本記事では、『呪術廻戦≡モジュロ』第13話『受諾』のあらすじ、主要登場人物、そして作品世界に深く関わる謎や考察について詳しく解説します。
目次
第13話のあらすじ
前回の争いによりクロスが致命傷を負い、事態は決闘へと発展します。日本側からは憂花が代表に選ばれ、行方不明の虎杖の現状も示唆されるなど、物語は新たな局面を迎えました。
クロスと宇佐美が負った致命傷
前回で発生した争いにより、クロスは致命傷を負いました。まだ生存しているものの、その後の状況は不透明な状態です。
クロスが負傷したことへのケジメとして、ダブラはその場にいた人々の命を奪おうとしました。
しかし、宇佐美の毅然とした態度に阻まれ、ダブラは攻撃を止めます。この際、宇佐美は呪詛返しにより体中がボロボロになるほどのダメージを受けました。
宇佐美一人が犠牲となる形でその場の事態は一時的に収束しましたが、この一件は、ルメル人側と日本側の関係を決定的に悪化させる要因となりました。
交渉決裂
日本側は「呪霊を狩らなければ東京から出てしまう」と主張し、シムリア人に隠れて呪霊討伐任務を遂行したり、オスキが東京に意識を集中することでカリヤンを討伐していることがバレたりし、シムリア人側は「カリヤンの虐殺を辞めるべき」と主張するなど、双方の意見はまとまりませんでした。
東京をかけた決闘へ
シムリア人から呪霊保護を目的とした、新しい国である「ルメル国」を東京に創設することを日本に通達。これを拒否する場合、デスクンテ式の決闘を申し入れることを決定しました。
日本側は決闘の相手を「虎杖悠仁」にしたいものの、見つけることができず、決闘代理人として「乙骨憂花」を推挙し、本人はそれを受諾したところで13話が幕を閉じます。
第13話の解説・考察ポイント
東京の命運をかけた決闘が迫る中、日本側とシムリア側の主要キャラクターはそれぞれの状況に直面しています。
憂花の覚悟
日本側は、虎杖が見つからず、その代わりとして憂花が選ばれます。
憂花の表情は以前の柔らかさを失い、まるで別人のように変化しています。望まぬ戦いに放り込まれたためか、あるいは戦いを避けることができないと覚悟を決めたのかは不明ですが、本気で戦う決意を固めているようです。
彼女が死を覚悟した上で、無茶な「縛り」を設定して戦いに臨むのではないかとも思われ、決闘代理人を受諾したのは、余命のこともあり「どうせ死ぬなら…」のようなことも考えていそうです。
虎杖の現状
釘崎の言及により、老いることがなく、周囲の人の死を見届けることの辛さから、極力人との関わりを避けて姿を消したことが判明しました。
不老になってしまった体質が、彼を精神的に追い詰めている様子がうかがえます。
釘崎女史
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驚くべきことに、釘崎がまだ生存していることが判明しました。彼女が良い家に住み、成長している様子から嬉しく思います。
そして、虎杖への友人としての想いはまだまだあり、自分がババアになったことを虎杖が気にしていることが気に食わないそうで、
釘崎野薔薇「舐めんな バーカ」
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と悪態をついているものの、このセリフには愛を感じました。
ダブラの苦悩と孤立
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ダブラは共存の話が進み、気になる女性も見つかり、妹の件も解決に向かっていた矢先に、カリヤン問題が再燃し、再び争いに巻き込まれました。
宇佐美「私一人で!! 勘弁していただきたい!!」
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と血反吐を吐きながら宇佐美に頼まれたことに対し、ドゥーラの面影を感じ、腕を下ろしました。
さらには、
ダブラ「また カリヤンか……」
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とルメル人、そしてカリヤンに振り回され、疲労感が漂う姿を見せていました。
唯一ルメル人ではない彼は、ルメル人側からも「自分たちの気持ちはわからないだろう」と遠ざけられてしまいます。あらゆることに振り回され、孤立感を深めていっています。
ルメル人たちの主張
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オスキは、聞こうとしなければ聞こえないはずのカリヤンの声を自ら聞き、被害者意識を強める一方で、母星にカリヤンを置き去りにしてきた過去があり、その主張に矛盾があります。
筆者個人的にも少々、ルメル人全体の「勝手に地球に来て好き勝手言い過ぎ」や「侵略者」とも取れるような動きに、共存の難しさが浮き彫りになっています。
来栖華の現在
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釘崎の証言によると、虎杖と最後に会ったのが「来栖華」のお葬式だそうです。
釘崎が「華」と呼んでいることから仲が良くなっていることも読み取れ、さらには「来栖」という名前が出ていないことから、「伏黒恵」と結婚した可能性が浮上しました。
ただ仲が良いから名前で呼んでいる可能性もありますが、現在の伏黒の動向に期待しましょう。
決闘の対戦相手と結末の予想
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決闘の相手は十中八九、ダブラだと思われます。しかし、クロスが負傷した際のマルの様子から、マルが対戦相手となる可能性もあります。ダブラの強さは宿儺クラスであると推測されており、憂花がどう立ち向かうのか不安で仕方ありません。
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憂花の対ダブラの戦略ですが、上述した死を覚悟した上での「縛り」による能力を底上げする強化や、乙骨憂太の孫ということから「リカちゃん」を召喚できる可能性があるのではないかと思われます。
決闘の結末は、相手がダブラにしろ、マルにしろ、曖昧な形で決まりそうです。ダブラは決闘に乗り気ではなく、マルだった場合でも今までの乙骨兄妹との関係性の構築から、まともな戦いは序盤だけで戦いたくない方向へと進むのではないかと予想しています。
あと可能性の一つとして、虎杖が登場し、決闘に介入する可能性もあると思われます。
まとめ
『呪術廻戦≡モジュロ』13話「受諾」は、日本とシムリア人の間で避けられない対立が表面化し、東京の土地割譲をかけた決闘へと発展する衝撃的な回となりました。
クロスの負傷、宇佐美の犠牲、虎杖の不老と失踪、そして死を覚悟した憂花の登場など、主要登場人物たちの運命が大きく左右される展開が描かれています。
特に、ルメル人側の呪霊に対する認識や一方的な要求は、読者からの批判的な意見を呼び、共存の難しさを浮き彫りにしました。ダブラの強大な力と憂花の決意が激突するであろう決闘の行方、そして物語の最終的な着地点である共存の可能性について、今後の展開に大きな注目が集まります。
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