本記事では、『チェンソーマン 刺客篇』のアニメ化範囲と原作漫画における位置付け、物語のあらすじ、主要な登場人物、そしてアニメ化に関する現在判明している情報や今後の見通しについて詳細に解説します。
この記事では、原作『刺客編』のちょっとしたネタバレが含まれているのでご注意ください。
目次
『チェンソーマン 刺客篇』制作決定！
アニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作決定は、2025年12月21日開催の「ジャンプフェスタ2026」ステージイベントで公式発表されました。
発表と同時に、デンジの心臓を狙う刺客たちが描かれたティザービジュアルとティザーPVも公開されています。
劇場版『レゼ篇』からの正統な続編
出典： x.com
『チェンソーマン 刺客篇』は、2025年9月19日に公開され大ヒットを記録した劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の完全な続きとなる新シリーズです。
アニメ『チェンソーマン』の物語は、TVアニメ第1期から始まり、劇場版『レゼ篇』へと続いてきました。そして今回の『刺客篇』が、その後の展開を描くアニメシリーズとして位置付けられます。
この流れから、『刺客篇』を視聴する際には、TVアニメ第1期および劇場版『レゼ篇』の内容が前提となることが重要です。特にレゼ篇でのデンジの経験や、公安対魔特異課内の人間関係の変化は、刺客篇の物語に深く影響を及ぼします。
制作は引き続きMAPPAが担当
TVアニメ第1期と劇場版『レゼ篇』に引き続き、アニメ制作はMAPPAが担当します。
MAPPAは『呪術廻戦』や『進撃の巨人 The Final Season』、『この世界の片隅に』、『ドロヘドロ』などなど、数々の人気作を手掛けてきたアニメスタジオです。
公開されたティザーPVは「MAPPAのYouTubeチャンネル」にもアップロードされており、その映像表現への期待が高まります。
アニメ『刺客篇』はどこまで？
現時点（2025年12月23日）で、『チェンソーマン 刺客篇』の具体的な放送形態（テレビシリーズ、劇場版、配信先行など）は公式には発表されていません。発表されているのは「制作決定」という事実のみです。
原作『刺客編』の範囲
『刺客篇』は、原作漫画の第1部中盤にあたるエピソードで、7巻の第53話『夢の中』から8巻の第70話『摘む』、9巻の第72話『みんな一緒』までが対象範囲となります。
第70話までで戦闘などが終わり、第72話までで『刺客編』のエピローグのような話が終わります。
『刺客編』の全話数とクール数について
出典： chainsawman.dog
TVシリーズ第1期は、1クールで原作5巻の第38話『気楽に復讐を！』までをアニメ化しており、『レゼ篇』は上映時間が120分で第39話『きっと泣く』から第52話『失恋・花・チェンソー』までの全13話となっています。
そして、原作の『刺客編』は上述の通り、全19話という短めなボリュームとなっています。
つまり、『刺客編』がTVシリーズだった場合、1期と同じペースのテンポで進むのなら全6話で終わってしまいます。ですので、劇場版の可能性が高く、TVシリーズなら『刺客編』と謳いながらも、もう少し先の話まで進む可能性もあります。
個人的には、TVシリーズなら9巻の最後である第79話『キャッチボール』まで進めると思われ、劇場版なら第72話『みんな一緒』までがキリが良いかと予想します。
『刺客編』の冒頭
『刺客篇』の物語は、爆弾の悪魔との戦いを経て、デンジ＝チェンソーマンの存在がテレビ出演をきっかけに世界中に知れ渡ったところから始まります。
その結果、デンジの心臓である「チェンソーの悪魔の心臓」を狙う各国からの刺客たちが、一斉に日本へと動き出すという展開です。
デンジは公安対魔特異課による厳重な護衛のもと、身を隠す生活を余儀なくされますが、世界中から集まるプロのデビルハンターや暗殺者たちとの攻防が激化していく…というのが『刺客編』の始まりとなります。
『刺客篇』の公開時期は？
公開時期もまだ公式には発表されておりません。
劇場版『レゼ篇』のスケジュールからの推測
出典： x.com
前作の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、2023年12月の「ジャンプフェスタ2024」で制作発表され、2025年9月19日に公開されました。
