2017年7月29日(土)の発売が明らかになった、「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」。
発売が待ち遠しいところですが、これまでに発表された情報にもわくわくさせるものはたくさんあります。
PS4版、3DS版それぞれの特徴など、ドラクエ11がどんなゲームなのかまとめました。
目次
発売情報
ドラゴンクエストⅪの発売パッケージや商品構成などの情報は、以下の記事をご覧ください。
ストーリー
主人公は勇者
ドラクエ11の舞台は「ロトゼタシア」と呼ばれる地です。
主人公はイシの村に暮らす少年。成人の儀式を終えた主人公は、驚きの事実を耳にします。それは、彼はかつて世界を救った勇者の生まれ変わりであり、大きな使命を背負っているということ。手の甲に刻まれた勇者の紋章こそ、その証なのです。
自らの運命を確かめるため、故郷を離れ冒険へと旅立つことになる主人公。個性豊かな仲間たちに助けられながら、勇者の使命に迫っていくことになります。
出典: www.youtube.com
プロモーション映像では、赤ん坊時代の主人公が描かれています。手の甲に勇者の紋章が刻まれた赤ん坊。母親のもとですくすくと成長していました。場面は変わり、勇者さえいれば世界の平和は保たれると話す王たち。密室での会合で何が決定されたのでしょうか。
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モンスターに襲われ炎上する城と、追っ手のモンスターから逃れるため、主人公を抱えて逃げる母親。勇者であるその子は、やがて「悪魔の子」と呼ばれるようになります。
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主人公はどこからやってきたのか。そして彼が抱える使命についても想像を掻き立てられるプロモーション映像となっています。
過去作とのつながりも重視
さて、冒頭にドラクエ11の冒険の舞台はロトゼタシアであると書きました。ドラクエシリーズで「ロト」と言えば、ドラクエ1から3に共通するテーマですよね。サブテーマの「過ぎ去りし時を求めて」やドラクエ1に似たロゴなど、過去作を連想させる要素もふんだんに盛り込まれている本作。その点についてもゲームの中で明らかになるのでしょうか。
後述のぱふぱふイベントのように、本作には過去作のイベントや会話を思い出させるような仕掛けも用意されているとのこと。ストーリーによる直接的なつながりはもちろんのこと、過去作を思い出してクスッとさせてくれる場面もたくさんありそうです。
戦闘システムについて
ドラクエ11の戦闘システムは、ドラクエの伝統を受け継いだコマンドバトル方式です。ターンごとに敵味方の中から主に素早さのステータスが速いものから行動します。「こうげき」「ぼうぎょ」などのコマンドから、そのキャラクターに取らせる行動を選択することができます。
戦闘では、もちろん自分で操作することもできますが、AIに任せることもできます。回復などはそこそこに攻撃を最優先する「ガンガンいこうぜ」や、回復に重点を置いた「いのちだいじに」など大まかな命令を与えておくことで、AIが各々判断して行動を取ってくれます。
なお、本作では主人公の行動もAIに任せることができます。それほど強くない敵であれば、プレイヤーの手をわずらわせることなく対処してくれます。
出典: www.dq11.jp
乗り物について
ドラクエ11では、フィールドやダンジョンを移動する際に乗り物に乗ることができます。
4月11日の発売日発表会で行われた実機プレイでは、街の中に馬の姿を確認することができました。馬に乗るとフィールドを速く移動することができたり、モンスターを弾き飛ばしたりすることができるようです。どの馬でも乗ることができるのかは不明です。
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また、ロボットのような乗り物もあります。こちらはモンスターが乗っており、バトルで勝利すると乗ることができます。これまでの作品であれば踏むとダメージを受けた溶岩床であっても、この乗り物に乗ることでダメージなしに移動することができます。
プロモーション映像ではモンスターに乗って空を飛ぶ様子も公開されています。場面に応じて乗り物を使いこなし、冒険を進めていくようです。
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2Dモードと3Dモードの切り替え
美しい映像表現が特徴のPS4版に対し、3DS版では2Dと3Dのグラフィックを切り替えて遊べることが大きな特徴になっています。
