この記事では、呪術廻戦のあらすじについてネタバレ解説・考察しています。作品内の伏線や作品内の情報についてもまとめています。
この記事は最終巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
呪術廻戦とは
『呪術廻戦』は、2018年3月から2024年9月まで『週刊少年ジャンプ』で連載された芥見下々先生の作品です。人々に悪影響を及ぼす「呪い」を「呪術師」たちが呪力で祓う物語です。ダークファンタジーとアクションの要素が強く、手に汗握る展開が魅力です。
呪胎戴天
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物語は、主人公である虎杖悠仁が呪いの世界に踏み込むところから始まります。
並外れた身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、入院する祖父の見舞いをきっかけにオカルト研究会に所属していました。
祖父が息を引き取った夜、虎杖は呪いの王・両面宿儺の指を回収しに来た呪術師・伏黒恵と出会います。
一方、高校では、オカ研の先輩・佐々木と井口が宿儺の指のお札が剥がしていました。高校へ急行した虎杖と伏黒は、宿儺の指に引き寄せられた呪霊に襲われる佐々木と井口を目撃します。
呪霊は、人間の負の感情が人型や異形型などに具現化したもので、呪いを祓えるのは呪いのみです。
呪術師は、呪力を使って呪いを祓う専門家で、呪術師の最低限必要な能力は呪いの目視能力です。
呪霊と呪術師には特級から4級までの等級があり、特に特級術師は非常に強力です。
虎杖には呪力がないため、宿儺の指を食べることで呪力を得て、佐々木らを皆を助けました。
特級呪物・宿儺と虎杖悠仁の選択
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呪いの王・両面宿儺の指を食べた虎杖は、危険な存在として秘匿死刑が決定しました。しかし、宿儺の指を制御できるのは自分だけと考えた虎杖は、残りの指19本を探し集めてから死ぬ道を選び、呪術の教育機関である呪術高専に入学し、呪術を学ぶことになります。
- 呪物
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呪物とは呪いを宿した物体です。虎杖が呪物である宿儺の指を取り込んだ行為は「受肉」と言います。呪物を取り込んで受肉し、力を増すことがあります。強力な特級呪物である宿儺の指は、破壊困難なため封印され魔除けとして扱われていました。
- 特級呪物・両面宿儺の指
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呪いの王・両面宿儺は、千年以上前に実在した腕が4本、顔が2つある異形の鬼神です。死後、遺体は強力な呪物となっています。宿儺は腕が4本であったため、宿儺の指は全部で20本あります。呪術師は、その指を完全に消滅させる手段を見つけられずにいました。
- 虎杖悠仁の秘匿死刑
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虎杖は宿儺の毒に耐性があり、宿儺の指を取り込んでも即死せず、乗っ取られませんでした。指を全て取り込ませてから虎杖を死刑にすることで宿儺を滅ぼせる可能性があるとし、秘匿死刑が決定しました。
一方、制御不能になる危険性から即時死刑を求める意見もあります。
特級呪霊の出現と虎杖の死
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五条悟が出張で不在の中、少年院で呪胎が発生しました。虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の3人が派遣されるも、現れたのは格の違う特級呪霊でした。
呪胎は、呪霊の卵のようなものです。非術師にも見えることがあり、変態するタイプは特級呪霊になる可能性が高いため、「特級仮想怨霊」として登録されます。特級呪霊は非常に危険で、特級呪術師が対応します。
伏黒と釘崎が脱出後、宿儺と代わり、宿儺が領域展開「伏魔御厨子」で特級呪霊を祓います。虎杖は無理やり、入れ替わった代償に体を奪われ、心臓を抜かれてしまいます。伏黒が宿儺と対峙しますが、力が及ばず、虎杖は死亡してしまいました。
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領域展開とは、術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築します。領域内で発動した付与された呪式は絶対に当たります。
虎杖の遺体の前で五条は上層部に怒りを募らせていると、虎杖が生き返りました。五条は、虎杖の生存を隠しました。
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- 五条悟は、呪術高専東京校1年生の担任であり、五条家の当主です。現代最強の呪術師と言われるほどの実力を持つ特級術師です。
- 伏黒恵と釘崎野薔薇は、虎杖悠仁と同じ呪術高専東京校1年生です。
宿儺との取引・虎杖悠仁生存の謎
