呪術廻戦の『死滅回游』についてまとめています。基本的なルールから、高専メンバーの目的などをまとめていますので、参考にどうぞ。
この記事には『死滅回游』全編のネタバレが含まれます。ご注意ください。
出典: www.youtube.com
目次
死滅回游とはいったいなんだったのか?
高専メンバーの目的
『死滅回游』に伏黒恵の姉・伏黒津美紀が巻き込まれていることが判明し、彼女を助けるために動き出す高専メンバー。
特級呪術師:九十九由基が未曾有の呪術テロ『死滅回游』を解決するにあたり、天元との接触しました。
死滅回游が終わるまでは約2ヶ月の期間が必要であることが判明。現時点で11月9日のAM9:00、津美紀が死滅回游に参加するまでの猶予はあと10日と15時間。
時間がないことが判明したことにより、高専メンバーはいくつかの目的を同時並行することを選択します。3つの班に別れ各自の行動が始まる。
- 死滅回游に参戦(乙骨憂太・虎杖悠仁・伏黒恵)
身内で潰しあうことがないよう、乙骨憂太のみ別の境界での単独行動。虎杖・伏黒ペアは秤金次と合流することを最初の目的とする。 - 天元の護衛(九十九由基・脹相)
羂索が攻め込んできた際、天元の身を守る係。羂索の計画阻止を目的とする。 - 禪院家で呪具の回収(禪院真希)
高専の忌庫の呪具が加茂家と禪院家が持ち出し空に。恵が禪院家当主になったため、禪院家で呪具を回収することを目的とする。
1.死滅回游に参加(死滅回游の平定・伏黒津美紀の解放)
大きな目的のひとつは死滅回游の平定と伏黒津美紀の解放です。
- 死滅回游の管理者は羂索ではない
- 泳者が全員死ぬか泳者が全員参加を拒否して死ぬまで死滅回游は終わらない
どちらも羂索を暗殺したところで死滅回游は中止されない、高専メンバー側に大きなデメリットがあるルールです。
死滅回游に参加しない場合、最悪死に至ることから参加後に解放する必要があります。そこで初期ルールのひとつ『100得点を消費することで管理者と交渉し死滅回游に規則(ルール)を1つ追加することができる』を使用し、津美紀やゲームに消極的な人が回遊を抜けることができるルールを追加することを選択。
死滅回游の平定を行えるだけの実力がある五条悟の解放も並行することになりました。
獄門疆「裏」を天元から授けられたものの、解放できるあらゆる術式を強制解除する効果のある「天逆鉾」とあらゆる術式を見出し相殺する「黒縄」のどちらかが必須とされました。
しかし、どちらも五条悟により処分されていたため、死滅回游に参加している泳者の「天使」を名乗る1000年前の術師が「あらゆる術式を消滅させる効果を持つ術式」をもつことから、「来栖華」を探すことに。
2.天元様の護衛(対羂索)
九十九由基と脹相が護衛として残ることを決めると、天元は獄門疆「裏」を高専メンバーに授けます。死滅回游の目的である天元と人類の同化を行わせないための実働班です。
3.禪院家で呪具の回収(禪院家へ)
高専の忌庫の呪具が渋谷事変で五条悟の封印後、加茂家と禪院家が持ち出し空になっていました。恵が禪院家当主になったため、禪院家で呪具を回収することを目的とします。
今後戦うために必要になるであろう呪具を入手するために伏黒恵の当主権限を利用しての武器調達です。
『羂索(けんじゃく)』の目的
日本全土を対象とした人類の進化と呪力の最適化の強制
12年前に星漿体との同化に失敗した天元は、星漿体以外とも同化ができなくもない状態へと進化してしまっていました。老化は加速し、天元の個としての自我は消え、天地そのものが天元の自我となった。
天元と強制的に同化した人間は術師という壁すら超え、そこにいてそこにいない存在になってしまう。
結界術の達人である天元は進化後も理性を保てているものの、人類が進化しそのうち1人でも暴走を始めてしまえば世界は終わり。
同化し個としての境界線がなくなった場合、悪意の伝播は一瞬。一億人分の穢れが世界に流れ出、渋谷事変規模の事件が世界規模で再現されてしまうことになります。
星漿体以外との同化が不可能ではない状態になったとはいえ、現時点では高確率で不完全なものになると天元は予想していました。
死滅回游は泳者の呪力と結界と結界で結んだ境界を使ってこの国の人間を彼岸へと渡すための儀式のこと。
天元は呪霊操術の術式対象の範囲に
12年前同様、同化をしなければいいだけの話では?という疑問には天元が答えを出しています。「“進化を果たした今の私は組成としては人間より呪霊に近い。私は呪霊操術の術式対象だ”」と。
羂索の術師としての実力を考慮すれば、接触した時点で取り込まれる可能性が高いと予想していることを明かした天元は護衛を必要としていると明かしました。
基本規則(ルール)
死滅回游|開始時に公開されていた規則(ルール)
