この記事では『ゼルダの伝説シリーズ』に登場するシリーズを通してのヒロインである「ゼルダ」ついてまとめて解説・考察しています。
目次
- 1 概要
- 2 ゼルダの共通の設定
- 3 各作品のゼルダの設定
- 3.1 「ゼルダの伝説」のゼルダ
- 3.2 「リンクの冒険」のゼルダ
- 3.3 「神々のトライフォース」のゼルダ
- 3.4 「時のオカリナ」のゼルダ
- 3.5 「ふしぎの木の実」のゼルダ
- 3.6 「風のタクト」のゼルダ
- 3.7 「4つの剣」のゼルダ
- 3.8 「4つの剣+」のゼルダ
- 3.9 「ふしぎのぼうし」のゼルダ
- 3.10 「トワイライトプリンセス」のゼルダ
- 3.11 「夢幻の砂時計」のゼルダ
- 3.12 「大地の汽笛」のゼルダ
- 3.13 「スカイウォードソード」のゼルダ
- 3.14 「神々のトライフォース2」のゼルダ
- 3.15 「ブレスオブザワイルド」のゼルダ
- 3.16 「ティアーズオブザキングダム」のゼルダ
- 3.17 「知恵のかりもの」のゼルダ
- 4 リンクとの関係性
- 5 ガノンドロフ(悪役)との関係性
- 6 声優について
概要
「ゼルダの伝説シリーズ」に登場するシリーズを通してのヒロインでキーパーソンであり、物語の舞台となっている世界の姫やナビゲーターとして、勇者に救ってもらうことが基本形です。リンクと同様、例外を除くとシリーズごとに登場するゼルダは全くの別人です。
しかし、救ってもらうだけのヒロインではなく、賢者として能力、つまり魔法を行使する作品もあったりと強いヒロインとしても描写されています。
ゼルダの共通の設定
ハイラル王国のお姫様
基本的には「ゼルダ姫」という呼ばれ方が多いため、重々承知かもしれませんがハイラル王国の「姫」の立ち場となっています。作品によっては「姫」だけでなく、「賢者」や「巫女」など他にも役職がある場合もあります。
ちなみに「姫」ではなく、リンクの「幼馴染み」として物語に登場している作品もあります。
ゼルダがメインヒロインじゃない作品
必ずメインヒロインとして登場するわけではなく、出番が驚くほど少なかったり、名前だけ登場したり、別のヒロインが代わりに登場したりと様々です。
メインヒロインじゃない作品 |
説明 |
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夢をみる島 |
名前だけ登場し、この作品のメインヒロインはゼルダとよく似た容姿の「マリン」です。そして、初登場のゼルダ以外のヒロインです。 |
ムジュラの仮面 |
リンクの回想に幼い頃のゼルダが登場します。ハイラル王国からリンクが旅立つ際に、リンクの無事を祈って「時のオカリナ」と「時の歌」を託したことを知ることになります。 |
トライフォース3銃士 |
ゼルダが全く登場しない作品となります。この作品では「ド・レース王国」の「フリル姫」を助けるための冒険となっています。 |
大地の汽笛 |
メインヒロインではなく、体が奪われたゼルダの魂がナビゲーターとしてリンクとともに冒険の旅に出ます。 |
服装(容姿)について
シリーズ共通の服装や容姿として、ピンクのドレス、とがった耳、金髪、少女という共通点があります。そして、大きな容姿のイメージとして「初代」、「時のオカリナ」、「風のタクト」、「スカイウォードソード」、「ブレスオブザワイルド」で違っています。
リンクと同様、「時のオカリナ」や「トワイライトプリンセス」などテレビゲーム機では少し大人なゼルダ、「風のタクト※」や「ふしぎのぼうし」、「夢幻の砂時計」など携帯ゲーム機では少し子供なゼルダと分かれています。
そして、「ブレスオブザワイルド」では「ゼルダのアタリマエを見直す」ことの一環として、「姫」という立ち場は変わっていませんが「ゼルダ」というキャラクターを掘り下げて、感情移入しやすいようにしっかりとストーリーに絡んできたり、少し親近感が湧くような性格になっていたりと、今までのゼルダとは違うゼルダとなっています。
※「風のタクト」は携帯ゲーム機ではありません
初代ゼルダ姫の悲劇
「初代ゼルダ姫の悲劇」とは、「リンクの冒険」の取扱説明書にて語られた話です。
簡潔に説明すると、「トライフォースをめぐって王家内部で悶着があり、「リンクの冒険」のゼルダ姫が呪いによって永遠に眠り続けてしまったので、この悲劇を忘れないためにゼルダという名を名付けるように決まった」という話です。
