本記事では、『ゼルダの伝説』シリーズにおいて、「この物語は前作とどうつながっているんだろう?」と思ったことはありませんか?
リンクやゼルダは作品ごとに姿を変えて登場しますが、実はすべての冒険にはひとつの大きな歴史が流れています。それが、任天堂公式が整理した「ハイラル史」です。
歴代作品の時系列をまとめました。ゲームの発売された順と各タイトルごとの概要も紹介しています。
目次
歴代作品の時系列について
ゼルダの伝説シリーズには、「ハイラル史」または「ゼルダ史」と呼ばれる歴史が紡がれています。2025年現在では全19作品(外伝作除く)が発売されており、これらのタイトルはすべて時系列として繋がっています。
公式から明かされている歴史を紐解いていくと、色んな繋がりが見えてくるのでさらにゼルダの伝説シリーズを楽しむことができます。
しかし、この時系列は現時点での内容となっており、公式設定資料集の「ハイラル・ヒストリア」には、「今後の作品次第で歴史は変わる」と記載されています。
知恵のかりものの時系列は?
「知恵のかりもの」の時系列は、「トライフォース3銃士」と「ハイラル王国衰退」の間として確定しました。以下の記事より少し深堀りして考察しています。
3つの世界に分岐
「時のオカリナ」で世界が3つに分岐し、それぞれの世界が別のゲームとして展開されています。
「時のオカリナ」で分岐した理由として、
世界 |
分岐した原因 |
敗北ルート |
時の勇者が魔王に敗北してしまった世界 |
勝利ルートの子供時代 |
時の勇者が魔王に勝利し、時の勇者が7年前に戻った後、 姫に魔王の計画を伝え、魔王の計画が失敗した世界 |
勝利ルートの大人時代 |
時の勇者が魔王に勝利した後、勇者が7年前に戻ってしまった。 再び魔王が復活したが、時の勇者が現れずに 神によってハイラルは魔王もろとも海に沈んでしまった世界 |
となっています。
時系列順に簡潔な作品解説(共通ルート)
時系列順にいわゆる本編のみの作品を解説します。
ゼルダの伝説 スカイウォードソード
2011年にWiiで発売されました。ゲーム性としては、Wiiリモコンを剣、ヌンチャクを盾と見立て、リモコンを振って攻撃するなど、直感的な操作が特徴的で「スカイウォードソード」以前の作品の集大成のような作品となっています。公式で「ゼルダの伝説シリーズ」の最古の物語であることと、マスターソードが誕生するまでの物語であることが明言されております。
物語は、空に浮かぶ浮島「スカイロフト」に住む、リンクとゼルダは、リンクの騎士への昇進試験をかけた「鳥乗りの儀」の最中に、ゼルダは黒い竜巻に飲まれ、行方不明になってしまいます。ゼルダの父親であり、騎士学校の校長である「ゲポラ」に事の顛末を話しますが、まだゼルダは生きている希望を見出します。
そしてその夜、リンクは謎の人物にスカイロフトにある女神の像まで導かれ、そこの台座には「女神の剣」がありました。女神の剣まで導いた謎の人物は「ファイ」という女神の剣の精霊でした。ファイに女神から告げられた使命が、ゼルダを探す道にもなると言われ、ファイとともに雲の下の大地に降り、ゼルダを探す旅に出ます。
スカイウォードソードの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 スカイウォードソード |
Wii |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD |
Nintendo Switch |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
2004年にゲームボーイアドバンスで発売され、こちらの作品もカプコンが中心で開発されました。エゼロと呼ばれるふしぎなぼうしと共に、小さくなり新たな道を開くをコンセプトに作られています。
リンクとゼルダは「ピッコル祭り」の武術大会の表彰式に赴きますが、大会の優勝者「グフー」は魔力で安置されていた「ピッコルの剣」を折り、封印されていた魔物の封印を解いてしまい、さらにはゼルダを石化させてしまいます。ゼルダを救うためには「ピッコルの剣」が必要で、リンクは折れた「ピッコルの剣」を修復するために旅に出かけます。
「聖剣フォーソード」や「魔人グフー」が誕生するまでの物語が描かれております。
ふしぎのぼうしの動画
※「WiiU」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
ハード |
備考 |
---|---|
ゲームボーイアドバンス |
オリジナル版 |
WiiU |
バーチャルコンソール |
Nintendo Switch |
ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 4つの剣
2001年にゲームボーイアドバンスで発売され、「神々のトライフォース」のリメイク版と、この「4つの剣」の2作ゲームが1つのゲームソフトに収録されています。
4つの剣は、初めて2~4人プレイに対応していますが、1人でプレイすることができません。友達や家族とプレイし、協力して謎解きや魔物を倒してクリアしていくステージ方式になっています。
※「25周年記念エディション」の4つの剣は1人でもプレイできます。
「風の魔人グフー」を封印していた「フォーソード」の異変に気づいたゼルダ姫がリンクとともに、グフーを封印していた地に向かうと、グフーの封印はすでに解かれており、待ち伏せしていたグフーにゼルダ姫がさらわれてしまいます。リンクは「フォーソード」を抜き4人に分裂し、ゼルダ姫の救出とグフーの封印をするため旅に出ます。
4つの剣の動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 |
ゲームボーイアドバンス |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション |
ニンテンドーDSiウェア |
リメイク版 (現在は配信終了) |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 |
Nintendo Switch |
ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 時のオカリナ
初めての3D作品となっており、1998年にNINTENDO64で発売され、奥行きのある空間で謎解きや戦闘がおこなえるようになりました。
世界観でもゲーム性としても分岐点となる作品となっており、世界観では初めて「ガノンドロフ」が登場し、時を越えるストーリーがあるせいで3つの世界に分岐したりと、ゼルダの伝説シリーズの世界観の全体を把握するためにも大事な作品です。
