【ゼルダの伝説】夢をみる島(夢島)のあらすじ・ストーリー解説【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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ゼルダの伝説シリーズネタバレを含む考察記事です。筆者の独自解釈や考察を含む内容となっていますのでご了承ください。

この記事では『ゼルダの伝説 夢をみる島(夢島)』についてまとめて解説・考察しています。

夢をみる島の攻略はこちら

概要

「ゼルダの伝説 夢をみる島」とは、1993年に「ゲームボーイ」で発売されたゲームで、「Nintendo Switch」でリメイク版が発売されており、現代のハードでも遊ぶことのできるゲームです。

「ゲームボーイカラー」対応版として「夢をみる島DX」が発売されており、こちらは「3DS」や「Nintendo Switch Online」で遊べるようになっています。

 

本作は、「ゼルダの伝説シリーズ」初となる携帯ゲーム機の作品であり、「初代ゼルダの伝説」や「神々のトライフォース」のようなシステムを、携帯ゲーム機にどれだけ再現できるかをコンセプトとして製作されています。

 

※この記事の画像はすべて「夢をみる島DX」となっています。

ゲーム性・システム

「神々のトライフォース」と同様、見下ろし型の「画面切り替えスクロール方式」となっています。

しかし、ダンジョンの一部に「リンクの冒険」にもあった「2Dスクロール」に切り替わります。「ロック鳥の羽根」を使うことで、「スーパーマリオシリーズ」のようなジャンプを繰り出すことができるようになります。

音楽・楽器

本作は、「ゼルダの伝説シリーズ」初の音楽・楽器がストーリーに密接に絡んでいる作品となっています。

音楽を担当しているのが、「どうぶつの森」を手掛けた『戸高一生』、「メトロイドシリーズ」を手掛けた『濱野美奈子』、「ワリオランドシリーズ」を手掛けた『石川こずえ』と、「ゼルダの伝説シリーズ」初の複数人での担当となっています。

そして、コホリント島の神である「かぜのさかな」を目覚めさせるために、8つの「セイレーンの楽器」を集めることとなったり、ヒロインの「マリン」が歌う「かぜのさかなのうた」がストーリーで重要な歌だったりと、音楽と楽器が密接に絡んでいます。

ゲストキャラクター

本作では、任天堂の他作品のキャラクターが多数登場しています。


マリオシリーズに登場するワンワン

『マリオシリーズ』からヨッシーやワンワン、クリボーなど、『星のカービィシリーズ』からカービィ、『夢工場ドキドキパニック』からマムー、『カエルの為に鐘は鳴る』から「リチャード王子」と、任天堂ファンなら嬉しいファンサービスとなっています。

夢をみる島DXで追加された要素

「ゲームボーイカラー」対応版である、「夢をみる島DX」には様々な追加された要素があります。

ゲームボーイカラーでのプレイ時にカラーで表示されるようになったり、新たなダンジョンの「服のダンジョン」が追加されたり、他にも細かな修正や変更が行われていたりします。

リメイク版である「Switch版」にもない要素として、「写真屋」という特定のタイミングにどこからともなく登場し、リンクや仲間たちとの記念写真を撮ってくれる要素があります。

あらすじ・ストーリー

ストーリーを全て大雑把に解説するので、多大なるネタバレを含みます

遭難したリンク

「神々のトライフォース」の冒険でハイラルに平和を取り戻したリンクは、修行の旅に出ていました。リンクは異国での修業を終え、ハイラルへ帰る航海の途中に嵐に遭い、船は転覆して遭難してしまいます。

気を失っていたリンクは、気がついた時には「マリン」という少女に助けてもらっていました。マリンによると、リンクは「コホリント島」という島の浜辺に漂着していたことを聞かされます。

自分の盾を受け取り、漂着していた場所へ自分の剣を捜しに行くと、謎のフクロウが現れてリンクに『この島の神である”かぜのさかな”が目覚めると島から脱出できる』と、助言をします。

マリンの想い

フクロウの導きに従い、島から脱出するために島中にある8つの「セイレーンの楽器」を集める旅に出ます。

島の住人たちの力を借りながら「セイレーンの楽器」を集めていきますが、リンクはとあることを知ります。「コホリント島」の住人は自分たちがいつからここに住んでいるのかを知らず、島の外の海の向こうには何もないと信じられていることを。

