさから、「もう一度最新の機種でFF7を遊びたい」という要望は強いものがありました。スクウェア・エニックス社内でも常に検討されてきたとのことですが、2015年6月に開催されたゲームイベント「E3 2015」にて、ついにFF7のリメイクが発表されました。
後述するグラフィックの進化やストーリーの追加などにより、ディスク1枚には収まりきらない分量になるとのこと。それゆえ、「分作」という形が取られるようです。
FF7のストーリー
「神羅カンパニー」という大企業が支配する科学都市「ミッドガル」。神羅カンパニーのやり方に反発する組織「アバランチ」の一員として戦いに身を投じる傭兵「クラウド」と、その仲間たちの戦いを描きます。現代都市がモチーフになっているストーリーはそれまでのRPGではあまりなく、大変新鮮なものでした。バレット、ティファ、セフィロスなどの登場人物も非常に魅力的でした。
リメイク版で変更はある?
FF7リメイクでは、そのシナリオに手が入っているとのこと。これは、グラフィックを次世代用にリメイクしただけでは、オリジナルは超えられないという考えがあってのことだそう。それと同時に、思い出としてあるものをなくしたりするような変え方はしないとも語られています。
根幹部分は変わっていないでしょうが、どこが変わっていて、どこが変わっていないのか。ファンとしては気になるところです。
出典: www.youtube.com
リメイク版のシステム
バトルシステムが変更に
FFと言えばATB(アクティブタイムバトル)を連想する方が多いのではないでしょうか。一定の時間が経過したキャラクターから行動してくこの仕組みは、ターン制とリアルタイム制の中間とも言え、FFならではの仕組みとして受け入れられていきます。FF7ももちろんATB方式によってバトルが進行しました。
FF7リメイクでは、ATB方式にも手が入ります。フィールド画面とバトル画面は映像のようにシームレスで移行する、エンカウント式のコマンドバトルではないアクティブなバトルを目指しているとのこと。ただし、テクニックが必要なアクションではなく、戦略を考えながら戦うアクションバトルにしたいとのこと。
ATBやリミットブレイクなどの要素も新しい使用方法で登場するとのことですので、楽しみにしたいところです。
出典: twitter.com
アクション要素
FF7リメイクでは、一部にカバーアクションが導入されます。例えば、序盤の魔晄炉に侵入するシーンなどでカバーアクションが必要となるようです。
これらの他にも、アクション要素が多く盛り込まれているようですが、そこまでシビアにはならないよう心がけて開発にあたっているとのことです。
往年のファンも楽しめるバランス調整がなされていることに期待しましょう。
出典: twitter.com
グラフィックス
発売から20年が経ち、プラットフォームはPlayStation4へと移りました。FF7リメイクに多くの人が期待しているのは、システムの変更よりもグラフィックの向上ではないでしょうか。
その進化は、公開されているムービーを見れば一目瞭然。おなじみの風景が、クラウドが、20年の時を経て蘇ります。言葉で説明するよりも、実際に見ていただくのが1番でしょう。
開発体制、スタッフ
本作の開発はスクウェア・エニックス。公表されているスタッフは以下のとおりです。
プロデューサー:北瀬佳範氏
ディレクター:野村哲也氏
シナリオ:野島一成氏
FF7では、ファイナルファンタジー生みの親である坂口博信氏がプロデューサを務めていましたが、本作では当時ディレクターだった北瀬氏がプロデューサーに。野村氏、野島氏なども含め、当時の主要メンバーとともに開発に当たります。
このほか、外部の制作会社も参加していますが、そのうちの一社に「FF7Gバイク」にも関わった「サイバーコネクトツー」がいることも明らかにされています。
開発状況、リリース予定
一部グラフィックやバトルシーンなどが公開されていますが、どの程度開発が進んでいるかについては分かりません。ちなみに、ホイス収録はほとんど終了しているとのこと。
海外サイトの情報を元に2017年内発売説も出回っていますが、明確な根拠のあるものではありません。公式発表を待ちましょう。
新しいFF7は受け入れられるか
FF7リメイクの紹介でした。グラフィックの向上には期待の声が大きいものの、バトルシステムの変更や分作方式になることに関しては賛否の声があるようです。
新しいFF7はファンの期待に沿うものとなるのか、注目していきましょう。
15にはガッカリだったから7Rに期待してる