【ゼルダの伝説】時のオカリナ(時オカ)のあらすじ・ストーリー解説と考察【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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ゼルダの伝説シリーズネタバレを含む考察記事です。筆者の独自解釈や考察を含む内容となっていますのでご了承ください。

この記事では『ゼルダの伝説 時のオカリナ(時オカ)』についてまとめて解説・考察しています。

時のオカリナの攻略はこちら

概要

「ゼルダの伝説 時のオカリナ」とは、1998年に「ニンテンドー64」で発売されたゲームです。

「ニンテンドー3DS」でリメイク版や「Wii」のバーチャルコンソール、「Nintendo Switch」の「Nintendo Switch Online」の追加パックなどで遊べるため、今の時代でも様々なハードで遊ぶことのできるゲームです。

世界観でもゲーム性としても分岐点となる作品となっており、世界観では初めて「ガノンドロフ」が登場し、時を越えるストーリーがあるせいで3つの世界に分岐したりと、ゼルダの伝説シリーズの世界観の全体を把握するためにも大事な作品です。

そして、ゲーム性では初の3D作品となっており、奥行きのある空間で謎解きや戦闘がおこなえるようになりました。

ゲーム性・システム

シリーズ初の3D作品

「ゼルダの伝説シリーズ」の「時のオカリナ」までの作品では、2Dの見下ろし型視点を採用していましたが、「時のオカリナ」から初の3D作品となっています。

3Dの奥行きのある空間で謎解きや戦闘がおこなえるようになり、下記にもある「Z注目システム」を採用し3Dゲームでのカメラワーク問題の解決を担っていたりと、3Dゲームとしても革新的なゲームとなっています。

Z注目システム

3Dゲームのカメラワークや操作性という問題点をすべて解決できるシステムの「Z注目システム」です。

名の通り、「Z」ボタンを押している間は対象物に注目(ロックオン)し、自動で照準を合わせることでカメラワーク問題を解消、そして注目している対象が「NPC」なのか、「エネミー」なのか、「オブジェクト」なのかを自動で判別し、その対象物によって入力するボタンが1つで済むようになり、操作性の問題を解消するという革新的なシステムを採用しています。

このシステムが認知されて以降のゲームは、この「Z注目システム」を参考に様々な3Dゲームで類似したシステムが採用されるようになります。

時のオカリナ

作品のサブタイトルにもなっている「時のオカリナ」と呼ばれる楽器は作中にも登場し、物語が中盤に差し掛かるくらいのタイミングでゼルダ姫から「時のオカリナ」を託されます。

オカリナで奏でることのできるメロディは様々な効果をもたらすことができるため、それらを活用してダンジョンのギミックを解いたり、冒険を楽に進めることができるようになります。

オカリナのメロディ一覧

ゼルダの子守歌

インパから教わる一番最初のメロディです。このメロディを奏でることにより、ハイラル王家の関係者だと示すことができます。

エポナの歌

マロンから教わる牧場の歌です。大人時代でのみ、エポナをロンロン牧場で仲間にしていると呼び寄せることができます。

サリアの歌

サリアから教わる、サリアと友達の証の歌です。サリアとナビィと遠隔で会話することができます。

太陽の歌

王家の墓の内部にある石碑から覚えます。昼から夜に、夜から昼に変えることができます。

時の歌

ゼルダ姫から教わる、名の通り時にまつわる歌です。「時の扉」を開けるために奏でたり、時の扉と同じ文様のブロックを消滅させたり出現させたりできます。

嵐の歌

風車小屋の男から教わります。嵐を起こし、豪雨と強風を巻き起こします。

カカシの歌

プレイヤーが自由に作曲し、その曲を教えると奏でられるようになります。特定の場所で奏でるとカカシを呼び出すことができ、フックショットの的として使ってショートカットできたりします。