この話は現時点の最新作である「ブレスオブザワイルド」にも似たような言い回しがあります。この悲劇があったという確定した物語ではありませんが、何万年もの未来の「ブレスオブザワイルド」まで言い伝えられている話かもしれないということです。
各作品のゼルダの設定
発売順に各作品に登場する「ゼルダ」を紹介します。
「ゼルダの伝説」のゼルダ
記念すべき第1作目にして初登場になるゼルダです。
この時点ではハイラルの小国となっていたハイラル王国の姫であり、主人公のリンクがこのゼルダを助けるために旅に出ます。魔王ガノンによって「力のトライフォース」を奪われ、ゼルダはガノンの神殿に囚われています。
しかし、囚われる前にゼルダは「知恵のトライフォース」を8つに分けて世界の各地に隠しており、ガノンは2つのトライフォースを奪えなかったというファインプレーを決めています。
「リンクの冒険」のゼルダ
上記の「初代ゼルダ姫の悲劇」によって、「北の城」と呼ばれる場所で永遠の眠りについているゼルダです。
リンクがインパによって「初代ゼルダ姫の悲劇」の話を聞かされ、「勇気のトライフォース」を手にする冒険の後、完全な形となったトライフォースにより「初代ゼルダ姫」は目覚めます。
余談ですが、この時代には「ゼルダの伝説」のゼルダと「リンクの冒険」のゼルダが存在しています。つまり、2人のゼルダがいる時代となっており、「ゼルダの伝説シリーズ」の中でもこの作品のみの状態となっています。
「神々のトライフォース」のゼルダ
ハイラル王国の王女であり、かつてガノンの野望を阻止し、闇の世界の扉を封印した7人の賢者の末裔となっているゼルダです。
謎の司祭「アグニム」によって乗っ取られたハイラル城で捕らわれています。一時的にリンクに助けられるも再び捕らわれ、アグニムが闇の世界の扉の封印を解くために、7人の賢者の末裔たちを生贄捧げられるうちの1人となっています。
生贄に捧げられた末裔たちは闇の世界の各地にある神殿に封印されており、リンクによって全員救い出されて、賢者の末裔たちとともにゼルダは「ガノンの塔」の封印を解き、リンクをガノンとの決戦へと導きます。
「時のオカリナ」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、過去と未来を行き来できるため、7年後の大人の姿のゼルダも登場しています。この時代のハイラルは「ハイラル統一戦争」により、ハイラル全土に渡って全種族をハイラル王国が統治している時代です。
夢の中のお告げによって、ガノンドロフがハイラル王に忠誠を誓っているのを嘘だと見抜いていたり、ガノンドロフによるクーデターの際に「時のオカリナ」をリンクに渡したり、魔法を使って「シーカー族」の「シーク」に化けてガノンドロフから逃げ続けていたりと、リンクの冒険の裏で様々な行動をしています。
最終盤、リンクに7人目の賢者だと告げ、ガノンドロフを打ち倒すための力として「光の矢」を授け、リンクがガノンドロフを打倒した後、ゼルダを含めた7人の賢者によってガノンドロフを聖地へと封印しました。
その後、ゼルダが「時のオカリナ」を使ってリンクを元の時代に戻し、リンクはハイラル城の中庭にて再びゼルダと出会うのです。
「ふしぎの木の実」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、「リンクシステム」と呼ばれる要素によって遊ぶことのできる追加シナリオのみ登場します。「リンクシステム」とは、「時空の章」と「大地の章」の2本ともをリンクする(つなげる)ことで使用できる要素となっています。
インパに頼んでリンクのサポートをさせるも、魔王ガノンの復活を企んでいる「ツインローバ」により生贄に捧げられそうになっています。その後すぐにリンクによって救出されます。
上記の「リンクシステム」を使わないとゼルダが登場しないため、出会わずにプレイを終えたプレイヤーが多いかもしれません。
「風のタクト」のゼルダ
ハイラル王国の王女ですが、自身が「ゼルダ姫」と知らずに暮らしていたため、海上で「テトラ」と名乗り海賊となっています。
プロロ島にてリンクと出会い、リンクの妹の「アリル」を救うために魔獣島まで行ったり、怪鳥ジークロックとリンクが戦闘する際にさらわれていた女の子たちを救出したりと、様々なシーンで共闘しています。