そして「マリン」と浜辺でふたり、会話します。

『海の向こうには何もないってタリンは言ってたけれど…。きっと何かがあるってわたし信じてるの!』

『リンクを見つけた時、わたしドキドキしたわ。この人は、海の向こうから何かを告げにきたんだって。私が、カモメだったら……ずっと、遠くへ、飛んでいくのに』

マリンだけはこう感じていたのです。

島の真実

8つの「セイレーンの楽器」を集めていく旅の途中、発見した壁画には「コホリント島」の真実が描かれていました。

『コホリントは島にあらず。空、海、山、人、魔物、皆すべて作り物なり。かぜのさかなの見ている夢の世界なり。かぜのさかな目覚める時、コホリントは泡となる。我、流れ着きし者に真実を伝える』

「かぜのさかな」は島の神であるとともに、コホリント島そのものが「かぜのさかな」が見ている夢だったということでした。

つまり、リンクが「かぜのさかな」を目覚めさせて島から脱出すると、今まで交流してきた島の住人たちも泡となり消えてなくなってしまうということでした海の向こうに何かがあると信じている「マリン」も…

フクロウの正体

8つの「セイレーンの楽器」を集めて島の頂上にある聖なるタマゴの前に立つと、「かぜのさかなのうた」を奏で始めてタマゴにヒビが入ります。タマゴの中には、悪夢が生み出した魔物「シャドー」が巣食っていました。

死闘の末、「シャドー」を悪夢を打ち勝った後、フクロウが現れ告げるのです。

フクロウは「かぜのさかな」の心の一つであり、眠っている間に夢の世界を守ることが使命でしたが、夢の裂け目から悪夢が芽生え島を蝕んでいったのだと。そんな時、島にリンクが流れ着きます。フクロウはリンクこそが目覚めの使者だと確信し、導いていたのでした。

かぜのさかなの目覚め

フクロウが別れを告げ、「かぜのさかな」と一体化します。

「かぜのさかな」は目覚めようとしている、かぜのさかなは礼とともに

キミはいつかこの島を思い出すだろう。この思い出こそ、本当の夢の世界ではないだろうか。』『時は満ちた!ともに目覚めよう!!

「セイレーンの楽器」の「目覚めの歌」とともに、コホリント島は消えていく。

目覚めたリンクは、遭難した海の上を漂っていました。空には巨大な「かぜのさかな」の姿は見えました。そして、一羽のカモメが遠くへ飛んでいきました。

世界観・設定など

時系列について

上の画像の通り、時のオカリナでのラスト、魔王と時の勇者の結末によって3つの世界が分岐します。

世界

分岐した原因

敗北ルート

時の勇者が魔王に敗北してしまった世界

勝利ルートの子供時代

時の勇者が魔王に勝利し、時の勇者が7年前に戻った後

姫に魔王の計画を伝え、魔王の計画が失敗した世界

勝利ルートの大人時代

時の勇者が魔王に勝利し、時の勇者が7年前に戻ってしまい、

7年後の世界に魔王が復活しても勇者が現れずに、

神によってハイラルは魔王もろとも海に沈んでしまった世界

「夢をみる島」は、「神々のトライフォース」の直後となっています。

リンクについて

出典: www.nintendo.co.jp

本作の主人公であり、「神々のトライフォース」のリンクと同一人物となっています。

「神々のトライフォース」にてハイラルを救い、剣の修行の旅を終えてハイラルに帰る途中に遭難し、「コホリント島」へと流れ着いてしまいます。フクロウの導きに従って「目覚めの使者」として、コホリント各地を冒険します。

コホリント島について

ハイラル王国からそう遠くない領域に、「かぜのさかな」と呼ばれる空の精霊が住んでいます。

その精霊が見る夢の世界が「コホリント島」です。最初にタマゴが生まれ、それからタマゴの周りに島ができ、そして人や動物などが生まれていきました。

「かぜのさかな」が眠っている間、現実世界の領域は嵐となっており、現実世界から夢の世界へ巻き込んでいます。その中にリンクが偶然おり、「かぜのさかな」は自身の目覚めへと誘導したのです。

シャドーについて

夢に巣食う魔物。「コホリント島」という夢の世界に巣食っていました。「かぜのさかな」は夢から目覚めないために、魂を蝕まれていきます。

「かぜのさかな」が目覚めれば夢の世界も消える、つまり、夢に寄生する魔物にとって、それは破滅ということだったのです。「シャドー」は世界からの破滅を逃れるために「コホリント島」の各地に魔物を生み出し、目覚めるために必要な楽器を集めさせないように妨害していたのでした。

 

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