パートナーの妖精がいないコキリ族のリンクは、ある日、相棒になる妖精の「ナビィ」に叩き起こされます。
妖精のナビィとももに、デクの樹サマの遺言に従い、ハイラル城でゼルダと出会います。ゼルダから「魔盗賊ガノンドロフ」野望を聞き、その野望を阻止するために旅に出ます。
※「WiiU」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 時のオカリナ |
Wii |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 時のオカリナ3D |
ニンテンドー 3DS |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 時のオカリナ |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 時のオカリナ |
Nintendo Switch |
NINTENDO64 Nintendo Switch Online |
時系列順に簡潔な作品解説(勝利ルート子供時代)
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
第2作目の3D作品となっており、2000年にNINTENDO64で発売され、基本的にシステムは前作の「時のオカリナ」を引き継いでいますが、仮面を使って変身したり、ゲーム内時間で3日間以内にクリアしなければならないシステムだったりと、新要素も取り入れています。
舞台はハイラルではなく、ハイラルに似た異世界にある「タルミナ」が舞台となっており、前作「時のオカリナ」の子供時代の時間軸で、エポナと共に相棒の「ナビィ」を探す旅に出ている途中に、「スタルキッド」に襲われ追いかけていくと、「タルミナ」に迷い込んでしまうところからゲームが始まります。
ムジュラの仮面の動画
※「Nintendo Switch Online+追加パック」の動画となります。
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 |
Wii |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D |
ニンテンドー 3DS |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 |
Nintendo Switch |
NINTENDO64 Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
「風のタクト」以来の3D作品で、2006年にゲームキューブとWiiで同時発売され、「120%のゼルダ」をコンセプトに開発が進み、「風のタクト」のアニメ調とは違い、「時のオカリナ」のようなリアルな世界を作り上げました。
村で自然に囲まれ、穏やかに過ごしていたリンクは、突如村に魔物が襲撃し、幼なじみの「イリア」や村の子どもたちをさらってしまいます。魔物を追いかけていくと黒い壁に阻まれますが、壁に引き込まれてしまい、リンクが狼に変身してしまいます。そこで、「ミドナ」という謎の人物と出会い、2人でゼルダに会います。そして、ハイラルの今の状況を知り、ハイラルを救うためにミドナとともに旅に出かけます。
トワイライトプリンセスHDの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス |
ゲームキューブ Wii |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスHD |
WiiU |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 4つの剣+
2004年にゲームキューブで発売され、「ハイラルアドベンチャー」、「シャドウバトル」、「ナビトラッカーズ」の3つのゲームに分かれており、特に「ハイラルアドベンチャー」は「4つの剣」をさらに発展させた作品となっています。
「ハイラルアドベンチャー」は本編に組み込まれており、突如闇に覆われたハイラルが、ゼルダと6人の巫女によって光を取り戻そうとしますが、これまた突如現れたシャドウリンクに襲われさらわれてしまいます。ゼルダと6人の巫女を救うために「フォーソード」を抜いたリンクは4人に分裂しますが、封印されていた「風の魔神グフー」が復活してしまいます。
グフーの封印、ゼルダと6人の巫女を救う、さらに「フォーソード」の退魔の力を取り戻すために、4人のリンクは旅に出ます。
4つの剣+の動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 4つの剣+ |
ニンテンドーゲームキューブ |
オリジナル版 |
時系列順に簡潔な作品解説(勝利ルート大人時代)
ゼルダの伝説 風のタクト
2002年にゲームキューブで発売され、第3作目の3D作品となっております。「触れるアニメ」をコンセプトに開発され、トゥーンレンダリングという技術を使い、3DCGを使ったアニメ映画のようなデザインで、キャラクターたちもデフォルメされており、全体的に可愛らしい雰囲気があります。舞台もハイラルですが、リンクは帆船に乗り風を自在に操り、大海原の各地にある島々を旅していきます。
物語の始まりは、海賊船の船長である「テトラ」が怪鳥に襲われ、リンクの住んでいる島にある森に落ちてしまいます。テトラを助けると、怪鳥はテトラと間違えてリンクの妹である「アリル」を連れ去らってしまい、テトラと一緒にアリルを助けに行くところから始まります。
風のタクトHDの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 風のタクト |
ニンテンドー ゲームキューブ |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 風のタクトHD |
WiiU |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
2007年にニンテンドーDSで発売され、ゲームジャンルが「ペンアクションアドベンチャー」と特殊なジャンルで、初めてのニンテンドーDSでの作品なので、ニンテンドーDS特有の2画面を応用したり、タッチペンを使っての操作が売りとなっています。
