この記事では、呪術廻戦の乙骨憂太についてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線やキャラクターのモチーフや含まれているとされる要素などについてもまとめています。
この記事には、呪術廻戦の単行本最新巻や最新のジャンプ本誌までの多大なるネタバレが含まれるのでご注意してください。
目次
乙骨憂太は死亡したのか?
2024年9月の第269話時点では、生存しています。
宿儺との戦いも終わり、今はエピローグだと思われるので生存ということになりそうです。
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「リカ」のおかげで無事だった
第269話において、乙骨は「リカ」のおかげで無事だったことが判明しました。
五条の体に乙骨が入った時、リカはついてこなかったから繋がりは失われたと思っていました。
しかし、実際は家入が処置した乙骨の肉体をリカが反転術式で修復して仮死状態のまま維持し、羂索の術式が回復した後、仮死状態になっている乙骨の肉体と外付けの術式であるリカが再接続して元の姿に戻ることができたのだそうです。
乙骨憂太を助ける?
最新話第268話において、宿儺との戦いに決着がついた後、乙骨を助けるために東京呪術高専1年の3人と2年の3人、京都呪術高専の三輪、西宮、そして日下部の9人で助けに行くようですが、何からどう助けるのかは不明です。
リカから助ける?
おそらく「リカ」から助けるのではないかと思われます。
理由としてまず、宿儺を倒してからすぐにも関わらずこれだけの呪術師を集めたということが物語っています。
そして、五条の肉体から脳を元の乙骨の肉体に戻したいのに、リカが乙骨の肉体から離れないから戻すに戻せないという状況のことかもしれません。
ギャグのパターン
第268話の最後のページ、誰が言っているのかは不明ですが「”憂太テメェコノヤロー!!”」という台詞、そして伏黒が「”え、助けるってっそういう?”」という台詞とフォントがギャグテイストだったのがポイントです。
すでにもう乙骨は無事なものの、無茶なことをして宿儺と戦ったから、ブチギレている真希から助けようということなのだと思いました。
「憂太テメェコノヤロー!!」という台詞は、現時点で生きているキャラで言いそうなのは真希だからこの予想をしました。
乙骨憂太が死亡した可能性
先述の通り、羂索の術式をコピーして五条悟の遺体を乗っ取っています。
元々、作戦として五条悟がもし宿儺に負けてしまった場合、乙骨が乗っ取る作戦を最終手段として取っていました。その作戦は禪院真希や狗巻、日下部などには却下されていたものの、結果的に乙骨が宿儺に「世界を断つ斬撃」によって斬られてしまい、五条悟の遺体を乗っ取るしかない状態だったのです。
乙骨の術式について
そして、乙骨の術式「模倣」は、「リカ」の完全顕現中の5分間のみ使えます。5分経った後は乙骨憂太はどうなるのか、それについて「冥冥」が第261話で答えています。
- 羂索の術式が常時または断続運転タイプなら、肉体と魂のどちらかが維持できずに死亡
- 羂索の術式が間欠的に運転するタイプなら、即死することはないもののいずれ死亡
- 羂索の術式が一度きりの発動だった場合、5分経っても無下限呪術を使える
以上の3パターンであるそうです。
羂索の術式が常時、断続運転、間欠的に運転だった場合、5分後の完全顕現が終了した時点でもう死亡は確定したのも同然となってしまいます。
一度きりの発動だった場合、肉体の移動した時点で乙骨憂太の術式はなくなり、代わりにその五条悟の術式である「無下限呪術」が使え、そのまま生きていくことになるかもしれないとも言っています。
「冥冥」もわかっていないからこの3つの可能性を挙げたのでしょう。
人外魔境新宿決戦での戦い
宿儺との戦い
宿儺は五条悟に勝ったものの、鹿紫雲や日車、虎杖など、次々に来る攻勢に徐々に押されていきます。
第250話と第251話において、固有結界「真贋相愛」を発動し、来栖華の術式である「邪去侮の梯子」を最大出力で攻撃したものの、そのまま「世界を断つ斬撃」を食らってしまい、身体が上下真っ二つになった状態で憂憂によって回収されました。
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なぜそのまま食らってしまったのか…これも作戦だった虎杖の「魂を捉える打撃」で伏黒恵の魂を呼び戻そうしましたが、
「いいんだ」
「もう いいんだ」
自分の姉を殺してしまったことにより、伏黒は生きる意志を無くしてしまっていたので呼び戻せず失敗に終わってしまったためです。
第252話、第261話において、「リカ」が乙骨の身体を戦場から回収し、憂憂の術式で家入硝子のもとへと運ばれました。
羂索との戦い
高羽の術式「超人(コメディアン)」に打ち勝った羂索ですが、不意打ちとして乙骨が背後から攻撃を仕掛けます。
羂索はすぐに反応し、「反重力機構(アンチグラビティシステム)」の術式反転で迎撃しようとしましたが、寸前で「カァァァンァッ」という謎の音、東堂葵の「不義遊戯・改」の力によって、再び羂索の後ろに回り込み、首を切断することに成功したのです。
描写はありませんが、このタイミングで羂索を「リカ」で捕食し、羂索の術式をコピーしたのでしょう。第261話で乙骨の術式「模倣」を発動させるには、「リカ」で捕食することでコピーすることができると明言されています。
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しかし、第249話において、羂索は死の間際に「呪霊操術」を暴走させ、そのまま「総則」を追加します。
その総則とは、『天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする』というもので、これにより、宿儺が死滅回游の本当の目的である、人類を天元と同化させて人類を進化させることの発動権を得ることとなります。
