【鬼滅の刃】上弦の鬼一覧|読み方や新しい上弦の鬼、下弦の鬼も!十二鬼月まとめ【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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この記事では「鬼滅の刃」に登場する十二鬼月の上弦の鬼の能力、過去、考察などをまとめています。また下弦の鬼についても解説しています。

※この記事は最終巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。

十二鬼月(じゅうにきづき)とは?

すべての鬼の元凶である鬼舞辻無惨が、自らの直属の配下として作った強い鬼12体を十二鬼月(じゅうにきづき)と呼びます。

十二鬼月は「上弦の鬼」6体と「下弦の鬼」6体に分かれていて、強さを示す数字がその目に刻まれています。上弦の壱が一番強く、下弦の陸が最弱となります。

また途中12人の中で誰かが死亡した時や、数字の入れ替わりをかけた「入れ替わりの血戦」で数字が下の者が上の者に勝利した時に、数字が変わったり新しい鬼が補充されたりします。

十二鬼月を作った理由

鬼舞辻無惨が十二鬼月を作った理由として、猗窩座を鬼にする際に「十二体ほど強い鬼を作ろうと思っているんだ」と言っています。(第18巻155話)

通常の人間に無惨の血を与えても耐えきれず死亡、鬼になれたものでも量の多すぎる無惨の血はその身が耐えきれず死亡してしまうと言われています。無惨は当時自分の血を多く与えても死なずに強い鬼となれる人材を探していたようです。

十二鬼月早見表

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上弦の数字

上弦の壱(いち)

黒死牟(こくしぼう)

上弦の弐(に)

童磨(どうま)

上弦の参(さん)

猗窩座(あかざ)

上弦の肆(し)

半天狗(はんてんぐ)

↓死亡後

鳴女(なきめ)

上弦の伍(ご)

玉壺(ぎょっこ)

上弦の陸(ろく)

堕姫(だき)

妓夫太郎(ぎゅうたろう)

↓2名死亡後

獪岳(かいがく)

下弦の数字

下弦の壱(いち)

魘夢(えんむ)

下弦の弐(に)

轆轤(ろくろ)

下弦の参(さん)

病葉(わくらば)

下弦の肆(し)

零余子(むかこ)

下弦の伍(ご)

累(るい)

下弦の陸(ろく)

釜鵺(かまぬえ)

出典: kimetsu.com

上弦の鬼 詳細

作中に登場する上弦の鬼はこちらになります。

上弦6体はこの百年ほどメンバーが変わっておらず、柱をしのぐほどの強さを持っていると言われています。

上弦の壱:黒死牟(こくしぼう)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・元は侍の家に生まれた双子

元は炭治郎の過去の記憶の中にたびたび登場する始まりの呼吸(日の呼吸)の使い手、継国縁壱(つぎくによりいち)の実の兄である継国巌勝(みちかつ)です。

巌勝と縁壱は侍の名家に生まれた双子の兄弟でした。

彼らが生まれた時代双子は不吉とされていたため、弟であるうえ生まれつき額にあざのあった縁壱は父親に殺されるところでしたが、母親が猛反対し、10歳になったら寺に出家して僧侶になることが決まりました。

弟を不憫に思った巌勝は、弟の3畳しかない部屋にたびたび遊びにいっていました。しかし7歳になるころ、それまで一言も口をきいたことがなく耳が聞こえないのだと思われていた縁壱が突然自分も侍になりたいと口にします。

・抜きん出た才を持っていた弟

巌勝に剣技を教えていた父親の輩下が戯れに縁壱に竹刀を持たせると、あっという間に輩下を倒してしまいます。強さの秘密を知りたかった巌勝が縁壱に話を聞くと、縁壱には生き物の姿が透けて見えることを知ります。

この件により自分よりも縁壱に抜きん出た剣の才能があることを知り、周りもそれを知って家の跡取りが縁壱に、寺へ出家するのが自分にと立場が逆転することを恐れた巌勝でしたが、もともと病弱だった母の死をきっかけに、縁壱は兄だけに別れをつけて10歳になるのをまたず家から出ていきます。

しかし縁壱は寺には行っておらず、そのまま行方知れずとなります。

・弟に対して生まれた憎悪

母が残した日記を読んだ縁壱は、母がずいぶん前から左半身が不自由であったこと、いつも母を見かけるたびに甘えてしがみついていたと思っていた縁壱が実は半身が不自由な母を支えて歩いていたことを知ります。