物語は「風のタクト」の続き、テトラの海賊団とともに大海原へ旅に出たリンクですが、突如幽霊船と遭遇し、テトラは連れ去られてしまいます。海へ投げ出されたリンクは、流れ着いた島で妖精のシエラとラインバックと出会い、テトラを救うために旅に出かけます。
夢幻の砂時計の動画
※「WiiU」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 |
ニンテンドーDS |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 大地の汽笛
2009年にニンテンドーDSで発売され、全体的なゲームの仕様や世界観は「夢幻の砂時計」を引き継いでいます。物語も「夢幻の砂時計」から地続きになっており、「風のタクト」と「夢幻の砂時計」のリンクが、テトラ海賊団とともに新大陸を発見し、新大陸に「新生ハイラル王国」が建国されて100年後のハイラルが「大地の汽笛」の舞台です。
リンクが正式な機関士になるための任命式に行き、任命式の後、ゼルダにハイラルに異変が起きていることを聞かされます。ゼルダと2人、その異変の原因を調べるために「神の塔」に向かっている途中で、大臣のキマロキに襲われ、ゼルダは魂と体が分離させられてしまい、キマロキはゼルダの体だけ持ち去ってしまいます。
魂だけになったゼルダとリンクは「神の塔」に住んでいる賢者のシャリンに、「魔王の封印が解かれそうなこと」と「魔王の封印を解くためにはゼルダの力が必要」ということを教えてもらいます。ハイラルを守るため、そしてゼルダの身体を取り返すために、リンクとゼルダはシャリンから託された「神の汽車」に乗り旅に出ます。
大地の砂時計の動画
※「WiiU」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
---|---|---|
ゼルダの伝説 大地の汽笛 |
ニンテンドーDS |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 大地の汽笛 |
WiiU |
バーチャルコンソール |
時系列順に簡潔な作品解説(敗北ルート)
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
1991年にスーパーファミコンで発売され、初代「ゼルダの伝説」から正当進化しており、ゲーム性、グラフィック、音楽などすべてがパワーアップしています。高低差のあるダンジョンや、光と闇の世界を行き来し物語が展開していく内容がヒットし、国内販売本数がミリオンセラーを記録しました。
ハイラルに現れた謎の司祭「アグニム」、アグニムは王の命を奪い、かつてガノンを封印した7人の賢者の末裔を生贄にし、最後のゼルダも生贄に捧げられそうになっています。自宅で寝ていたリンクは夢の中で助けを求めるゼルダの声を聞き、先に助けに行った叔父の後を追いハイラル城へ向かうところから始まります。
神々のトライフォースの動画
※「3DS」のバーチャルコンソールの動画となります。
主なプレイできるハード
ハード |
備考 |
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ニンテンドー3DS |
バーチャルコンソール |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン |
|
Nintendo Switch |
スーパーファミコン Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 夢をみる島
初めて携帯機向けに開発された今作は、1993年にゲームボーイで発売され、「ゲームボーイのタイトルとして最高のものを作る」をコンセプトに作られました。
さらに初めてハイラルが舞台じゃない作品となっており、
リンクは修行からハイラルへ帰る航海の途中に、嵐に巻き込まれ海へ投げ出されてしまいます。流れ着いた島は「コホリント」、助けてもらった「マリン」という少女に島のことを少し教えてもらいますが、奇妙な島で脱出するために「コホリント」の探索が始まります。
夢をみる島(リメイク版)の動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 夢をみる島DX |
ニンテンドー 3DS |
バーチャルコンソール |
ゼルダの伝説 夢をみる島 |
Nintendo Switch |
リメイク版 |
ゼルダの伝説 夢をみる島DX |
Nintendo Switch |
ゲームボーイ Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実
2001年にゲームボーイカラーで発売され、「夢をみる島」以来の2D作品となっております。今作も異色作で、発売元は任天堂ですが開発の中心はカプコンとなっており、「ゼルダの伝説」シリーズでは初めての任天堂以外の会社がメインで開発をした作品となります。
そして唯一、2作品構成で主なゲームシステムや登場人物は同一ですが、物語やダンジョンなどは違います。両方をクリアし、片方の章に表示される「あいことば」をもう片方の章に入力すると、さらにその続きの物語を楽しむことができるようになります。
ふしぎの木の実の動画
※「Nintendo Switch Online」の動画となります。
主なプレイできるハード
ハード |
備考 |
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ゲームボーイカラー |
オリジナル版 |
ニンテンドー3DS |
バーチャルコンソール |
Nintendo Switch |
ゲームボーイ Nintendo Switch Online |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
2013年にニンテンドー3DSで発売され、世界観でもゲーム性でも、「神々のトライフォース」の正当進化となっており、さらに新要素として、リンクが壁画になって動けるようになったり、立体的なダンジョンやマップなど、3DSの3D機能を活かして開発されています。
鍛冶見習いのリンクは、騎士長が置いていった剣を教会に届けに行きますが、教会では、謎の司祭のユガにより、かつてガノンを封印した7賢者を絵画に変え、連れ去ってしまいます。ユガの狙いは、賢者の力と勇者の力を使い、封印されたガノンとトライフォースを復活させること、リンクはユガの野望を阻止するために旅に出ます。
神々のトライフォース2の動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 |