- 泳者(プレイヤー)は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
- 前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。参加を宣誓しない場合、なんらかの方法で術式が剥奪されるようになっています。
穏便な剥奪とはいえず、脳に深刻なダメージを負う可能性が高いことから参加しない場合は無条件で死亡することに。
裏を返せば、術式を持っていない虎杖や真希はノーリスクで参加する事が可能。 - 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。初めから結界の中にいる一般人は少なくとも一度は外に出る機会が与えられます。
羂索が仙台の結界から寝ぼけている虎杖の先輩を助け出していたりと、死滅回游の活性化が狙いとはいえ無関係の非術師への救済措置と考えられます。 - 泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
- 点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。非術師よりも術師の点が多いのは、呪力を放出させるのが狙いだと考えられます。
- 泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。最低でも非術師100人・術師20人を相手取る必要があるため、結界内の残留数にもよりますが難易度が高いルールです。
- 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。「死滅回游の中止」など直接的に阻止するルールは追加不可能。
- 参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。参加だけでは生存は不可能。結界内に入った時点で最低1人は手にかける必要がある。
死滅回游|開始後に追加された規則
- 泳者は他泳者の情報──“名前”“得点”“ルール追加回数”“滞留結界(コロニー)”──を参照できる。鹿紫雲一が新たに追加したルール。これによって虎杖たちは100点以上の点を所有している鹿紫雲一や日車寛見の居場所を突き止められました。
- 泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。
虎杖の希望を受けた日車が新たに追加した規則。
得点の変動さえ見られれば術式は剥奪されないと解釈したもので、これによって無理に殺人を犯して点を奪う必要は無くなり、どちらも死なずに済ませられる比較的平和な選択肢ができました。 - 泳者は身代わりとして新規泳者を結界外に招き、100点を消費することで死滅回游から離脱できる。
伏黒が追加した規則。死滅回游から離脱できる唯一の総則。
本来は、ただ身代わりの泳者を参加させるだけの条件で追加したかったが、コガネが「100点を消費する条件も加えろ」という旨の提案を一方的に要求したため、仕方なくこの条件での追加となった。 - 泳者は結界を自由に出入りすることができる。ある術師が追加した規則。何の意味もない総則……だと思われたが、この規則が追加されたことにより結界の条件が変わったものと考えられる。
- 死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21時9分をもって打ち切る。
- 夏油傑、伏黒恵、氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する。羂索によって追加された本来追加できないはずの総則。氷見汐梨は裏梅の受肉元の名前のようです。
死滅回游の結界(高専メンバーの初期位置)
東京第1結界
|
|
出典: jujutsukaisen.jp
仙台結界
- 乙骨憂太
出典: x.com
東京第2結界
|
|
出典: twitter.com
桜島結界
|
|
出典: jujutsukaisen.jp
薨星宮(天元の護衛)
|
|
出典: jujutsukaisen.jp
死滅回游 重要キャラクター一覧
乙骨憂太
出典: x.com
伏黒恵の姉を助けるべく、高専の仲間たちと一緒に戦うべく死滅回游に参戦。過去の実力者が多い仙台結界内で、非術師を助けつつポイントを獲得していきます。
特級術師らしく死滅回游の平定に奔走しており、2つの規則(ルール)の追加を目標にしています。
- 連絡手段の確立
- 結界の出入り
術式 |
術式の模倣 |
---|---|
領域展開 |
真贋相愛 |
禪院直哉
出典: twitter.com
