【名探偵コナン】スコッチの正体と彼の死の真相について解説！生存説は？【ネタバレ注意】

名探偵コナンに登場するキャラクター・スコッチ、そして彼の正体である諸伏景光について解説しています。

また、諸伏景光(スコッチ)の基本情報の他、死の真相や、密かにささやかれている生存説についても、あわせて解説していきます。

諸伏景光(スコッチ)とは

諸伏景光(スコッチ)の基本情報

出典： www.youtube.com

諸伏景光(スコッチ)について詳しく

諸伏景光は、かつて警視庁公安部に所属していた警察官です。ただし、現在のストーリー軸においては、すでに故人となっています。

幼少期、両親が殺害される場面を目撃してしまい、その事件が景光にとってトラウマになってしまい、警察学校に入校した後も、そのトラウマを引きづっている様子が描かれていますが、警察学校時に出会った松田、萩原、伊達、そして幼馴染の降谷と協力して、犯人を捕まえることに成功しています。

その後、警察学校を卒業し、警視庁公安部に配属されます。黒の組織には「スコッチ」として潜入し、スパイとして活動していましたが、組織側にスパイであることがバレてしまい、死亡してしまいます。

実兄は、現在、長野県警の捜査一課に在籍している諸伏高明。

先述した幼少期に巻き込まれた殺人事件を機に、別々で暮らすことになってしまいます。しかし、定期的に手紙や電話でのやり取りを行うなど、交流はあった様子。

ちなみに景光の名前の由来は、ガンダム作品で登場した「ヒイロ・ユイ」に由来していると作者の青山先生より明かされています。

スコッチの死の真相

諸伏景光ことスコッチが死亡した一件の真相は、「景光の自殺」というものでした。

景光は、組織のメンバーに自分が公安から潜り込んでいるスパイであるということがバレてしまいます。しかし、そのスパイであるという事実がバレた組織のメンバーというのが、ライこと赤井秀一で、彼もまたFBIからのスパイなのでした。

組織は違えど、同じスパイという立場であること、更に組織内でのスコッチとしての立ち回りを評価していた赤井は、景光に「ここで死ぬにはもったいない」と、彼の自殺を止め、彼を組織から逃すつもりでした。

景光も、その事実に一瞬の安堵を見せたものの、景光と赤井がいる方へ誰かが向かってやってくる足音を聞いてしまいます。

足音の主を、組織の追手のものだと思い込んだ景光は、自身の情報や周囲の人間の情報が組織に漏れることを危惧して、握っていた拳銃の引き金を自ら引いてしまったのでした。

その足音の主の正体が、自身の幼馴染であり、親友であり、また同じ公安という立場から、組織に潜入している降谷零のものだとは知らぬまま、景光は死亡してしまったのです。

この一件から、降谷は「景光の自殺を止めなかった」と赤井を激しく憎悪するようになります。

スコッチ生存の可能性は？

スコッチ生存の可能性については、自決した場面にいたのが赤井だったという点から、まことしやかに一部の読者の間で囁かれていました。

しかし、SDBの青山先生への質問コーナー上で先生が直接否定したこと、そして映画「隻眼の残像」内で、高明が臨死体験した際に、浮かんできた景光の姿を、即座に夢だと見抜き、景光の姿を振り払う様子が描かれたことから、改めて景光の生存は否定されている形となっています。

諸伏景光(スコッチ)と他のキャラクターとの関わり

諸伏高明

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景光の実兄で、長野県警捜査一課所属の警察官。

景光が幼少のころ、両親を殺害されてしまった事件時には学校行事に出ており、難を逃れました。

しかし、その事件後二人はそれぞれ別々の親戚に引き取られて育つことになり、長野と東京という遠距離で暮らすことになります。

ただし、離れて暮らしていながらも、頻繁に連絡を取っていたようですし、景光が上京した際には友人(＝降谷零)を紹介しようとするなど、仲は良好だった様子が描かれています。

公安警察官である景光の死亡は、表ざたになってはいないものの、降谷零から送られた穴の開いたスマホと、景光が使っていたサインを見た高明は、彼が公安の任務に就いている最中に何らかの理由で死亡したことを悟っています。

降谷零/安室透

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景光とは幼馴染で親友。学生時代からの付き合いで、警察学校では同期、卒業後は警察庁と警視庁の違いはあれど、同じ公安に属していました。

お互いがお互いを大切に思っており、付き合いの長い景光は、降谷の表情を見ただけで、何を考えているのかをだいたい感じ取れるほど。

先述したように、それほどまでに大切に思っていた景光が組織に潜入中に自殺してしまった一件から、その場に居合わせていた赤井のことを憎悪するようになってしまいます。

山村ミサオ

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景光がまだ長野にいたころに出会って以来、東京に行くことになるまで遊んでいた友人。

