大人気作品『ちいかわ』初の劇場版映画となる『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が2026年夏に公開されます。原作でも特に人気の高い長編エピソード「セイレーン編」を基にした当作品について詳細をまとめています。
目次
映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』基本情報
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、イラストレーターのナガノ氏による人気漫画『ちいかわ』初の劇場版作品です。
出典: x.com
公開時期とタイトル
- 公開時期: 2026年夏
- タイトル: 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』
制作陣(スタッフ)
本作は、原作者であるナガノ氏が完全監修し、原作・脚本も担当します。
監督は『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズで知られる及川啓氏が務め、制作は劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』などで高い評価を得るCygamesPicturesが担当します。配給は東宝です。
原作者のコメント
ナガノ氏は、映画化について「はじめての大きなスクリーンでのちいかわたちの旅、楽しみにお待ちいただけたらうれしいです!!」とコメントを寄せています。
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ティザービジュアルの公開
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公開されたティザービジュアルには、満月の夜空の下、花冠と腰みのをまとったちいかわ、ハチワレ、うさぎの3人がボートに乗って海を見上げる姿が描かれています。この幻想的なビジュアルは、実際に原作に登場するワンシーンです。
一方で、水面の下にはセイレーンの顔がうっすらと映し出されています。ただきれいなだけではない、セイレーンに関する謎やちいかわ独特のストーリーの不気味さも感じられますね。
映画の原作「セイレーン編」の内容
映画の原作となる「セイレーン編」(通称「島編」)は、2023年3月13日から11月26日にかけてX(旧Twitter)で連載され、連載当時から大きな反響を呼んだ長編エピソードで、現在発売中の単行本第8巻がまるまる1冊セイレーン編になっています。
映画を見る前に原作でストーリーを予習しておきたい方は、単行本8巻を読めばバッチリです!
「セイレーン編」ってどんなエピソード?
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「セイレーン編」は、『ちいかわ』シリーズの中でも異色かつ人気の高い長編ストーリーです。キャラクターの可愛らしさと、物語の切なさ、不穏さ、そしてかわいいだけではない「闇」が垣間見えるストーリー展開が特徴。
原作ファンからは、その内容の深さから「観る際は覚悟してほしい」「親の事前確認がおすすめ」といった声も上がっています。
ちいかわの原作を読んだことがない方や、イラストのかわいさに惹かれてファンになったちびっこにはいささか衝撃的な内容になっています。
特別な島への怪しい招待
物語は、ちいかわとハチワレが広場で過ごしているところに、うさぎが「特別な島へご招待」と書かれた怪しげなチラシを持って現れることから始まります。
チラシには「島での簡単な討伐で100倍の報酬」「限定島ラーメンに限定スイーツ、甘いもの辛いもの全部実質無料」といった魅力的な言葉が並びます。
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報酬と島ラーメンにつられたちいかわたちはそのツアーに参加することを決意し、内容を怪しむも限定スイーツにつられたラッコ先生とともに、4人で船に乗り、謎の島へと向かいます。
一方休みを利用してツアーに参加するシーサーとくりまんじゅう、同じくチラシを見た古本屋とそれに誘われたモモンガも同じ送迎船に乗り込みます。
島での出来事とセイレーンとの遭遇
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島に到着すると、島民たち(全員黒いモブ)がちいかわたちを歓迎します。限定ラーメンやスイーツなど魅力的な屋台が並び、その日は夜までその大歓迎ムードを楽しむツアー参加者たち。
夜になって浜辺ではしゃぐちいかわ、ハチワレ、うさぎの3人はある洞窟を発見します。
洞窟の中にあった小舟で奥へと進むと、巨大な怪物「セイレーン」と遭遇。セイレーンは不思議な歌声を持ち、その声を聞いた者は意識を失う恐ろしい存在です。追いかけられて恐怖で逃げるも船は転覆…。3人は意識を失います。
明かされる島の秘密と物語のテーマ
ちいかわたちが目を覚ますと、そこにはセイレーンと2匹の人魚たちの姿がありました。
この島には、セイレーンと人魚たちが関わる深い秘密が隠されていたのです。物語は、島民たちの本当の目的、セイレーンと人魚の関係、そしてちいかわたちがこの危機をどのように乗り越えるのかが描かれていきます。
「セイレーン編」は、ちいかわたちの友情、困難に立ち向かう勇気、そして「本当に大切なものは何か」を考えさせる深いメッセージが込められた物語です。
「セイレーン編」が映画化に選ばれた理由と魅力
数ある『ちいかわ』のエピソードの中から「セイレーン編」が映画化に選ばれた背景には、いくつかの魅力的な理由があります。
長編エピソードとしての構成
「セイレーン編」は、約8ヶ月間にわたって連載された『ちいかわ』史上最大級の長編エピソードです。このボリュームは、90分前後の映画作品として物語を構成するのに適しています。
短いエピソードを繋ぎ合わせるのではなく、一つの壮大な物語として深く没入できる点が映画化に最適な要素です。
また短編の多いちいかわでも多様されている「伏線」がさらに強化。張られまくる伏線はすべて回収されますので、映画を観ながら「もしかしてこんなふうになるのでは?」「あれってなんなんだろう?」とハラハラドキドキの考察を楽しむことができます。
多彩なキャラクターたちの登場
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このエピソードには、ちいかわ、ハチワレ、うさぎの主人公トリオに加え、ラッコ先生、モモンガ、栗まんじゅう、シーサー、古本屋が全員登場。さらに島民たちやセイレーン、人魚たちなど、多くのキャラクターが登場します。
それぞれのキャラクターが物語の中で重要な役割を果たし、ファンにとっては推しキャラクターの活躍を大スクリーンで楽しめる機会となります。
映画映えする映像とスケール感
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「セイレーン編」には、満月の夜の海、幻想的な洞窟、セイレーンとの迫力ある対峙、人魚たちの美しい姿など、映画館の大スクリーンと迫力あるサウンドシステムでこそ真価を発揮するビジュアルが豊富です。
さらにセイレーンと人魚たちの力の秘密はその歌声とコーラス。壮大な音楽と共に描かれる島の風景やちいかわたちの冒険は、映画鑑賞にふさわしいスケール感を提供することでしょう。
深いテーマ性と考察の余地
ちいかわの物語の奥にはかわいいだけではない「労働」「自由」「犠牲」「共生」といった現代社会にも通じる重いテーマが隠されています。
セイレーン編でもセイレーンの正体、人魚たちの目的、島民たちの真意、命のあり方など、読み進めるほどに様々な疑問と考察が生まれる構成です。観終わった後も、その深い内容について語り合える点が、多くのファンを惹きつけます。
主要登場キャラクターと見どころ
「セイレーン編」に登場する個性豊かなキャラクターたちは、物語に深みを与えます。それぞれの性格やこれまでの行動を理解して、映画をより深く楽しみましょう!
ちいかわ、ハチワレ、うさぎの性格
- ちいかわ: 小さく泣き虫ですが、友達のために勇気を振り絞る場面も多くあります。モモンガが苦手で露骨に嫌な顔をするところも…。

