ミステリーファイルから読み解くスプラトゥーンの世界観その１｜初代スプラトゥーン ミステリーファイル

【01】

ナマズは　古来よりエネルギー源として

重宝されてきた

ハイカラシティの電力供給も

御年100歳のオオデンチナマズによるものだ

【解説】ヒーローモードをクリアするとハイカラシティの広場正面、ロビーの上に帰ってくるオオデンチナマズはハイカラシティの電力供給源だそうです。スプラトゥーン2(Switch)ではゲーム起動後放置しているとたまに空を飛んでいるオオデンチナマズですがこの時点で100歳だとすると…。同じオオデンチナマズなのか次世代の個体なのかは不明です。

【02】

「わしらオクタリアンのせかいは
ちかにあるんじゃ

どうくつどうしはヤカンの
“てんそうそうちで”いききするんじゃよ」

「へ〜 ボクたちのすんでいるところは
こうなっていたんだね！」

【解説】ヒーローモードで敵として戦う「オクタリアン」。なぜかオクタリアン目線のこのファイルは、さながらオクタリアン小学校の歴史の授業？あの広大なヒーローモードのステージが全て地下にあるとは驚きです。確かにどのステージでも青い空は見えませんね。

【03】

オクタリアンの乗る機械のようだが

中に何も入ってない
一体どうやって動いているのか

いや やる気さえあれば
なんとかなるのかもしれない

【解説】ヒーローモードの敵「タコトルーパー」が乗っている機械ですが、動力源がないことがわかります。原動力はオクタリアンの「やる気」である可能性が示唆される内容です。

【04】

およそ2000年前の地層から発見された
最古のナワバリバトルの記録だ

このころすでに4対4で行うなど
基本的なルールは確立していたようだ

【解説】なんと最古のナワバリバトルの記録は2000年前だそうです。そんな大昔からイカたちはナワバリバトルを楽しんでいたのですね。もしかしたら当時は単純にバトルを楽しむというよりも、本当のナワバリ争いだったかもしれませんね。

【05】

「恐怖！イカの生態」

「イカ足：ひと跳び150cm」

「イカ骨：無い」
「イカ眼：100m先のエモノも見逃さない」

「イカ脳：享楽的で単純細胞」
「インク袋：インクを高密度に圧縮貯蔵」

【解説】こちらもオクタリアン側のイカに関する資料のようです。イカたちはかなり視力が良いことがわかります。享楽的で単細胞、はある意味褒め言葉ですね。私たちニンゲンも見習いたいものです。

【06】

「エネルギー省は
今後更なる電力不足が予想されることを発表

地下ドームの老朽化も深刻で
市民生活はさらに厳しくなる見込み」

【解説】こちらもオクタリアン側の資料になります。オクタリアン界のエネルギー省は電力不足について警鐘を鳴らしているようです。オクタリアンたちが暮らす地下ドームの老朽化など、生活に関する課題は山盛りのよう。電力不足を危惧してのオオデンチナマズ誘拐だったのですね。

【07】

ナワバリバトルで塗られたインクは

しばらくするとすっかり消えてしまう

環境にやさしいというか
都合がいいというか…

【解説】ナワバリバトルで塗りまくったインクが次のバトル時には綺麗に消えていることに関して書かれています。ヒラメヶ丘団地などは干してある布団にまでインクがかかっていましたが、すっかり消えてしまうシステムなら安心ですね！ちなみにスプラトゥーン2の時代でインクは空気中の微生物によってすごい速さで分解されていたことが判明します。

【08】

「”失楽園”　作：タコランジェロ」

【解説】旧約聖書の有名な話、アダムとイヴが禁断の知恵の実を食べて楽園から追放される「失楽園」がタコの世界にも存在するようです。怒っているイカが描かれているので、もしかしたらオクタリアンは表の世界からイカに追放されたタコの末裔なのかもしれませんね。