今まで哀れだと思っていた弟が、すべてを見透かし、母との関係も自分より密に築いていたことを知った縁壱は、激しい嫉妬にかられ、縁壱のことを憎悪するのでした。(第20巻177話)

鬼になったきっかけ

・鬼から弟に助けられる

弟のことを考えながらも妻をめとり子どもにも恵まれた巌勝は平穏な日々を暮らしていましたが、ある夜野営をしているところを鬼に襲われてしまします。

そこに現れ巌勝たちを救ったのが、剣技を極め非の打ちどころがない人格者となった縁壱でした。

その強さをどうしても自分も手に入れたかった巌勝は、すべてをすてて鬼狩りとなり、縁壱に剣技を教わりますが、額にあざは出たものの日の呼吸は使えるようになれず、習得できたのはのちに月の呼吸と名づける派生の呼吸だけでした。

・剣技を極めるため鬼となる

その後、あざを発症したものがばたばたと死に始め、自分にも余命が残されていないことを悟った巌勝はもう剣の道を極める時間が自分にはないと打ちひしがれますが、そこに鬼舞辻無惨が現れます。

巌勝は無惨の勧誘により、しがらみから解放され剣技の道を極める時間を手に入れるため、鬼になることを自ら決めました。(第20巻178話)

鬼になってから

無限城での戦いの四百年前、鬼となった巌勝は齢八十を超え老人となった縁壱に再会します。鬼となった兄を憐れみ、成敗しようとする縁壱との戦いが始まります。おとろえを知らぬ縁壱の剣技でしたが、戦いの最中縁壱は直立したまま寿命が尽きて亡くなります。(第20巻174話)

四百年後、無限城での最終決戦で遭遇した悲鳴嶼行冥、不死川実弥、時透無一郎、不死川玄弥と死闘の末死亡します。(第20巻178話)

上弦の弐:童磨(どうま)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・「極楽教」の教祖を務める

生まれた時から喜びや悲しみなどの感情がない子どもでした。

虹がある変わった瞳をしていたことや白髪を見た両親は「この子はきっと神の声が聞こえている」と思い極楽教という宗教を作って童磨を教祖としました。頭の良かった童磨は宗教や神、死後の世界などを信じる信者たちを「気の毒な人」と哀れんで、教祖として立ち振舞っていました。(第16巻142話)

感情がないため、次々と信者の女に手を出す父親を母親が滅多刺しして殺害し、自身も服毒自殺した際も、何も感じませんでした。(第19巻163話)

鬼になるきっかけ

原作では「二十歳の時に鬼にしてもらって百年以上生きた」という言葉とともに、鬼舞辻無惨が直接彼を鬼にしている様子が描かれています。(第19巻163話)

鬼になってから

・伊之助の母を保護していた

極楽教を続けて信者を食べていました。

夫の暴力と姑のいじめから赤ちゃんを抱いて逃げていた嘴平伊之助の母、琴葉とその赤ちゃん(つまり伊之助)を一時保護していましたが、信者を食べているところを目撃され激しくののしられます。

その後伊之助を抱いて施設を飛び出した琴葉を追いかけ、殺害します。伊之助だけは琴葉が崖の上から河に落として一命を取りとめました。(第18巻160話)

・無限城でしのぶの毒に倒れる

無限城では遭遇した胡蝶しのぶの繰り出す毒をその都度分解してしまい、最終的にしのぶの体をすべて吸収してしまいます。

しかししのぶは童磨を倒すために一年以上かけて藤の花の毒を摂取、身体中にめぐらせていたため、カナオ、伊之助と戦っている最中にその毒が効き始め、2人に首を斬られて死亡します。(第19巻163話)

上弦の参:猗窩座(あかざ)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・父親の薬のため盗みをはたらく盗人

病気を患う父親に薬を届けるために盗みをはたらく盗人で、狛治(はくじ)という名前でした。何度も奉行所に捕まり、両腕にその罪の数である入れ墨が両腕に3本ずつ刻まれたころ、父親は息子に真っ当に生きて欲しくて首を吊って死んでしまいます。

・道場に引き取られる

何も悪くない、迷惑だなんて思ったこともない父親が「迷惑をかけてすまなかった」と書いていたことで、貧乏人には生きる権利さえないのかと自暴自棄になり町で暴れていたところ、素流という武術の道場主である慶蔵に引き取られます