2Dモードでは、ファミコンやスーパーファミコン時代のドラゴンクエストのようなドットのグラフィックでゲームを楽しむことができます。ドット絵のモンスターが愛らしいですね。3Dモードでは、キャラクターやモンスターなどの躍動感ある動きを楽しむことができます。
出典: www.youtube.com
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実機プレイでは、上画面は3D表示、下画面は2D表示でプレイする様子が披露されました。マップなどが違う描かれ方をしているのに、完全に連動して動く様子はなかなか感動的でした。スライドパッドで操作すると3D画面で、十字キーで操作すると2D画面で戦闘や会話が表示される仕掛けも興味深いですね。
物語を進めると、上下の画面を同じモードに統一することができます。この切り替えは教会で自由に行なうことができます。
ぱふぱふについて
さて、ドラクエシリーズで欠かせないものとは何でしょうか。もちろん「ぱふぱふ」ですね。ちょっと妖しい響きがするこの言葉ですが、ドラクエシリーズでは第一作から登場している定番ネタです。
ドラクエ11においても、比較的早い段階からぱふぱふイベントがあることを制作陣が明言しているあたり、ぱふぱふに対する思い入れは熱いものがあるのでしょう。実機プレイでは、ドラクエ2のぱふぱふがモチーフとなったイベントも披露されました。
驚くべきことに、ぱふぱふイベントには称号があるとのこと。ストーリーには直接関係ない可能性が高いのですが、ドラクエファンであれば、ぱふぱふイベントのコンプリートを目指したいものです。
「ふっかつのじゅもん」が復活
みなさんは「復活の呪文」をご存知でしょうか。古いドラクエファンならもちろん知っていることでしょう。ドラクエシリーズで冒険を記録する、つまりデータをセーブするものと言えば「冒険の書」ですが、オリジナル版のドラクエ2までは、「復活の呪文」というものが利用されていました。
この当時、ゲームソフトやゲーム機本体に、データを保存する機能はありませんでした。それゆえ、ゲームの進行状況を最大50字程度のひらがなの組み合わせで表現し、それを入力することで続きから始めることが可能になるという仕組みでした。
携帯電話もない時代ですから、画像として残すこともできず、テレビ画面に表示されたひらがなを一生懸命書き写すしかありません。復活の呪文には、オールドファンの思い出が詰まっているのです。
そんな復活の呪文が、2017年のこの世に復活します。当時のゲームと比べるとそのデータ量は格段に増加していますから、それらをすべて復活の呪文で表そうとすると、とんでもない文字数になります。
ですから、ゲームの大まかな進行状況などを復元する程度で、あとは進行状況から類推して適当なものが割り当てられるとのことです。ほかの機種でも共通して使えるとのことですので、データを移行して遊びたいときに便利な機能となりそうです。
さらにうれしいのは、過去作の復活の呪文が使えることでしょう。ゲームを少しだけ楽に進めることができる要素とのことですので、アイテムがもらえるのではないかと想像します。
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すれちがい通信について
3DSといえばすれちがい通信ですが、ドラクエ11にももちろんすれちがい通信の機能が用意されています。
ゲームをある程度進めたところにある「ヨッチ村」が、すれちがい通信の拠点となるようです。ここには謎の住民が住んでおり、すれちがい通信を繰り返すと増えていくとのこと。
詳細は不明ですが、「時渡りの迷宮」という施設を確認することができます。また、住民たちが横スクロールダンジョンを走る様子も公開されています。「オートラン」という表示が右上にありますから、プレイヤーが操作することもできるのでしょうか。
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すれちがい通信については不明な部分が多いものの、これまでのドラクエシリーズでも大きな話題になってきた要素だけに期待したいですね。また、PS4版にはどんなオリジナル要素があるのか気になるところです。
期待感高まる最新作
ナンバリングタイトルでは8年ぶりのオフライン作となるドラクエ11。
PS4版、3DS版同時発売など、これまでに公開された情報でも十分に期待させられるのですが、まだ明らかになっていない要素もたくさんあるようです。
発売日はまだ先ですが、そのときを楽しみに待ちたいものです。
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