ミステリーファイルから読み解くスプラトゥーンの世界観その２｜スプラ２のミステリーファイル

【01】

「先日のちびっこ民謡選手権にて
ある少女の歌の途中　謎の衝撃波が発生し
機械が壊れる事件がありました　幸い　けが人はいなかったということです」

【解説】初代スプラトゥーンのアイドルシオカラーズもちびっこ民謡選手権出身ですが、ヒメも同じなようです。しかもヒメの声には割と威力の高い衝撃波が発生する模様。スプラ2の追加DLCオクトエキスパンションのラストにも繋がる重要な情報です。こんな小さな頃から機械を壊すほどの威力があったんですね！

【02】

コアな音楽ファンの間で語り草となっている　2年前の伝説の地下ライブ
“DJ Octavio”のオドロキのプレイと　シオカラーズによる奇跡のコラボレーションは
その場にいたものすべてを　ホネぬきにしたという　

【解説】

【03】

「〜カンブリアームズ移転のおしらせ〜
いつも　ご愛顧いただき　まことにありがとうございます
このたび　営業所を移転いたしますので　お知らせいたします」

【解説】ブキチが営むカンブリアームズがハイカラシティからハイカラスクエアへ移転する際のお知らせのチラシのようです。スプラの世界の文字はアルファベットとリンクしているので頑張ればある程度読むことができます。右にあるのはおそらく新店舗で使用できる30%OFFチケットでしょう。

【04】

移動販売を始める方法について　詳しく解説した本のようだ
比較的新しいもののようだが　アゲモノでもしていたのか　油で汚れている

【解説】こちらはハイカラシティでクツ屋をやっていたロブがハイカラスクエアでキッチンカーにてドリンクとフードを販売するにあたり読んで参考にしたと思われる、いわば「移動販売の始め方」的マニュアルのようです。右の書類は食品を販売するにあたって必要な「食品衛生責任者」の資格の証書やその他営業許可に関するものだと思われます。

【05】

キバツな髪型の若者による成功談を語った記事のようだ
「座っているだけで　年商1億ゲソかせぐ方法！ジッセン形式で！」
こんなあやしげな話に乗るヤツが　いるのだろうか？

【解説】初代スプラトゥーン(WiiU)でギアの注文やスロットのクリーニングなどを請け負っていたダウニーに関する記述です。ダウニーはかなり闇の商売のような設定だったので、この記事もうなずけます。年商1億も稼いでいたとは驚きです。こんな話に乗るヤツいるのか？とありますが、これに乗っかたのがスパイキーなんですね。

【06】

抱き合うふたりに　なにがあったのか
どんなに愛しあっていたとしても　目指す道を違えることはある
いつの時代も愛の形はかわらないようだ

【解説】こちらはスプラ2のクツ屋「ドゥーラック」の店員シガニー。シガニーと抱き合っているのはスプラ2のBGMを演奏するバンド「Wet Floor」のドラム担当カザミです。2人は元恋人同士であり、何らかの理由で悲しい別れをしたようです。方向性の違いでしょうか。それともタカアシガニとコンペイガニという種族の違いからでしょうか。左にある譜面の曲は、なんとシガニーのクツ屋で聴くことができます。BGMをしばらく聴いていると挟み込まれていますのでぜひ聴いてみてくださいね！

【07】

長い旅の途中に　ハイカラスクエアにたどりつくものは多い
さまざまな海からきた若者が　行き交うこの街は
つねにカラフルな出会いに　満ちている

【解説】写っているのはアタマ屋「エボシ・エボシ」のミウラです。彼女は旅をしていてハイカラシティにたどり着いたようです。相方のエビィも一緒に旅してきたようですね。飛行機のチケットのようなものが貼られていますが、この世界に飛行機はあるのでしょうか、と思ったらハイカラスクエアの広場の空を眺めていると時折飛んでいます。ヘリコプターや飛空艇もあるし、人類が滅んだのちの世界とはいえある程度の技術は発展しているようです。

【08】

年1回おこなわれている　全国かるた大会
突然現れた新人・ビゼン氏が
他の強豪を打ち負かし　総合優勝を成しとげた

【解説】ビゼンは、ハイカラシティにいたエチゼンから分裂して発生したという噂もあるエチゼンそっくりなフク屋「フエール・ボンクレー」の店主です。古い書物でイカの言葉を覚えたという設定なので、古い書物の中にイカ世界の万葉集のようなものがあったのかもしれませんね。それが故の、あの言葉使いだそうです。

