Nintendo Switchの後継機となるNintendo Switch 2が、2025年6月5日に発売されることが正式に発表されました!
初代Switchのコンセプトを引き継ぎつつ、大幅に進化した性能や新機能が多数搭載されています。
この記事では、現時点で判明しているNintendo Switch 2の性能、スペック、そして初代Switchからの進化点について詳しく解説していきます。
目次
Nintendo Switch 2とは?
Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ ツー)は、任天堂がNintendo Switchの後継機として発表した、据置機としても携帯機としても遊べるハイブリッドゲーム機です。初代Switch(2017年発売)から約8年ぶりの完全新型モデルとなります。
発売日
2025年6月5日(木)
価格
日本語・国内専用版は 49,980円(税込)
その他の地域/バージョンごとの価格は以下の通り。
地域/バージョン |
価格 |
---|---|
日本語・国内専用版 |
49,980円(税込) |
マリオカートワールド同梱セット |
53,980円(税込) |
多言語対応版 |
69,980円(税込) |
ハードウェア性能・スペック
Nintendo Switch 2は、様々な面で初代Switchから進化を遂げています。判明している主なスペックを見ていきましょう。
CPU/GPU
NVIDIA社製カスタムプロセッサーを搭載。詳細は未公開ですが、CPU・GPU性能ともに大幅に向上し、処理速度が向上していると公式に発表されています。
報道によれば、NVIDIAのAmpere世代をベースにした「T239」GPUが搭載され、レイトレーシングやAIアップスケーリング技術「DLSS」に対応する可能性が高いとのことです。
メモリ(RAM)
公式発表はありませんが、リーク情報では初代の4GBから大幅に増強され、LPDDR5 12GBになるとの見込みです。
ストレージ
本体保存メモリー: 256GB(初代標準モデルの8倍、OLEDモデルの4倍)。より高速なUFS規格が採用されています。
拡張ストレージ: microSD Expressカードに新たに対応(最大2TB)。従来のmicroSDカードは、ゲームデータの保存には使用できず、画面写真や動画のコピー用途に限定されます。
ディスプレイ
Nintendo Switch 2は初代Switchよりも大きく、美しく、滑らかになります。
ディスプレイサイズ
7.9インチに大型化(初代6.2インチ、OLEDモデル7.0インチ)。
ディスプレイパネル
広色域液晶ディスプレイ(LCD)を採用。
解像度
1920×1080ピクセル(フルHD)に向上(初代は1280×720ピクセル)。携帯モードでも高精細な表示が可能です。
高画質・高フレームレート対応
- HDR10に対応し、より鮮やかでリアルな色彩表現が可能に。
- 最大120Hzの可変リフレッシュレート(VRR)に対応。対応ソフトでは、より滑らかな映像表示が期待できます。
携帯モード・TVモードの性能
Nintendo Switch 2は、利用シーンに応じて最適なパフォーマンスを発揮します。
携帯モード/テーブルモード フルHD
本体ディスプレイの性能を活かし、最大1920×1080ピクセル(フルHD)で表示。120Hz/VRRにも対応します。
TVモード 4K/60fps
付属の新型ドックに接続することで、ついに4K(3840×2160ピクセル)解像度での出力に対応!
- 最大4K/60fpsでのゲームプレイが可能。
- 解像度を1080p(フルHD)または1440pに設定した場合、最大120fpsの高フレームレート出力にも対応します。
- TVモードでもHDR10に対応。
- 4K出力には、NVIDIAのDLSS技術が活用されている可能性が高いと報じられています。
バッテリー持続時間
バッテリー容量
5220mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵(初代は4310mAh)。
持続時間
約2時間~6.5時間(遊ぶソフトによって変動)。
高性能化に伴い消費電力が増加したため、持続時間自体は初代Switch(初期型)と同程度、バッテリー改良版よりは短くなっています。
充電時間
約3時間(本体スリープ時)。
通信機能
無線LAN
高速なWi-Fi 6に対応。
Bluetooth
Bluetooth 5.1に対応。
有線LAN
新型ドックに有線LANポートが標準搭載されています。
オーディオ機能
スピーカー
独立エンクロージャー構造を採用したステレオスピーカーを搭載し、クリアな音質を実現。
内蔵マイク
デジタルマイクを本体に内蔵。ノイズキャンセル、エコーキャンセル機能、オートゲインコントロールも搭載し、本体のみでのボイスチャット(後述のGameChat)に対応します。
音声出力
TVモードではリニアPCM 5.1chに対応。ヘッドホン/スピーカー出力時にサラウンド効果を付与可能です。
Joy-Con 2:新方式&新機能!