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- ハチワレ: 冷静でありながら、情に厚い性格です。たまに我を失って暴走するところや、サイコパスのような表情、行動をすることがあります。

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- うさぎ: 自由奔放で予測不可能な行動と奇声が特徴ですが、3人の中で一番賢くなんでもできる頼れる存在です。映画館で響く「ヤハ!」の叫び声にも期待が集まります。(ファンの間ではその奇声から「プルャ」と呼ばれています)

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この3人の絆が、島での困難を通じてさらに深まっていく過程は、物語の大きな見どころの一つです。
頼れる存在ラッコ先生の活躍
- ラッコ先生: ちいかわたちの師匠的存在です。普段はのんびりしていますが、経験豊富で頼りになる大人です。島編では、チラシの怪しさに気づくも島限定スイーツに惹かれてツアーに参加。しかし常に警戒をおこたらないなど、いざという時に見せる判断力と責任感、そしてかっこいいセリフは必見です。

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島の住民たちとセイレーン、人魚の真実
- 島の住民たち: 物語の重要な鍵を握るキャラクターたちです。最初は親切に見えますが、物語が進むにつれて隠された事情が明らかになります。彼らにもそれぞれの背景があり、単純な善悪では語れない複雑さが描かれます。

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- セイレーンと人魚たち: 物語の核となる存在です。セイレーンは巨大で恐ろしい歌声を持つ生物ですが、その背景には深いストーリーが隠されています。人魚たちはコーラス隊としてセイレーンの歌の力をより強くします。映画でのビジュアルと歌声の表現に期待が高まります。