【09】

オクタリアンの中にも
ヒト型に擬態できるものがいる

運動能力に優れ　非常に好戦的
階級が高いものは頭にワカメを付けている

その怪しげな瞳は　何を考えているのか？
何も考えていないのか？

【解説】ヒーローモードに出てくる強敵(?)タコゾネスに関する記述のようです。頭にワカメが付いているタコゾネスは他のタコゾネスよりも階級が高いそうで、ヒーローモード内でも他のタコゾネスよりもちょっと動きが機敏で苦戦する敵となっているのもうなずけます。

【10】

海面上昇により　地上の生物は息絶え

誰もいなくなった大地に　イカの始祖は
その10本足を踏み入れる

こうして　軟体世紀は幕を開ける

【解説】海面上昇により人類(哺乳類)が滅亡し、イカが上陸して進化した、というのはスプラトゥーンファンであれば周知の事実です。が、先ほどミステリーファイル【04】で「2000年前からナワバリバトルがおこなわれていた」という記述がありました。ということは2000年前にはもうイカは地上でナワバリバトルをしていたわけで、となるとこのスプラトゥーン(WiiU)の世界は人類(哺乳類)滅亡から一体どれだけの月日が流れた後なのでしょうか。それに関しては後に出てくるファイル【27】に『10000年』というキーワードが出てくることで推測できます。

【11】

年に2回行われる

ハイカラ・コレクション

そのイカしたファッションに
街の若者の目は釘づけ

バトルとファッション以外に
考えることはないのだろうか？

【解説】こちらはハイカラシティのファッションに関する記述ですね。イカたちはファッションに大変興味があるという設定ですが、モデルはエチゼンじゃない方がいいとおもいます。笑

【12】

大ナワバリバトルの緒戦は
タコ陣営の勝利となる

勤勉なタコ陣営は
朝早く起きれなかったイカ陣営を難なく制圧

イカの享楽的な性分は
100年前も同じだった

【解説】イカとタコはスプラトゥーン(WiiU)の時代から100年前に「大ナワバリバトル」と呼ばれる戦いをしていたようです。戦いはイカ陣営が寝坊したおかげでタコの初動が刺さった模様。タコは早起きが平気なんですね。

【13】

アゲアゲの爆音とともに現れた
”戦略タコツボ兵器”は

イカの本陣まで一気に侵攻
勝利の一歩手前までにじりよったものの

コンセントが外れるアクシデントで
悲しき無用の長物と化す

【解説】先ほどのファイル13の戦いは、タコの秘密兵器によりイカ陣営の敗北…かと思われましたが、タコの秘密兵器のコンセントが外れてしまい、そのチャンスを逃さなかったイカ陣営の勝利となったようです。コンセントで動く秘密兵器とはどんなものだったのでしょうか。ファイルの画像を見ると大きなタコそのものですね。

【14】

勝利の女神は
イカ陣営に微笑むことになった

最後の決め手は　足の数というのが
最近の定説である

【解説】大ナワバリバトル、イカ陣営の勝利を伝えるファイルです。ジャッジくんがイカ陣営の主導者のような写真が貼られていますが、なぜジャッジくんが中央に写っているかは、この後出てくる哺乳類が絶滅する前ジャッジくんの飼い主であった博士(たぶん普通に人間)の記述から推測することができます。

【15】

カラストンビ部隊の写真は
この一枚しか残されていない

名前もわからない腕組みの青年が
この伝説の部隊を率いていたようだ

一年続いた大ナワバリバトルの終焉も
もうすぐである

【解説】大ナワバリバトル時代撮影された「カラストンビ部隊」の写真です。記述によると腕組みをして座っている青年が、ヒーローモードでNEW!カラストンビ部隊を指揮するアタリメ司令のようです。ということは単純に考えてスプラトゥーン(WiiU)時代のアタリメ司令の年齢は100歳を超えているということに。イカ世界の寿命は知りませんが…。