自身がゼルダだとハイラル王に知らされてからは、変わってしまった状況に戸惑いを隠せずにいましたが、リンクとガノンドロフの最終決戦時にはテトラのときのような性格を取り戻してリンクとの共闘によってガノンドロフを打倒しています。
「4つの剣」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、風の魔人「グフー」の封印をしている神殿を管理していましたが、実は封印が解けており復活したグフーにさらわれてしまいます。
フォーソードの影響で4人になったリンクによってグフーは再び封印されてしまい、ゼルダを救出します。
「4つの剣+」のゼルダ
「4つの剣+」には3種のゲームが収録されており、「ハイラルアドベンチャー」と「ナビトラッカーズ」で違うゼルダが登場しています。
「ハイラルアドベンチャー」ではハイラル王国の王女で、さらにはリンクとは幼馴染みです。「4つの剣」と同様、6人の巫女とともに復活したグフーにさらわれてしまいます。
「ナビトラッカーズ」では「風のタクト」と同じ世界観なため「テトラ」が登場しており、テトラ海賊団に入るために海賊の試験を受けるという物語になっています。
「ふしぎのぼうし」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、リンクとは幼馴染みです。年に一度行われる「ピッコル祭り」でリンクと楽しんでいると、武術大会で優勝した「グフー」により呪いをかけられて石になってしまいます。
ふしぎな帽子の「エゼロ」とともに旅に出たリンクによってフォーソードが誕生し、フォーソードを使ってグフーを封印します。そして、救出されたゼルダとともに石化させたれた人々も、奇跡を起こして石化を解くことに成功します。
「トワイライトプリンセス」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、「時のオカリナ」以来の大人の姿のゼルダとなっています。
影の世界から侵略してきた「ザント」の勢力によって、ハイラル城は影の領域に侵食され、ハイラル城の一室に幽閉されています。しかし、ザントによって瀕死になったミドナを救うために自身の魔力をすべて使用し、ゼルダは光となって消滅します。
実際は肉体はハイラル城、意識はミドナの心の中に存在しており、リンクの行く末を見守っていましたが、ハイラル城にあった肉体にガノンドロフが憑依することによりリンクと戦うことになります。
憑依されたゼルダを倒した後、ガノンドロフとの騎馬戦ではリンクとゼルダが共闘しました。
「夢幻の砂時計」のゼルダ
「風のタクト」の直接的な続編なため、リンクもゼルダも同一人物となっています。
ゼルダではなく、テトラとして生きることを選んでおり、手下の海賊たちに「ゼルダ姫」と呼ぶことを嫌っています。
新天地を求め航海していたところ、霧の中に迷い込んで幽霊船に遭遇しています。テトラが幽霊船に乗り込むと何者かに襲われ幽霊船にさらわれてしまいます。さらわれたテトラを助けるために偶然出会った「ラインバック」と妖精の「シエラ」とともに旅に出ます。
今回の事件の黒幕である「ベラムー」はテトラが常人より多く持っているフォースが目的であり、そのベラムーをリンクが「夢幻のつるぎ」と「夢幻のスフィア」を使って倒し、テトラを救出しました。
「大地の汽笛」のゼルダ
テトラ海賊団が新天地を見つけ、その大地で起こした「新生ハイラル王国」の王女で、テトラの玄孫になります。
この地に封印されている「魔王マラドー」を復活させるために、キマロキによって体を奪われてしまいますが、魂だけになったゼルダがリンクに同行します。「ファントム」と呼ばれる「神の塔」の番人に乗り移って直接的にリンクのサポートすることもできます。
最終盤にて、復活したマラドーによって体を乗っ取られていましたが、リンクとともにマラドーを滅ぼして体を取り戻しました。
「スカイウォードソード」のゼルダ
天空の島「スカイロフト」に住む、リンクと幼馴染みのゼルダです。リンクと幼馴染みのゼルダは多々存在していますが、姫ではないゼルダは今作が初登場です。
実はゼルダは「女神ハイリア」の転生体です。女神ハイリアは魔族の王である「終焉の者」を辛くも封印に成功するも、完全には封印できなかったのでゼルダは過去へ行って封印を維持するために眠りにつきます。