接続方式: 従来のスライドレール式からマグネット式に変更。本体側面に磁力で「ピタッ」と強力に固定され、取り外しボタンで簡単に着脱できます。
サイズ・形状: 初代Joy-Conよりやや大型化し、握りやすさが向上。
新ボタン「Cボタン」: 右Joy-Con(R)に「Cボタン」が追加されました。これは主に本体内蔵のボイスチャット機能「GameChat」の操作(ミュート切り替えなど)に使用されます。
マウス機能: Joy-Con 2をテーブルなどに置いて傾けることで、マウスのようにポインター操作が可能になる新機能が搭載されました。
互換性: 初代SwitchのJoy-ConやProコントローラーも、無線接続であればSwitch 2で使用可能です(物理的な装着は不可)。
新型ドック
デザイン: 角が丸みを帯びた新デザイン。本体画面の一部が見える構造に。
映像出力: 最大4K/60fpsまたは1080p・1440p/120fps出力に対応。HDR10にも対応。
ポート: HDMIポート、有線LANポート、USBポート(Type-A×2)、ACアダプターポート、システムコネクター(USB-C)を搭載。
その他: 高速充電に対応。報道によれば、本体冷却用のファンが内蔵されている可能性もあるとのことです。
初代Switchとの比較まとめ
Nintendo Switch 2が初代Switch(通常モデル・有機ELモデル含む)からどのように進化したのか、主要な項目を表で比較してみましょう。
比較項目 |
Nintendo Switch 2 |
初代 Nintendo Switch (通常/有機EL) |
---|---|---|
発売日 |
2025年6月5日 |
2017年3月 / 2021年10月 |
価格(税込) |
49,980円 |
32,978円 / 37,980円 |
本体サイズ |
約116×272×13.9mm (大型化) |
約102×242×13.9mm |
本体重量 |
約534g (Joy-Con 2装着時、重量増) |
約398g / 約420g |
画面サイズ |
7.9インチ 広色域液晶 |
6.2インチ液晶 / 7.0インチ有機EL |
画面解像度 |
1920×1080 (フルHD) |
1280×720 (HD) |
画面機能 |
最大120Hz VRR、HDR10対応 |
60Hz |
CPU/GPU |
NVIDIA カスタムプロセッサー (大幅性能向上) |
NVIDIA カスタム Tegra X1 |
内部ストレージ |
256GB (UFS) (大幅増量・高速化) |
32GB / 64GB (eMMC) |
拡張ストレージ |
microSD Expressカード専用 (従来カードは限定利用) |
microSDカード (UHS-I) |
通信機能 |
Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 5 / Bluetooth 4.1 |
TVモード出力 |
最大4K/60fps または 1080p/1440p/120fps (HDR10対応) |
最大1080p/60fps |
Joy-Con接続 |
マグネット式 |
スライドレール式 |
Joy-Con新機能 |
Cボタン追加、マウス機能 |
– |
内蔵マイク |
あり (ボイスチャット対応) |
なし |
バッテリー持続時間 |
約2~6.5時間 |
約4.5~9時間 (改良版/OLED) |
ゲーム互換性 |
初代Switchソフト互換あり (一部除く) |
– |
旧コントローラー互換 |
初代Joy-Con/Proコンを無線で使用可能 |
– |
太字はSwitch 2での主な変更点・強化点を示します。
互換性について
ユーザーにとって重要な互換性について、以下の点が明らかになっています。
ゲームソフト: 初代Nintendo Switch向けのパッケージ版・ダウンロード版ソフトは、基本的にNintendo Switch 2でもプレイ可能です(一部、特殊な周辺機器を必須とするソフトなどを除く)。
ゲームカード: 初代SwitchのゲームカードをそのままSwitch 2本体のスロットに挿して遊べます。
周辺機器:
初代Joy-Con、Nintendo Switch Proコントローラー: Switch 2本体と無線接続して使用できます。ただし、物理的に本体へ装着することはできません。
microSDカード: 初代Switchで使用していたmicroSDカードは、Switch 2ではゲームデータ保存用としては使用できず、画面写真や動画のコピー用途に限定されます。ゲームの追加ストレージとしては、新たにmicroSD Expressカードが必要になります。
その他: Nintendo Laboなど、本体形状に依存する周辺機器は非対応となる可能性が高いです。リングコンなど、旧Joy-Conを装着して使うものは、旧Joy-Conを無線接続することで利用可能とされています。
注目すべき新機能
Nintendo Switch 2には、ゲーム体験を豊かにする新機能が搭載されています。
Cボタン+ゲームチャット
本体にマイクが内蔵され、Joy-Con 2のCボタンを使って、ゲームをプレイしながら簡単にボイスチャットができるようになりました。従来のようにスマートフォンアプリを介す必要がなくなります。
おすそわけ通信
ローカル通信などを利用し、近くにいる他のSwitch 2ユーザーと対応ゲームを一時的に共有して一緒に遊べる機能です。一人がソフトを持っていれば、持っていない人も一緒にマルチプレイなどが楽しめます(DS時代のダウンロードプレイに近い機能)。
バーチャルゲームカード
ダウンロード購入したソフトを仮想的なカードとして管理し、2台のSwitch 2間でゲームの貸し借り(ライセンスの一時的な移動)などが可能になる機能です。ダウンロード版ソフトの利便性が向上します。
Switch2のひみつ展
Switch 2の新機能や操作を学べる、有料のガイドアプリ「Nintendo Switch2のひみつ展」が発売日より配信されます。
まとめ
Nintendo Switch 2は、初代Switchの成功を基盤に、性能、機能、使いやすさの全てにおいて正統進化を遂げた次世代機と言えるでしょう。4K対応や高リフレッシュレートのディスプレイ、大幅に強化された処理性能、便利な新機能など、ゲーマーにとって魅力的な要素が満載です。初代Switchとの互換性も確保されており、既存のユーザーも安心して移行できます。
2025年6月5日の発売が今から待ち遠しいですね!今後の続報にも注目していきましょう。
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