【16】

大ナワバリバトル以前は　イカとタコの
種族間を超えた交流もあったようだ

更なる海面上昇により　狭くなったナワバリを
奪い合うことになろうとは

この若者たちにも
想像できなかったことであろう

【解説】大ナワバリバトルが勃発する以前はイカとタコには多少交流があったようです。スプラトゥーン2(Switch)でイカとタコが仲良くバトルをしているのは、自然なことなのかもしれませんね。

【17】

「ちびっこ民謡選手権　優勝は
シオカラ地方出身の　いとこ同士のふたり

おもわず浸透圧がアガリきる
その歌声に　審査員も満場一致の大拍手！」

【解説】時代は100年後、スプラトゥーン(WiiU)時代へ戻ります。こちらはシオカラーズに関する記述です。シオカラーズのアオリとホタルは従姉妹同士で、このちびっこ民謡選手権優勝をきっかけに誰もが知るスーパーアイドルへと成長していきます。この頃の歌声もさぞや可愛かったことでしょう。シオカラ地方出身のユニットとしてデビューしてしばらくは人気もパッとしなかった模様。4thシングルとなる『シオカラ節』の大ヒットとその抜群のルックス、ファッションセンスが相まって一躍人気者に。

【18】

「ブイヤベース
いつでも真夏の大・大・大SALE！

すべてがマストバイ　とにかくマジヤバイ

ダサいヤツらはオコトワリ

おいでませ　イカすガール！
待っているぜ　イカすボーイ！」

【解説】こちらはハイカラシティにあるショッピングエリア、ブイヤベースのSELEの広告のようです。スプラトゥーン(WiiU)をプレイしていてブイヤベースがセールを行った記憶はありませんが、ぜひゲーム内でもフェス期間中などにセール価格での販売を実施して欲しかったですね！

【19】

ワサワサしてる方に
ヒラヒラ泳いでる方が　取りついているのか

ヒラヒラ泳いでる方が
ワサワサしてる方を　あやつっているのか

どっちなんだろうか？
まぁ　どっちでもいいんだが

【解説】ブイヤベースのアタマ用ギア屋さんにいるイソギンチャク(?)のアネモと、その頭で共生しているクマノミのクマノに関する記述。アネモは若者と会話をするのが苦手だけど、店内の手書きポップは別人のようなハイテンション。もしかしたらクマノの方がアネモを操っている説？！

【20】

「あの　ドンシャリサウンドが
さらにイカしてナウ音セール

いつまでもカラフルで
ちょっぴりセピアな珠玉のテンタクル！

ナワバリバトルの必聴アイテム！
Squid Squadの”イカスキッズ”」

【解説】こちらはバトルのBGMを演奏するカリスマバンド「Squid Squad(スクイッド スクアッド)」の宣伝のようです。彼らのすべての曲の作詞作曲を担当しているのはギター兼ボーカルの青い頭の彼。一番左のオレンジ頭はこのバンド紅一点であるキーボードの女の子です。

【21】

何だこれは　クツ屋の店員にそっくりだ

エビを食べてしまう
生き物がいたのだろうか？

なんと　おぞましい…

【解説】「エビを食べてしまう生き物がいたのだろうか？」との記述から、このファイルは遥か昔まだ人類が地上で栄えていた時代のレシピ本のようです。こちらはエビフライなのでクツ屋の店員ロブの名前が出ていますが、その昔はイカもタコも人類に食べられていた…と考えると不思議な気持ちになります。10000年以上前のレシピ本がこんなに色鮮やかに保管されているとは、スプラトゥーン(WiiU)時代の研究者たちの過去に対する探究心が伺えます。大半のイカたちは興味なさそうですが。笑