ニンテンドー3DS |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 トライフォース3銃士
2015年にニンテンドー3DSで発売され、「4つの剣+」以来のマルチプレイが可能な作品となっています。「4つの剣」と違って「3人プレイ」となっており、新要素の「トーテムシステム」や着ると能力が変わる特殊な「服」など、他のゼルダの伝説シリーズにはない要素がありました。
物語は、ハイラルとは違う「ドレース王国」という国が舞台で、ドレース王国のフリル姫が魔女の呪いにより脱ぐことのできない全身タイツ姿になってしまいます。呪いを解くためにカールキング王は、魔女を倒すことのできる勇者を国をあげて募集をかけ、集まった3人の勇者は魔女を倒すための旅に出ます。
トライフォースの3銃士の動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 トライフォース3銃士 |
ニンテンドー3DS |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
出典: x.com
2024年9月26日に発売予定のシリーズ最新作タイトルです。
シリーズ初のゼルダ姫が主人公の作品であり、見下ろし型ゼルダ、いわゆる「2Dゼルダ」のアタリマエを見直して新しい遊びを作ったそうです。
ガノンに捕まったゼルダはリンクに助けてもらうも、謎の裂け目「神隠し」に遭ったリンクは消える瞬間にゼルダだけを何とか助けます。
ハイラル各地で「神隠し」が発生しており、残されたゼルダは「妖精トリィ」と出会い「トリィロッド」と呼ばれる不思議な杖を使って、ハイラルの民を救うためにハイラル中を巡る冒険に旅立つのです。
知恵のかりものの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 知恵のかりもの |
Nintendo Switch |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説
記念すべき第1作目は、1986年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売されました。当時としては、広大なマップに豊富なダンジョン、剣を使ったアクションなど、ここから「ゼルダの伝説」としてのゲーム性は確立されています。
旅をしていたリンクは、魔物に襲われているインパを助け、ハイラルの状況を知ります。魔王ガノンに襲撃されているハイラルは、ゼルダが「知恵のトライフォース」を8つに分け、各地に隠しました。「知恵のトライフォース」の回収、魔王ガノンを倒し、そしてゼルダの救出のために旅に出ます。
ゼルダの伝説の動画
※「3DS」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
ハード |
備考 |
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ニンテンドー3DS |
バーチャルコンソール |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ |
|
Nintendo Switch |
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online |
リンクの冒険
第2作目にして、一番の異色作である「リンクの冒険」は、1987年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売されました。
全作品で唯一、横スクロールアクションとなっており、攻撃や防御を上段・下段と使い分けたり、魔物を倒すとレベルが上がったりと独自の要素が多いですが、各地のダンジョンを巡ったり、アイテムを使って謎解きしたりと「ゼルダの伝説」らしさも健在です。
前作「ゼルダの伝説」のリンクによって魔王ガノンは倒されましたが、残党がガノン復活のために各地を暴れまわっていました。
インパはリンクに初代ゼルダ姫の真実を明らかにし、永遠に眠り続けている初代ゼルダ姫を救うために、最後のトライフォースである「勇気のトライフォース」を手にするためにリンクは再び旅に出ます。
リンクの冒険の動画
※「3DS」のバーチャルコンソールとなります。
主なプレイできるハード
ハード |
備考 |
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ニンテンドー3DS |
バーチャルコンソール |
WiiU |
バーチャルコンソール |
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ |
|
Nintendo Switch |
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online |
時系列順に簡潔な作品解説(世界・時系列不明)
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
2017年にWiiUとNintendo Switchで同時発売されました。「ゼルダのアタリマエを見直す」をコンセプトに開発され、シリーズ初の「オープンワールド」となっており、「何でもできるようにする」ということも根底にあり、かなり自由度の高いゲーム性になっています。
物語は、リンクが謎の声によりどこかの祠で目が覚め、謎の声に導かれるがまま、シーカーストーンやシーカータワーなど遺物を復活させていきます。
謎の老人から、ハイラル王国は「厄災ガノン」により滅亡させられたことを知らされ、未だガノンの力を抑え続けているゼルダを助けるためにハイラル全土を旅することになります。
ブレスオブザワイルドの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド |
Nintendo Switch、WiiU |
オリジナル版 |
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム
出典: www.youtube.com
2023年にNintendo Switchで発売されました。「ブレスオブザワイルド」の続編として開発され、ハイラルの地上だけでなく大空や地底にも行くことができるようになっています。
そして「ブレスオブザワイルド」以上に、プレイヤーが思う「これができるかな?」という発想がすべてできることがゲームシステム面でのコンセプトのようです。
