アナログボードゲームのど定番からあまり知られていない名作まで、筆者おすすめのアナログボードゲームを紹介しています。特に子供と気軽に遊べて家族で楽しめるボードゲームを中心にまとめています。
目次
アナログボードゲームの基本
アナログボードゲームっていってもどんなのがあるの?どこまでがアナログボードゲーム?という方向けに、まずはアナログボードゲームの基本についてご紹介します。
ボードゲームとは
ボードゲームとは、「人生ゲーム」や「すごろく」など実際に盤面(ボード)を使って用意されているルールに沿ってプレイするゲーム のことになります。TVゲームやPC・スマホなどで遊べるゲームと混同しないために、あえて「アナログ」という言葉を付けて用いられたりしています。
アナログゲームの範囲は広く、オセロや将棋、囲碁、トランプ、花札、麻雀、チェスなどもボードゲームに含まれます。日本でボードゲームという名で親しまれているものには人生ゲームやドンジャラ、すごろくなどがあり、子供のころに遊んだ記憶がある人も結構いるのではないでしょうか。
一方で海外、特にヨーロッパではボードゲームがとても盛んに遊ばれています。多くのボードゲーム愛好家がいて、戦略的・社交的・協力的など多様なボードゲームが親しまれています。ヨーロッパにはボードゲームプレイヤーのプロまで存在するほどで、ボードゲームに関するトーナメントも開催されています。ボードゲームを作ることに熱中する人々もいて、ゲーム設計者を名乗る人も数多くいます。
それほど海外には魅力的なボードゲームが多く、その魅力に取りつかれて日本でも海外ボードゲームが大きく注目を浴びています。
日本にも ボードゲームカフェ や ボードゲームホテル が登場するほど、アナログボードゲームの人気が出ています。最近ではアニメや小説でもボードゲームを題材にしたものが取り上げられるようになりました。小学校~高校のサークル活動に、ボードゲーム部が存在する学校も見かけるようになりました。
それほど魅力のあるボードゲームに注目し、アナログボードゲームに興味を持つ人々が日本中で増えています。この記事を読んでいるあなたもそんな一人だと思いますので、ぜひ一緒に新しいボードゲームを見つけて楽しみましょう。
ボードゲームの良いところ
アナログボードゲームの魅力はいくつもありますが、代表的なものは次のようなものがあります。
- シンプルだけど面白い、飽きない良作ゲームが多い
- プレイしたいスタイルや好み・状況に合わせて多様なゲームが存在する
- 電源不要、持ち運びに優れていてどこでも遊べるものが多い
- 勝ち負けだけにこだわらない、社会性や協調性が育まれるものも多い
出典: www.amazon.co.jp
こういった魅力があるので、ぜひ子供やご家族で遊んでもらいたい!と思っています。
実際にいくつものアナログボードゲームをプレイしてみると「あー、なるほど!」ってなります。まずは気になったゲームがあったら気軽に遊んでみてください♪
子供とわいわい!家族向けのおすすめボドゲ
大人も子どもも一緒に遊べる、おすすめの家族向けのゲームを紹介します。
ドブル
名前 |
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---|---|---|
人数 |
2~8人 |
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対象年齢 |
6歳以上 |
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プレイ時間 |
約 15分 |
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難易度 |
★☆☆(かんたん) |
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発売年・国 |
2009年・フランス |
2枚のカードのイラストを見て、たった1つだけ存在する共通の絵を見つけたら ” 好きな名前 ” で呼びましょう!
