【チェンソーマン】闇の悪魔とは?マキマとどっちが強い?宇宙飛行士の意味や能力などを徹底解説・考察!【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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本記事では、チェンソーマン第一部に登場した「闇の悪魔」の正体、能力、作中での活躍、そして関連するさまざまな考察を深掘りして解説します。

この記事は、『チェンソーマン』第1部最終話から第2部最新話までのネタバレを含みます。

闇の悪魔とは?

出典: www.shonenjump.com

「闇の悪魔」は足の部分が人間の体で、胴体部分が頭四つと複数の手、頭の部分が複数の骨が組み合わさったような形になっています。そして黒いマントのようなものをまとっています。

「闇の悪魔」の頭になる部分は二か所あり、複数の骨が組み合わさったような頭の部分と胴体にある4つの頭であると考えます。その理由は、「天使の悪魔」を攻撃するときに頭の部分が彼に向いていることと、胴体にある複数の顔がマキマに攻撃された際にその顔中から血を吐いてダメージを食らっていたからです。なのでどちらも「闇の悪魔」の頭の部分であると考えます。

根源的恐怖の名前を持つ悪魔

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クァンシの愛人であるピンツィが「闇の悪魔」を、「超越者」や「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」という存在であると説明します。悪魔は現世と地獄を死と転生を繰り返して行き来しますが、「根源的恐怖の悪魔」はこのサイクルを一度も経験したことがない、つまり一度も死んだことがない悪魔のことです。

「銃の悪魔」ですら死を経験しており、「銃の悪魔」よりも圧倒的な力を持つ悪魔で、敵意を向けられた瞬間に殺されてしまうほどです。その状況にパワーや天使の悪魔といった悪魔たちも恐怖し、吐き気を感じるほどでした。

闇の悪魔の登場話

「闇の悪魔」は、第一部チェンソーマン第8巻の第64話「ウェルカムトゥーザヘル」で初登場しました。

公安対魔特異4課であるデンジやパワー、アキたちやデンジの護衛をしていた日下部達、刺客であるクァンシと彼女の愛人たちがサンタクロースによって「地獄の悪魔」の手で地獄へと連れてこられた時に、「闇の悪魔」は登場しました。

闇の悪魔の登場

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地獄の空にある無数のドアから、「闇の悪魔」が黒い液体のように落ちてきて登場します。落ちてきた「闇の悪魔」の前に上半身と下半身が真っ二つにされ、祈りを捧げるようにしている11人の宇宙飛行士の死体が二列で向かい合って並びます。

11人の宇宙飛行士はどんな意味なのか考察

8巻64話、闇の悪魔の登場シーンにおいて、死体の宇宙飛行士が11人並んでいるのは衝撃的であり、象徴的な演出として登場しています。

祈りを捧げるようにしている11人の宇宙飛行士の死体は、上半身と下半身が真っ二つにされており、左に上半身、右に下半身が並び、レッドカーペットのように間を通れるようになっています。この宇宙飛行士たちは登場人物ではなく、何か意味を持たせるようなシーンとなっています。

宇宙飛行士の理由は闇に挑んだ人類?

宇宙は我々現実世界の人類にとっても未知の領域であり、闇に覆われています。人間は未知のものを恐れ、闇に対しても恐れています。

その負のエネルギーが「闇の悪魔」を生んだとするならば、宇宙飛行士の死体は未知の領域である「宇宙」という「闇」に挑み、敗北してしまった人類のことを指しているのでないかと推測できます。

その惨たらしい姿は人類が「闇」に勝つことはできないという「闇の悪魔」がどれだけ強大なものなのかを象徴しています。

なぜ11人の宇宙飛行士?

なぜ11人の宇宙飛行士の死体なのか。「チェンソーマン」の舞台である1997年までに、宇宙開発における事故で死亡した宇宙飛行士の数と一致しているため、この人数と合わせたのではないかと思われます。

具体的には、1967年のソ連のソユーズ1号で1人、1971年のソ連のソユーズ11号で3人、1986年のアメリカのチャレンジャー号で7人、合計11人が亡くなっています。

おそらく、地上訓練や打ち上げ失敗などで亡くなった人はカウントされていないのでしょう。

攻撃時のカエルの意味は?

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「闇の悪魔」の攻撃時に「ゲコ」というカエルの鳴き声が描かれました。

これは、マキマは作中で地獄での出来事を把握していたことから、カエルを使役して地獄の状況を監視していた可能性が考えられます。さらに、カエルが夜行性の動物であり、暗闇を監視するためにもカエルを使役したのでしょう。

マキマとの関係性と考察

MAKIMAの文字

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「闇の悪魔」によって切断され宙に漂う公安メンバーやクァンシたちの腕の配置が、見開きページで「MAKIMA」という文字に見えます。これは、闇の悪魔がマキマに対して何らかのメッセージを送っていたか、もしくは次に狙う人物を暗示していたと考えることができます。