「厄災ガノン」が倒され数年後、リンクとゼルダは謎の瘴気の調査をするためにハイラル城の地下へと向かいます。
ハイラル城の地下で謎のミイラが復活し、ゼルダは消失、リンクは空島へと謎の腕に連れられてしまいます。
ミイラが復活した影響で、城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぎます。ハイラルは突如として”天変地異”に見舞われることに…。
リンクは空島でとある人物から、様々なことを聞かされ、ゼルダを探し出すために再びハイラル全土を旅することになります。
ティアーズオブザキングダムの動画
主なプレイできるハード
タイトル |
ハード |
備考 |
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ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム |
Nintendo Switch |
オリジナル版 |
初心者向けのゼルダ用語集
全19作品(外伝作除く)が発売されている「ゼルダの伝説シリーズ」ですが、どの作品も世界観は共通しているため、設定や用語は同じとなっています。
以下の用語はこれらを知っていると、すんなりとシリーズに入り込めると思われるのでぜひ知ってみましょう。
リンク
「ゼルダの伝説シリーズ」の登場するシリーズを通しての主人公であり、物語の舞台となっている世界を救うために勇者として、各地を冒険します。
悪しき者によってハイラルが危機に瀕した場合、「勇者」として生まれる人物で、大体の作品では普通の少年や青年であり、困難を乗り越えた結果に勇者として認められます。
ゼルダ
「ゼルダの伝説シリーズ」に登場するシリーズを通してのヒロインでキーパーソンであり、物語の舞台となっている時代の姫やナビゲーターとして、勇者に救ってもらうことが基本です。
しかし、ただ救ってもらうだけのヒロインではなく、賢者や巫女としての能力、つまり魔法を行使してリンクを助ける作品もあったり、ガノンとの戦いではリンクとゼルダの共闘があったりと強いヒロインとしても描写されています。
ガノン(ガノンドロフ)
「ゼルダの伝説シリーズ」に登場するシリーズを通しての悪役でキーパーソンであり、物語の舞台となっている世界を侵略するために様々な計画を練る知恵とそれを実行する力を持っている人物です。
その時代の勇者と姫により、何度も倒されたり封印されたりするものの、何度も復活してハイラルを手にするために暗躍します。基本的に人間の姿は「ガノンドロフ」、怪物の姿は「ガノン」と呼ばれています。
ハイラル
ほとんどの作品のゲームの舞台となっています。以下で詳しく説明しているので簡単に済ませますが、「ディン」、「ネール」、「フロル」という黄金の三大神がハイラルを創り出しました。
ハイリア人、ゴロン族、ゾーラ族、ゲルド族などさまざまな民族がハイラル各地に住んでおり、当時のハイリア人が興した国がハイラル王国です。
トライフォース
三大神が天地を創造した後、ハイラルに「黄金の大三角」こと「トライフォース」を残し、ハイラルを去っていきました。
トライフォースには、触れた者の願いを叶える力を持っており、そのとてつもない力を欲してさまざまな争いが起こります。つまり、「ゼルダの伝説シリーズ」はトライフォースを巡る物語と言っても過言ではありません。
トライフォースを思った通りに使いこなすには、力と知恵と勇気の均衡が取れている強い心の持ち主でなければなりません。
「力のトライフォース」、「知恵のトライフォース」、「勇気のトライフォース」の3つのトライフォースが合わさることで、完全体のトライフォースになり、願いを叶えることができます。
マスターソード
「ゼルダの伝説シリーズ」を通しての勇者の武器であり、物語の舞台となっている世界を救うために勇者が見つけ、それを携えて魔王などを討ち果たします。
「マスターソード」は「退魔の剣」とも呼ばれ、「魔を退ける剣」として「退魔の力」を持っている剣であり、ガノンドロフのような悪しき心を持つ者は触れられず、選ばれし者のみ引き抜くことができます。
真のマスターソードには生命力の源であるフォースの力が備わっているため、天高く剣を掲げて光を集めると「スカイウォード」と呼ばれるフォースの光を放つことができます。それはリンクの体力が満タンのとき、マスターソードの剣先からビームを発生させることに繋がっています。
ゼルダの伝説シリーズの疑問点を解説【Q&A】
プレイする順番はどうすれば?
時系列があるからといって古い時間軸の作品からプレイしたほうが良いのかというと、そんなことはありません。
「ゼルダの伝説シリーズ」はどの作品からプレイしても他作品の情報はプレイしていたらニヤリとできる程度しかないため、自分がプレイしてみたいと思った作品からプレイしましょう。
あえておすすめを挙げるとすれば、正統続編として制作されたものや物語が地続きになっている作品なら、古いほうからプレイするのをおすすめします。本編中に過去作の小ネタや地続きのエピソードがあったりします。
『時のオカリナ』
↓ エンディング直後
『ムジュラの仮面』
↓ 数百年後
『トワイライトプリンセス』
『風のタクト』
↓ エンディング後
『夢幻の砂時計』
↓ 100年後
『大地の汽笛』
『ブレスオブザワイルド』
↓ 数年後
『ティアーズオブザキングダム』
過去作とのつながり
どの作品からプレイしても問題ないとは言ったものの、過去作や古い時間軸の作品とのつながりはもちろんあります。
遠い古い時間軸の作品で起きた出来事によって、次の時間軸の作品に影響を与えていることが多々あります。それらを理解したうえでプレイすると、さらに楽しめるのも「ゼルダの伝説シリーズ」の魅力です。
ゼルダの伝説の主人公はゼルダ?
ゼルダの伝説シリーズはタイトルに「ゼルダ」と冠していることからそう勘違いする方も多いですが、ゼルダの伝説シリーズの主人公は緑の服を着た少年「リンク」です。
総合プロデューサーの青沼氏によると、
ゼルダは主人公じゃないんだけど、遊ぶ人にとって、特別な存在であってほしいという思いがありますね。
また、リンクは英語で言うところの「その世界にリンクする(つながる)」という意味の名前なので、『ゼルダの伝説』は、「その世界にリンクしてゼルダをテーマに冒険するゲーム」って言えるのかな。
とおっしゃっています。
つまりそのままの意味で、特別な存在であってほしいという思いがあるからこそ、タイトルに「ゼルダ」という名前を付けているのだと思います。
そして、リンクはプレイヤーの分身であり、リンクを通してゲームと繋がっている人物であるということです。
リンク、ゼルダ、ガノンは同一人物?