【22】

「我々は　暗い海から光を目指し
遠い昔　地上へと進出した

さらに光を求め　ここに外宇宙に向け
円盤に込めて　メッセージを送る

いつの日にか　もうひとりの我々に
出会えるだろうことを信じて」

【解説】哺乳類が絶滅した後、海から地上へ上がり進化したイカたちは宇宙への憧れも持っていたようです。こちらは私たちのリアル世界で1977年に打ち上げられた探査機ボイジャーに搭載されていた宇宙人へのメッセージを記録した金色のレコード盤のパロディです。円盤に書かれたイラストは、ボイジャーよりも前に宇宙へ打ち上げられたパイオニア探査機に取り付けられた金属板に書かれている人間の男女の姿を模しているようです。宇宙は広いので、どこか遠くの星で同じようにナワバリバトルに明け暮れる生物がいるかもと思うと夢が広がります。

【23】

シオカラ地方発祥の　シオカラ節

全イカのDNAに
刷り込まれているといっても過言ではない

もともとは豊漁の祝いと
母なる海への畏れを唄ったものである

【解説】シオカラ地方出身のシオカラーズが、デビュー後発表した4thシングル「シオカラ節」の譜面です。すべてのイカにこのシオカラ節の魂が宿っているとのこと。スプラトゥーン2(Switch)のヒーローモードではラスト重要なシーンでこの曲が流れ、大変テンションが上がります。

【24】

「カミはなぜ　我々を造りたもうた
何のため　我々は存在する

その答えを望んではいけない
我々はただそのコトバに従い

セカイと接続し　夜通しマツリに
明けくれるのみ　ただ　それだけ」

【解説】フェスの告知は毎回FAXで送られてきます。イカ世界のカミは何故このフェスを執り行うのか、真相は謎のままですが、イカたちはたぶん、物事のなかなか決着のつかない争いの答えを楽しくかつ公平に導き出せるのは良いことだ！…とは思わず「なんか楽しいから盛り上がろうぜ！」と思ってそうです。

【25】

「学会で海面上昇の危機を叫ぶも
誰も信じようとしない

このままでは人類の文明はすべて
深き海の底に沈むであろうに

何も知らないこの子も
海の藻屑と消えゆく運命なのだろうか…」

【解説】スプラトゥーンの世界になぜ人類はいないのか。なぜジャッジくんは「生存が確認されている唯一の哺乳類」(公式説明)なのか。その辺りの謎はここまでのファイルと、最後のファイル【27】で少し推測することができます。人類は海面上昇の危機から逃れることはできず、ジャッジくんの飼い主であった教授は、ジャッジくんに未来がないことを悟りたいへん嘆いておられます。

【26】

一万二千年前の地層から発見された

内骨格をもつ生命体の化石標本

頭蓋の大きさから知能は決して高くなく

かなり原始的な生物のようだ

カラマリ教授による最新研究では

神聖な儀式の最中だったと推測されている

【解説】スプラトゥーン(WiiU)の世界から12000年前の地層で発見された、人類の化石。どう見てもWiiUで遊んでいるところのようですが、知能は高くなく原始的、との分析はいささか失礼ではないかなと思います。笑 12000年後の文明社会で、私たちがゲームで遊んでいることが「神聖な儀式」と分析されているのは面白いですね！

【27】

「おお愛するジャッジよ

ついにこの日がやってきてしまった

このカプセルは遠く10000年の先まで

けして開くことはない

だがそれが本当におまえの幸せなのだろうか？

私にはもうわからない…」

【解説】海面上昇による人類滅亡の危機からは逃れられなかったのでしょうか。このファイルでは、ジャッジくんは10000年前に人間の研究者がカプセルに入れ、10000年の眠りにつかせたことがわかります。なんという悲しい過去。これが、彼が「生存が確認されている唯一の哺乳類」である理由です。目覚めたジャッジくんはそのきっちりとした性格を認められ、ナワバリバトルの正確なジャッジをするネコとなり、ハイカラシティのみんなに愛される存在に。

【ブキのプラン】

・【極秘】対蛸用戦術兵器

・設計者：カンブリヤ ブキノサイ

・ハイカラシティ1-1ブイヤベース1Fカンブリアームズ

【解説】ブキチの先祖が残した兵器の設計図。(ブキチはカンブリアームズ3代目店主)