絵柄は50種類以上あり、その中から8つのマークが1枚のカードに描かれています。不思議なことに55枚あるどのカードを手に取っても、必ず1つだけ同じ絵が存在します。
「まがたま!」「オレンジマン!」「くちびる!」自分の好きな呼び方でよいので、先に言い当てた人の勝ち!宣言に成功した人は、持っているカードを獲得したり捨てたり隣の人に渡したり・・・。
用意されている基本的な遊び方は5種類あります。宣言できた人がカードを獲得し、最も多い人が勝ち!というシンプルなものや、宣言したら相手のカードの上に重ねて次々と場面が変わる中いち早く共通絵柄を見つけるスリリングなものもあります。でも子供たちに持たせたら、自由に新しい遊びを思いついて遊びはじめる・・・なんてことも(笑)
ポケモン・ドラえもん・ハリーポッター、などなど色々なデザインのドブルも発売されています。持ち運びやすいように丸い缶に入っているのもうれしいですよね。それぞれのドブルによって対象年齢や人数が違ったりしますので、遊ぶ人に合わせて選べるのもうれしい点です。
年長者が勝つとは限らない、とっさの判断力とユニークなネーミングセンスが楽しめる、どこでも気軽に遊べるゲームです。
販売サイト
おばけキャッチャー
名前 |
おばけキャッチ (おばけキャッチャー) |
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人数 |
2~8人 |
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対象年齢 |
8歳以上 |
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プレイ時間 |
約 20-30分 |
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難易度 |
★☆☆(かんたん) |
|
発売年・国 |
2010年・ドイツ |
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販売 |
メビウスゲームズ |
おばけキャッチは瞬時に状況を正しく分析する力がためされます。ドブル同様に瞬発力を必要とするゲームですね。
場には5つのコマが置いてあり、出されたカードのイラストをみてカードの図案と同じアイテムか、色も形も共通しないアイテムを見つけて、いち早くそのコマをとった人が勝ち!というゲームです。
コマは「白・おばけ」「灰色・ネズミ」「赤・ソファ」「緑・ビン」「青・本」の5種類があります。色と形の2つの特徴をもっており、この2つがとても重要になります。
場に出されたカードをみて正解のコマを瞬時に取り合うわけですが、正解を導く考えかたが二通りあります。
場のフダ |
正解のコマ |
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赤・おばけ・緑・ビン |
パターン1:カードと同じ「色&形」のものがある。 この場合は「色&形」が同じものが正解になる。
⇒ 「緑・ビン」が正解! |
青・ソファ・灰色・おばけ
|
パターン2:カードと同じ「色&形」のものがない。 この場合は、色も形もカードに存在しないものが正解になる。
⇒ 「緑・ビン」が正解! |
右脳を使う、というやつでしょうか。ほんとにその場でひらめくことができるかどうか、が鍵なので、子どもより大人の方が有利というようなことはありません。どの年齢の方でも等しくチャンスがあるので、家族や親せきなどいろんな人が集まる場で楽しめるゲームです。
ほんと、子どもになかなか勝てなくて悔しいですよ(苦笑)
販売サイト
その他のおすすめボードゲーム
このほかにも、まだまだおすすめしたいボードゲームはたくさんあります。
特にカードゲームタイプのものは、持ち運びも便利で子供たちが外に持ち出して友達と遊ぶのにも優れています。児童館で遊んだ、というお子さんもいるでしょう。価格もお手頃なので、絵柄や雰囲気で好きなものを選ぶのもよし、何かで見かけたからと試してみるのもよし。最近はリサイクルショップのゲームコーナーに、アナログボードゲームの中古ものが置いてあることも増えたので、さらにお求め安くなっています。
この機会にぜひいろいろと楽しんでみてください。
TVゲーム好きの子供にすすめたいボードゲーム
子供がいつもTVゲームに夢中になりすぎて、少しでもいいからアナログボードゲームをもっと遊んでくれればいいのに、、、そんな悩みをもつ親御さんも結構いるのではないでしょうか。そういう場合には、大好きなTVゲームのキャラクターが出てくるボードゲームはいかがでしょうか。
マインクラフトのボードゲーム

出典: www.amazon.co.jp
あの人気サンドボックスゲーム『マインクラフト』のボードゲームが登場!
土や石・鉄などのブロックを入手してアイテムを作ったり、建物を建築したり、武器を作ってその土地にいる敵を倒したり、、、マインクラフトではおなじみのアイテムやモンスターを使って、得点を稼ぐゲームです。
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ちょっと特点の計算方法等が難しいと感じる点もありますが、子供向けの場合はどうすると良い等の易しいルールも用意されています。何より、実際に緑色や茶色・黒色のブロックを手に取って素材を集め、建築を行うなどマイクラのゲームの中の楽しみがそのまま味わえるので、マイクラに熱中しているお子様へのプレゼントや一緒に遊ぶのにいかがでしょうか?
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この他にも、マインクラフトデザインのUNO(ウノ)もあります。
桃太郎鉄道のボードゲーム
出典: www.amazon.co.jp
桃太郎電鉄からは、ゲームさながらに日本中を旅できるボードゲームが発売されています。サイコロを振って電車のコマを進めて、物件を買いまくり日本一の大社長をめざそう!