現代でリンクによって「封印されしもの」を倒したことで封印の維持をする必要がなくなって目覚めますが、「ギラヒム」によりゼルダが過去にさらわれて終焉の者の復活に利用されてしまいます。
復活した終焉の者とリンクの一騎打ちの結果、リンクが勝利して封印したことでゼルダも解放され、リンクとともに地上で暮らしていくことを決めるのです。
「神々のトライフォース2」のゼルダ
ハイラル王国の王女で、トライフォースを狙うもう一つの世界にある王国の「ロウラル王国」の司祭「ユガ」によって額縁に閉じ込められてしまいます。
今作の事件の黒幕である「ロウラル王国」の王女「ヒルダ」により、ユガはハイラルに送られています。しかし、ヒルダはユガに裏切られ、ヒルダも額縁に閉じ込められてしまいます。
リンクとユガとの最終決戦では額縁に閉じ込められているゼルダにリンクは「光の矢」を託され、ユガを封印し、ゼルダとヒルダは額縁から解放されます。
「ブレスオブザワイルド」のゼルダ
100年前に滅びたハイラル王国最後の王女です。100年前には復活すると占いでわかった「厄災ガノン」を再び封印するために奔走しています。
しかし、ゼルダは先代巫女でもあり母の王妃が病で亡くなってしまい、代々継承されていた巫女の力の修行の方法がわからないために、自身には才能がないと思い悩んでいます。
結局「厄災ガノン」が復活してもなお、巫女の力を手にすることができず、ハイラル王や英傑たち、そして国民たちが殺されてしまい、さらにはリンクも厄災ガノンに操られている「ガーディアン」に殺されそうになるところで、巫女の力が覚醒しガノンの怨念を払うことに成功します。
その後、リンクを「回生の祠」に運び、マスターソードを「コログの森」に安置した後、一人でハイラル城へと向かって厄災ガノンを100年間封印し続けています。
無事リンクが神獣とともに厄災ガノンの封印に成功すると、女神の力を失ってしまっていることをリンクに打ち明けます。しかし、ゼルダにはそんなことはどうでも良く、リンクとともに平和になったハイラルをより良い国にするために再び奔走するのでした。
「ティアーズオブザキングダム」のゼルダ
シリーズでも珍しい「ブレスオブザワイルド」と同一人物のゼルダとなっています。
ハイラル城の地下で
「ブレスオブザワイルド」にて、リンクとともに「厄災ガノン」を討伐後、ハイラル王国の復興に尽力してきました。
しかし、「ブレスオブザワイルド」より数年後、放置されていたハイラル城の地下より瘴気と呼ばれる謎のエネルギーの問題が浮上してきます。その瘴気を調査するため、リンクとともにハイラル城の地下へと向かいます。
ハイラル城の地下にて、「厄災ガノン」の大元である「ガノンドロフ」のミイラを発見し、ガノンドロフの覚醒により”天変地異”が引き起こされ、それらに巻き込まれてゼルダは行方不明になってしまいます。
遥か昔のハイラル
行方不明になったゼルダは、遥か昔のハイラル王国建国の時代に飛ばされていました。
ハイラル王国初代の王「ラウル」と、その妃「ソニア」と出会い、ゼルダは元の時代に戻るまでソニアの縁戚として、王室に招かれることになります。
封印戦争
ハイラルを侵略してきたガノンドロフを止めるために、秘石と呼ばれる持つ者の力を倍加する秘宝の力を得ているゼルダ、ラウル、ミネル、各種族の族長の7人でガノンドロフを打ち倒そうとします。
結果的には失敗しますが、ラウルの自己の犠牲を負いながらも、ガノンドロフの封印に成功します。
マスターソード
元の時代のリンクが過去に送り出したマスターソードをゼルダは受け取り、朽ちてしまったマスターソードを復活させるために「龍化の法」というものを行使します。
「龍化の法」とは、「秘石を呑んだものは長生不老の龍となり、永劫の時を手に入れる」と言われていますが、「龍と化した者の心は永劫に戻らない」とも言われ、禁術として扱われています。
「龍化の法」を使い、現代までマスターソードを聖なる力で満たし続けることでマスターソードを再生させ、リンクに届けたいという決死の覚悟と想いで白龍と化すのです。
リンクとともに
ガノンドロフと対峙したリンクはガノンドロフを追い詰めると、「龍化の法」を使ったガノンドロフは黒龍と化し、白龍とともに黒龍と戦うのです。
黒龍を倒し、ラウルとソニアの想いの力により奇跡が起こり、本来の姿を取り戻し、リンクはあの時掴めなかったゼルダの手を掴み、ゼルダを救うことに成功するのです。