禪院家で真希・真衣の母により止めをさされ、死亡したかに思われた禪院直哉。
桜島結界内で加茂憲紀と協力して呪霊と泳者である危険な術師の排除に当たっていた真希の元に呪霊として再登場。
その目的は『禪院真希の殺害』。しかし、膠着状態に乱入した2人の泳者により真希が覚醒し、禪院甚爾に並ぶ鬼人になったことで祓われています。
術式 |
投射呪法 |
---|---|
領域展開 |
時胞月宮殿 |
日車寛見
出典: twitter.com
呪術師になるまでの職業は弁護士。主に少年犯罪を扱う弁護士であったが、法律に無力さを感じていました。
呪術師として目覚める直前まで、裁判の弁護人として在り続けたが、判決が覆り自分を見る被告人の眼差しに怒りを覚えた彼は術式を使用し裁判のやり直しを決行します。
死滅回游開始時点で、2人の非術師を殺害しています。死滅回游に参加したのは、『死滅回游』の結界術のシステムに興味があったためとのこと。
虎杖との戦闘後、新たなルール『泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる』を追加し虎杖の前から姿を消します。
術式 |
誅伏賜死 |
---|
羂索
出典: jujutsukaisen.jp
人類を次のステップに進ませるため、死滅回游を開始した張本人。死滅回游の目的は『天元と全国民の同化』です。
他国の兵士を結界内に侵入させ死滅回游を加速させながらも、仙台にいる虎杖の先輩を結界外に出しながら「息子と仲良くしてくれてありがとう」と告げるなど薄気味悪い行動が目立ちます。
死滅回游の裏側で暗躍していた彼は天元を取り込むべく、薨星宮へと現れ護衛として残っていた九十九由基・脹相との戦闘を開始します。
術式 |
|
---|---|
領域展開 |
胎蔵遍野 |
秤金次
出典: twitter.com
高専の3年生。夏油傑が起こした百鬼夜行では京都に出向する形で参戦するも、保守派の人物と揉め、ボコボコにする問題行動を起こしたため一年近く停学処分を受けています。
栃木県で呪術師や呪詛師同士が殴り合うのを見て、非術師の客が賭け合う賭博場「ガチンコファイトクラブトーナメント」の胴元をやって金を稼いでいました。
虎杖と伏黒・パンダは彼の協力を得るべく賭博場に乗り込み、説得に成功。死滅回游の平定に協力することになります。
領域展開 |
坐殺博徒 |
---|
鹿紫雲一
出典: twitter.com
過去の人物が受肉したタイプの術師。死滅回游に参加した目的は両面宿儺と戦うためです。
パンダを圧倒したものの、その後秤と衝突。不死身の穴をついて何度も致命傷を与えたものの秤の豪運に一歩及ばず、最終的に呪力を使い果たしてしまい降参。
命を取られることを覚悟していましたが、得点を譲渡する代わりに宿儺と戦うための手伝いをさせることを条件として協力関係になりました。
術式 |
幻獣琥珀 |
---|
九十九由基
出典: jujutsukaisen.jp
死滅回游の裏で天元の護衛を脹相と担当。
特級術師としての強さが未知数の彼女だったが、天元を取り込むべく乗り込んできた羂索を相手取り、善戦を見せました。
術式 |
星の怒り |
---|
来栖華
出典: twitter.com
死滅回游に虎杖と伏黒が参加する大きな理由。術式を無効化する術式を持つ受肉体です。『天使』と来栖華は虎杖と両面宿儺のように共存しており、「堕天」を追っています。
しかし、肉体の主導権は来栖華にあり、天使はあくまでアドバイザーのような役割として在る状態です。伏黒恵に強い執着を抱いていたことが仇となり、死滅回游の終盤に伏黒恵へ受肉した両面宿儺の演技に騙され戦闘不能になってしまいます。
当初の目的である五条悟の解放は彼女の手によって行われ、無事に解放されることになります。
術式 |
邪去侮の梯子(ヤコブのハシゴ) |
---|
髙羽史彦
出典: twitter.com
劇場で売れないお笑い芸人をしている35歳。先輩であるケンさんから売れる条件は「面白い」か「面白いと勘違いできること」というアドバイスを受けていました。
何かが吹っ切れてしまったのか死滅回游に参戦。出てくるだけでシリアスが消える面白いキャラクター。
髙羽が“ウケる”と確信した想像を実現する術式。理論上はほぼ全能に近い術式で、五条に対抗し得るとまで明言されています。
術式 |
超人(コメディアン) |
---|
伏黒津美紀
出典: twitter.com
伏黒恵の姉。とある時期から寝たきりだったが、渋谷事変後に目を覚ましています。彼女を『死滅回游』から解放すべく、高専のメンバーは動き出したが……。
術式 |
不明 |
---|
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。