ワープできるメロディ

特定の場所にワープすることができるメロディで、その地点に初めて訪れるとシークから教わります。

メロディ

効果

光のプレリュード

時の神殿の入り口へワープ

森のメヌエット

森の神殿の入り口(森の聖域)へワープ

炎のボレロ

炎の神殿の入り口(デスマウンテン)へワープ

水のセレナーデ

水の神殿の入り口(ハイリア湖畔)へワープ

闇のノクターン

闇の神殿の入り口(墓地)へワープ

魂のレクイエム

魂の神殿の入り口(巨大邪神像前)へワープ

あらすじ・ストーリー

ストーリーを全て大雑把に解説するので、多大なるネタバレを含みます

コキリの森から旅立つ

「コキリの森」にて「コキリ族」として暮らしている主人公の少年「リンク」は、コキリ族で唯一、パートナーとなる妖精がいませんでした。ある日のこと、リンクのもとに突然現れた妖精の「ナビィ」に導かれ、森の精霊である「デクの樹」にかけられた呪いを解きます。

しかし、呪いを解くのが遅かったのか枯れていく「デクの樹」から遺言として、リンクは「ハイリア人」であること、ハイラルを救う運命にあることを告げられます。

ハイラルを救うために「森の精霊石」を授け、妖精ナビィを遣わし、王国の姫に会いに行けと告げた後、「デクの樹」は亡くなってしまうのでした。そして、幼なじみの「サリア」に別れを言って森を旅立つのです。

精霊石を探す旅

森を旅立ったリンクはハイラル城へこっそり侵入し、ゼルダ姫と出会います。ゼルダ姫からガノンドロフの野望と「精霊石」の秘密を聞かされ、ガノンドロフの野望を阻止するために、先に精霊石を集めて聖地へとたどり着こうと旅に出ます。

ガノンドロフの野望と「精霊石」の秘密とは、ガノンドロフは聖地に眠る「トライフォース」を手に入れるため、聖地への扉を開くために必要な「精霊石」を探しているということです。

時のオカリナとマスターソード

ガノンドロフより先に「精霊石」を3つ集めてハイラル城へと向かっていくと、城門にてインパとともにゼルダは逃げ去っていく姿を見ます。ガノンドロフがクーデターを起こしたために逃げたのです。リンクに気づいたゼルダは「時のオカリナ」を託します。

精霊石と時のオカリナを使って聖地への扉を開くと、そこには「マスターソード」が安置されていました。マスターソードを引き抜いたリンクはまだ未熟だったがゆえに7年間の眠りにつき、その隙をついてガノンドロフはトライフォースを手にしますが、「力のトライフォース」しか手に入れることができませんでした。

六賢者を捜す旅

リンクが眠っている7年の間、「力のトライフォース」を手に入れたガノンドロフは「力のトライフォース」を使って、ハイラルと魔物の世界へと変貌させていました。

7年後、眠りから覚めたリンクは「時の神殿」から出ようとすると、シーカー族の末裔「シーク」からガノンドロフを倒すには6人の賢者の力が必要だと聞かされ、その賢者たちを捜す旅に出ることになります。

六賢者を捜し出すと、シークはトライフォースの秘密を語ります。ガノンドロフが求めている”勇気のトライフォース”は時の勇者として覚醒したリンクに宿り、もう一つの”知恵のトライフォース”は7人目の賢者である、ゼルダに宿ったのだと教えてくれます。

ガノンドロフとの戦い

実はシーカー族の末裔であるシークはゼルダだったのです。ゼルダはシーカー族に扮してガノンドロフの目をあざむいていましたが、リンクを監視していたガノンドロフはゼルダの姿を見つけ、ゼルダをさらってしまいます。リンクはゼルダを助けるために、ガノン城へと変貌したハイラル城へと向かいます。

リンク、ゼルダ、ガノンドロフとトライフォースが宿った3人が集まり、トライフォースが共鳴します。

リンクとガノンドロフは戦いを繰り広げ、リンクに敗れたガノンドロフは「力のトライフォース」を暴走させ、獣の姿である「ガノン」へと変貌してしまいます。

リンクはマスターソードとゼルダ、六賢者の力を借りて、ガノンを「力のトライフォース」ごと封印します。

エンディング

ゼルダは時を行き来する扉を閉じ、時の勇者リンクは7年前、元の時代へと戻っていきます。

元の時代に戻ったリンクは、再びあの時と同じようにハイラル城へと向かい、ゼルダの元を訪れます。あの時と同じゼルダ、リンクの手の甲には「勇気のトライフォース」の証が輝いていました。

