本記事では、『呪術廻戦』に登場するレジィ・スターのプロフィールや術式「再契象」の詳細、伏黒恵との壮絶な戦いの結末、そして物語における彼の役割について深掘りします。
目次
術式「再契象」を徹底解説
再契象とは?
出典: www.youtube.com
レジィの術式「再契象(さいけっしょう)」は、レシートや領収書といった契約書に記載された内容を呪力で焼き切ることで、その契約内容を再現し、物品やサービスを具現化するというユニークな能力です。本人曰く、厳密にはこの説明では違っており、本質は『契約の再現』だと言っていました。
具現化されたものは式神に近い性質を持ち、簡単な命令を与えることで操作できます。
驚異的な応用力
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「再契象」の真価は、その圧倒的な応用力にあります。レシートに記載できるものであれば何でも具現化できるため、状況に応じて多彩な戦術を展開します。
例えば攻撃なら、包丁やナイフといった刃物を飛ばしたり、ガソリンを具現化して火攻めにしたりと、日用品を武器として転用します。他にも移動には、ベスパ(原付バイク)を具現化し、ある程度の機動力を確保します。
乗用車を複数台同時に具現化して約2.4トンもの重量物を相手に叩きつけたり、木造2階建て住宅(推定30トン超)を上空から落下させたりと、大型の物体を具現化する大技も披露しました。ダンプの具現化による追撃も含め、重量物による物理的制圧は「再契象」の最も豪快な運用法です。
さらに、五つ星ホテルの宿泊レシートを使い、温泉に浸かって体をほぐし、数日間休息を取った状態を再現することで肉体疲労を回復させます。これは「再契象」の柔軟性を象徴する使い方と言えるでしょう。
水濡れによる術式の弱点
万能に見える「再契象」にも致命的な弱点が存在します。それは、レシートが水に濡れると使用不可になるという点です。
術式の発動にはレシートを呪力で焼き切る必要がありますが、紙媒体であるレシートが水に濡れると、印字が消えたり燃焼が阻害されたりして、術式を発動できません。この弱点が、伏黒恵との戦闘で決定的な転機をもたらすことになります。
結界術「彌虚葛籠」
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レジィは平安時代の呪詛師であるため、現代では「シン・陰流 簡易領域」の原型とされる高度な結界術「彌虚葛籠(いやこつづら)」を使用できます。
この術式は、領域展開の結界を中和し、必中効果を打ち消すことが可能です。相手が領域展開を発動しても、その中にいながら必中の攻撃を回避できる強力な防御手段と言えます。
ただし、「彌虚葛籠」には重要な制限があり、中和できるのは領域の「必中効果」のみで、術式そのものを無効化することはできません。この制限が伏黒の未完成の領域展開に対して仇となり、レジィは予想外のダメージを受けることになります。
死滅回游での活躍
チーム編成と巧みな戦術
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レジィは「死滅回游」において、麗美を囮役とし、黄櫨折、針千鈞といった実力者たちとチームを編成して行動していました。
これは、多くの泳者が単独で行動する中で、レジィがいかに死滅回游の構造を深く理解し、戦略的に動いていたかを示すものです。彼らの連携攻撃は伏黒を一時的に追い詰めます。
戦術の読み合い
伏黒恵との一対一の戦いでは、レジィは「再契象」を駆使して乗用車や木造2階建て住宅を次々と具現化し、重量による物理的制圧で伏黒を追い詰めます。
しかし、伏黒も総合体育館を利用した「領域展開」を駆使したり、その領域の影の特性である、影に格納した物の重さを自身が引き受けるという特性を利用してレジィが反撃したりと、互いの術式の特性を読み合う高度な戦術合戦が繰り広げられました。
術式の弱点を突かれた水中の攻防
レジィ『認めるよオマエは強い…。だが俺はもっと強い!!』
出典: 呪術廻戦 20巻 第172話
激闘の最中、伏黒はレジィの術式「再契象」の弱点、すなわち「レシートが水に濡れると使用不可になる」ことを見抜きます。伏黒は領域を駆使し、意図的に戦場を総合体育館の地下プールへと誘導することに成功。レジィを水中に落とすことができました。
これにより、レジィの生命線とも言えるレシート製の蓑が水浸しとなり、「再契象」による具現化が不可能に。術式を封じられたレジィと伏黒の戦いは、肉弾戦へと移行しました。
伏黒恵との死闘の結末と最期の言葉
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術式を封じられたレジィは、呪力強化された高い身体能力と基礎体術で伏黒と互角以上に渡り合いました。しかし、伏黒が「とっておき」として温存していた式神「玉犬」による奇襲が決定打となります。玉犬に左耳から肩にかけてを抉られた傷が致命傷となり、レジィは敗北を喫しました。
死を悟ったレジィは、自身の所持得点41点を全て伏黒恵に譲渡するという潔い決断を下します。これは、野次馬としてこうしたほうが面白くなるからだろうと思ったからでした。
レジィ『頼むぜぇ?そんな俺を殺したんだ。オマエは運命に翻弄され道化となって死んでくれよ。』
出典: 呪術廻戦 20巻 第173話
そして最期にこのような、意味深な言葉を伏黒に遺して息絶えました。
レジィ・スターとは?
