【呪術廻戦≡モジュロ】第10話『賛成多数』ネタバレ徹底解説!虎杖悠仁の現在と行方、シムリア星人の会議の結果、文化交流など【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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本記事では、『呪術廻戦≡モジュロ』第10話『賛成多数』のあらすじ、主要登場人物、そして作品世界に深く関わる謎や考察について詳しく解説します。

本記事では、呪術廻戦本編の単行本最新巻と『呪術廻戦≡モジュロ』第10話までのネタバレを含んでいるのでご注意ください。

第10話のあらすじ

老呪詛師のことを報告

過去編が明けて、老呪詛師との戦いで起きたことを報告するところから始まります。

この報告では、老呪詛師との戦いの中でマルが気を失い、暴走してしまったことを突かれ、共生よりも対立するべきだという論調と、宇佐美たちのようにシムリア星人と共生していくべきだという人たちの話し合いが中心となっています。

この話し合いで、たびたび出ていた「呪術規定」は『呪術廻戦』22巻の描き下ろしで公開されたものであり、その規定に則って話が進んでいきます。

結果的に宇佐美が説得させることに成功しますが、身内に敵を作ることも良くないと言い、謝っておいてほしいと頼んでいました。

虎杖悠仁の存在

先ほどの話し合いの中、シムリア星人のダブラという牽制において、地球人も抑止力として提示するべきだと主張。その抑止力こそが虎杖悠仁であり、捜索するべきだと言い放ちました。

つまり、虎杖はまだ生存しており、外交を上手く進めるためにも虎杖を見つけることを優先したいということになります。

シムリア星人の会議

一方、シムリア星人側も、地球人と共生するのか、侵略するのかを会議していました。

「統裁合議制」という、多数決の結果を鑑みて、実質的決定権はひとりの決裁者が保持するという意思決定の方式を使っており、その決裁者こそダブラでした。

結果的にクロスが共生派を選び、賛成多数で共生の道を進むことを選びました。

タコパでの文化交流

シムリア星人がなぜ星を追われたのかを説明された真剣たちは、文化交流として食事会をすることになります。

そして、その食事会の準備について、地球人は真剣と憂花、シムリア星人はマルとクロス、この4人で進めることになります。

シムリア星人側のアレルギーや宗教上のタブーがないかのチェックなどをしている中、憂花が粉物の料理がないことに気が付き、タコ焼きのことをマルに伝えると、マルはタコ焼きが美味いことを思い出した結果、文化交流は「タコパ」することに決定されたところで第10話は幕を閉じます。

第10話の考察ポイント

地球側の動きと「秤規定」の再評価

現代パートが再開された地球側の会議では、過去に「秤規定」に絡んで呪術戦の興行化が計画されていたという衝撃的な事実が明かされました。

「秤規定」は、かつて『呪術廻戦』22巻の描き下ろしで公開された覚書の第8条が持つ意味を失ったため、改めて練り直されたものです。この規定により、商業的に雇われた呪術師同士の戦闘が問題ないとされるようになり、マル・クロスらとの戦いもこの規定を巧みに活用して解決されたとされています。

呪術規定とマルへの適用

マルは潜在術師であるため、真剣が彼を殴っても規定上は問題ないとされました。査察役であったマルを「一般警護」の枠で雇うという理屈を用いることで、呪術を使う意思を確認できない限り、通常の警護人と同じ扱いにするという解釈が通った形です。

会議では、この規定を巡る過去の計画に対し、なぜそれが通ると思ったのかという理知的なツッコミが入る一幕もありました。

外交においては相手に軽んじられない姿勢が重要であるという認識が示された一方で、宇佐美が美野に謝罪を促した行動は、自身が嫌われ役を引き受ける意図があったとも解釈できるでしょう。

虎杖悠仁の行方

第10話では、これまでその動向が不明確だった虎杖悠仁が現在も捜索されていることが明らかになりました。この事実は、彼の生存を示唆する重要な描写であると受け止められています。

虎杖の状況

出典: twitter.com

過去の描写から、虎杖は渋谷事変直後(15歳)、老呪詛師との遭遇時(年齢不明)、そして現在(83歳)と時が経過しているにもかかわらず、全く老けていないという不穏な状況です。

また、雑踏の中に紛れていても、堅気ではない風格を漂わせている描写も見受けられます。これらの情報から、虎杖悠仁が何らかの形で生存しており、近い将来物語に再登場する可能性が高いと考えられます。

なぜ老けていないのか?