五条悟の肉体を乗っ取って戦うことに
「人外魔境新宿決戦」において、乙骨憂太は虎杖悠仁とともに宿儺と戦っていましたが、宿儺の「世界を断つ斬撃」にやられ、一時戦線離脱してしまいます。
その後、第261話において、「羂索」の術式をコピーした乙骨憂太が五条悟の遺体を乗っ取り、宿儺と戦っています。
術式が焼き切れたことによる行動不能
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出力最大の「虚式・茈」を領域内で発動させるものの、宿儺には当てられませんでしたが、両方の領域が破壊されて術式が焼き切れて、領域展開が使用不可能になりました。
しかし、焼き切れるのは「無下限呪術」のほうだと踏んでいたからこその「虚式・茈」でしたが、乙骨の術式「模倣」の術式が焼き切れたことにより、羂索の術式が使用不可になり、行動不能になってしまいました。
少し劣勢の状況
五条悟が宿儺との戦い最中編み出した、宿儺の領域の対抗策は「”結界の大きさを自身と宿儺が入るほどの小さい結界であること”」です。これで領域外からの攻撃を耐えることができるほどの強度を持つようになりました。
しかし、最新話の第262話において、乙骨はその策で「伏魔御厨子」を耐える「無量空処」を発動させて、3分以内に「伏魔御厨子」を維持できないほどのダメージを与えようとしますが、乙骨は宿儺が「領域展延」を使えることを知らず押されている状況となっています。
絶好のチャンス
第262話-2において、完全詠唱をした「虚式・茈」を放とうとするも、隙が大きすぎるために詠唱ができず拮抗した状態が続きます。
ですがそこに、録音された狗巻棘の「動くな」という呪言が宿儺に発動、大きな隙が出来ます。そこに「虚式・茈」を詠唱したところで第262話が終わっています。
乙骨憂太の今までの動向
乙骨憂太のこれまでの活躍を振り返ってみます。ここからどれだけ死亡してしまう可能性がありそうかを探ってみましょう。
東京都立呪術高等専門学校の後 (呪術廻戦0巻)
乙骨は「東京都立呪術高等専門学校」の出来事の後、高専2年になってから海外に行っており、かつて夏油一派だった呪詛師のミゲルとともに行動し、ミゲルが使用していた呪具の「黒縄」を探していました。
これは五条悟からの依頼であり、さらにこの期間の間に、五条から万が一自分に何かあった場合は1年と2年のことを頼むと言われ、後を託されています。
渋谷事変の後
渋谷事変が終結後すぐ、帰国します。渋谷事変の影響により、呪霊が溢れ返っていた東京でまだ逃げられていない一般人の救助をしていました。
そうこうしていると、呪術総監部からの命令で虎杖の死刑執行人として任命されます。
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その後、禪院直哉と交戦中の虎杖の前に現れ、そのまま虎杖を殺害してしまいます。しかし、それは五条から虎杖を助けてほしいと指示されており、虎杖の心臓を止めたと同時に反転術式で一気に治癒したことで、虎杖の死を偽装したのです。
この偽装により、呪術総監部の目を欺くことができたので、虎杖が自由に動けるようになりました。
死滅回游
死滅回游では、仙台結界で虎杖たちよりも先に参加してポイントを稼いでいました。
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仙台結界は乙骨が参加するまでは、他の参加者である大物3人と1体の四つ巴だったのを、乙骨が「ドルゥヴ・ラクダワラ」を倒してその均衡を破りました。
その後、他の大物である「黒沐死」、「烏鷺亨子」、「石流龍」を次々と倒していきます。
人外魔境新宿決戦
仙台結界での戦いの後は呪術高専に戻り、五条悟と宿儺の決戦を他の呪術師たちと観戦していました。
その後は先述の通り、五条が死亡するという最悪の結果を想定していた時の作戦を実行し、現在の状況となります。
乙骨憂太ってどんなキャラ?
乙骨は元々、ジャンプGIGAで連載されていた漫画の主人公であり、本編の呪術廻戦の前日譚でした。
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時系列は呪術廻戦本編の1年前、乙骨憂太は自分が自分を生きていいって思えるようになるためにも、幼馴染の里香の呪いを解くことを目指します。
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作中、新宿で呪詛師の夏油傑が引き起こした呪術テロ「百鬼夜行」、最終的に乙骨は夏油傑と戦い、打ち破ります。
現在は高専2年生、禪院真希、狗巻棘、パンダと同級生であり、担任の先生だった五条とは師弟関係でもありながら、遠縁の親戚でもあります。
乙骨憂太の基本情報
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年齢 |
17歳 |
---|---|
生年月日 |
2001年3月7日 |
所属 |
東京都立呪術高等専門学校二年 |
等級 |
特級呪術師 |
好きな食べ物 |
塩キャベツをごま油で |
嫌いな食べ物 |
ステーキの脂身 |
ストレス |
同級生に会えないこと |
一人称 |
「僕」 |
出身地 |
宮城県仙台市 |
術式 |
「リカ」、術式の模倣(コピー) |
領域展開 |
真贋相愛 |
反転術式 |
使用可 |
担当声優 |
緒方恵美 |
まとめ・総括
乙骨憂太は五条悟の遺体を乗っ取った時点で、もう元の乙骨に戻れないことが確定してしまっています。
冥冥が答えた以外の未来になることの可能性もありますが、芥見先生は面白くなるのなら容赦なくキャラを死亡させるので、死なない未来は限りなく低いと思われます。
しかし、次回は乙骨が乗っ取った五条悟による「無量空処」が発動しますので、さらなる活躍が期待されますね。
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