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虎杖は、宿儺の生得領域内で宿儺で対峙します。宿儺は虎杖にまだ完全に死んでいないことを告げ、蘇生の条件を提案しました。
蘇生の条件
- 「契闊」と唱えた際に、1分間自身の肉体を宿儺に明け渡すこと。
- この契約内容に関する一切の記憶を失うこと。
さらに、虎杖は「誰も殺さず、傷つけない」という条件の追加するように言い、宿儺もそれを承諾します。
虎杖はこれらの条件を拒否し、無条件での蘇生を求めますが。宿儺は虎杖悠仁に勝利した場合のみ無条件蘇生を認めました。勝負の結果は宿儺の圧勝で、虎杖は宿儺の提示した条件で生還を果たすこととなります。
伏黒恵と釘崎野薔薇
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脱出した伏黒と釘崎は、高専の先輩である禪院真希、パンダ、狗巻棘と合流します。
京都姉妹校交流会に出てほしいと頼まれます。京都姉妹校交流会は、2・3年生がメインのイベントですが、東京校の3年生は、停学中であり、人数不足でした。伏黒と釘崎は、虎杖の死を乗り越え、強くなるに姉妹校交流会にむけて修行を行います。
修行中、伏黒は、呪具の持ち運びについて考えていました。その最中、
『オマエあの時 なぜ逃げた』
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という宿儺の言葉から、伏黒は特級呪霊への勝利の可能性を感じ取ります。その結果、自身の術式に眠る、影への呪具収納という能力に辿り着ました。
呪霊側の目的と計画
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呪霊の目的は、嘘でできている人間を消し去り、本物の人間である呪霊の世界を作ることです。
現時点では、消されるのは呪霊側であるため、特級呪霊・漏瑚は、偽夏油(羂索)に協力を求めます。
羂索は、
- 五条悟を戦闘不能にさせる
- 両面宿儺、虎杖悠仁を仲間に引き込む
この条件を満たせば、勝てると言います。
虎杖の再帰
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生還した虎杖は、呪術高専東京校学長・夜蛾正道特製の呪骸に、映画鑑賞中も絶えず呪力を流すという修行に励みます。制御に苦労するも、吞み込みがはやく鍛錬によりどんな状況でも安定した呪力供給できるように成長しました。
五条が学長に会いに行く途中で、特級呪霊・漏瑚と遭遇します。漏斗は、五条の実力を測るため、五条と対峙します。
五条は、途中、虎杖に戦場へ連れ出し、領域展開を指導しました。五条は、圧倒的な実力を見せ、漏斗を瀕死に追い込みましたが、漏斗は仲間の呪霊によって、助けられ、逃げ延びました。
この出来事は、五条悟が、呪霊側に協力する内通者がいるのではないかという疑いを持つきっかけとなりました。
幼魚と逆罰
成長した虎杖らにさらなる試練が待ち受けます。
京都校メンバーとの衝突
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呪術高専の交流会を前に、京都校の楽巌寺学長に率いられた三輪霞、東堂葵、禪院真依が東京校を訪れました。
そこで、東堂葵と禪院真依が伏黒恵と釘崎野薔薇と対峙しましたが、パンダ、禪院真希、狗巻棘の介入によって戦闘は回避されました。
この時、禪院真希と真依が双子であることが明らかになり、さらに真希が生まれつき呪力を持たず、呪いを見ることもできない代わりに、呪具を駆使して戦っている事実が判明しました。真希は、御三家の一つである禪院家を出て、一族を見返すという強い意志を持って呪術師になったのです。
この真希の生き様を知った釘崎は、彼女の強さと決意に深い尊敬の念を抱きました。
真人の狡猾な罠と虎杖の葛藤
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映画館で変死事件が発生しました。虎杖と七海健人が調査に当たり、虎杖は事件時居合わせた吉野順平の調査を担当します。接触を試みるも失敗し直接対話、映画を通じて親交を深めました。
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七海健人は、元サラリーマンの一級術師です。高専の卒業生であり、五条の後輩にあたります。
五条は七海を信頼しており、虎杖の成長を期待し、七海に虎杖を託しました。
一方、七海は犯人の特級呪霊・真人と交戦し深手を負います。
実は真人は、いじめを受けていた吉野を利用しようと計画していました。真人は、吉野の母親を殺害し、同級生の犯行に見せかけ、吉野の復讐心を煽ります。順平は高校を襲撃するも、駆けつけた虎杖と七海に止められる寸前、真人に変形され殺害されてしまいます。真人は改造人間で虎杖を追い詰めますが、虎杖はそれを乗り越え、真人を追い詰めます。
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特級呪霊・真人は、人が人を憎むことで生まれました。「無為転変」で魂を操り肉体を変形させます。知略に長け残虐で、人間の苦痛を好みます。