【09】

「イカしたギアを　ネットでゲット！
ひと味ちがう　ギアパワー！とげとげボーイへ　デリバリー！
担当：アネモ」

【解説】前作でアタマ屋をやっていたアネモがスプラ2ではネットショップ「ゲソタウン」経営者に転身。通常お店で売られているギアとは違う基本ギアパワーの付いたギアをスマホから注文できるようになりました。これらはそのネットショップの宣伝のようです。

【10】

「新装海鮮！　イカッチャにおいでよ！
ハイカラ地域最大の店舗　OPEN！
みんなで行こッチャ　たのしいイカッチャ！」

【解説】ハイカラシティにあったゲームセンター「イカッチャ」がハイカラスクエアに新しく地域最大店をオープンさせたとの広告です。イカッチャはオフラインで近くにいる友達同士ローカル通信を使って遊べるモードです。

【11】

「当局が発表した　レギュレーションの大幅な変更により
スペシャルウェポンの　総入れかえ実行への流れが強まり
関係各所は　対応に追われている」

【解説】レギュレーションとはいわばルールのこと。前作からスプラ2に移る間にルールは大きく変わり、これまでのスペシャルウェポンが全て新しいものに入れ替わることとなったようです。ルールがそんなに変わったとは思えませんが(アサリは増えたけど)、使用ブキが常に確認でき、さらにスペシャルが溜まっていることが常に表示されるようになったため、これまでのスペシャルウェポンでは有利不利が生まれてしまうことを懸念しての入れ替えでしょうか。

【12】

若者のあいだで流行っている　自分の生活のようすを写した写真のようだ
イカしたヤツに見せるための　涙ぐましい努力がかんじられる

【解説】イカ＆世界のInstagramのようです。Facebookかもしれません。みんなこれにオシャレな写真を載せようと涙ぐましい努力をしているなんて、人間世界と同じですね…？ラテアートや目玉焼きがイカ模様になっているのが可愛いです。一番右は「彼女となう」みたいな匂わせ写真ですね。

【13】

トレンドのギアには　さまざまな最新技術がもりこまれている
湯引き加工による　なめらかな曲面仕上げ
とれたて記事のあぶりで　密度と強度を高めた繊維
オシャレと機能性の両立が　イカしたギアをつくりだす

【解説】ギアのデザイン画のようです。ちゃんと通気性や軽量化、動きやすさなど考えられて作られているんですね。まあ明らかに機能性ゼロなギアもたまにありますが…。

出典： twitter.com

【14】

最新の研究によると　イカたちが出すインクは
空気中のとある微生物により　急速に分解され
あたかも　消えてしまったかのように見えていいることが　発見された

【解説】バトルに使用されるインクは微生物によって分解されるため、バトル後すぐに消えてしまうことがわかったようです。このおかげでたったあれだけのマッチング待ち時間でステージが綺麗に元通りになり、再びバトルを楽しめるというわけですね。哺乳類は絶滅しても、微生物はたくさん生き残っているようで、追加DLCのオクトエキスパンションの背景などにも登場しています。

研究しているのはタコなんですね。イカはみんな楽天的でそんなこと気にもしていなさそうですもんね。笑

【15】

「”Wet Floor”スリップ注意の新アルバム発表！
さまざまに変わりゆくフロアを染める彼らは
HiColorでありながら　無色　ドライなようで　みずみずしい
まさに現在のナワバリシーンを代表する　新世代ロックバンド！」

【解説】スプラ2から登場したロックバンド「Wet Floor」の宣伝のようです。タワーレコードのようなシールが見えるので、頻繁にスプラとコラボをしているタワーレコードの店頭POPのイメージかもしれません。「Wet Floor」がスプラ2で担当している曲は発売と合わせて実装された8曲です。その中にはもちろんCMなどでお馴染みのメインテーマ曲『Inkoming!』も含まれています。

【16】

「〜イクラ狩り　アルバイト募集〜
年齢不問！誰でもできる　簡単なお仕事！
若いスタッフが多く、明るく楽しい環境です！友達との応募もOK！」

【解説】ここから4枚ほどサーモンランに関する記述が続きます。こちらはバイト募集のアヤシイ広告です。ちなみに時給制ではなく、ポイントによるカプセル交換という出来高制。しかも交換できるのはランダムで何が出るかわからないカプセルとあってかなりブラックな香りがしますが、ギアパワーのかけらやドリンクチケットなど入手が難しい報酬もあるため、イカやタコたちにとってはいいお小遣い稼ぎになっています。

