【ガンダム ジークアクス】第9話「シャロンの薔薇」ネタバレ感想&解説!シャロンの薔薇の謎、マチュとララァを徹底考察【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

攻略大百科編集部
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この記事では、機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の第9話で描かれた衝撃の展開、隠された伏線、そして今後の物語を大胆に考察します。物語の核心に迫る情報や、登場人物たちの複雑な心情などに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事には、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第9話および既存ガンダム作品のネタバレが含まれます。

第9話「シャロンの薔薇」のあらすじと解説

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マチュ、地球へダイブ

前話のラストで突如ジークアクスと共に地球へ向かったマチュ。第9話は、その大気圏突入の緊迫したシーンから始まります。マチュの目的は、行方不明となったシュウジがいると思われる「シャロンの薔薇」がある地球へたどり着くことでした。

地球への降下中、ジークアクスは内部のアームでマチュを抱きかかえるような行動を見せます。これまでもマチュの危機に自律的に動くことがあったジークアクスですが、今回は特に強い意思を感じさせる描写でした。

大気圏突入は成功したものの、落下地点は海。そのままでは海中に沈んでしまう状況で、ジークアクスの背部バックパックが飛行機形態に分離し、マチュを海上へと運びます。ガンダムシリーズでお馴染みのコアファイター分離を思わせる展開ですが、作中では意表を突く形となりました。

捕獲と尋問、そして脱出

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ここで、ジオンのソドンに捕らえられたシーンに遡ります。手荷物とハロだけは手元に戻され、コモリから渡された服に着替えたマチュは、シャリア・ブルによる尋問を受けることになります。

この尋問シーンでは、ニュータイプの力が恐ろしく描かれました。マチュが頭の中で考えたことはすべてシャリア・ブルに筒抜けになってしまうのです。ほんの少し頭によぎったことまで見抜かれるその様子は、傍から見ていても戦慄するものでした。

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尋問の結果、シャリア・ブルはマチュがシュウジと共にシャロンの薔薇を求めて地球を目指していたことを知ります。

用済みとばかりに独房に戻されたマチュですが、そこに再び謎のメッセージが届き、独房のロックが解除されます。メッセージはジークアクスの位置まで誘導するもので、曲がり角の位置まで詳細に指示されていました。

これは、現在のマチュの位置とソドン内部の構造を完全に把握していなければ不可能な情報であり、このメッセージの送り主が誰なのか、謎が深まります。

ララァとの出会い

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マチュが不時着した地球で最初に出会った人物は、予告にも登場していた女性、「ララァ・スン」とそのメイドでした。マチュが地球に落ちてくることを知っていたララァは、マチュをカバスの館で保護します。

地球に行けば自由になれると信じるマチュに対し、ララァは宇宙に出れば自由になれると考えていると語ります。これは、自由とは結局、現状から抜け出したいという強い願望であり、違う世界へ向かう気持ちの現れなのかもしれません。

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最終的にカバスの館は、そこから逃げ出そうとする女性たちによって火の海となり、マチュたちもその混乱に乗じて脱出を試みます。

館の女性たちに頼まれ、ララァを連れて逃げようとするマチュでしたが、ララァは自らマチュと行動することを拒否します。ララァは、館から逃げ出し宇宙に行きたいという気持ちはあったものの、それはシャアによって連れ出されることを望んでいたのかもしれません。

マチュがシュウジを追いかけて地球まで来たように、ララァもまたシャアとの出会いを求めてこの世界を生きている。二人の行動原理には共通する部分が見て取れます。

シャロンの薔薇の正体

カバスの館から脱出したマチュは、海中に落下したジークアクス本体の回収に向かいます。ジークアクスは水陸両用モビルスーツであり、マチュは海中に潜って本体を発見します。しかし、そこでマチュが見つけたのはジークアクスだけではありませんでした。

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ついに明かされた「シャロンの薔薇」の正体。それは、モビルアーマー「エルメス」。そして、その中に時間凍結した状態で存在するララァ・スンだったのです。

シャリア・ブルの口からも語られましたが、ジークアクス世界ではエルメスは建造されておらず、今回登場したシャロンの薔薇=エルメスは、並行世界から時空転移してきたものであることが示唆されました。これにより、ジークアクス世界には二人のララァが存在することが判明しました。

シャリア・ブルによって泳がされていたマチュの行き先で場所が判明してしまったシャロンの薔薇はジオンに回収され、イオグマヌッソの計画は次の段階へと進むようです。

次回予告では、舞台が再び宇宙に移り、ジフレドや量産型ビグザム、そしてギレン総帥の姿が確認されました。ソーラ・レイという単語も聞こえ、いよいよ物語がクライマックスへ向かっていることを感じさせます。

第9話の注目ポイント解説や考察

ジークアクス内部の意思は一体?

