『Hollow Knight: Silksong (ホロウナイト:シルクソング)』は、世界中のレビューを集めた「Metacritic」でメタスコア92点。ユーザースコアは9.0点で「Universal Acclaim(普遍的な高評価)」を獲得。広大な世界観と洗練されたゲームプレイが高く評価されています。
目次
シルクソングのメタスコア評価概要
全体的な評価とメタスコア
『Hollow Knight: Silksong』は、海外メディアおよびユーザーの双方から「Universal Acclaim(普遍的な高評価)」を獲得しています。PC版の評価は以下の通りです。
メタスコア: 92点 (8件の海外メディアレビューに基づく)
- Positive (高評価): 88% (7件)
- Mixed (賛否両論): 13% (1件)
- Negative (低評価): 0% (0件)
ユーザースコア: 9.0点 (1,610件のユーザー評価に基づく)
- Positive (高評価): 87% (1394件)
- Mixed (賛否両論): 7% (116件)
- Negative (低評価): 6% (100件)
プラットフォーム別の評価状況
各プラットフォームにおける海外メディアの評価状況は以下の通りです。
- PC: 92点 (8件のレビューに基づく)
- PlayStation 5: 90点 (5件のレビューに基づく)
- Nintendo Switch: tbd (評価未定、6件のレビューに基づく)
- Xbox Series X: tbd (評価未定、2件のレビューに基づく)
- Nintendo Switch 2: tbd (評価未定、5件のレビューに基づく)
- Xbox One: tbd (評価未定)
- PlayStation 4: tbd (評価未定)
海外メディアからの評価詳細
高評価のポイント
海外メディアのレビューでは、本作の以下の点が特に高く評価されています。
壮大な規模と芸術性: 7年をかけて開発された「比類ない規模と芸術性」を持つ2Dメトロイドヴァニア。開発者の作品への深い愛情が感じられる。
純粋なメトロイドヴァニア体験: 「数年ぶりにプレイした純粋なメトロイドヴァニア」と評される、ジャンルの本質を極めた完成度。
傑作としての完成度: 期待を上回る「傑作」であり、Team Cherryのスキルと忍耐が結実した作品。
ゲームプレイ要素の質の高さ: 戦闘、ビジュアル、ストーリー、サウンドトラックが「素晴らしい」と絶賛されている。
挑戦的なゲーム体験: プレイヤーを魅了し、挑戦させるゲーム性。待つ価値があったと評価される。
評価が分かれるポイント
一方で、一部のレビューでは以下の点について言及があり、評価が分かれる要因となっています。
高い難易度: 「非常に厳しく、反復的な部分があり、意図的にイライラさせられる」と感じる瞬間がある。
万人向けではない可能性: 高い難易度を受け入れられないプレイヤーには向かないかもしれない、という指摘。
デザインの方向性: 「イライラさせるデザイン」によってターゲット層を限定している可能性。前作よりも難しい体験を提供することで、一部のプレイヤーを失う可能性が指摘される。
洗練さの欠如: 困難さや挑戦的な側面が「より洗練された方法で実行されていれば」完璧だったかもしれない、という意見。
個別の海外メディア評価ピックアップ
Multiplayer.it (100点): 「Hollow Knight: Silksongは、単に存在すべきではないビデオゲームである。」7年間かけて開発された壮大な2Dメトロイドヴァニアであり、比類ない規模と芸術性を兼ね備えている。愛を込めて作られたゲームを体験することの美しさを思い出させる作品。
Gamereactor UK (100点): 「Hollow Knight: Silksongは傑作であり、疑問の余地はない。」期待を遥かに上回り、Team Cherryがその地位を確立した。挑戦的なゲームやメトロイドヴァニア好きには強くお勧めできる。
DualShockers (90点): 「Hollow Knight: Silksongは素晴らしいゲームだが、いくつかの疑問点によって抑えられている。」最高の状態では、これまでにプレイしたどのゲームよりも優れており、ほぼ完璧なデザインの傑作。しかし、非常に厳しく、時には意図的にイライラさせられることもある。
Gamekult (70点): 「Hollow Knight: Silksongは非常に厄介なケースである。」多くの困難に直面して失望する可能性がある。より難しい体験を提供することで、Team Cherryは一部のプレイヤーを失うかもしれない。大胆な選択だが、より洗練されていれば称賛できた。
ユーザーからの評価
ユーザーが高く評価する点
ユーザーレビューでは、以下の点がポジティブな意見として多く挙げられています。
没入感と世界観: ゲームの没入感と世界が素晴らしい。
キャラクターとシステム: ホーネットのプレイスタイルとビルドシステムが非常に良い。
芸術性とサウンド: 素晴らしいアートスタイルとサウンドトラック。
戦闘とボス: 戦闘は慣れれば難しくなく、ボスがクール。
探索: 探索できるマップが広い。
難易度: 難易度が「ちょうどいい」と感じるユーザーもいる。
ユーザーが指摘する改善点
一方で、ユーザーからは以下のような改善点や不満も指摘されています。
敵とボスの多様性: 一部の敵は弾幕系に見え、特定のボスの動きは面白みに欠け、深みがない。
探索の報酬: 探索に対する報酬が少ないと感じる。
システムへの不満: ロザリオシステムに対して「資本主義的」といった不満の声。
ゲームプレイの反復性: 一部のボス戦が「疲れるほど長く」、引き返しも長い。単調で退屈に感じる場面がある。
操作性: 壁登り(キャラクターがプラットフォームの側面にぶつかった際の挙動)が苦手という個人的な意見。
マップとエリアデザイン: 一部のエリアが「意味がなく」、移動しにくい。
難易度と利便性: 低ライフ時の回復メカニクスがイライラする(簡単な敵を倒さないと回復できない)。マップがない状態でボスに遭遇し、一度で倒せない場合、長い引き返しが必要。ボスの前にセーフスポットがないことへの不満。
経済システム: ルートエコノミーがひどく、買うものが多すぎるのにお金が足りず、MMOのように敵を繰り返し倒して稼ぐ必要がある。
マップシステム: マップシステムを使用するために常にアイテムを装備する必要がある。
品質管理: プレイテストが不十分だった可能性を指摘する声。
総評:『Hollow Knight: Silksong』の全体像
『Hollow Knight: Silksong』は、海外メディアとユーザー双方から「Universal Acclaim」を獲得する、高い評価を得た作品です。PC版ではメタスコア92点、ユーザースコア9.0点という高得点を記録し、広大な世界観、美しいアートスタイル、洗練されたゲームプレイが高く評価されています。特に、7年をかけた開発期間を経て実現した壮大な規模と芸術性は、多くの批評家から絶賛されています。
しかしながら、その高い難易度や一部のゲームメカニクスについては、プレイヤーによっては「非常に厳しく、イライラさせられる」と感じる可能性があることも指摘されています。これは、本作が前作以上に挑戦的な体験を追求した結果であり、プレイヤーの好みが分かれる要因となっています。
総じて、『Hollow Knight: Silksong』は、メトロイドヴァニアジャンルの新たな傑作として、その挑戦的なゲームプレイと深い世界観を求めるプレイヤーに強く推奨される作品です。
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