リンクとゼルダは基本的には別人
シリーズ通して登場する「ゼルダ」と「リンク」という同じ名前ですが、例外を除いて基本的には別人となっています。
まずゼルダは姫なので、その時代のハイラルにおけるお姫様であり、特別な力を持っている少女がゼルダです。
そしてリンクは、ガノンドロフやグフーなど悪しき者によってハイラルが危機に瀕した場合、「勇者」として生まれる人物がリンクです。
しかし、先述した通り例外もあります。時代が近い作品があり、それらは同一人物のゼルダとリンクということもあります。
リンクとゼルダが同一人物の作品
- 神々のトライフォース
- 夢をみる島
- 神々のトライフォース2
- トライフォース3銃士
- ゼルダの伝説
- リンクの冒険
- 時のオカリナ
- ムジュラの仮面
- 風のタクト
- 夢幻の砂時計
- 4つの剣+ ナビトラッカーズ
- ブレスオブザワイルド
- ティアーズオブザキングダム
以上が同一人物のリンク、ゼルダとなっております。
血の繋がりがあるリンクとゼルダも存在しており、「時のオカリナ」のリンクの子孫は「トワイライトプリンセス」のリンクと明言されていたり、「風のタクト」のゼルダの子孫は「大地の汽笛」のゼルダと明言されていたりします。
ガノンは同一人物
ガノンドロフ、またはガノンは1作品を除いて、同一人物となっています。
時系列上、「時のオカリナ」で初めて登場した「ガノンドロフ」以降、封印から復活することで再びハイラルに現れています。
例外で同一人物でないガノンは「4つの剣+」のガノンとなっており、このガノンのみ転生した結果となっています。
ブレスオブザワイルド・ティアーズオブザキングダムの世界は?
「ブレスオブザワイルド」は、どの時間軸の前や後なのか、どの世界なのかは現時点で不明となっています。
現在の情報では他の作品と完全に独立しており、“すべての世界が合流した世界“かもしれませんし、“そもそも完全に別の世界“かもしれません。
以下の記事にて「BotW」と「TotK」の世界はどこなのかを考察しているので、気になる方はぜひご覧ください。
派生作品や外伝作品は?
「ゼルダの伝説」シリーズには、様々な派生作品や外伝作品、コラボ作品があります。しかし、これらの作品は上記の時系列には含まれておらず、少し特殊な作品となっています。
さらに特殊な作品として、「ゼルダ無双 厄災の黙示録」という作品があり、こちらは「ブレスオブザワイルド」の100年前が舞台となっていると公式ページやゲーム内で明言されています。しかし、「ゼルダの伝説ポータル」という公式ページには上記の時系列に含まれておらず、独立しているのか解禁できない情報なのかだと思われます。
天地創造と三大神
ゼルダの伝説シリーズでは神話が言い伝えられており、ゲームの中で一番最初に語られたのは「時のオカリナ」ですが、説明書を含めると「神々のトライフォース」の説明書に記載されています。
創世神話について
人が現れるはるか昔、混沌として何もないこの世界に神々は降り立ち、それぞれの力で世界に秩序と生命を造られました。
「力の神」は火で山々を赤く染め、大地を造られました。「知恵の神」は科学や魔法を造り、自然に秩序を与えられました。そして「勇気の神」はその優しく、たくましい心から、血をはう者、空を行く者、あらゆる生き物を造られました。
全てを創造し終えられた神々は、この世界を去られる時、自らの力を象徴する黄金の聖三角体『トライフォース』を残されて世界のすべてをおさめさせました。
「時のオカリナ」では、大樹の精霊である「デクの樹サマ」にこの神話を教えてもらいます。
世に 理なく、命未だ 形なさず。
混沌の地 ハイラルに黄金の三大神、降臨す。
すなわち、力の女神 ディン…
知恵の女神 ネール…
勇気の女神 フロルなり。ディン…
その たくましき 炎の腕を もって、地を耕し、赤き大地を 創る。ネール…
その叡知を 大地に 注ぎて、世界に 法を与える。フロル…
その 豊かなる心により、法を守りし 全ての命 創造せり。三大神、その 使命を終え、彼の国へ 去り行きたもう。
神々の 去りし地に、黄金の聖三角 残し置く。
この後、その 聖三角を 世の理の 礎とするものなり。
また、この地を 聖地と するものなり。
出典: ゼルダの伝説 時のオカリナ
要約すると、何もない世界に「ディン」、「ネール」、「フロル」という三大神が天地を創造し、ハイラルから去る時にトライフォースを残していったという神話となっています。
この「ディン」、「ネール」、「フロル」という3人の神様、「三大神」はハイラルの基盤となる神であり、精霊や妖精たちもこの神から役割を授かった存在として、ハイラルの大地に住んでいます。
さらに、一般人からの神は信仰の対象として存在していますが、賢者や巫女、勇者に対しては、世界に危機が迫る場合のみ試練を与え、危機に立ち向かう力を授けてくれます。
女神ハイリアについて
「ディン」、「ネール」、「フロル」の三大神の他に「ハイリア」という名の女神も存在しています。
女神ハイリアは、三大神が残していったトライフォースを守る役目があり、悪しき者の手に渡らないように聖地で守っていました。
ヌゥルの存在
「知恵のかりもの」の事件の元凶であるラスボスの「ヌゥル」は天地創造の時代より前、何もない「無の世界」に存在していた怪物でした。
「無の世界」に時折、何かが生まれることがあってもヌゥルによって喰われてしまっていました。しかし、それは己のみの世界を享受し、生を貪る行為であったので、見かねた「三大神」によりヌゥルは封印され、無の世界の上に三大神は天地を創造したということが判明しました。
ゲーム外の歴史的な出来事
ゲーム内で語られるものの、本編とは違う時間軸で起きた出来事なども「ハイラル史」には載っています。
影の一族の追放
さまざまな悪しき者たちに狙われる「トライフォース」ですが、「スカイウォードソード」の後の時代にはトライフォースを守っていた「女神ハイリア」はもうおらず、トライフォースを狙う強力な魔力を持つ一族が存在していました。