慶蔵には恋雪(こゆき)という一人娘がおり、病弱な恋雪のお世話をしながら武術を習う生活が始まります。(第18巻154話)

鬼になったきっかけ

・大切な人を殺害される

体調がずいぶん良くなった恋雪の願いにより、慶蔵から恋雪と夫婦になって同情を継いで欲しいと言われます。まっとうな生き方ができるかもしれない、慶蔵と恋雪を命に変えても守ると心に誓った狛治ですが、父の墓に祝言をあげる報告をしに行っている間に、道場をよく思わない連中に井戸の水に毒を入れられ二人を殺されてしまいます。

・十二鬼月を作ろうとしていた無惨と遭遇

怒り狂い鬼のように暴れ相手の道場の人々を皆殺しにしていたところ、鬼を配置した覚えのない場所に鬼がでているとの噂を聞きつけた鬼舞辻無惨が現れます。

十二鬼月(12体の強い鬼)を作ろうとしていた無惨に血を与えられ、鬼になります。(第18巻155話)

鬼になってから

鬼になる前の記憶は無くしているものの、女は食わないなど慶蔵と恋雪への信念を感じさせる鬼で、上弦の参の地位を与えられ猗窩座として戦っていました。

猗窩座の術式展開の図は恋雪が付けていた髪飾りである雪の結晶からきています。

無限城での竈門炭治郎、富岡義勇との死闘により首を斬られても戦い続けるものの、恋雪の「もういい、もう充分です」という言葉、父や慶蔵の許しを得て死亡します。(第18巻156 話)

上弦の肆:半天狗(はんてんぐ)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

ガラの悪い人とぶつかった時に目が見えないふりをしたら見逃してもらえたのと、人々が親切に接してくれたことに味をしめ、目が見えないふりをして目が見えないひとたちと一緒にある人に世話になっていました。

しかし盗みの癖が激しく、物を盗んでは殺人を繰り返すため、打ち首(死刑)が宣告されます。(第15巻126 話)

鬼になったきっかけ

翌日の打ち首が決定していた時に鬼舞辻無惨が現れ、無惨から直接血をもらい鬼なりました。(第15巻126 話)

鬼になってから

小さい体で自分は小さくて可哀想な老人だという印象を植え付けてきます。その下には「怯」の文字が刻まれており、常に自分は弱い者いじめをされていて怯えていると主張します。

・4体に分裂、さらに合体

積怒(せきど)、空喜(うろぎ)、可楽(からく)、哀絶(あいぜつ)4体に分裂することができ、それぞれ喜怒哀楽の性格を持っています。4体と竈門炭治郎、禰󠄀豆子、不死川玄弥との戦いの最中、積怒が他の3体を吸収して憎珀天(ぞうはくてん)になりました(第14巻116 話)

積怒(せきど)

空喜(うろぎ)

可楽(からく)

哀絶(あいぜつ)

憎珀天(ぞうはくてん)

出典: kimetsu.com

どれもみな、自分は悪くない、周りの人々こそ極悪人だと主張するのが特徴です。

小さくした本体を心臓部分に隠して逃げるも、それを見抜いた炭治郎に首を斬られて死亡します。(第15巻126話)分身であった憎珀天は甘露寺蜜璃と戦闘中でしたが、本体が首を切られたことにより消滅します。(第15巻127話)

新上弦の肆:鳴女(なきめ)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・猟奇的な琵琶奏者

原作漫画の本編では多くは語られず謎のままでしたが、公式ファンブックに、もともと琵琶奏者だったことが書かれています。

賭博狂いの夫に大切な琵琶演奏用の衣装を売られ、激怒した彼女は琵琶の調整に使う金槌で夫を殴り殺します。

その後震える手で琵琶を演奏したところ賞賛を受けたため、それから琵琶の演奏前に人を殺すのが習慣となります。(公式ファンブック)

鬼になったきっかけ

琵琶の演奏のために殺害しようとした人物がたまたま無惨で、返り討ちにあうも気に入られて鬼にされます。(公式ファンブック)

鬼になってから

・無限城を作り出す

無限城の空間を作り出し、操作しているのは彼女です。

さらに小さな目玉のような生き物を大量に生み出し、鬼殺隊の居場所を探すという探索能力も優秀です。(第15巻134話)