【17】

「七つの　輪より　煙が　上がり　海から　赤き　魚　が現れ
地の　あらゆる物を　喰いつくした
-マダイによる予言書　10章10節」

【解説】マダイという予言者の予言の書のようです。七つの輪というのはおそらく7種類のオオモノシャケのことです。逃げているように描かれているのが人間なのかイカなのかはわかりませんが「喰いつくされる」という記述からマダイや逃げている人は海の生物寄りな気がします。シャケたちは色々な土地を移動してその場にいるものを喰いつくすエイリアンのような存在なのかもしれません。謎が深まります。

【18】

中世の時代に　描かれた絵画のようだ
70年に一度起こるといわれる
シャケの大移動の様子が　描かれている

【解説】中世の時代=人間のいた時代を指すかどうかはわかりませんが、こちらもサーモンランに関わる資料です。シャケは70年に一度大移動をしてその地に住むものを喰いつくすようです。スプラトゥーン3がスプラトゥーン2の時代から何年後なのかはわかりませんが、かなり時間が経っていそうなイメージから、シャケたちはまたどこかへ大移動してしまっている可能性も十分あります。スプラ3の世界ではサーモンランに代わる別のバイトが流行っているかもしれません。

【19】

シャケの戦士は　ブキの手入れをかかさない
ひいおじいさんの代から受けついだフライパンを使う
彼の眼には　戦士としてのゆるぎない誇りが感じられる

【解説】サーモンランに登場するシャケたちは皆「戦士」のようです。ひいおじいさんの時代から同じブキを使っているとなるとやはり70年前にスプラ2の地にやってきた感じでしょうか。だとするとそろそろ大移動の時期です。やはりスプラ3にサーモンランはないのでしょうか。

【20】

「受験生の悩みに　テキト〜に答えま〜す
ゆるホタ勉強エンターテイメント『ホタルのヒカリ』
毎週木曜深夜25:00〜放送開始！」

【解説】前作のラストフェス後お互いソロの仕事も増えたシオカラーズ。ラストフェスの結果(アオリvsホタルでホタルの勝利)も相まってなんとなくぎこちな日々を過ごしていた2人。こちらはホタルちゃんが始めたラジオ番組の宣伝です。受験生の悩みをあのホタルちゃんのゆるさで受け流してくれる神がかった番組ですね。画像左にあるストラップはおそらく悩み相談に採用されたリスナーへのプレゼントだと思われます。ここから3枚、シオカラーズの記述が続きます。

【21】

「先月末　ニューサーディンでの　ドラマ撮影を終え、
空港に到着した　シオカラーズのアオリさん
ファンがつめかけ　現場は大騒ぎとなった
笑顔でこたえるも　その表情にはすこし疲れの色が浮かんでいたようだ」

【解説】アオリちゃんはソロでドラマの撮影があったようです。しかし表情にはすこし疲れが出ていた模様。この時すでにアオリちゃんは、今後何か大変なことが起こることを察知していたのかもしれません。そんな予感が的中したのか、この後行方不明になるアオリちゃん。ホタルちゃんの気持ちを思うと切なくなります。ホタルちゃんの失踪についてはこちらの記事→「シオカラーズは解散しません！と思いたい、これまでの経緯と最新情報まとめ！」をご覧ください。

【22】

「おは〜アオリだよ♡♡ blogお久しぶりです＜:ミ＜:ミ
一人でいると　なんか色々考えちゃって　頭グルグルする…(>_<;)
でも　今日からまた撮影がんばりま〜す！　イカ、よろしく〜( ´ω｀)」

【解説】アオリちゃんの公式Instagramのようです。ラストフェスの結果をかなり気にしていたのか、一人で思い悩むことも増えたようです。そんなココロのスキマを利用したタコ陣営に囚われの身となるアオリちゃん。続きはスプラ2のヒーローモードでご覧ください。ラスボスとの戦闘シーンは鳥肌が立つほど感動します！ちなみに「く:彡」はリアル世界でもよく使われるイカに見える顔文字で「くコ:彡」とも表されます。