真人は経験を通して能力を進化し、虎杖にとって大きな壁となる敵となりました。
京都姉妹校交流会
京都姉妹交流会とは
「東京・京都姉妹校交流会」は、東京校と京都校の呪術高専生が、2日間にわたり団体戦と個人戦で競い合う恒例の呪術合戦です。前年勝利校が開催地となります。主に2・3年生が参加し、1年生も加わる場合がありますが、4年生は不参加です。交流会での活躍は昇級の大きなチャンスとなるため、学生たちは実力アピールの場として重要視しています。
虎杖のサプライズ参加
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京都校姉妹校交流会の当日、京都校の2・3年生が東京校に到着したところに死んでいたはずの虎杖がサプライズで登場し、交流会に参加することになります。
虎杖は宿儺の器であるため危険な存在であり、楽巌寺は京都校の生徒に虎杖の殺害を命じました。
団体戦「チキチキ呪霊討伐猛レース」
真人が夏油と合流し不穏な動きを見せる中、京都姉妹校交流会が開幕します。団体戦「チキチキ呪霊討伐猛レース」のルールは以下のようになります。
チキチキ呪霊討伐猛レースのルール
- 指定された区間内に放たれた2級呪霊を先に祓った方が勝利
- 区画内には、3級以下の呪霊も複数放たれており日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多い方が勝利
(それ以外のルールはありませんが、相手を殺したり、再起不能の怪我を負わせてはなりません。)
東堂葵と虎杖
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開始してすぐに虎杖らは東堂と遭遇します。東京校の作戦で東堂の足止めを虎杖がすることになっていました。
東堂 『どんな女が好み(タイプ)だ?』
虎杖 『尻と身長のデカい女の子…』
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東堂は虎杖の答えを聞き、「東堂が高田ちゃんに告白し、振られ、虎杖がそれを慰める」という存在しない記憶が流れ込み、東堂は虎杖を親友と認識します。
その時、東堂以外の京都校の生徒が虎杖を殺害しようと総攻撃を仕掛けますが、東堂に邪魔されます。東堂は虎杖と対峙しながらも、まるで修行のように虎杖の欠点を指摘し、呪力のコントロールについて指導し始めました。
その他の交戦
対戦 |
勝敗 |
補足 |
---|---|---|
禪院真希 vs 三輪霞 |
東京校の勝利 |
三輪は虎杖殺害の意図はなかったものの、真希と遭遇、刀を奪われ敗北。 棘がメカ丸の携帯で、三輪に「眠れ」と言い、眠ってしまい、三輪はリタイア。 |
釘崎野薔薇 vs 西宮桃 |
京都校の勝利 |
釘崎が優勢であと一歩のところ、真依の乱入により釘崎は敗北し、釘崎はリタイア。 |
禪院真希 vs 禪院真依 |
東京校の勝利 |
双子の姉妹。実力至上主義の禪院家において、真依は「一緒に落ちぶれて欲しかった」と願い、真希は「当主になって状況を変えたかった」と考えていた。真希は、真衣の銃弾を素手で受け止め、真衣は敗北し、リタイア。 |
伏黒恵 vs 加茂憲紀 |
中止 |
相伝の術式を持つ二人の戦い。相反する意思がぶつかるも、花御の乱入により中止となる。 |
パンダ vs メカ丸 |
パンダの勝利 |
「普通の人間に戻りたい」メカ丸に対し、「呪骸」であるパンダが普通の人間のように生活しているのが許せず、ぶつかり合うが、第3形態に変化したパンダが勝利を収め、メガ丸はリタイア。 |
特級呪霊の乱入
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交流会の途中で、特級呪霊・花御と五条の侵入を防ぐ帳が出現しました。
- 花御vs虎杖ら花御は、伏黒、棘、加茂の前に現れ、交戦になります。真希が加勢するも劣勢、そこに虎杖と東堂が現れ、伏黒らは離脱します。虎杖は習得した必殺技・黒閃を花御に打ち込み、東堂とともに花御を追い詰めます。帳を解いた五条が、虚式「紫」を打ち込み、花御は逃走しました。
組屋vs楽巌寺 |
帳をあげた呪詛師・組屋鞣造は、楽巌寺と歌姫に遭遇。楽巌寺と組屋が対峙。五条が乱入し、組屋は、両足と両腕を捻じ曲げられ、戦闘不能。 |
重面vs歌姫ら |
歌姫と重面に遭遇。そこに釘崎と真衣も合流するが、帳があがり、重面は逃走。 |
その騒ぎに紛れて、真人は宿儺の指と呪胎九相図を奪取、五条封印の準備を進めます。
花御の乱入後、交流会は野球で決着し、東京校が勝利しました。
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京都校のキャラ
学長・楽巌寺嘉伸
教員・庵歌姫
3年生・東堂葵、加茂憲紀、西宮桃
2年生・禪院真衣、三輪霞、メカ丸
1年生・新田新
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東京校のキャラ
学長・夜蛾正道
教員・五条悟、日下部篤也
3年生・秤金次、星綺麗羅
2年生・狗巻棘、乙骨憂太、禪院真希
1年生・虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇
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特級呪霊・真人は、森など自然に対する恐怖から生まれた呪霊です。植物を自在に操ります。独自の言語を話し、自然を守るために人を排除しようとしています。
起首雷同
虎杖、伏黒、釘崎が挑む二つの特級
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連続変死事件が発生しました。被害者は同じ中学校出身で、虎杖、伏黒、釘崎が調査へ向かいます。被害者が通っていた中学校は伏黒の母校で姉・津美紀の存在が判明しました。被害者たちは心霊スポット「八十八橋」に行った過去があり、津美紀も同行していました。
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伏黒津美紀は、伏黒恵の腹違いの姉です。幼い頃から恵にとって唯一の家族であり、心の支えとなっています。
津美紀は原因不明の呪いで眠り続けています。
呪いを祓うために八十八橋に向かうと、少年院の呪霊に似た特級呪霊と、特級呪物「呪胎九相図」の血塗・壊相が出現します。伏黒は特級呪霊、虎杖と釘崎は血塗・壊相と対峙し、虎杖らが勝利しました。
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呪胎九相図
呪胎九相図とは、9体の呪物の総称であり、呪霊と人間の混血の子供の亡骸が呪物になったものです。
呪胎九相図は1~9番があり、1~3番は特級呪物に指定されています。
過去遍ー懐玉・玉折
五条悟と夏油傑の過去を追憶する物語に移っていきます。
五条悟と夏油傑の過去
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五条悟の学生時代、同級生は夏油傑と家入硝子です。五条と夏油は、天元と適合する少女・星漿体である天内理子の護衛と抹消という重要な任務を課せられます。天内理子は、呪詛師集団「Q」と天元を崇拝する宗教団体・盤星教という二つの勢力から命を狙われていました。
天元とは、不死の術式を持つ術師です。天元は、日本の呪術界と国家を護る要であり、国内の結界強化や補助監督の結界術の基盤となっています。長きにわたり、日本の守護を担う重要な存在です。
天元は不死だが不老ではないため、肉体の変化に対応するため500年ごとに星奬体との同化が必要です。老化が進むと肉体が“進化”し、高次の存在と化して意思を失い、結界弱体化や人類の敵となる危険性があるため、同化で不死の術式をリセットしています。
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星奬体とは、天元と同化する素質を持つ人間のことです。星奬体の候補は1人ではなく、複数名おり、その中から選ばれます。
天内には高額な懸賞金がかけられ、多くの呪詛師が天内を付け狙う中、五条と夏油は幾度もの危機を乗り越え、天内を守り抜きます。しかし、任務の最終局面で、伏黒甚爾の強襲を受け、天内は命を落としてします。
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伏黒甚爾は、伏黒恵の父親です。
呪力を持たない代わりに圧倒的な身体能力を持つ天与呪縛・フィジカルギフテッドの持ち主です。禪院家の出身ですが、家を出て、「術師殺し」と呼ばれる凄腕の呪詛師となりました。
五条はこの出来事を機に覚醒し、現代最強と称されるほどの圧倒的な力を手に入れました。
一方、夏油は、非術師の存在意義に疑問を抱き始め、過酷な任務をこなす日々に心身ともに疲弊していました。そしてついに、夏油は呪術師としての道に見切りをつけ、呪詛師の道へと堕ちてしまいます。
呪術師と呪阻師の違い
呪術師が非呪術師を守るために行動します。
呪詛師は自身の欲望を満たすために人々を呪ったり、殺害したりします。
呪詛師は呪いと同様に、呪術師と敵対する存在です。
宵祭り
京都校・メカ丸が裏切り
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五条悟は、京都校の内通者の調査を歌姫に依頼していました。
調査の結果、消去法で京都校のメカ丸こと与幸吉がその可能性が高いと考えられました。虎杖悠仁たちが与幸吉の潜伏先へ向かいましたが、そこには誰もいませんでした。この事実から、メカ丸が内通者であったことが明らかになったのです。
メカ丸は、別の場所で真人や羂索(偽夏油)と接触し、内通者となった見返りとして、自由に動ける体を手に入れていました。しかし、真人たちは最初からメカ丸を生き残らせるつもりはなく、戦闘が始まりました。メカ丸は、命が尽きる間際に五条悟へ呪霊たちの計画を伝えようとしましたが、それは叶わず、息絶えてしまいました。
渋谷事変
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2018年10月31日19:00
東急百貨店東急東横店を中心に半径およそ400mの一般人のみが閉じ込められる帳が降ろされました。呪霊・呪阻師側は五条悟と連れてくるように要求します。
七海班、禪院班、日下部班、冥冥班に分かれ、待機します。五条悟が到着し、五条悟が単独で渋谷の事態収拾を目指します。