登場した頃は上弦の数字が付いていませんでしたが、無限城を作り出す能力から無惨の側近だったと思われます。半天狗が死んだあと上弦の肆の鬼となります

・居場所を突き止めた鬼殺隊員を無限城へ落とす

探索能力を利用して大半の鬼殺隊の居場所と産屋敷耀哉の住む鬼殺隊の本部、産屋敷邸の場所を割り出し、最終決戦への足掛かりを作ります。

無限城での最終決戦の最中空間を変化させるなど、鬼殺隊の無惨への到達を阻害しますが、愈史郎の能力により視覚を支配され、それに気がついた無惨に遠隔で破壊、殺害されます。(第21巻 第183話)

上弦の伍:玉壺(ぎょっこ)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

鬼になる前の名前は益魚儀(まなぎ)

漁村の生まれで、鬼になる前から動物を殺して違う種類の魚と縫いつなげたり、壺に骨を貯めたりと異常な人物でした。(公式ファンブック)

鬼になったきっかけ

ある時自分のことをからかった相手を殺害して死体を壺に詰めるという猟奇的殺人事件を起こして村の人に殺されかけますが、通りかかった無惨によって鬼にされます。(公式ファンブック)

鬼になってから

壺の中に身をひそめ、どこからともなく現れる壺を使って瞬間移動します。どのようにしたのかは不明ですが刀鍛冶の里の場所を特定したのは彼です。(第12巻98話)

血気術で生み出した壺から金魚のような化け物を出現させて刀鍛冶の里を襲いました。

自称芸術家ですが、通常の人なら嫌悪するような事で「それもまたいい」と感激したり、刀鍛冶の里の人たち数人を使用しておぞましい造形物を作るなど、芸術の感性がかなり歪んでいると思われます。

・器の小さな狂人

時透無一郎との戦いでは自分の壺を下手だと言われて激怒したり、片目を潰しても刀を研ぎ続ける鋼塚を見て動揺するなど器の小ささが垣間見え、無惨の思惑とはまったく違う個人的理由で行動する場面が多く見られます。

記憶を取り戻した無一郎によって首を斬られて死亡しますが、最後まで「過当なつまらぬ生物を高尚な作品にしてやったのに」と、他の鬼のように鬼になる前のエピソードもなく死亡します(第14巻121話)

おそらく鬼になる前もなった後もまったく同じ性格だったのででしょう…。

上弦の陸:堕姫(だき)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)

堕姫(だき)

妓夫太郎(ぎゅうたろう)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・遊郭最下層の兄妹

2人は実の兄妹で、羅生門河岸(らしょうもんがし)という遊郭の最下層で生まれました。

生まれる前も生まれた後も何度も殺されかける忌み嫌われ者でしたが、「俺たちは2人なら最強だ」「ずっと一緒だ絶対離れない」と約束をして必死で2人で生きていました。

妓夫太郎は喧嘩に強く借金の取り立ての仕事を、堕姫(本名はで、母親の病気の名前から付けられた)はその美しさからお客を取って生活していました。

(第11巻96〜97話)

鬼になったきっかけ

ある時梅は客である侍の目玉をかんざしで突いて失明させてしまいます。報復として生きたまま焼かれてしまい、虫の息となっている梅を抱き抱えて生きる事に絶望し叫ぶ妓夫太郎を、上弦の陸の鬼であった童磨によって鬼にされます。(第11巻96話)

鬼になってから

・人気ナンバーワン花魁

吉原遊廓に身を潜めて、人が失踪してもばれにくい土地柄を利用して人間を食べていました。堕姫は花魁(おいらん)として約10年ごとに顔や年齢、店を変えて行動し、常に不動の人気ナンバーワンでした。(公式ファンブック)

遊廓が怪しいと踏んだ宇髄天元にスパイとして送り込まれた3人嫁雛鶴(ひなつる、須磨(すま)、まきを、その3人からの連絡がとだえたことで駆り出された炭治郎、伊之助、善逸の潜入操作により、京極屋の蕨姫花魁(わらびひめおいらん)が鬼であると発覚します。(第9巻73話〜74話)

・堕姫の体の中から妓夫太郎が出現

宇髄天元との戦いの最中1度首を切られた堕姫ですが、体の中に潜んでいた妓夫太郎が出現します。そこから兄妹との大バトルに発展しますが、死闘の末堕姫は善逸と伊之助に首を斬られ、妓夫太郎は炭治郎によって首を斬られ、同時に首を斬られたことにより2人とも死亡します。(第11巻96〜97話)