項目 |
内容 |
|---|---|
名前 |
レジィ・スター |
本体 |
約1,000年前(平安時代)の日本人術師 |
所属 |
死滅回游の泳者(東京第1結界) |
術式 |
再契象(さいけっしょう) |
所持点数 |
41点(術師8人、非術師1名を倒したもの) |
初登場 |
原作19巻 第162話 |
声優 |
青山穣 |
平安時代の受肉呪詛師
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レジィ・スターは「死滅回游」の泳者の一人として、東京第1結界に滞留していました。彼の正体は約1,000年前の平安時代に生きた呪詛師であり、羂索との契約によって現代に受肉した存在です。羂索や天元とも面識があり、当時の呪術界において一定の地位にあった人物と考えられます。
彼の名前「レジィ・スター」は受肉した器の持ち主のものであり、本体は日本人術師です。呪術廻戦展での情報によれば、受肉体は器となった肉体の知識も得るため、現代の物品を使いこなすことが可能であったとされています。
個性的な外見と「不退転」の刺青
出典: x.com
レジィは長髪の中年男性で、パンツ一丁の上に大量のレシートを繋ぎ合わせた蓑を纏うという、非常に個性的な見た目をしています。このレシート製の蓑は、彼の術式「再契象」のストックであり、単なるファッションではありません。
彼の左腕には「不退転(ふたいてん)」という刺青が刻まれています。「不退転」とは、決して退かない固い決意を意味する言葉です。後述する彼の「ただの野次馬」というスタンスとは一見矛盾するようにも見えますが、その根底には揺るぎない覚悟が秘められていることを示唆しています。
「ただの野次馬」を自称する知略家
レジィは自身の立場を「ただの野次馬」と表現し、羂索が仕組んだ死滅回游という壮大な実験を傍観しているに過ぎないかのように振る舞います。しかしその実態は、極めて頭の回転が速く、狡猾な知略家です。
彼は死滅回游が膠着状態に陥ることを早期から予測し、それが羂索の真の計画の隠れ蓑になると看破していました。この洞察力に基づき、新宿に拠点を設け、黄櫨折や針千鈞といった実力者をスカウトしてチームを編成するなど、合理的な動きを見せています。
レジィ『呪術師は嘘ついてなんぼよね。』
出典: 呪術廻戦 19巻 第170話
またこのような信条を持ち、戦闘においても心理戦や駆け引きを重視する人物です。
羂索への不信と独自の戦略
レジィは羂索と過去に契約を交わした術師ではありますが、彼を信頼しているわけではありません。
羂索が裏で「ろくでもないことを企んでいる」と推察し、仲間を集めて対抗する気でいたことから、決して羂索の配下ではなく、利害関係で動いていたことが伺えます。羂索の誘いに乗った理由も「面白そうだから」という本人の言葉が示しているように、あくまで自身の好奇心を満たすための行動でした。
まとめ
レジィ・スターは、『呪術廻戦』の『死滅回游』編において、単なるぽっと出の敵キャラクターとしてではなく、その知略、戦闘スタイル、そして人間性で強烈な存在感を放った術師です。
平安時代からの受肉者としての高度な呪術知識と、現代のルールや文明を巧みに利用する適応力は、読者に大きな驚きを与えました。伏黒恵との一進一退の攻防、特に術式の弱点を突かれた戦略的な戦いは、彼の知性的な戦闘スタイルを象徴しています。
最期に残した意味深な言葉と、潔い退場は、彼が単なる「野次馬」ではなく、確固たる信念を持つ「不退転」の術師であったことを示しており、多くの読者に「レジィ様」として記憶される忘れがたいキャラクターとなりました。

























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