マチュを抱きしめるような行動や、ピンチでの自律的な起動など、ジークアクスにはまるで人格があるかのような描写が続いています。

今回の第9話で、ジークアクス世界のララァが夢の中で並行世界を見ており、その夢はいずれもシャアが白いモビルスーツのパイロット(アムロ)に殺されてしまうというものであったと語りました。この「キラキラの先」にあるのがジークアクス世界との並行世界であることが示唆されます。

ララァが何度も夢を見ていたという話からは、それだけの数の並行世界が存在したとも考えられます。そして、オメガサイコミュのようなシステムを通じて、並行世界のララァの思念がジークアクスの意思のような存在となっている可能性も考えられます。

カバスの館とジオン軍の活動

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マチュが保護された「カバスの館」は、富野由悠季監督の小説『密会 アムロとララァ』に登場する同名の娼館をモデルにしていると思われます。

この小説では、孤児だったララァが娼館で働き、客として来たシャアに見初められるという設定が描かれています。アニメ公式では語られなかったララァの出自に関するこの設定を、ジークアクスは正式に採用したようです。

また、今回の描写で、ジオン軍が地球圏で非常に活発に活動していることが明らかになりました。カバスの館にはジオン将校が客として訪れ、ソドンの部隊も地球へ降下、さらにマッドアングラー級潜水艦が活動し、ゴッグやズゴックといったジオン水泳部MSの姿も確認されました。

戦艦マゼランの解説文から地球連邦宇宙軍が廃止されたことが示唆されていましたが、ジオン地球方面軍が制海権を掌握している状況は、地球連邦が軍事的に大きく制限されていることを示しています。地球連邦は、サイド6よりも弱い立場にあると言えるかもしれません。

マチュを助けた謎のメッセージ

ソドンの独房からマチュを脱出させた謎のメッセージは、ジークアクスの位置まで詳細に誘導していました。ソドン内部の構造を把握している必要があることから、外部からのメッセージだとしても、相当な情報網を持つ存在と考えられます。

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このメッセージが明らかにアムロではないかと予想されます。ニュータイプ能力で進むべき道を指示する存在はアムロ以外に考えにくい、そしてジークアクスの中の人も「逆襲のシャア」で消えたアムロではないか、という推測です。

まだアムロではないかという理由があり、ファーストガンダムにおいて、「ア・バオア・クー」での戦いの終盤に、ホワイトベースのクルーたちを脱出させるために誘導している際の指示に似ており、このことからアムロではないかという根拠になっています。

これらのことから、ジークアクス内部の意思と謎のメッセージの送り主は同一人物、つまりアムロである可能性が高まります。アムロがジークアクスの中にいる、あるいはジークアクスを通じて干渉している、という展開も考えられます。

「シャロンの薔薇」とは何だったのか?

今回の最大の焦点は、やはり「シャロンの薔薇」の正体が明らかになったことです。

正体は並行世界のエルメスとララァ

今回、「シャロンの薔薇」の正体が、並行世界からゼクノヴァと呼ばれる現象によってワープしてきたモビルアーマー「エルメス」であり、その中には撃破直前の状態の「ララァ・スン」がいることが判明しました。

ジークアクス世界にはエルメスは開発中止となって存在しないとされていたため、唐突に現れたこの機体が「シャロンの薔薇」と名付けられていたようです。

シャリア・ブルの話からも、このエルメスがジークアクス世界の進んだサイコミュの原点となっていることが示唆されました。

シャロンの薔薇とジークアクス

ジークアクスが地球に降り立った場所に、まるで待ち合わせていたかのように「シャロンの薔薇」があったことは、単なる偶然とは思えません。ジークアクスの地球降下は、最初から「シャロンの薔薇」の位置を把握した上で行われた可能性が高いと考えられます。

また、ジークアクスが地球に落ちる直前にコアファイターを分離させ、マチュをジークアクス世界のララァの元へ誘導したようにも見えます。結果的にマチュは、シャロンの薔薇の中にいるララァを知る前に、この世界のララァと出会い、彼女がどのような人物で何を考えているのかを知ることになりました。

これは、ジークアクス内部の意思が、マチュにシャロンの薔薇のララァについて教えるために仕組んだことだとするならば、ジークアクス内部の意思とララァとの間に強い関係がある可能性がさらに高まったと言えるでしょう。

ジークアクス世界に存在する二人のララァ

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これにより、ジークアクス世界には二人のララァ・スンが存在することになります。一人は今回マチュが出会った、カバスの館にいるシャアと出会っていないララァ。もう一人は、「シャロンの薔薇(エルメス)」の中で時間が凍結していると思われる並行世界のララァです。

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カバスの館のララァは、夢を通して並行世界のララァと繋がっており、夢の中で何度も世界がループし、その度にシャアが白いモビルスーツのパイロット(アムロ)に殺されてしまう光景を見ていると語りました。