七海班(東京メトロ渋谷駅13番出口側)・・・七海建人、猪野琢真、伏黒恵、伊地知潔高
禪院班(渋谷マークシティレストランアベニュー入口)・・・禪院直毘人、禪院真希、釘崎野薔薇、新田明
日下部班(JR渋谷駅新南口)・・・日下部篤也、パンダ
冥冥班(青山霊園)・・・冥冥、憂憂、虎杖悠仁
五条悟封印
渋谷駅地下での激戦
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東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームで、五条悟は漏瑚、花御、脹相と対峙します。彼らは一般人を盾に取ることで、五条悟が本領を発揮できない状況を作り出しました。しかし、五条は花御を祓うことに成功します。
領域展開と封印
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そこに真人が加勢し、大量の改造人間を投入してきました。追い込まれた五条悟は、0.2秒という極めて短い領域展開を発動します。
領域を解除した五条の足元には獄門彊(ごくもんきょう)が現れ、羂索がこれを開門しました。獄門彊の封印条件は、「開門後、封印有効範囲(半径4m以内)に1分間対象を留めること」ですが、この「1分間」は脳内時間でした。
開門直後、五条の目の前には高専時代の姿をした羂索が現れます。その脳裏には、楽しかった3年間の青春が走馬灯のように流れ、その間に脳内での1分が経過します。結果、五条悟は獄門彊に封印されてしまいました。
各班の渋谷突入
五条封印の知らせ
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午後8時39分、青山霊園に待機していた冥冥班は、明治神宮前駅にも帳が降りたため移動します。午後8時51分に明治神宮前駅に到着後、虎杖と冥冥・憂憂に分かれました。虎杖は午後9時3分に蝗GUYと遭遇し、勝利後、午後9時15分に冥冥・憂憂と再合流します。そこに直後に現れたミニメカ丸が現れ、ミニメカ丸から五条の封印を知らされます。虎杖らの前には呪詛師・蛯名と呪霊の出現、冥冥の援護で虎杖は五条封印の伝達に向かいます。
各班の突入と伊地知の負傷
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虎杖が渋谷に向かう同時刻、午後9時22分には、渋谷マークシティから禪院班、JR渋谷駅新南口から日下部班、東京メトロ渋谷駅13番出口側から七海班がそれぞれ帳内に突入しようとします。七海班の伊地知は、謎の呪詛師・重面に背後から刺され負傷し、連絡が途絶えます。
虎杖の到着と各所の戦闘

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午後9時27分頃、渋谷に到着した虎杖は、五条封印の事実を呪術師たちに大声で伝達します。七海班と合流した虎杖は、七海に「術師を入れない帳」の解除を任され、自身は伏黒、猪野と共に別の帳の解除に向かいます。
各所で激しい戦いが繰り広げられます。
虎杖・伏黒・猪野 |
呪詛師・オガミ婆と粟坂二良に分断され、虎杖・伏黒は粟坂を、猪野はオガミ婆・孫と交戦。午後10時4分には虎杖・伏黒が粟坂に勝利し、「術師を入れない帳」が解除。オガミ婆の孫は降霊術で伏黒甚爾になるが、甚爾に体を奪われ、猪野は戦闘不能に。 |
七海 |
午後9時44分に倒れている伊地知を発見した後、重面春太に苦戦する釘崎・新田の元に現れ、重面を圧倒。 |
冥冥・憂憂 |
午後9時26分から呪詛師・蛯名仁次と交戦し、午後10時2分に勝利。その後、羂索と対峙し、特級呪霊「疱瘡婆」を差し向けられますが、これを撃破。 |
特級との戦いと宿儺の再臨
虎杖vs脹相
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五条悟の封印を解こうとする虎杖らの前に、血塗と壊相の仇を討つ脹相が現れ、激しい戦闘となります。
脹相との実力差に圧倒され、虎杖は瀕死状態となります。トドメを刺そうとしますが、脹相の脳内には、「血塗と壊相、虎杖が食事を楽しむ」という存在しない記憶が流れ込み、止めを刺さず、脹相はその場を去りました。
陀艮vs真希・七海・直毘人・伏黒
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真希たちは陀艮と遭遇し、戦闘が始まりました。真希らは陀艮を追い詰めますが、陀艮は領域展開で反撃し、真希たちを窮地に陥れます。そこに伏黒恵が加勢し、領域から脱出する直前、突如甚爾が乱入し、陀艮は祓われました。その後、甚爾は恵を次の標的として交戦に移ります。
陀艮が祓われた場所には漏瑚が現れ、真希、七海、直毘人と対峙しますが、漏瑚の一瞬の攻撃により真希たちは瞬く間に敗北します。この結果、直毘人は死亡し、真希は生死をさまようほどの重い火傷を負い、七海も体の半分に甚大な火傷を負いました。
伏黒恵vs伏黒甚爾
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伏黒甚爾は、強者と戦いたいという本能的な欲求に駆られ、暴走状態に陥っています。恵は、甚爾の実力に圧倒されます。しかし、暴走状態の甚爾の脳裏に自身の子供の記憶が蘇り、恵に
