『ONE PIECE』1154話にて登場した、船大工集団「大槌船団 (ガレイラ)」とは何者なのか?
「ガレーラカンパニーと名前が似ているのはどうして?」
「過去に何があったのか?」
この記事では、これまでの情報を精査しながら大槌船団の正体や今後の展開を考察していきます。
この記事は『ONE PIECE』単行本最新巻および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
目次
大槌船団(ガレイラ)とは?
「大槌船団」とは、「1154話〝死ねもしねェ〟」で名称が初めて登場した船大工集団です。
- エルバフでは神話に登場する人物と言われていたが実在していた
- 世界政府と敵対し、捕えられたと言われている
- ガレーラカンパニーと共通点が多い
この記事では、判明しているこれらの情報を中心に考察を進めていきます。
大槌船団に関する情報まとめ
ガレーラカンパニーとの共通点
出典: one-piece.com
ガレーラカンパニーとはアイスバーグが経営する造船会社で、大槌船団といくつか共通点を持っています。
- 船大工を生業にしている
- ガレーラとガレイラで名前が似ている
アイスバーグは巨人族と特に接点はありませんが、これだけの共通点を持っているので大槌船団と全くの無関係だとは言い切れないでしょう。
例えば、過去に大槌船団がウォーターセブンと何らかの接点を持って、アイスバーグもそうしたかかわりの中から社名のインスピレーションを得ていたのかもしれません。
トムはどうしてプルトンの設計図を持っていたのか
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ガレーラカンパニーの統合先の会社であるトムズワーカーズ社長のトムは、プルトンの設計図を所有していました。
そして設計図を所有していたために政府に目を付けられ、最終的に連行されてしまいました。またロジャー海賊船 オーロ・ジャクソン号を造船しているなど地味ながら重要な役割を担っています。
大槌船団もトムと同じように古代兵器の製造にかかわっていたのであれば、トムにプルトンの設計図が渡った理由や、政府と敵対していた件にも説明が付きます。
神話として語り継がれるようになった理由
大槌船団は神話として語り継がれた存在でした。ヤルルが「過去の手紙を発見した」という証言により、初めてその存在が明らかになっています。
では、どうして実在していた筈の人物が、それも神話に語り継がれるような偉業を成した者達が今まで分からなかったのでしょうか?
政府に消された前例
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ジョイボーイや太陽の神ニカは、一部の間でのみ伝承として語り継がれていただけの存在でした。しかし、歴史の本文を解読したベガパンクの証言などから実在が明らかになりました。
彼らが伝承上の存在として扱われていたのは、政府にとって都合の悪い存在だったからでしょう。
実際に空白の100年の真実について言及されている歴史の本文の解読は政府から禁じられています。
他にもバッカニア族の生き残りであるくまも、サターン聖から「世界に対して大罪を犯した一族」として奴隷として生きることを強要されていました。
ノアとのつながり
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魚人島の騒動を経て、破損したノアの修繕には”あの一族”の助けが必要だと海王類が語っていました。
海王類
「直すにはあの一族の力が必要だが、時代が代わった」
ノアと関係のありそうな一族と言えば、巨人族です。
巨人族と関連のありそうな要素として、
- ノアはジョイボーイとの約束を果たすために必要な船であり、ジョイボーイも巨大な王国に生まれた
- ノアは魚人島の半分ほどの巨船
ロジャーの船を製造したトムが処刑されたように、ノアを造った一族も政府に警戒され、抹殺されたものと推察できます。
ノアは魚人島民が総出で造った
ノアのサイズはバンダー・デッケンから語られています。
バンダー・デッケン9世
「大昔魚人島民が総出で造ったという謎の巨船”ノア”」
魚人が虐げられていた歴史を鑑みるに魚人島民だけでノアを造れる程の技術力や人員が確保できたのか疑問が残りますね。
行方不明となった後はどうなった?
大槌船団の消息が書かれた手紙を見たヤルルは「過去に大いなる敵がいた」と推測していました。
ハラルドが積極的に外交を試みるも何度も世界政府に阻まれていたのは、こうした巨人族と政府の因縁が影響しているのではないかとも考えていました。
パンクハザードで氷漬けにされていた巨人族
出典: one-piece.com
パンクハザードの洞窟には氷漬けにされていた多数の巨人族が確認されています。
彼らが仮に大槌船団だとすれば、パンクハザードは政府の管轄なので、過去に政府に敵対していたと考えられるでしょう。
手紙とは歴史の本文だった?
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ヤルルはエルバフに残された手紙から大槌船団の存在を知りました。
古い書物や文献を漁って見つけたと考えられますが、もう1つの可能性として手紙が歴史の本文を指していたという解釈もあります。
実際、魚人島にあった歴史の本文にはジョイボーイの謝罪文が綴られたものが残されており、手紙のような役割を果たしていた例があります。
最終決戦とノアへの布石となるか?
タイミング的や扱い的に今後、大槌船団が1つのキーワードとして浮上して来るでしょう。
ノアやプルトンの設計図など製造者や製造方法など重要な要素は未だに謎が残されたままです。
まず間違いなく世界政府やイムとの決戦では古代兵器やノアがかかわってくると思われるので、大槌船団にまつわる謎もこれから徐々に明かされていくことでしょう。
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