これは彼女にとって非常に悲しい現実であり、シャアの生還ルートを探してタイムループを繰り返しているかのようです。彼女はマチュと共に館から逃げることを拒み、「彼を待つ」と言い残しました。この「彼」が誰なのか、シロウズではないとすれば、シュウジである可能性が考えられます。

シャロンの薔薇(エルメス)の不安定な性質

シャロンの薔薇となったエルメスは、シャリア・ブル曰く「不安定な存在」であり、異次元に飛ぶ性質があるようです。

正史ではエルメスがガンダムに撃破される際、爆散ではなく光の中に消えていく描写がありましたが、これがゼクノヴァによる時空転移を示唆していたのかもしれません。

正史ではない並行世界

「シャロンの薔薇」は正史ではない並行世界から来ているのだと思われます。今回確認されたエルメスの中のララァのヘルメットが無事であるという描写だったり、シャアが何度もアムロに殺されてしまうと言っていたりとこれらはファーストガンダムとは違う物語です。

ファーストガンダムではエルメスのコクピットがビームサーベルに貫かれ、ララァのヘルメットが破損した描写しており、シャアは一度もアムロに殺されてなどいません。もっと言うならアムロに殺されそうになったシャアを庇う形でララァは戦死してしまいます。

つまり、我々が見ていたファーストガンダムの物語と違っている点がいくつかあり、このことから正史ではない並行世界から、この「シャロンの薔薇」が来ているのだと思われます。

さらに、何度もシャアを殺されている場面を夢に見ていることから、シャアを助けるにはララァ自身が犠牲になる必要があり、その物語となったのが我々が見ていたファーストガンダムだったのかもしれません。

第9話の感想

今回の第9話は、非常に情報量の多い、そしてついに「シャロンの薔薇」の正体が明かされたエピソードでした。

まず、物語の舞台が初めて地球になったのが新鮮でした。マチュが海に憧れていた描写がありましたが、実際に海に足を踏み入れるシーンは印象的でした。ズゴッグやマッドアングラーといった水陸両用・水中用モビルスーツが登場したのも、世界観の広がりを感じさせてくれました。

ジークアクスがマチュを抱きしめるような仕草を見せたのは、メカでありながらどこか人間的な、あるいは生命的な繋がりを感じさせ、今後のジークアクスとの関係性がどうなるのか気になります。

シャリア・ブルによるニュータイプ能力を使った尋問は、思考が筒抜けになるという描写がリアルで、ニュータイプ能力の恐ろしさを改めて感じました。

そして何と言っても、「シャロンの薔薇」の正体が明らかになったこと、そしてジークアクス世界に二人のララァが存在するという事実は衝撃的でした。並行世界のララァとジークアクス世界のララァ、二人のララァの思念がどのように物語に影響していくのか、目が離せません。

謎のメッセージの送り主がアムロである可能性が示唆されたことも、並行世界のキャラクターがどのようにこの世界に関わってくるのか、期待が高まります。

次回予告では、再び宇宙が舞台となり、ジフレド、量産型ビグザム、ギレン総帥、ソーラ・レイといった単語が飛び出し、いよいよ物語が佳境に入ることを感じさせます。イオグマヌッソ計画の進行、そしてシュウジの行方など、気になる点が山積みで、次回の放送が待ちきれません。

今後の展開予想

次回予告では、ジフレドや量産型ビグザム、そしてギレンの姿が確認されており、舞台が再び宇宙へ移る可能性が高いです。シャロンの薔薇がジオンに回収されたことで、イオグマヌッソ計画は次の段階に進むのでしょう。

ギレンとキシリアが揃う場、そしてソーラ・レイというキーワードは、物語がいよいよクライマックスへ向かっていることを感じさせます。

イオグマヌッソ計画の進行に伴い、クローン強化人間が登場し、その中にシュウジそっくりの人物が現れることも予想されます。消えたままのシュウジの行方や、彼がどのように物語に関わってくるのかが今後の大きな焦点となるでしょう。

残り3話で、複雑に絡み合った伏線や謎がどこまで回収されるのか、あるいは敢えて回収されないまま物語が完結するのか、先が気になりますね。

まとめ

『機動戦士ガンダム ジークアクス』第9話は、マチュの地球降下から始まり、「シャロンの薔薇」の正体が並行世界のエルメスに乗ったララァであることが判明するという、物語の根幹に関わる重要なエピソードでした。ジークアクス世界には二人のララァが存在し、彼女たちの思念が物語の鍵を握っている可能性が示唆されました。

また、ジークアクス内部の意思や、マチュを助けた謎のメッセージの送り主がアムロである可能性など、多くの謎と考察の余地を残しました。シュウジの正体に関する推測も提示され、今後の展開から目が離せません。

次回からは再び宇宙が舞台となり、イオグマヌッソ計画が進展し、ギレン総帥やソーラ・レイが登場するなど、物語はクライマックスに向けて加速していくようです。第9話で明らかになった事実と残された謎が、今後の物語にどう繋がっていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

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