桃鉄といえば、楽しく遊びながら日本の地名を覚えられることでも定評のあるゲームです。プレイ人数は2~6人で、遊べる年数を決められるのでプレイ時間を30分~10時間の中から好きに調整できます。
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東京玩具人形協同組合主催「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2021」ゲーム・パズル部門の2位を受賞!全国の小売業と問屋が、今年のクリスマス商戦で「売れると思うおもちゃ」「売りたいおもちゃ」を投票して決める人気投票で選ばれた商品です。
昔、桃太郎電鉄で遊んだというお父さんお母さん、今度はお子さんと一緒にボードゲームで桃鉄を楽しむのもとても良い思い出になると思いますよ^^
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あつまれどうぶつの森 モノポリー
出典: www.amazon.co.jp
「あつまれ動物の森」が「モノポリー」となって登場!ゲームのルールはモノポリーとほぼ同じですが、アートワークやキャラクター、テーマなどにあつ森の世界観が使われています。
「モノポリー」は、土地を買ったり売ったりしてお金のしくみを学びながら楽しく遊べることで有名なゲームです。
この「どうぶつの森」バージョンは、『あつまれ どうぶつの森』の世界と同じく、無人島を開拓して自分だけのオリジナルの島をつくることができます。ゲームボード上の、ムシ、サカナ、かせき、フルーツを集めてベルと交換し、無人島のアイテム、ろてんぶろやお花見セットなどを買うことができます。買い物をすると「たぬきマイレージ」が獲得でき、最後に1番多く「たぬきマイレージ」を持っている人が勝ちとなります。
出典: www.amazon.co.jp
また、あつ森以外にも「スーパーマリオ」や「フォートナイト」「ワンピース」「アナと雪の女王」等のモノポリーもあります。好きなゲームが描かれているモノポリーで、いつもとは違った楽しみ方を味わうのはいかがでしょうか。
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ガチで勝負したい!夢中になれるボードゲーム
カタンの開拓者たち
名前 |
CATAN(カタン)の開拓者たち |
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---|---|---|
人数 |
4人 |
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対象年齢 |
10歳以上 |
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プレイ時間 |
約 60分 |
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難易度 |
★☆☆(かんたん) |
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発売年・国 |
1995年・ドイツ |
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販売 |
コスモス社 |
出典: www.amazon.co.jp
アナログボードゲームの代表格、「カタン」を抑えずしてどのゲームをおすすめしましょうか。
やっぱりボードゲーム好きを名乗るなら「カタン」は必修項目といえるでしょう。カタンは1995年にドイツで生まれたアナログボードゲームで、ヨーロッパの有名な賞も受賞しています。いくつもの言語バージョンや拡張版があり、世界各国で遊ばれています。日本にも「日本カタン協会」が存在するほどの有名なゲームです。
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ゲームの内容をざっくりと説明すると、各プレイヤーは資源を集め小屋を建てて道を敷き、拠点を増やしてさらに道や大きな家を建てるための素材を集めます。時には港に拠点を作り、素材を貿易で交換することも可能です。
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最も長い道をつなげた人には「ロード オブ ロンゲスト」の称号が、最も騎士を集めた人には「ラージェスト アーミー」の称号が贈られます。称号は常に最大値を獲得している人ただ一人が受け取れるため、ゲーム中に称号を奪い合うシーンも多々みられます。
そして称号や建設した家などに勝利ポイントが決められており、先に勝利ポイントを10点集めた人が勝ちとなります。
マップは6角形のタイルを組み合わせて作るので、毎回とれる素材や地形が変わります。ゲームの最中に、素材を他のプレイヤーと交渉して交換するのもOK!うまく自分が欲しい素材をもらいつつ、相手にもうまみのある交渉をして、ゲームを優位に進めてみましょう!
出典: www.amazon.co.jp
大学生~社会人くらいの方が、友人と熱中してボードゲームで遊びたい、というときにカタンは最適です。ボードゲームカフェにも必ず置いてあるゲームなので、まだプレイしたことのない方はぜひ一度プレイしてみてください。
余談ですが、筆者の家族はドイツ語版のカタンが欲しくて「すごろくや」まで買いに行ったのですが、購入して家で確認したらみごとに日本語版でがっかりしたという経験があります。。。。orz
カタンには世界大会や日本大会などのプレイヤー同士が競うイベントも定期的に開催されています。もしガチではまったら、自分の腕試しに参加してみるのも一興ですね。
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参考資料
本記事を執筆するのに参考にした書籍です。よろしければこちらもご覧ください。
ボードゲーム紹介本
製品名 |
おうちでボードゲーム for ママ&キッズ |
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出版 |
スモール出版 |
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著者 |
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発売日 |
2016/6/23 |
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価格 |
1,980 円(税込み) |
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装丁 |
ページ:128 頁 サイズ:20 x 14.8 x 1.2 cm |
外国(特にドイツ系)のアナログボードゲームの販売店で有名な「すごろくや」が書いた、ボードゲームの紹介本です。
見開き2ページで1つのゲームが紹介されており、個々のボードゲームの特徴・魅力的な点・次のステップとしておすすめのゲームの紹介など、いろんな情報がわかりやすくまとまっています。
出典: www.amazon.co.jp
まとめ
ここに書ききれませんでしたが、紹介したいボードゲームはまだまだあります。
ガチ勝負のゲームとしては「
ドミニオン
」も断然おすすめだし、お酒を飲みながら楽しむちょっとおしゃれなゲームとして「
ペンギンパーティ
」も紹介したいところです。
私自身も学生時代のころから友人と海外ボードゲームを楽しみ、定期的に新作を購入したり知人に教わったりしながらいろいろなボードゲームを日々楽しんでいます。
機会があれば今後もボドゲの紹介を行っていきたいと思いますので、どんなシチュエーション向け・どんな時に遊べるゲームを知りたいか、など質問やリクエストがあればぜひコメントにご意見お寄せください。
また、皆さん一押しのボードゲームも教えてもらえるととてもうれしいです。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。