本記事では『ニーア レプリカント』『ニーア オートマタ』と『ドラッグオンドラグーン』(以下、DOD)シリーズの時系列をまとめています。
ゲームの時系列を中心に、分岐やループ説など考察の根拠となる書籍や資料とあわせて紹介します。
目次
時系列まとめ
主な作品タイトル一覧
(上から時系列が古い順)
- 【漫画】どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ
… 『DOD3』本編より2年前の話 - 【ゲーム】DOD3 「ドラッグ オン ドラグーン3」
… A分岐開始(物語の一章開始)が西暦1000年ごろ - 【漫画】ドラッグ オン ドラグーン 死ニ至ル赤
… 西暦1096年、ウタウタイ『ワン』(弟)の話 『DOD3』Aエンドから繋がる - 【小説】ドラッグ オン ドラグーン1.3
… 『ドラッグ オン ドラグーン3 設定資料集+ザ・コンプリートガイド』に掲載された小説。 西暦1099年の話 『死ニ至ル赤』から繋がる - 【ゲーム】ドラッグ オン ドラグーン
…時期は『1.3』とほぼ同時期? - 【ゲーム】ドラッグ オン ドラグーン 2
…『DOD1』Aエンドから繋がる - 【ゲーム】ニーア ゲシュタルト
… DOD1の新宿エンド→ゲシュタルト計画から繋がる 西暦2049年にニーア(父)がゲシュタルト化 - 【ゲーム】ニーア レプリカント
… 西暦2053年にニーア(兄)がゲシュタルト化 - 【舞台】舞台ヨルハ / 【漫画】ヨルハ 真珠湾降下作戦記録 /【小説】少年ヨルハ
… レプリカントのEエンドからつながる世界、オートマタの前日譚となる物語 - 【ゲーム】ニーア オートマタ
… 西暦11945年、アンドロイド、機械生命体の話
大厄災からすべてが始まった
そもそも『DOD』シリーズは全て「西暦856年にイベリア半島で起こった『大災厄』によって分裂した多元世界」という設定があります。
つまり時系列の中で分岐が存在します。
- 『DOD3』から繋がるのは『死ニ至ル赤』『DOD1.3』『DOD1』 ※この件に関しては後述します
- 『DOD2』は独立しており、どこにも話が繋がっていない
- 『DOD1』Eエンドから『ニーア』に繋がる
『DOD3』は西暦900年代後期から1000年ごろの話です。
『DOD2』はおよそ西暦1090年ごろの話で、後に繋がる話が見つからないことから『DOD3』『DOD1』とは時間軸や分岐などが異なっている可能性があります。
『DOD1』は西暦1100年ごろの話です。ここから『ニーア』シリーズへ直接繋がります。
ここで書いている多元世界、とは同じ世界観でありながら描かれることは全く『別の物語』のことを指します。要はパラレルワールドです。
ニーアとDODは元々全く別の物語ですが、世界観は同じ。
DOD1、Eエンドで全く別物だった二つの物語が繋がった、ということになります。
『DOD』と『ニーア』の関係性について
『DOD(ドラッグオン ドラグーン)』は2003年にPS2用ソフトとして発売されたアクションRPGです。
マルチエンディング方式を採用しており、エンディングの分岐によって後の作品に話が繋がってゆきます。
本作のEエンド(新宿エンド)からおよそ1000年後の世界がニーアシリーズ の世界、となります。
『DOD3』から『死ニ至ル赤』や『DOD1』に繋がるのは?
『死ニ至ル赤』はDOD3のAエンドから、その後『DOD1.3』まで繋がることは前項で解説しました。
しかし、『DOD1』に話をつなげるにはDOD3のAエンドのみでは辻褄が合いません。
BエンドやDエンドなど、他のルートにしかない要素も繋がるために必要であるからです。
ですがCエンドからは、確認している中でどの話にも繋がっていません。
※『DOD3』ストーリーサイド(小説)から繋がるという説もあるようです。
あくまで考察の範囲ですが、それぞれのエンディングやルートの要素を踏まえると単純な分岐、ではないように思われます。
複数のエンディングを統合しているのか、あるいは時間軸が異なるのか、はたまた別の理由かは現在のところ不明ですが、おそらく一番濃厚なのは、複数のエンディングを統合した上で『DOD1』が形成されたと見ています。
ディレクター『ヨコオタロウ』氏の話
『DOD』『ニーア』のディレクター『ヨコオタロウ』氏が過去に語ったインタビューによると『DOD』と『ニーア』は「別世界の物語ではなく『同一世界の過去・未来』を描いたもの」とのことです。
※インタビューの出典は不明です。筆者の記憶を元にしています。
『DOD1』のEエンドループ説
時系列に関係する話で、大きな謎になるのが『DOD1』のEエンド(新宿エンド)です。
このエンディングがループしているという説があります。その根拠はいくつかあるので紹介いたします。
Eエンドとニーアの繋がり
Eエンドを見る条件として「作中に出てくる武器を全て集める」必要があります。
そのEエンド終了後に、ニーアシリーズの世界につながることが示唆されています。
ニーアの世界で登場する武器は浮遊・瞬間移動をするため、ただの武器ではないと推測されます。
これは、DOD1のEエンド時に新宿で死亡した竜が生み出したエネルギーがまとわりついたためと考えています。
大災厄を複数回経験しているキャラクターがいる
『DOD3』に登場する「アコール」というキャラクターが、大災厄を複数回経験していると思われる記述があります。
スマートフォン用ゲーム『シノアリス』では、アコールのシナリオが公開され、「前回の大災厄」と記述がありました。
以上より「大災厄」を含めて世界がループしている説はかなり濃厚です。
どの順番で遊ぶべき?
どの作品から遊んでも、これといった問題が生じることはありません。
現時点で遊びやすいのは間違いなく『NieR/Automata』か『NieR/Replicant』のリメイクです。
この2つは自信を持っておすすめできます。
世界観をしっかりと味わいたいのであれば『DOD』と『ニーア』を分けて遊ぶべきです。
ニーアを遊ぶのなら、ニーアを完走して、その後で『DOD』を遊ぶとよいでしょう。
逆も然りです。
『ニーア リンカネーション』について
スマートフォン用ゲーム『NieR/Re[in]carnation (ニーア リンカネーション)』は、これらの時系列へどのように関わっているかを考察します。
リンカネーション(通称リンカネ)では、『ニーア オートマタ』『ニーア レプリカント』『DOD3』のコラボイベントがあり、同作のキャラクターや武器が登場しています。
しかしながらこれらが具体的にリンカネのストーリーと関わりがあるかは示されていません。
作中に出てくる「武器」に刻まれた記憶を修復し、その力を手に入れる……という設定があるため、記憶さえ武器に残っていればいくらでも過去作のキャラクターを使役(召喚)可能、ということにもなり得ます。
本作のお披露目会で、ディレクターの「ヨコオタロウ」氏は未来という表現を使用しました。
そのため『ニーア オートマタ』よりも先の話であることが考えられますが、現時点(2021年7月)では具体的な関連性は判明していません。
主な参考資料
ドラッグオンドラグーン ワールドインサイド (DRAG-ON DRAGOON 10周年記念BOXに収録)
広告多すぎるし雑だし
このサイトに目を通すならYouTubeでハルトさんの解説動画見る方がいい
誰でも知ってること並べただけじゃん。
網羅って書いてあるけど時系列の順番の解説だけじゃん…
結構適当な記事で残念。