世界観・設定など

時系列について

上の画像の通り、時のオカリナでのラスト、魔王と時の勇者の結末によって3つの世界が分岐します。

世界

分岐した原因

敗北ルート

時の勇者が魔王に敗北してしまった世界

勝利ルートの子供時代

時の勇者が魔王に勝利し、時の勇者が7年前に戻った後

姫に魔王の計画を伝え、魔王の計画が失敗した世界

勝利ルートの大人時代

時の勇者が魔王に勝利し、時の勇者が7年前に戻ってしまい、

7年後の世界に魔王が復活しても勇者が現れずに、

神によってハイラルは魔王もろとも海に沈んでしまった世界

分岐した原因は以上の表の通りです。

そして、「時のオカリナ」のリンクはガノンドロフを倒した後に7年前に戻りますが、リンクの元からいなくなってしまった「ナビィ」を探す旅に出ます。その旅の途中に巻き込まれる事件が「ムジュラの仮面」での冒険となっています。

リンクについて

本作の主人公である、リンクは名前はゲーム開始時に変更できますが、デフォルト名はリンクとなっています。

出典: www.nintendo.co.jp

「コキリの森」に住む少年ですが実際はコキリ族ではなく「ハイリア人」であり、戦災に巻き込まれたリンクの母親がコキリの森へ逃げ込み、森の精霊である「デクの樹」に子供を託し息絶えてしまうことが作中にて語られています。

物語冒頭では他のコキリ族とは違って自身の妖精を連れていませんでしたが、デクの樹から「ナビィ」という妖精が遣わされ、本作の冒険のナビゲーターとして一緒に冒険することになります。

冒険の中で時の神殿に安置されている、マスターソードを引き抜きますがまだ未熟だったがゆえに7年間の眠りについてしまいます。しかし、「時の勇者」として覚醒し、「勇気のトライフォース」にも認められます。

ガノンドロフについて

本作のゲーム内で初登場になる「ガノンドロフ」ですが、「神々のトライフォース」の説明書にて名前だけの登場はしています。

出典: www.nintendo.co.jp

ハイラル王国がゲルド族をも統一している世界なため、ガノンドロフもハイラル王に忠義を示しています。しかし、それはハイラル王に近づくためであり、マスターソードを引き抜き眠っている勇者の隙きをついて、クーデターを起こしてハイラル城を制圧、聖地へ侵入し「力のトライフォース」だけ手にします。

残りのトライフォースを手にするために暗躍します。そして勇者との戦いを繰り広げた後、敗北し最後は「力のトライフォース」の力を暴走させてガノンへと変貌します。

ハイラル史、最大の謎

この「時のオカリナ」にはハイラル史の最大の謎とも言える不思議な現象が起きています。

それは、エンディングにてリンクが「勇気のトライフォース」を宿したまま元の時代に戻ったため、トライフォースがおかしな状態になっていることです。

ガノンドロフのクーデターが未然に防がれ、聖地への侵入もなかったことになっているので、聖地には完全体のトライフォースが存在しています。

つまり、「勇気のトライフォース」を宿したまま戻ったために、子供時代に「勇気のトライフォース」が2つ存在していることになっているのでは…ということです。さらには、大人時代の「勇気のトライフォース」はなくなってしまったのかということも謎となっています。

ちなみに、大人時代の世界の続きである「風のタクト」では、「勇気のトライフォース」は存在しています。さらに、子供時代に戻ってきた時の勇者が「勇気のトライフォース」を宿したままだったということが、聖地にあるトライフォースに影響を与え、各トライフォースがリンク、ゼルダ、ガノンドロフに宿ったと書かれています。

 

以上の謎は、設定資料集である「ハイラル百科」や「ハイラル・ヒストリア」にも曖昧にしか記載されておらず、謎のままとなっています。

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