サンタクロースの目的がマキマの殺害であったことを踏まえると、闇の悪魔とサンタクロースの利害が一致し、マキマへの敵対心がこのような演出に反映された可能性も考えられます。

「闇の悪魔め、助けに来いと誘ってるね。」

出典: チェンソーマン 第8巻 66話

マキマは、追い詰められる公安メンバーを見て以上のセリフを言っています。このことから、「闇の悪魔」がマキマを殺すことが目的であることは明白です。

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マキマが「蜘蛛の魔人」のプリンシを使い、地獄に現れたときに闇の悪魔がすぐマキマに攻撃をしていたので、闇の悪魔とマキマの過去に何かあったであろうことが分かります。

ですが、マキマが闇の悪魔に大ダメージを与え、逆にマキマが右腕を完全に折られてしまいます。

「地獄の悪魔よ。わたしのすべてをささげます。なのでどうか私達をお帰しください。」

出典: チェンソーマン 第8巻 66話

そして、全員を地獄から戻すためにトーリカの死体を使い、以上のセリフを言うと地獄から全員脱出することに成功します。

マキマでさえ結果的に逃げるしかなかったことからも、闇の悪魔の圧倒的な強さが伺えます。マキマがデンジたちを救出する必要があったとはいえ、彼女をもってしても正面から打ち破るのが困難な相手だったと言えるでしょう。

闇の悪魔の能力

闇の悪魔の能力

闇の悪魔の攻撃は、触れることで使える能力や物理的に触れる必要のない攻撃が数多くあります。

地獄で登場した際には4課のデビルハンターやクァンシ、クァンシの愛人である魔人たちも同時に両手を切り落とされてしまいました。

その際、闇の悪魔は「指を指した相手をバラバラに切断する」「合掌と共に相手の身体が捻じ折れる」「相手の身体に無数の風穴を空ける」といった、多種多様な不可思議な力を披露しました。これに対し反撃をするクァンシたちをバラバラにしてしまい、暴力の魔人でさえも触れることなく穴だらけにしてしまいます。

両手を切り落とされた日下部が自身の血で書いた方陣で「石の悪魔」を呼び出し攻撃しますが効きません。そして闇の悪魔によって目には見えなかった「石の悪魔」の首を捕まえ、日下部と石の悪魔を逆に石に変え、殺しました。

ビームから血を与えられ、復活したデンジが「闇の悪魔」を攻撃しますが、デンジと闇の悪魔の間に見えないバリアのようなものがあり、デンジの攻撃が当たりません。

そして「闇の悪魔」が手を合わせるとデンジのあらゆる関節が曲がり、死亡しました。その隙をついて死にかけの「暴力の魔人」が口から手を生やして「闇の悪魔」を殴ろうとしますが、突然現れた鈴が付いた剣でバラバラにされ、殺されます。

さらに「闇の悪魔」は相手をバラバラにするだけでなく、見つめただけで対象が顔面から血を流して倒れるなど、相手を見るだけで目と口や鼻から血を吐かせることもできます。それによって「天使の悪魔」とアキが血を吐いて倒れます。

硬さと再生能力

上記のような無頼の攻撃力を持つ「闇の悪魔」ですが、防御面や再生能力でも群を抜いています。

マキマや闇の悪魔の肉片を取り込んだサンタクロースによれば、闇の中での攻撃は一切通じず、闇の中で瞬時に傷が回復するとされています。作中でも実際にその回復力を発揮しました。マキマに攻撃され顔中から血を出し、膝をついてしまう闇の悪魔ですが、一瞬で回復しています。これは闇の悪魔自身を闇に包む能力を持っているので、実質的に無敵に近い状態を作り出すことが可能です。

半チェンソーマンのような中途半端にチェンソーが全身から出ている状態に変身したデンジの攻撃を、見えない壁のようなもので防ぎました。しかし、デンジのチェンソーによる攻撃を防御したということは、チェンソーマンの力であればダメージを与えることができたという可能性も考えられます。

闇の悪魔と契約者

サンタクロース

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デンジたちを地獄に突き落としたサンタクロースは、闇の悪魔と契約していました。

この契約は「チェンソーマンの心臓を持ってくる代わりにマキマを殺せる力を与える」というもので、サンタクロースは契約を達成し、「闇の悪魔」の肉片を手に入れます。

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そして闇の悪魔の力を手に入れたサンタクロースは自身の人形と同化して巨大化します。さらに知識量も大幅に増え、闇の中にいると一瞬で回復します。そして痛覚もほかの人形に分散することができ、意識を人間のままにした状態で人形を操って攻撃することもできます。しかも夜になると、より体は大きくなり力も強くなります。

攻撃を受けて生き残ったキャラクターたち

闇の悪魔に攻撃を受けるが、生存して現世に帰ってくることができたキャラ達の両腕の再生状況や今後は大きく異なります。

パワー

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パワーは地獄から帰ってきた後、切られてしまった手は魔人なので再生することができました。しかし心に相当な傷ができてしまい、暗い場所から「闇の悪魔」が出て着て殺そうとするのではないかと考えてしまい、怖がってしまいます。