甚爾『オマエ名前は』
恵『伏黒……』
甚爾『禪院じゃねぇのか よかったな』
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と言い、自決しました。
宿儺の再臨~宿儺v漏瑚
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瀕死の虎杖の元へ美々子・菜々子が現れ、宿儺の指を取り込ませます。さらに漏瑚も加わり、虎杖に指を摂取させたことで、虎杖の身体の所有権は宿儺に乗っ取られました。
一時的に復活した宿儾は、美々子・菜々子の願いを不快に感じ、二人を殺害します。漏瑚の話を聞いた宿儾は、指のお礼として「一撃でも当てられたら呪霊の下につく」と提案し、漏瑚と交戦します。漏瑚は他の特級呪霊より実力がありましたが、宿儺には及ばず、敗北し祓われました。
勝利した宿儺の元に裏梅が到着しました。再会もつかの間、宿儺は伏黒の危機を察知し、伏黒の元に向かいます。
調伏の儀~宿儺vs
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甚爾との戦いを終えた伏黒は家入の元に向かおうとしましたが、重面春太に不意打ちを喰らいます。伏黒は、最後の力で調伏の儀を行いました。宿儺は伏黒に興味を持っており、伏黒の危機に駆けつけます。伏黒が呼び出した式神・八握剣異戒神将魔虚羅は宿儺の圧倒的な力に打ち砕かれます。宿儺は一般人を巻き込み、暴走、虎杖は宿儺による惨状を目の当たりにし、精神的に大きなダメージを受けます。
調伏の儀とは、十種影法術と使う術師が制御できていない式神を調伏させるための儀式です。
術師が式神を祓えたら、調伏は成功となり、式神を扱えるようになります。
真人vs虎杖
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漏瑚の攻撃で一命を取り留めた七海は改造人間を祓っていました。そこに真人が現れ、七海は殺害されます。そこに虎杖が現れ、七海は殺害される直前に
『虎杖君あとは頼みます』
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と言います。七海の死を目撃した虎杖は、真人と対峙します。
同時期に釘崎も真人の分身体と戦っていましたが、無為転変を受けてしまいました。虎杖悠仁は七海に続き、釘崎の死も目のあたりにしたと思い、心身共に限界を迎えました。
そこに東堂が現れ、虎杖を東堂が支えました。虎杖悠仁は精神を持ち直し、真人を追い詰めます。
新たな戦線と死滅回遊の始まり
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午後11時36分、追い詰められた真人の前に羂索が現れ、助けを求める真人を術式で取り込みました。
羂索と虎杖らが交戦、羂索は極ノ番「うずまき」を放ち、到着した日下部・パンダらの前に立ち塞がります。敵対していたはずの脹相が羂索を「加茂憲倫」と呼び、虎杖ら側に加勢します。羂索側には裏梅が到着し、羂索に加勢します。さらに特級術師・九十九由基も加勢します。
午前0時頃、羂索は「無為転変」を遠隔発動し、1000人の非呪術師を覚醒させ、同時に多数の呪霊を解放しました。これにより、呪術師たちに無差別の殺し合いを強いる「死滅回遊」が幕を開け、羂索は獄門彊を手にその場から去っていきました。
死滅回游
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羂索が仕組んだ呪術師のデスゲーム・死滅回遊は、超重複同化の準備として人々に呪いの耐性をつけ、天元との同化を可能にするものでした。同化に失敗し進化した天元は、人類とも同化可能となります。天元は拒否できますが、呪霊操術には抗えません。
死滅回遊のルール
基本規則(ルール)
死滅回遊には、開始時に基本規則が公開されました。基本規則は以下のようになります。
- 泳者(プレイヤー)は術式覚醒後、十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない
- 前項に違反した泳者からは術式を剥奪する
- 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見做す
- 泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る
- 点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする
- 泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる
- 管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない
- 参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する
泳者(プレイヤー)とは、死滅回遊の参加者のことです。元々の呪術師に加え、羂索によって呪力を持たされた者や特級呪霊を含みます。