のちに鬼舞辻無惨はこの戦いについて、「堕姫が足手まといだった」「最初からた妓夫太郎が出ていれば勝てていた」とこぼしています。(第12巻98話)

新上弦の陸:獪岳(かいがく)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

・悲鳴嶼さんと暮らしていた

悲鳴嶼さんが一緒に寺で暮らしていた、身寄りのない子どもたちのうちの1人でした。

ある時お寺のお金を盗んだ事を他の子どもたちから責められ、寺を追い出されてしまいます。(悲鳴嶼さんはその時はその事を知らず「言いつけを守らず日が暮れても寺に戻らなかった」と言っています)その後鬼と遭遇した獪岳は、自分が助かるために寺にいる8人の子を鬼に食わせると約束し、毎晩寺で炊いていた藤の花のお香を消して鬼を寺に招き入れました。

結果、一番小さかった沙代意外みんな鬼に殺されてしまい、動揺した沙代の発言から悲鳴嶼さんが犯人扱いされてしまうのでした。(悲鳴嶼さんは投獄されているところをお館様に助けられました)(第16巻135話)

鬼になったきっかけ

・善逸より先に慈悟郎に弟子入り

善逸が「じいちゃん」と呼ぶ育手の元鳴柱(なりばしら)の桑島慈悟郎(くわじまじごろう)の元に、善逸より前に弟子入りしていました。

善逸が雷の呼吸一ノ型しか使えるようになれなかったのに対し、獪岳は一ノ型だけ使えません。善逸のことを自分より劣っていると思っていたのに、自分と同じ扱いをし、共同で雷の呼吸の後継者にされたことに対し慈悟郎に不満を募らせていました。

・鬼殺隊入隊後に鬼になる

善逸より先に鬼殺隊に入隊していた獪岳ですが、ある時黒死牟に遭遇します。助かりたくて土下座をする獪岳に黒死牟が血を与え、鬼になって生きながらえたのでした。その時黒死牟を前にした獪岳は「体中の細胞が絶叫して泣き出すような恐怖」と表現しています。(第17巻145話)

鬼になってから

・上弦の陸に抜擢

鬼になってすぐの動向はわかりませんが、上弦の陸であった堕姫と妓夫太郎の死後、上弦の陸に抜擢されます。

自分の弟子から鬼が出た事に心を痛めた慈悟郎は腹を切って自害してしまいます。怒った善逸は最終決戦で鳴女に無限城に落とされた後、脇目もふらず獪岳を探し、見つけ出して対峙します。(第17巻144話)

激しい戦いの末、善逸があみだした善逸だけの技、雷の呼吸漆ノ型で首を斬られて死亡します。(第17巻145〜146話)

下弦の鬼 詳細

作中に登場する下弦の鬼はこちらになります。

下弦の鬼は伍である累の死亡後に一度無限城に集められ、その弱さに怒った鬼舞辻無惨によって壱以外は殺されてしまいます。(第6巻51話)

下弦の壱:魘夢(えんむ)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

玉壺同様鬼になる前から医者の真似事で催眠療法をして、患者に病気が治ったと思わせてから絶望を味あわせるなど、夢と現実の区別がつかないような異常な人間でした。(公式ファンブック弐)

鬼になったきっかけ

空腹だった無惨にはらわたを食べられて死にかけるも、鬼である無惨を羨み、褒めそやしたことから無惨の気まぐれで鬼になりました。(無惨はそのことをすっかり忘れていましたが)

(公式ファンブック弐)

鬼になってから

下弦の伍の鬼であった累が死んだ後、下弦が弱すぎることに怒った無惨に下弦5人が無限城に集められた際、他の4人が無惨にひどい殺され方をされるも、「無惨様直々に手を下していただけるなんて夢見心地だ」「人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった」などど発言し、無惨に気に入られて多めに血を分け与えられます

その時「柱を殺せ」「耳に花札のような飾りを付けた鬼狩りを殺せばもっと血を分けてやる」など命令されています。(第6巻52話)