そして、デンジとアキによる毎日のケアのおかげで、パワーは暗闇を怖がることはなくなり、以前のような明るくて元気なパワーに戻りました。

東山コベニ

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東山コベニは人間であるにもかかわらず、両腕が復活し日常生活を送れるようになりました。

しかし、パワーと同様に「闇の悪魔」との戦闘がトラウマになってしまって、デビルハンターを辞職し、ハンバーガー店の店員として働き始めます。

早川アキ

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上記の二人とは違い、早川アキは片腕しか戻すことができませんでした。おそらく「闇の悪魔」に腕を切られるだけでなく、血を吐かせるという攻撃も受けてしまったことにより、再生による差が出てしまったのかもしれません。

アキはパワーやコベニのようにトラウマはできませんでしたが、デンジとパワーが死にかけるのを見て、二人のことが自分の夢よりも大事になり、死んでほしくないと思うようになりました。

天使の悪魔

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そして「天使の悪魔」は両腕とも再生することはできませんでした。アキと同じように追加の攻撃を受けていただけでなく、元から天使の悪魔は生きることに執着していなかったので、再生することができなかった、もしくはしなかったのではないかと考えます。

地獄の描写と元ネタ

「チェンソーマン」の作者である藤本タツキ先生の作品には、著名な画家サルバドール・ダリのシュルレアリスム作品や、ディズニー作品からのオマージュがよく見られます。特に地獄の描写にはその影響がよく出ています。

地獄の風景とサルバドール・ダリ

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地獄の悪魔がデンジたちを連れて行った地獄の景色は、花畑や、頭上の無数のドア、バスタブなどが描かれ、私たちが思い浮かべる仏教やキリスト教的な地獄とは違いました。

この風景は、サルバドール・ダリのシュルレアリスム作品からのオマージュである可能性が高いです。特にダリの『指』や『浴室のソリローキス』といった作品に見られる山のようなモチーフ、タンポポ、アリ、バスタブなどの要素が地獄の描写と共通しています。

また、地獄がなぜ花畑だったのかという点も、ダリの作品『指』では地面が薄緑色で草むらが描かれていることから、それに合わせて花畑(草むら)にしたと思われます。さらに『指』の右下には羽のある生物が、左下には木のツノが生えた生物が描かれており、それぞれ天使の悪魔や闇の悪魔との類似点があり、このシーン全体がダリ作品のオマージュである可能性を強く示唆しています。

ダリのシュルレアリスムは、夢や無意識の超現実的な表現であり、「チェンソーマン」の異世界的でグロテスクな描写に似ているものがあります。

頭上のドアとディズニーのモンスターズ・インク

地獄の空にある無数に並ぶドアは、闇の悪魔が登場する際にも使われ、悪魔たちのいる場所に通じていると考えられます。

この無数のドアが異界を繋ぐという設定は、ディズニー・ピクサー作品の「モンスターズ・インク」を思い出させます。「モンスターズ・インク」では、ドアがモンスターの世界と子どもの部屋を繋ぎ、それぞれ異なる部屋に通じています。

サルバドール・ダリはディズニーを作ったウォルト・ディズニーと親交があり、共同で短編映画「デスティーノ」を制作する計画もありました。また、藤本タツキ先生はインタビューでディズニー作品やピクサー作品をよく観ると言っています。これらのことから、地獄のドアの描写が「モンスターズ・インク」からの影響であると考えられます。

サルバドール・ダリのその他の伏線

「チェンソーマン」の物語全体を通して、サルバドール・ダリの影響が受けていることが分かる場面が他にもあります。

第3巻22話「チュッパチャプス コーラ味」でマキマがデンジにプレゼントする「チュッパチャプス」のロゴは、サルバドール・ダリがデザインしたものです。

また、岸辺隊長の「日々の積み重ねがネジを緩めんだ」というセリフは、サルバドール・ダリの「天才を演じきると天才になれる」という名言と非常に似ています。これらは藤本タツキ先生のサルバドール・ダリへの尊敬と作品への影響が分かります。

闇の悪魔の最後と今後の展望

闇の悪魔が作中でどうなったかは、明確には描かれていません。

「闇の悪魔」がマキマが戦い、お互いダメージを与えた後、マキマがトーリカの死体を使いデンジたちと一緒に地獄から脱出した後、「闇の悪魔」は登場していません。人間世界である現世に出現した様子も無いので、地獄で死んではいないと考えられます。

「闇の悪魔」は一度も死んだことがない「超越者」であり「根源的恐怖」を司る悪魔であることから、その底知れない力は依然として謎に包まれたままです。第2部が連載中の現在、「闇の悪魔」が再びボスとして登場する可能性も十分に考えられます。もう一度「闇の悪魔」が登場し、今のデンジやチェンソーの悪魔と戦えばどうなるのか気になります。今後地獄で「闇の悪魔」が再登場することに一読者として私も心待ちにしています。

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