結界(コロニー)は、泳者が閉じ込められ戦闘を行うエリアです。日本国内に10箇所存在しており、羂索はこれらの結界を利用して人類全体に呪いをかけようとしています。北海道は霊場のため結界は設置されませんでした。
追加ルール
基本規則の「泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点(ポイント)を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。」を利用し、追加されたルールがあります。追加されたルールは以下のようになります。
- 泳者は他泳者の情報(名前、得点、ルール追加回数、滞留結界)を参照できる
- 泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる
- 泳者は身代わりとして新規泳者を結界外から招き、100点を消費することで死滅回遊から離脱できる
- 泳者は結界を自由に出入りすることができる
- 夏油傑、伏黒恵、氷見汐梨を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する
- 天元による人類との超重複同化の発動権限は伏黒恵(宿儺)が持つ事とする
羂索の目的と虎杖らの目的
虎杖らは獄門彊の封印の解き方、羂索の目的と今後の出方を調べるために、天元と接触しました。天元は、虎杖悠仁らに羂索について話す代わりに、護衛を要求しました。脹相と九十九が天元の護衛にあたります。
羂索の目的
羂索は、進化を遂げた天元と人類の超重複同化を企んでいます。死滅回遊は、人々に呪いの耐性をつけるためにの慣らしです。そして、進化した天元は呪霊に近い存在となっており、呪霊操術の対象です。天元は同化を拒否できますが、呪霊操術で取り込まれると拒否することはできません。そのため、羂索は天元を狙っています。
虎杖らの目的
虎杖らは、獄門彊の封印と伏黒津美紀の救済するために行動します。
天元の話によると、獄門彊「裏」が存在し、その中にも五条が封印されています。獄門彊「裏」を解除することで五条を解放することができます。
獄門彊「裏」を解除するには、あらゆる術式を消滅させる術式を持っている1000年前の術師・天使を探し出す必要があります。天使は、来栖華に受肉しており、天元の情報で東京の東側にいることが判明しました。
虎杖らは津美紀を死滅回遊から離脱させるためのポイントを集めながら、天使を探します。
羂索の乗っ取り
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明治時代から羂索は加茂憲倫として活動していました。その頃から、加茂家に傀儡の内通者を忍び込ませていた可能性があり、羂索は死滅回遊開始後、加茂家を掌握し、25代目当主の座を奪取しました。
傀儡の内通者は、メカ丸が干渉できない虎杖の処遇などを操作し、渋谷事変後、羂索は内通者を通じて総監部に夏油の死刑と五条の永久追放を通達しました。
これは羂索に逆らう者を炙り出す罠であり、反対者は粛清され、総監部は羂索の支配下となりました。
天元の強奪
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羂索は、天元を呪霊操術で取り込むために脹相と九十九と対峙します。特級術師である九十九由基でしたが、羂索の実力に圧倒されます。九十九は最後の力で、脹相を戦場から離脱させ、最終奥義であるブラックホールを打ち込みます。しかし、羂索は生き残り、天元は強奪されてました。
その後、海外への軍事依頼、そして宿儺の復活などを着々と計画を進めていきます。
葦を啣む
覚醒の始まり
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禪院真希は、禪院家に呪具回収へと向かいました。禪院扇の提案で、総監部の信頼を得るため、禪院家は五条悟解放を企てた謀反者として伏黒恵、真希、真依の殺害を決定しました。真希と真衣は父親である禪院扇によって瀕死状態になります。
真依『流石。しぶといわね』
『いつか…こうなるんじゃないかと思ってた』
『最悪』出典: 呪術廻戦17巻
真衣は最後の力を振り絞り、真希のために刀を作り亡くなりました。真希は覚醒し、真依との約束を果たすため、禪院家の家臣を皆殺しにし、禪院家を滅亡させました。
さらなる覚醒
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覚醒後、真希は憲紀と合流しましたが、呪霊化した禪院直哉と交戦となり、真希と憲紀は直哉に圧倒されます。そこに呪霊が見えない剣豪・大道鋼とカッパ姿の三代六十四が乱入し、大道鋼は真希の刀を奪い、戦います。
真希は覚醒した力を使いこなせておらず、三代六十四の相撲を通し、伏黒甚爾と同等のレベルに覚醒しました。覚醒後、真希は直哉は祓うことに成功します。
津美紀の救出と宿儺の復活
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虎杖悠仁らは死滅回遊に参加しているプレイヤーと戦い、ポイントを集めることに成功しました。ルール追加を試みましたが、津美紀はもらったポイントを利用し、逃走しました。津美紀は万という受肉型のプレイヤーだったため救出は不可能でした。万は、宿儺と同じ千年前の術師です。