【23】

「このレイアウトはダメ！おもーい感じで　ぶんちん　みたいだよ！」
「そういうときは　ラメやテープでデコっちゃえ！
見た目あかるく　気分もかるく　あるくタコさんも　たのしくなるよ！！
みんなで　やってみようね！イカ、よろしく〜〜！！」

【解説】雑誌の特集のような記事ですがノートのような紙に書かれているため個人の制作物でしょうか。ヒーローモードのステージを可愛くたのしくデコろう！といった内容で、蛍光ペンなどが使用されとても可愛く仕上げられています。イカたちに向けられた物なのか、ステージに配置されるオクタリアンたちに向けられた物なのかは不明。しかし最後に「イカ、よろしく〜」とあるのでイカ側が書いたもの？オクタリアン側がイカのマネをして遊んでいる可能性もありますが。あのたくさんのデコレーションやラメインクは見た目を明るくしてたのしくプレイするためだったんですね。

【24】

戦略タコツボ兵器に関する論文のようだ
タコ足を移植することで思うままに兵器を操るための研究だ
そのマジメさに裏付けられたタコの研究レベルは
世界平均の15年先を進んでいるという

【解説】タコ陣営には優秀な人材が多いようで、こちらはヒーローモードで使用する兵器についての研究です。なんといくつかの兵器はタコの足を移植して操っているとのこと。図によれば切り取ったタコ足にヒーローモードのラスボス「DJタコワサ将軍」の何かをふりかけています。(わさび？笑)これはすごい技術です。一方やってくるイカは気分屋でゆる〜い感じなので、戦いに敗れた際タコ陣営はかなりの屈辱を感じるだろうなと思います。

【25】

「アオリ　チヤン　ホタル　チヤン
参号ト　チョット　奥ノ岬ノ調査に　行ッテキマス
スコシ遅クナルケレドモ　オハギヲ　タベテ　マッテイテ　クダサイ」

【解説】この文体と「参号」と出かける、と書かれていることを考えるとどうやらこちらはアタリメ司令からシオカラーズに当てたハガキのようです。相変わらず渋い文字で書かれたハガキの横には北海道に似た地図が貼り付けられています。こちらの調査によりアタリメ司令と3号が留守中、代わりに一人でオクタリアンを観察していたのがホタルであり、不穏な動きを察知した際スプラ2のプレーヤーである4号に声を掛けたわけですね。

【26】

カラマリ研究室の映像記録 5628番：
歴史的遺産として厳重に管理されている旧世界の棺桶のような装置
先日　掃除の際にまちがえてコンセントが抜かれてしまう出来事があったが
驚いたことに未だ装置は動いている

【解説】こちらは前作スプラトゥーン(WiiU)のミステリーファイルの最後に登場した、人間である教授が海面上昇による人類滅亡を予測し、ジャッジくんを入れたタイムカプセルのような物です。このカプセルは10000年を過ぎても開くことはないため後のイカ世界では歴史的な遺産として厳重に扱われていました。

【27】

「おお　ジャッジよ　このカプセルが開いた先の未来
お前は一人かもしれない　そのときは　カプセルを再起動するのだ
おお　愛するジャッジよ　罪にまみれた　私をゆるしてほしい」

【解説】なんと衝撃の事実が発覚します。哺乳類の生き残りはジャッジくんだけであったはずなのに、一体コジャッジくんはどこからやってきたのか？みんなが知りたい事実がここにありました。中央あたりに書かれている図、ジャッジくんの足元にもう一つカプセルがあるのです。中にはまるで卵のようなもの…そして、さらに細胞分裂をして何かの生物に育っていく写真が添えられています。しかも、時系列がちょっとわかりませんがどう見てもコジャッジくんの写真。つまり博士は倫理的タブーを犯し、人工的にジャッジくんの子どものような存在を創り出していたのです。「罪にまみれた」とは、タブーを犯し声明を創り出してしまったことからこぼれた教授の懺悔なのでしょう。

【28】

ようこそ！！”谷の楽園”タコツボキャニオンへ
記念ステッカーを集めて　旅の思い出に！

【解説】ヒーローモードの入り口となるタコツボキャニオンのグッズのようです。イルミネーションや看板が煌めくタコツボキャニオンはその昔は観光地だったのかもしれません。茶屋はそのなごりでしょうか。