出典: x.com

虎杖が老けていない、もしくは老けていないように見えるのは、おそらく「宿儺の指」、長らく「宿儺の器」だったからだと思われます。

虎杖「家入さんが言ってた。今の俺は宿儺っていう呪力に浸された呪物みたいなもんだって。」

出典: 呪術廻戦 第25巻 220話

と言っていることもあり、虎杖はもう人間ではなく、宿儺に近い呪物になってしまっているのかもしれません。だからこそ、もう老けない体になってしまっているということです。

他の説として、「宿儺の器」として調整された肉体だったということが宿儺からの説明で判明しています。

宿儺「オマエも知っている通り虎杖悠仁には、死滅回遊の泳者として生まれながらに”宿儺の指”が封印されていた。」

「器としての強度を担保するために必要だったのだろうな。」

出典: 呪術廻戦 第29巻 257話

宿儺の器として調整された肉体が、たかだか50年や100年経過程度で劣化するわけもなく、だからこそ、昔の体のまま現代まで生き永らえているのかもしれません。

シムリア人の共生決定

シムリア人側では、地球との共生か対立かの最終的な方針を決定するための投票が行われました。

これまでクロスとジャバロマの方針が未定であったため、全体の方針も定まっていませんでしたが、クロスが共生を選択したことにより、シムリア人全体の方針は共生に決定しました。

クロス、ダブラ、ジャバロマたちの心情の変化

出典: www.shonenjump.com

マル、クロス、ダブラといった特に強い影響力を持つ面々が共生に賛成したことで、シムリア人の方針はほぼ確定したと言えるでしょう。

出典: x.com

ジャバロマは当初、共生か対立かの判断を保留していましたが、最終的には若者たちを導く年長者として共生に賛成する姿勢を見せました。議会の投票は10×2=20票で合意が覆せる少人数制であることが判明しており、ナウナクスに5万人もの人々が乗っているという情報との対比が印象的です。

ダブラは「侵略はいつでも可能」という現実的な正論を述べており、そのうえで相手を正しく理解するためのやり取りとして、共生していくことに賛成したのでしょう。

クロスは決議前の怒りに満ちた表情から一転、共生選択後の疲労感が印象的でした。この表情の変化と選択は、乙骨兄妹との交流が彼に与えた影響の大きさを物語っています。また、憤るコマの前に父親が握りしめていた石を思い出しており、これが彼の共生という選択を肯定する形で、後々何らかの効果を発揮する可能性も示唆されています。

文化交流「タコパ」と新たな伏線

共生に向けての文化交流の一環として、地球の文化に触れる食事会が開催されることになりました。真剣と憂花の二人による企画で、日本の文化である「たこ焼きパーティー」、通称「タコパ」が開催されることになります。

カリヤンの不死性

これまで、クロスと憂花、マルと真剣の間で接点が多い印象でしたが、タコパ開催に向けた態度を見ると、性格的にはクロスと真剣、マルと憂花の方が近いという興味深い関係性が見えてきました。

そして、地球側、シムリア人側の双方にまだ不穏な要素が残されているため、このタコパが単なる和やかな交流で終わらない可能性があります。

この文化交流の中で、憂花はカリヤンが「不死」であるという情報を得ます。余命半年である憂花にとって、この情報は残酷であると同時に、彼女の病気を治すための伏線となる可能性も秘めているのかもしれません。

まとめ

出典: www.shonenjump.com

『呪術廻戦≡モジュロ』第10話「賛成多数」は、虎杖悠仁の生存とシムリア人の地球との共生方針決定という、物語の根幹に関わる重要な展開が描かれた回でした。

「秤規定」が過去に呪術戦の興行化が計画された経緯、現在のマルとの問題解決にも活用され、クロスの選択により、シムリア人全体の方針が地球との共生に決定しました。

そして、虎杖悠仁が現在も捜索されており、過去からの描写により生存の可能性が高いと示唆されています。

最後に、真剣と憂花が企画したタコパは、両文明の交流の象徴となります。しかし、地球側、シムリア人側双方に残る不穏な要素が、タコパでの予期せぬ展開が予想されます。

第10話は、主要キャラクターの動向と、地球とシムリア人の関係性において大きな転換期を迎え、物語の奥深さと今後の展開への期待感を高める内容となりました。

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