寝たきり状態であった津美紀は、羂索の無為転変で目覚めましたが、目覚めたのは津美紀に受肉した万でした。万は、構築術式の使い手で宿儺を愛しています。
津美紀の逃走直後、宿儺は「契闊」と唱え虎杖の指を伏黒に食べさせ受肉します。宿儺は、伏黒の体を掌握するも、宿儺本来の抵抗により全力を出せていない状態でした。宿儺も逃走し、伏黒恵の意思を沈める準備をします。
五条悟の復活
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死滅回遊中も五条悟の封印解除を試みていた虎杖たちは、来栖華を見つけ出していました。宿儺復活後、来栖の術式で五条は封印から解放されましたが、解放された五条悟も前には宿儺がおり、宿儺と決戦の約束を交わします。
人外魔境新宿決戦
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ついに、宿儺と五条悟による宿命の単独決戦が幕を開けました。両者とも領域展開や反転術式といった高度な術式を駆使し、激しい攻防を展開します。宿儺は伏黒恵の肉体を掌握しているため、十種影法術も自在に操り、五条悟を追い詰めますが、激闘の末、五条は宿儺に敗れてしまいます。五条の敗北を受け、虎杖悠仁たちは宿儺を阻止すべく、決死の覚悟で戦いに挑みます。
南へ
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五条は死後の世界らしき場所で高専時代の仲間と再会します。
夏油との会話では、宿儺との戦いについて、宿儺の強さを認めつつも本気を出させられなかったことを悔やみ、自身の死を「楽しかった」と語ります。七海や灰原は、五条に辛辣な言葉をかけながらも五条の最後を認めました。
さらに夜蛾学長や天内、黒井も現れ、死後のような状況に五条は自身の妄想ではないことを祈り、皆と笑顔で別れを惜しみました。
宿儺との最終決戦
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五条の死後、鹿紫雲一、虎杖&日車ら高専術師、乙骨&虎杖、真希&日下部&猪野、日下部、ミゲル&ラルゥら夏油一派、覚醒した虎杖&猪野、そして東堂葵と、次々と戦う者が入れ替わる激しい展開となります。
車は五条に並ぶ才能を見せ、乙骨は領域を展開、真希は奇襲を仕掛け、窮地に陥る高専術師たちを救うため、退いたはずの東堂も参戦します。狗巻の協力で宿儺の領域を破壊するも、最終的に虎杖一人が残りました。
宿儺が反転術式を取り戻す中、虎杖は最後の土壇場で必中必殺の奥義を会得し、最後の決戦へと向かいます。
羂索の最後
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その頃、羂索は自身の計画を次の段階へ進めるため、死滅回遊の終結を目論み、泳者の抹殺を開始していました。しかし、高羽史彦との戦いの最中、乙骨憂太がその隙を突き、羂索を討ち果たします。
羂索の死により計画は阻止されたかに見えましたが、羂索は最期に死滅回遊のルールを改変し、自身がいなくとも計画が進行するよう手を打っていました。
決着
出典: jujutsukaisen.jp
虎杖悠仁は領域展開後も激しい戦闘が開始されました。序盤は互角の戦いを繰り広げるも、徐々に虎杖は押され始めます。
その時、戦線に復帰した釘崎野薔薇による宿儺の指を通じた共鳴が発動しました。魂が顕現した伏黒恵の影からの援護を受け、虎杖は遂に宿儺を打ち破り、受肉していた伏黒恵の身体から引き離すことに成功しました。
激闘を終え、日常が戻った世界で、虎杖悠仁たちは新たな任務に臨む姿が描かれています。
エピローグ
小沢優子、パンダ、釘崎野薔薇、裏梅に関するエピローグが描かれています。
- 小沢優子
虎杖と優子の中学時代から始まり、決戦後、仙台で偶然出会います。小沢優子の虎杖に対する気持ちが描かれています
- パンダ
パンダのその後が描かれています。パンダの所有権は乙骨憂太にわたり、2080年、乙骨憂太の孫と登場しています。
- 釘崎野薔薇
遺言のため、母親と再会が描かれています。野薔薇の母親と祖母が術師であることが判明しました。
- 裏梅
裏梅と宿儺の出会いが描かれています。幼い裏梅は呪力をコントロールできず、独りだったところ、宿儺が裏梅の料理人としての才能を 見抜き、そばに置くことにしました。
まとめ
以上、ダークファンタジー漫画『呪術廻戦』の最終巻までのあらすじをネタバレ解説しました。
呪いの王・宿儺の指を飲み込んだ高校生・虎杖悠仁が、呪術高専で仲間と出会い、数々の呪霊との戦いを経て成長していく物語です。五条悟の封印、渋谷事変、そして呪術師同士の殺し合い「死滅回遊」といった激動の展開を経て、虎杖は宿儺との最終決戦に挑みます。仲間たちの助けを得て宿儺を打ち破り、日常を取り戻した虎杖たちの新たな任務で物語は幕を閉じます。呪術界の深遠な設定や、登場人物たちの葛藤と成長などがたくさんの魅力が詰まった作品です。
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