この約1年9ヶ月の期間を参考にすると、『刺客篇』も制作決定の発表から公開までに同程度の期間を要する可能性があります。そのため、最短でも2027年9月前後の公開・放送が有力な候補となるでしょう。
これはあくまで推測であり、制作スタジオのスケジュールや今後のプロモーション戦略によって大きく変動する可能性も考えられます。
#ジャンプフェスタ 2024
ジャンプスーパーステージRED
『#チェンソーマン』ステージをご覧頂いた皆様
ありがとうございました！ステージにて劇場版『チェンソーマン レゼ篇』
制作決定の情報が公開となりました。
続報をお楽しみに！ティザーPV▷https://t.co/JQzgnxjN1U… pic.twitter.com/g97EHTdtY8
— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) December 17, 2023
アニメ制作期間の一般的傾向
一般的に、1クール（約12話）前後のアニメシリーズを制作するには、プリプロダクションから完成まで1年から2年程度の期間が必要です。また、映画作品であればさらに長い期間を要する場合もあります。
『チェンソーマン』のような大作アニメは、そのクオリティを維持するために十分な制作期間を確保することが推奨されます。
『刺客篇』をより深く楽しむための準備
『刺客篇』の到来を心待ちにする中で、以下のステップを踏むことで、より作品を深く楽しめるはずです。
TVアニメ第1期の視聴
出典： chainsawman.dog
物語の土台となるTVアニメ第1期を改めて視聴し、デンジが公安に入り、早川アキやパワー、マキマといった主要キャラクターと関係性を築いていく過程を振り返ることが重要です。
『刺客篇』では、これらの人間関係が前提となって物語が進行するため、細かなセリフやキャラクターの心情の変化を再確認すると、その後の展開の重みが一層伝わるでしょう。今なら総集編も公開されているので、さらに短い時間で1期を追うことができます。
劇場版『レゼ篇』の視聴
出典： www.youtube.com
『刺客篇』は劇場版『レゼ篇』の完全な続きの物語となるため、レゼ篇を鑑賞しておくことは必須です。レゼ篇でのデンジの淡い恋愛感情とその結末が、刺客篇におけるデンジの行動原理や精神状態に大きく影響を与えます。
レゼ篇は2025年12月現在も劇場公開中であり、映画館での鑑賞が可能です。配信サービスでの公開時期は未定のため、早期に物語を追いたい場合は劇場での鑑賞がおすすめです。
原作漫画7巻・8巻の読破
「アニメの続きが待ちきれない」「アニメと原作の違いを楽しみたい」という方には、原作漫画での予習をおすすめします。
上述の通り、原作7巻の第53話『夢の中』から8巻の第70話『摘む』、9巻の第72話『みんな一緒』までが『刺客篇』の主要な範囲です。公式の電子書籍ストアや漫画アプリなどで手軽に読むことができ、アニメ化された際に「あのシーンは原作のこのコマだ」と比較しながら楽しむことができます。
世界観や専門用語の復習
『刺客篇』からは物語のスケールが日本国内から世界へと広がり、悪魔の種類や契約条件、公安と民間デビルハンターの違いなど、より複雑な世界観の情報が登場します。
主要な悪魔（銃の悪魔、未来の悪魔、天使の悪魔など）の立ち位置や、マキマが世界のバランスにどう関わっているのかをざっくりと復習しておくことで、刺客篇の緊張感をより深く理解できるでしょう。
ネタバレ回避のためのSNS設定
『刺客篇』は、原作の中でも衝撃的な展開やショッキングなシーンが多い章です。アニメで初めてその体験をしたいと考える方は、放送開始が近づいたらX（旧Twitter）などのSNSで「刺客篇」「チェンソーマン」「ネタバレ」といった関連ワードをミュート設定にすることをおすすめします。
特に海外では公開・配信時期が日本と異なる場合があり、海外リークや英語圏でのネタバレがタイムラインに流れてくる可能性も考慮すると良いでしょう。
まとめ
アニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作決定は、ファンにとって待ち望まれていました。劇場版『レゼ篇』の熱気を引き継ぎ、原作漫画の7巻から8巻で描かれる壮絶な物語と衝撃的な展開が、MAPPAの手によってどのように映像化されるのか、期待は高まるばかりです。
現時点では公開時期や具体的な放送形態は未発表ですが、今後の公式発表を注視しつつ、世界中から注目される新たな『チェンソーマン』の展開を待ちましょう。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。