普通のテレビやモニターでもゲームは可能ですが、快適に遊ぶならゲーミングモニターがおすすめです。
かつてはPCゲーマーが使用するイメージでしたが、家庭用ゲーム機も進化してゲーミングモニターを活用しやすくなりました。
ゲーミングモニターは安い買い物ではありませんし、失敗したくはないですよね。
そこで、今回はゲーミングモニターの選び方とオススメのゲーミングモニターを紹介します。
目次
ゲーミングモニターとは?
出典: zowie.benq.com
まずは、ゲーミングモニターがどのような物か確認してみましょう。
ゲーミングモニターとは、その名の通りゲーム向けに特化した性能を有したモニターです。
リフレッシュレートが高い
出典: www.asus.com
ゲーミングモニター最大の特徴は「リフレッシュレート」の高さです。
モニターが1秒間に表示できる映像の回数を表す。単位はHz(ヘルツ)
一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hzです。
ゲーミングモニターは120Hz、144Hz、240Hzと遥かに優れたリフレッシュレートのも物が存在します。
この数値が大きければ大きいほど、滑らかな映像を表示することができます。
一度リフレッシュレートが高いモニターを経験したら60Hzのモニターに戻ることができないでしょう。
それほどに、ゲーム中の映像の滑らかさが別次元です。
反応速度が速い
リフレッシュレートに続きゲーミングモニターの特徴は「反応速度」の速さです。
反応速度が速いモニターは映像の残像が少なくなります。
動きが激しいFPSやアクションゲームでその差はハッキリと感じることができます。
性能を活かすにはハイスペックPCが必要
ゲーミングモニターの性能を活かすにはハイスペックなゲーミングPCが必要です。
例えば、144Hzのモニターを活かすにはゲームを144FPSで安定して動作させる必要があります。
マインクラフトやフォートナイトなど比較的軽いゲームはミドルスペックPCでも大丈夫かもしれませんが、
ApexやArkなどの重いゲームでは相当なハイスペックPCが必要です。
また、PS4は最大60Hzまでですので、ゲーミングモニターの性能は活かしきれません。
PS5は最大120Hzまで対応ですので、ゲーミングモニターの性能を活かす事ができるでしょう。
ゲーミングモニターの選び方
パネルの種類
モニターパネルには3種類あります。
それぞれの特徴を簡単に確認してみましょう。
TNパネル
- 低価格
- 反応速度が速い
- リフレッシュレートが高いものが多い
- 色の再現性は低い(クリエイター向けではない)
- 視野角が狭い
TNパネルはゲーミングモニターでもっとも一般的なパネルです。
低価格ながら反応速度が早くリフレッシュレートが高く、最もゲーム向けの性能です。
その反面、色の再現性が低く、視野角が狭いためクリエイターや映像鑑賞には適していません。
ゲームは色の再現性よりも視認性が重視され、モニターを斜めから覗き込むように見ることも無いので問題になりません。
対戦ゲームをプレイする人はTNパネルに絞ってモニター選びをして問題ないでしょう。
IPSパネル
- 色の再現性が高い
- 視野角が広い
- 値段が高い
- 反応速度が遅い
IPSパネルは今や最も一般的なモニターパネルとなりました。
スマートフォンのモニターにも採用されるようになりました。
TNパネルと比較し値段が高く、色の再現性と視野角に優れます。
クリエイターはIPSパネル以外の選択肢はないと言っても良いでしょう。
しかし、対戦ゲームの視点で見るとIPSパネルは特にコレと言ったメリットはありません。
ゲームの優位性よりも最新ゲームの美しいグラフィックを楽しみたい人にはオススメです。
VAパネル
- 黒の表現に優れる
- 反応速度が遅い
- 色の再現度はIPSパネルに劣る
- 画面が暗いゲームに向かない
VAパネルは黒色の表現に優れているモニターパネルです。
黒色の表現に優れるあまり、画面全体が暗く表示されがちです。
そのため、FPSなど暗所で戦う機会の多いゲームには全く適していません。
特別な理由がない限りは選択肢から外して問題はありません。
リフレッシュレート
ゲーミングモニターの説明で紹介した通り、ゲーミングモニターはリフレッシュレートが高い物が多いです。
PCでFPSゲームなどをプレイする人は120Hz以上のモニターを選択しましょう。
よりハイスペックな物では240Hzや360Hzと言ったモニターも存在します。
しかし、そのようなモニターを活かすには相当なハイスペックゲーミングPCが必要です。
G-SYNCとFreeSync
出典: www.nvidia.com
出典: www.amd.com
ゲームのフレームレートとモニターのリフレッシュレートが食い違うとテザリングと呼ばれる表示の乱れが発生します。
そのテアリングを抑制する技術がVRR(可変リフレッシュレート)と呼ばれます。
NVIDIAのG-SYNC、AMDのFreeSyncはVRRの代表例です。
FreeSyncは多くのモニターが対応し、G-SYNCは一部のハイエンドモニターが対応しています。
どちらの機能を使用するにも対応モニターと対応グラフィックボードが必要になります。
おすすめゲーミングモニター
最後に筆者がオススメするゲーミングモニターをいくつか紹介します。
BenQ ZOWIE XL2546
BenQ ZOWIE XL2546はトッププロゲーマーが愛用する最強モニターです。
リフレッシュレート240Hz、超低遅延、独自のゲーム機能をいくつも搭載しています。
暗い部分を見やすくする独自機能「BlackQualizer」がFPS等で凄く有利です。
モーションブラーを削減する独自技術「DyAc」は激しい戦闘時の視認性を改善します。
値段は高めですが、全てのPCゲーマーに自信を持ってオススメできます。
筆者もゲーム用のメインモニターとして使用中です。
OMEN X
OMEN Xもリフレッシュレート240Hzで低遅延のゲーミングモニターです。
ZOWIE XL2546のような独自機能はありませんが、それでも十分過ぎるほどに高性能です。
G-SYNC 、FreeSyncの双方に対応しているので使用グラフィックボードの制限がありません。
240Hzモニターを比較的手軽な価格で手に入れたい人にオススメです。
BenQ ZOWIE XL2411P
BenQ ZOWIE XL2411Pは長らくFPSプレイヤーに愛用されてきた人気ゲーミングモニターです。
プロゲーマーや人気ストリーマーも愛用しています。
リフレッシュレート144Hz、低遅延、BlackQualizerに対応しています。
低価格ながら、ゲームに必要なものは全て揃っているコスパ最強のゲーミングモニターです。
初めてゲーミングモニターを購入する方に特にオススメです。
まとめ
ゲーミングモニターは必須ではないものの、ゲームプレイ時の快適さは普通のモニターとは段違いです。
個人的にはTNパネルで144Hz以上、反応速度1ms以下の物をオススメします。
ゲームプレイ時はヘッドセット着用すると思いますので音質はあまり気にしなくても良いでしょう。
家電量販店やゲーミングデバイス専門店ではモニターの発色などを確認することができます。
今回の記事を参考にしつつ、可能であれば店舗に出向いて色んなゲーミングモニターの映像を見比べて見ましょう。
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