お互い将来は警察官になろうね、と約束していました。

景光が急遽東京の親戚に引き取られてしまってからは疎遠になっていたものの、お互いの存在は覚えていたことが「群馬と長野　県境の遺体」回で描かれています。

その際に、ミサオは景光も夢をかなえて警察官になっていたことを知りますが、残念ながら景光は殉職してしまっているのでした。

ただし、その悲しい事実は、高明の機転によってミサオに明かされることなく、公安警察官としてどこかで一生懸命職務についている、とだけ知らされたのでした。

諸伏景光(スコッチ)が登場するアニメ回

仲の悪いガールズバンド

アニメ836話「仲の悪いガールズバンド」(前編)

アニメ837話「仲の悪いガールズバンド」(後編)

楽器を弾けるという安室に楽器の扱い方を教えてもらうため、貸しスタジオを訪れた蘭や園子、世良。

しかし訪れた先の貸しスタジオで、殺人事件が発生してしまいます。

捜査が行われる中で、貸しスタジオを訪れたギターケースを背負った男性を見ると、世良は4年前、偶然駅でギターケースを背負った兄・秀一と遭遇します。

その秀一の隣には、同じくギターケースを背負った男性がおり…？

スコッチ(諸伏景光)初登場回。

「スコッチ」というコードネームを持つ構成員がいたことは、「緋色」シリーズ内でベルモットとバーボンの会話から明かされていましたが、姿が明かされたのはこの回が初めてとなります。

裏切りのステージ

アニメ866話「裏切りのステージ」(前編)

アニメ867話「裏切りのステージ」(後編)

ミュージシャンの波土が17年前に作った曲「ASACA」を新曲として発売することになり、そのリハーサルを見学することになったコナンたちですが…。

かつて公安から黒の組織にスパイとして潜入していたスコッチが殉職した理由が明かされる回。

なお、このスコッチが殉職した一件で、安室と赤井の中が険悪なものになってしまいます。

キッドVS高明　狙われた唇

アニメ983話「キッドVS高明 狙われた唇(前編)」

アニメ984話「キッドVS高明 狙われた唇(後編)」

今度こそキッドの対決に勝利するため、作戦を練る鈴木次郎吉、中森警部ら。

しかし妙案が浮かばず、今回も怪盗キッドにしてやられてしまうと困っていたところ、鈴木次郎吉の前に諸伏警部が現れ、とある策を伝授することに…。

事件解決後、諸伏警部が警視庁を訪れた理由が明かされるとともに、佐藤刑事の回想の中で降谷零、松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航らの姿が登場。※回想シーンのため、発言はなし。

この時、上記5人が”警察学校時代にヤンチャしまくった”せいで、次学年の佐藤らの在籍時の規律が信じられないほど厳しくなった、と明かされています。

群馬と長野　県境(ボーダー)の遺体

アニメ1123話「群馬と長野　県境(ボーダー)の遺体(前編)」

アニメ1124話「群馬と長野　県境(ボーダー)の遺体(後編)」

人探しの依頼を受けて群馬を訪れていたコナン一行。対象の人物は早々に見つかり、群馬でおいしいグルメについて教えてもらおうと、地元の警察官である山村警部に連絡を取ると、群馬県と長野県の県境で発生した殺人事件解決に協力してほしいと頼まれます。

コナン達が事件現場に到着すると、そこには長野県警所属の警察官・大和勘助、上原由衣、諸伏高明の姿があり…？

群馬県警警部・山村ミサオと高明の弟・景光が昔一緒に遊んでいた仲であると発覚する回です。

諸伏景光(スコッチ)が登場する映画

ハロウィンの花嫁

劇場版名探偵コナンの25作品めとなるこの映画。

過去に起こった連続爆弾犯が拘置所から何者かによって脱走させられた。

その様子を張っていた公安警察官・安室透だったが、捕獲寸前で何者かの手によって首に巻かれた爆弾が爆発し、爆弾犯は爆死させられてしまう。

更にその際の隙をついて安室の首にも同様の爆弾が仕掛けられてしまい…。

安室の首に爆弾が仕掛けられる原因となった、警察学校組の過去話に景光が登場します。

隻眼の残像

出典： x.com

劇場版28作品目となるこの映画では、15作目「沈黙の15分」以来の冬の雪山が舞台となる映画です。

長野県警の大和敢助、諸伏高明、上原由衣が主役に据えられるだけでなく、9作目「水平線上の陰謀」以来、実に20年ぶりに毛利小五郎の活躍が確定している映画でもあります。

また、大和敢助が隻眼となった原因の雪崩事故の真相が発覚する映画となっています。

ストーリー中盤、絶体絶命のピンチに陥った高明の夢に景光が登場します。