・無限列車編へ

無限列車にて、自身の血を混ぜたインクを使用した切符に車掌が切り込みを入れたら発動する術で、列車の乗客全員を眠らせます。

自身は列車と一体化して乗客を全員一度に食べる計画でしたが、夢であることに気がついた炭治郎、禰󠄀豆子の血気術により目を覚ました善逸、伊之助、炎柱である煉獄杏寿郎により乗客全員を守られながら追い詰められます。

最終的に列車と一体化した首の部分を炭治郎、伊之助に発見され、炭治郎のヒノカミ神楽により首を斬られて死亡します。(第7巻61話〜第8巻62話)

結局魘夢は列車の乗客を1人も食べることができず、消えていきます。(第8巻62話)

下弦の弐:轆轤(ろくろ)

無限城に集められた際、1人だけ顎髭を生やしていた鬼です。

自分と魘夢以外が無惨によって殺害されるのを見て「私はまだお役に立てます!」「貴方様の血を分けていただければ、より強力な鬼となれます!と主張するも、「なぜ私がお前の指図で血を分け与えねばならんのだ」「お前は私に指図した」と逆効果で、無惨によって殺害されます。

下弦の参:病葉(わくらば)

無限城に集められた際、額と両頬にバッテンの傷跡があった鬼です。

下弦の陸、下弦の肆が続けて無惨に殺されるのを見て、その場から逃げ出そうとしますが、逃げたつもりが一瞬で自分の首が無惨の手の中にありました。

死ぬ前に首だけの状態で、魘夢が無惨に気に入られて血を分けてもらっているところを目撃しています。

下弦の肆:零余子(むかこ)

下弦で唯一髪の色が白い、頭に2本のツノが生えた鬼。無限城に集められた際「申し訳ございません、お姿も気配も異なっていらしたので…」と発言し、無惨から「誰がしゃべってよいと言った?」と凄まれていた鬼です。

鬼狩りと遭遇したら逃げようとするその性格を咎められ、「いいえ違います!」と言い訳するも無惨に「お前は私が言うことを否定するのか」と怒りを買い、無惨によって潰され、殺されます。

下弦の伍:累(るい)

出典: kimetsu.com

鬼になる前

生まれつき体が弱く、走ったことがないどころか歩くのも苦しい状態でした。

鬼になったきっかけ

寝たきりでいたところに無惨があらわれ「かわいそうに、私が救ってあげよう」と言って累を鬼にします。(第5巻43話)

鬼になってから

・鬼になって強い体を手に入れる

強い体を手に入れるために鬼になった累を両親は責めて、累を殺そうとしてきます。それに対し、自分たちの家族愛は偽物だったのだと思った累は両親を殺害します。殺害してから、自分を殺したあと自らも命を絶とうとしていた父の言葉や、「丈夫な体に産んであげられなくてごめんね」という母の言葉を理解し、そこで初めて自分は本当の絆を自ら切ってしまったことに気づき後悔します。

・赤の他人と家族ごっこを始める

両親を殺してしまった累はその後鬼になる前の記憶をなくすものの、父と母が恋しくてたまらない気持ちだけが残ります。そのため異常なまでに家族間の絆にこだわる鬼となり、血のつながらない鬼に家族の父や母、姉や兄といった役職を与えて家族ごっこをしていました。累の強さに期待していた無惨はこの家族ごっこを黙認していたと思われます。

・死ぬ間際に蘇る過去

累が家族ごっこを続けていた理由は、本物の家族の絆に触れれば過去の記憶が戻ると思ったからです。炭治郎により追い詰められるも逆転優勢の立場になったところ、那田蜘蛛山にかけつけた富岡義勇によって首を斬られて死亡します。(第5巻43話)

下弦の陸:釜鵺(かまぬえ)

顔のおでこに横線、目の下に横線、鼻の筋に縦線で「工」の字のような線が顔面にある鬼です。

無限城に集められた際「そんなこと俺たちに言われても」や「思考が読めるのか?まずい」といった心の中の声を無惨に聞かれ、一番に無惨の左手から出た異形の鬼に殺害されます

まとめ

強い鬼たちにはそれ相応の壮絶な過去があることが多く見受けられますね。

玉壺や魘夢のように、鬼になる前からやってることは鬼とそんなに変わらない者もいて興味深いです。

基本的にすべて単行本(全23巻)と公式ファンブック(壱と弐)を参考に、十二鬼月についてまとめました。他にも裏設定や、本編に入りきらなかったこそこそ話などの情報を得次第追記させていただきたいと思います!

 

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