これを見ていた神は、光の精霊を遣わしてその一族の魔力を封印し、ハイラルがある「光の世界」とは違う別の世界の「影の世界」へ追放しました。
この追放された一族の末裔たちが「トワイライトプリンセス」に登場する「影の一族」と呼ばれる一族です。
聖地封印
「終焉の者」や「影の一族」に限らず、聖地にあるトライフォースは聖地への入口が見つかるたびに狙われ、争いが起こっていました。
これを見て何とかしようとしたのが「時のオカリナ」に登場した「光の賢者」の「ラウル」です。
ラウルは聖地を守るために、厳重な仕掛けを用意します。
まず、聖地を「光の神殿」でまるまる閉じ込め、光の神殿を覆うように「時の神殿」を建設。マトリョーシカのように二重の建物を建てたのです。
さらに、神殿に入るための鍵も用意しました。マスターソードを抜くこと、そしてマスターソードがある台座の間を「時の扉」で封じ、その扉を開けるには3つの精霊石と時のオカリナが必要になります。
そして、ラウルは実体を捨てて光の神殿内にある賢者の間で聖地を見守っていました。
時の神殿の名前の由来
ラウルが光の神殿を覆うように建てた「時の神殿」ですが、なぜこの名前になったのか。
それは、ラウルは「マスターソードはふたつの時を行き来する勇者が使った」という伝説を知っていましたが、それはただの伝説に過ぎないとも思っていました。しかし、ラウルはその伝説にあやかって「時の神殿」を建てたのです。
聖地について
聖地とは、天地創造の三大神がトライフォースを残していった場所のことです。
間違えてはいけないのは、トライフォースがある場所が聖地になるのではなく、トライフォースを残していった場所そのものが聖地と呼ばれています。もし、誰かがトライフォースを盗み出し、別の場所へ持っていったとしても聖地の場所は移動しないということです。
ハイラル王国建国
名の通り、ハイラル王国が「時の神殿」を中心として建国されました。
ちなみに「ハイラル」と「ハイラル王国」は違う意味を持っているのに、混同しがちな単語です。
「ハイラル」はその世界そのものの名、「ハイラル王国」はハイラルという世界の一部が「ハイラル王国」という国として機能していたということです。
ハイラル統一戦争
「時のオカリナ」本編の数年前、「ハイラル統一戦争」という戦争が勃発していました。
この頃のハイラルは各地で種族間の争いが絶えず起きており、ハイラル王国は各民族をまとめてハイラル全土を統一することで抑えようとします。結果、ハイラル王国はハイラルを統一し、ハイラルの統治者となりました。
封印戦争
封印戦争とは、今までの「時オカ」などの世界と「ブレワイ」、「ティアキン」の世界で別の事象として勃発した出来事です。
今までの封印戦争について
今までの封印戦争とは、「神々のトライフォース」の前に発生しています。
「時のオカリナ」において魔王に勇者が敗北し、すべてのトライフォースを手に入れた魔王は魔獣に変貌します。勇者不在のまま6人の賢者とゼルダが魔獣をトライフォースごと封印します。
ガノンドロフによって知れ渡った聖地とトライフォースの存在は、人々の欲望を掻き立て、多くの人が聖地へとなだれ込むことになります。しかし、聖地には封印されたガノンがいるので、聖地は闇の世界へと変貌していました。
聖地に入った人たちは帰ってくることはなく、代わりに聖地からガノンの邪気が噴き出してくるようになってしまいます。
七賢者が聖地を改めて封印することをその時代のハイラル王は決断。封印をする祈りを捧げていた賢者たちを「ナイトの一族」と呼ばれる人たちが守りますが、聖地から溢れ出る魔物たちとの戦いの中で、ナイトの一族はほとんど滅びてしまいます。
そして、七賢者とナイトの一族によって聖地は再び封印することに成功します。これらを「封印戦争」と呼びます。
ティアキン世界の封印戦争について
ティアキン世界の封印戦争は、現代のリンクやゼルダたちが生きている時代から、はるか昔に勃発しています。
ガノンドロフがハイラルに臣従していたものの、これを裏切ってソニアを殺害し、秘石を奪うことで魔王と化します。魔王を討伐するために、初代ハイラル王のラウルは、各種族の族長たちに秘石を託し賢者となります。
そして、魔王を5人の賢者とラウル、そしてゼルダの7人で討伐しようとするも失敗、ラウルの決死の攻撃により、ラウルごと魔王を封印します。
以上が「ブレワイ」と「ティアキン」世界の封印戦争です。
ハイラル王国衰退
「知恵のかりもの」の後の時代、ハイラル王国はハイラル王自らトライフォースを使ってハイラルを統治していた時代があり、この時代はまだ繁栄していました。
その後、王の素質に恵まれなかったゼルダ姫の兄や「初代ゼルダ姫の悲劇」などを経て衰退。「初代ゼルダの伝説」の頃には、国が分裂を繰り返し、小国となっていました。
初代ゼルダ姫の悲劇
「初代ゼルダ姫の悲劇」とは、「リンクの冒険」の取扱説明書にて語られた話です。
簡潔に説明すると、「トライフォースをめぐって王家内部で悶着があり、「リンクの冒険」のゼルダ姫が呪いによって永遠に眠り続けてしまったので、この悲劇を忘れないためにゼルダという名を名付けるように決まった」という話です。
ハイラル水没
時の勇者が魔王に勝利し、勇者が7年前に戻った後、この時代に再び魔王が復活してしまいます。
勇者が現れず、為すすべがないハイラル王含めた人々は神に祈るしかなく、それを聞いた神は、ガノンもろともハイラルを封印し、海底に沈めたのです。
そして、神は封印をする前にあらかじめ新たな国を造る者を選んで、高い山々に逃げるように告げていました。その人々が現代に生きる人々、リンクたちの祖先だったのです。
新生ハイラル王国建国
「風のタクト」の本編の後、新たな大地を求めて旅に出た「テトラ海賊団」とリンクは新大陸を発見。その大陸に新生ハイラル王国を建国します。
「大地の汽笛」は新生ハイラル王国建国から100年後の物語となっています。
発売された順一覧
派生作品や外伝作品などを含めたすべての「ゼルダの伝説」シリーズ一覧となっています。
発売順 |
タイトル |
対応機種 |
発売日 |
1 |
ゼルダの伝説 |
ディスクシステム |
1986/2/21 |