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モモンガたちの描かれ方
- モモンガ: 原作の設定では実は元キメラの「でかつよ」で、中身が入れ替わった状態です。そのせいか、かわいい姿を人に見せつける「かわいこぶり」が好きだったり、労働をいやがって人に迷惑をかけるところがあります。
- 古本屋: もともとは古本を売っているモブでしたがモモンガと仲良くなってカラーの主要キャラに昇格しました。
▼左がモモンガ、右が古本屋
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- シーサー:普段はちいかわたちの暮らす場所のラーメン屋「朗」でアルバイトしています。優しく努力家で好青年のようなキャラです。
- くりまんじゅう:お酒を飲む資格を持っていていつもおいしそうなアテと一緒にお酒を飲んでいます。
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映画をより楽しむための情報
2026年夏の公開に向けて、映画をより深く楽しむための準備を進めましょう!
観る前の予習ガイド
原作漫画を読もう!
「セイレーン編」は、ナガノ氏のX(旧Twitter)アカウントで2023年3月13日から11月26日にかけてX(旧Twitter)で連載されたほか、現在発売中の単行本第8巻がまるまる1冊セイレーン編になっています。
事前に読むことで、物語への理解と感情移入が深まります。
ちいかわの世界観を知ろう!
ちいかわにはとてもかわいいキャラクターたちが登場しますが、原作漫画では大人でもトラウマになるような不気味なエピソードも多いところが特徴です。
原作者のナガノ氏はこの世界観にとてもこだわっておられると考えられますので、映画でもその世界観が忠実に再現されると予想されます。
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SNSの考察投稿でより深く知る
映画化発表時には、SNSで「#ちいかわ映画化」がトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せました。ファンからは「待ってました!」「2026年夏が待ち遠しい!」といった歓喜の声が多数寄せられています。ティザービジュアルの映像美に対する期待も高く、「絶対映画館で観たい!」「IMAX上映してほしい!」といった声も聞かれます。
原作者ナガノ氏の完全監修であることへの信頼も厚く、原作の雰囲気を損なわない作品への期待が高まっています。
水面に、、奴がいるwww💦😖😱😖#ちいかわ#ちいかわ映画化 pic.twitter.com/N1jONuz1IU
— ○ Natsu M☆ (@NatsuMichi11) November 24, 2025
「#ちいかわ映画化」「#ちいかわ考察」といったハッシュタグで検索すると、多くのファンによる様々な解釈や伏線分析が見つかります。他のファンの意見に触れることで、作品への理解を深めることができます。
関連グッズは出る?
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映画公開に向けて、島編に特化したアイテムや映画限定グッズの発売が期待されます。
腰みのを付けたキャラクターのぬいぐるみやグッズ、セイレーンと人魚のぬいぐるみやグッズなど、数多くの関連グッズの発売が予想されます。
また劇場の入場者特典や前売り券の特典もチェックしたいところです。
X(旧ツイッター)にはナガノ氏のアカウントとは別に、ちいかわのグッズを紹介する「ちいかわグッズ公式」、オンラインストアで販売する商品等について紹介する「ちいかわマーケット公式」のアカウントもあります。
\ついにこのあと11時から🌱/
新商品たちが いよいよ発売♨
🌱11/28(金)11時 発売一覧#ちいかわマーケット
→ https://t.co/FQo9NWs5M6 ※発売時間に掲載もうすこしだけ お待ちください💨
🔻https://t.co/OFJjgU0gVl#ちいかわ pic.twitter.com/06VWrhufOk— ちいかわマーケット公式 (@chiikawa_market) November 27, 2025
公開日はいつ?よくある質問(Q&A)