「知恵のかりもの」のゼルダ
「知恵のかりもの」のゼルダは、シリーズ初の主人公となっています。
この世界にあるモノと同じモノを作り出せる能力を持った特殊な妖精の「トリィ」と一緒に、ハイラル王国と国民、そしてリンクを助けるために旅に出ます。
他のシリーズと違って主人公だからこそ、ゼルダを操作するからNPCと関わる機会が多く、珍しくゼルダの人物像がかなり描かれております。
リンクとの関係性
ゼルダの伝説シリーズの「主人公」である、リンクとの関係性は主に「姫」と「騎士」という関係と「幼馴染み」同士の関係の2パターンとなっています。どちらも内包している場合もありますが、圧倒的に「姫」と「騎士」という関係性が多く、ゼルダを救うパターンが基本形です。
現時点での最新作である、「ブレスオブザワイルド」では「姫」と「騎士」という関係性で今まで通りですが、幼馴染みではないのに幼馴染みのように「姫」と「騎士」の関係性から発展していく、という2つのパターンのいいとこ取りのような関係性へと進化しています。
ガノンドロフ(悪役)との関係性
ゼルダの伝説シリーズの代表的な「ヴィラン」であるガノンドロフとの関係性は、ハイラル王国を侵略しようとするガノンドロフを阻止するゼルダという構図が基本です。その過程でゼルダがさらわれてしまったり、利用されてしまったりと侵略される前に被害を受けていることもあります。
リンクとガノンの関係性と同様、「ブレスオブザワイルド」では少し変化しており、ガノンに自我がなく概念的な存在になっているため、ゼルダとガノンの会話が一度もないので関係性もほぼないに等しいです。
一方的に祖国を滅ぼされ、父であるハイラル王や英傑たち、そして大勢の民も犠牲となってしまうため、過去作に比べ悲惨な結果となってしまっています。
声優について
初めてゼルダに声優が担当した作品は、リンクと同様「時のオカリナ」となっております。「時のオカリナ」以降、すべての作品で様々な声優が担当し声を当ててくれています。
声優 |
担当作品 |
説明 |
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水沢潤 |
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「時のオカリナ」にて、通常のゲームのゼルダとして初めて担当された方となっています。 「スマブラ」では、シークの声も担当されています。 |
橘ひかり |
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いわゆる「トゥーンゼルダ」の声を担当しており、「4つの剣+」の「ナビトラッカーズでは、シリーズで唯一フルボイスでしゃべるテトラを見ることができます。 |
大前茜 |
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橘氏以外の「トゥーンゼルダ」の声を担当されています。 |
嶋村侑 |
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「ブレスオブザワイルド」や「厄災の黙示録」では、ムービー中はフルボイスで話しております。 |
藤村歩 |
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「スマブラSP」で水沢氏に変わって担当されています。「スマブラSP」のゼルダは「神トラ2」をモデルに参戦しているからと思われます。 |
世戸さおり |
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こちらも水沢氏に変わってシークの声も担当されています。 |
國府田マリ子 |
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「神々のトライフォース」のドラマCDで担当しており、ゲーム以外の初めての声優がこの方です。 「古代の石盤」と呼ばれる「サテラビュー」というハードで配信されたゲームにて声を担当されており、実質はゲームでも初めての声優ですが、ゲームハードの性質上、特殊なため初めてとは言い切っておりません。 |
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