---|---|---|---|
2 |
リンクの冒険 |
ディスクシステム |
1987/1/14 |
3 |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース |
スーパーファミコン |
1991/11/21 |
4 |
ゼルダの伝説 夢をみる島 |
ゲームボーイ |
1993/6/6 |
5 |
ゼルダの伝説1 |
ファミリー コンピュータ |
1994/2/19 |
6 |
BSゼルダの伝説 |
サテラビュー |
1995/8/6 |
7 |
BSゼルダの伝説 古代の石盤 |
サテラビュー |
1997/4 |
8 |
ゼルダの伝説 時のオカリナ |
NINTENDO64 |
1998/11/21 |
9 |
ゼルダの伝説 夢をみる島DX |
ゲームボーイカラー |
1998/12/12 |
10 |
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 |
NINTENDO64 |
2000/4/27 |
11 |
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章・大地の章 |
ゲームボーイカラー |
2001/2/27 |
12 |
ゼルダの伝説 風のタクト |
ニンテンドー ゲームキューブ |
2002/12/13 |
13 |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 |
ゲームボーイ アドバンス |
2003/3/14 |
14 |
ゼルダの伝説 4つの剣+ |
ニンテンドー ゲームキューブ |
2004/3/18 |
15 |
ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし |
ゲームボーイ アドバンス |
2004/11/4 |
16 |
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス |
ニンテンドーゲームキューブ,Wii |
2006/12/2 |
17 |
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 |
ニンテンドーDS |
2007/6/23 |
18 |
リンクのボウガントレーニング |
Wii |
2008/5/1 |
19 |
ゼルダの伝説 大地の汽笛 |
ニンテンドーDS |
2009/12/23 |
20 |
ゼルダの伝説 時のオカリナ3D |
ニンテンドー3DS |
2011/6/16 |
21 |
ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション |
ニンテンドーDSiウェア |
2011/9/28~2012/2/20 |
22 |
ゼルダの伝説 スカイウォードソード |
Wii |
2011/11/23 |
23 |
ゼルダの伝説 風のタクトHD |
WiiU |
2013/9/26 |
24 |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 |
ニンテンドー3DS |
2013/12/26 |
25 |
ゼルダ無双 |
WiiU |
2014/8/14 |
26 |
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D |
ニンテンドー3DS |
2015/2/14 |
27 |
ゼルダの伝説 トライフォース3銃士 |
ニンテンドー3DS |
2015/10/22 |
28 |
ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ |
ニンテンドー3DS |
2016/1/21 |
29 |
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスHD |
WiiU |
2016/3/10 |
30 |
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド |
WiiU, Nintendo Switch |
2017/3/3 |
31 |
ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX |
Nintendo Switch |
2018/3/22 |
32 |
ケイデンスオブハイラル クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説 |
Nintendo Switch |
2019/6/14 |
33 |
ゼルダの伝説 夢をみる島 |
Nintendo Switch |
2019/9/20 |
34 |
ゼルダ無双 厄災の黙示録 |
Nintendo Switch |
2020/11/20 |
35 |
ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD |
Nintendo Switch |
2021/7/16 |
36 |
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム |
Nintendo Switch |
2023/5/12 |
37 |
ゼルダの伝説 知恵のかりもの |
Nintendo Switch |
2023/9/26 |
※太字ではない作品はリメイク作品です
無い
日本語酷い
ただの意見ですが、ブレワイは、時の勇者敗北の最後で、ティアキンは、時の勇者勝利&子供時代だとおもいます。そして、やくさいを払ったあとのことは、やくさいの黙示録から次の物語だと考えています。やくさいの黙示録のオープニングに、白玉が、時空を超えているような映像があったから、そこで、時間ではなく世界線を超えたのかなと思っています。このコメントに関しては、考えてくれたらさいわいです。