映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』に関する、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1: 映画の公開日はいつですか?具体的な日付は決まっていますか?
- 2025年12月現在、「2026年夏」という発表のみで、具体的な日付はまだ公表されていません。通常、夏映画は7月中旬から8月にかけて公開されることが多いため、その期間になる可能性があります。公式サイトやSNSアカウントで最新情報を確認してください。
Q2: 原作を読んでいなくても映画を楽しめますか?
- はい、原作を読んでいなくても映画は楽しめるように制作されるでしょう。ただし、当記事などを読んでキャラクターたちの関係性や世界観をあらかじめ知っておくと、より深く物語を味わえます。
Q3: 子どもでも観られる内容ですか?怖いシーンはありますか?
- 『ちいかわ』は基本的に全年齢向けの作品ですが、「セイレーン編」にはホラー要素のある場面や緊迫した状況が含まれます。小さなお子さんには怖く感じられる可能性もあります。映画の年齢制限については公式発表を待つ必要がありますが、G指定(全年齢)またはPG12指定(12歳未満は保護者同伴が望ましい)となる可能性があります。お子さんと一緒に鑑賞する際は、保護者の方が隣にいると安心です。
Q4: 映画はどこで上映されますか?全国で観られますか?
- 東宝配給であることから、全国のTOHOシネマズをはじめ、多くの映画館で上映される予定です。具体的な上映館は、公開が近づいてから発表されます。
Q5: 前売り券や特典はありますか?
- 2025年12月現在、公式発表はありません。しかし、人気作品のため、前売り券の販売や魅力的な特典が用意される可能性は高いでしょう。情報が解禁され次第、公式サイトなどで確認してください。
Q6: 声優さんは誰が担当しますか?
- アニメ版でちいかわ役を務める田中誠人さん、ハチワレ役の小澤亜李さんがそのまま担当する可能性が高いです。正式な発表はまだですが、おそらく主要キャラクターは現在アニメで起用されている方々が担当すると考えられます。歌のシーンもあるセイレーンや人魚たちの声優については注目が集まっています。
Q7: 映画のあとも『ちいかわ』は続きますか?
- はい、『ちいかわ』は現在もX(旧Twitter)で連載が続いており、テレビアニメも放送中です。映画は「セイレーン編」を描くものですが、原作の連載はその後も続いていますので、映画鑑賞後も新しいエピソードを楽しめます。
Q8: 島編以外のエピソードも映画化される可能性はありますか?
- 今回の映画の成功次第では、第2弾、第3弾と続く可能性も十分に考えられます。『ちいかわ』には他にも魅力的なエピソードが多数存在するため、今後の展開に期待が寄せられます。
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、2026年夏に全国の映画館で公開される予定です。原作者ナガノ氏の完全監修のもと、及川啓監督とCygamesPicturesが手掛ける本作は、ちいかわたちの友情、冒険、そして成長を美しい映像と壮大な音楽で描き出します。
公開までまだ時間がありますが、その間に原作を読んだり、考察を楽しんだり、グッズを集めたりしながら、この素晴らしい映画の公開を待ちましょう!2026年夏、映画館で新たな感動を体験できることを期待します。
※本記事の情報は2025年11月27日時点のものです。最新情報は公式サイトやSNSアカウントでご確認ください。
注意事項
- 映画の具体的な公開日は「2026年夏」とのみ発表されており、詳細な日付は未定です。
- 映画の年齢制限(G指定またはPG12指定)は、原作のホラー要素を考慮した推測であり、公式発表を待つ必要があります。
- 前売り券の販売や特典内容、および映画版の声優キャスト(特にセイレーンや人魚)については、現時点(2025年11月27日)で公式発表されておらず、今後の情報解禁を待つ必要があります。
- 島編以外のエピソードの映画化の可能性は、今回の映画の成功次第であるという推測が含まれています。















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