本記事では、『呪術廻戦≡モジュロ』第17話『混沌と調和』のあらすじ、主要登場人物、そして作品世界に深く関わる謎や考察について詳しく解説します。
目次
第17話あらすじ
前回第16話でのラスト、マルの術式が発動したところから始まります。
まだまだ続く真剣 vs マル
冒頭、真剣の回想が終わった後、真剣とマルの戦いは続いています。
マルの術式「混沌と調和」という、おそらく重力を狂わせる術式を巧みに使う、激しいバトルを展開していきます。
フィジカルギフテッドである真剣は、マルの右肩を踏み台に体を回転させ、その力で無理やりマルの剣を手放させるなど、咄嗟の判断と瞬発力で対抗しますが、真剣は防戦一方の戦いになっていきます。
真剣は次第に追い込まれ、マルはバスを大量に浮かせてぶつけて吹っ飛ばします。
リカの顕現
絶体絶命の真剣の前に現れたのは、乙骨憂太の式神「リカ」でした。憂太の願いだから受け入れると言いなさいと言い、真剣は受け入れます。
受け入れると、「リカ」は真剣に取り憑いて纏い、マルを殴って吹っ飛ばしました。呪霊を「纏う」という今までになかった戦い方です。
ここで第17話は幕を閉じます。
第17話の解説・考察ポイント
乙骨兄妹の過去、そして父親の影
乙骨真剣と妹の憂花(ユウカ)の回想から、かつての禪院家の術式継承を巡る因習と、その呪縛が現代にまで影響を及ぼしている様子が描かれます。
出典: x.com
彼らの父親は、真面目な性格で、自分たちの世代の呪術師の力の低さに悩み病んでいたことが明らかになります。
彼らの父親は依織、母親は美冬であると判明。依織は憂太と真希の長男であり、憂花が生まれてすぐに失踪していました。真面目で勤勉な性格でしたが、祖父母の世代よりも呪術師に力がないことを憂い、病んでいったと真剣は語ります。
特に憂花が十種影法術の継承者と判明した後、失踪したとされており、この失踪には憂花の術式が絡んでいるという噂があると、真剣は五条家の人間から話を聞いています。
回想の中では、父親が「現代の術師の力不足」について嘆いている際に、黒いフードを被った人物が
虎杖悠仁「どうでもいい」
出典: 呪術廻戦≡モジュロ 第17話
と突き放す場面が描かれました。このフードの人物は虎杖悠仁であると読み取れる描写があります。
彼の冷たく聞こえるこの言葉は、本編での彼の人間性を考慮すると、意外なセリフに感じます。しかし、真剣のモノローグの通り、「文脈もなにも定かではない」ので、「どうでもいい」という言葉をそのまま受け取るのではなく、違う意味を持っていると思われます。
重力下の激闘
マルは重力を狂わせる自身の術式を巧みに使い、激しいバトルを展開しました。彼の術式は空間を意のままに操り、真剣の足場を不安定にすることで優位に立ちます。
出典: x.com
フィジカルギフテッドである真剣は、マルの右肩を踏み台に体を回転させ、その力で無理やりマルの剣を手放させるなど、咄嗟の判断と瞬発力で対抗します。呪力を持たない彼にとって「火之夜藝」は生命線であり、それを破壊されないよう機転を利かせて動く姿が見られました。
マルは剣を失ってもなお強く、自前の術式で真剣にチェックメイトをかけました。戦士として真剣に向き合う姿勢を見せながらも、止めを刺した後の顔は歪んでおり、友人としての情と戦士としての使命感の間で板挟みになっている様子が読み取れます。
彼は真剣に称賛の言葉を贈っており、戦いにおいても憎悪といった負の感情を向けていないと考えられます。
乙骨憂太の式神「リカ」
出典: x.com
絶体絶命の真剣の前に現れたのは、乙骨憂太の式神「リカ」でした。髪型や歯の形から、これは祈本里香本人ではなく、外付けの呪力タンクとしての「リカ」であると推測されます。
呪術本編から80年以上が経過し、リカの存在はより人間に近い知性や理性を持ち、流暢に喋るようになりました。
しかし、その言動は非常に個性的です。
リカ「あーあ 最悪」「あの女に似ちゃったんだ」
出典: 呪術廻戦≡モジュロ 第17話
真希を「あの女」呼ばわりし、0巻での嫉妬剥き出しの里香を彷彿とさせました。
しかし、
リカ「憂太のお願いだから聞いてあげる」
出典: 呪術廻戦≡モジュロ 第17話
と嫉妬しているものの、憂太のお願いというただそれだけで、孫に手を貸すのは「リカ」としても「里香」としても、「純愛」という名の呪いが残り続けているので非常に良い描写でした。
この乙骨のお願いも、おそらく子供たち、すなわち自身の孫たちを守るようリカに託したと推測できます。
そして、リカは真剣に纏わりつき、マルを殴りつけました。呪力を持たないフィジカルギフテッドである真剣がリカを纏うことで、底なしの呪力を持つ強力な存在となりました。
リカの術式
リカはかつて烏鷺の術式や呪言などの術式をコピーし、反転術式のアウトプットも可能でした。
これらの過去の術式が健在であれば、現在ダブラの妹にかけられた呪いを解呪できる可能性があり、今後の展開に大きな影響を与えるかもしれません。
憂花から指輪を取り上げた理由
出典: www.youtube.com
五条家が憂花から指輪(リカ)を取り上げたのは、十種影法術を使う憂花がリカまで使役した場合に強くなりすぎることを防ぎ、兄妹間のパワーバランスを保つためではないかと考えられます。
あるいは、五条家自身の目的のために、憂花から指輪を取り上げ、強さを分散させた可能性も示唆されます。
また、第1話で五条家の女性が真剣に「アナタにこそ、必要だからです」と指輪を渡したセリフから、術式を持たない真剣にこそ「リカ」の力が必要になる時が来ると見越した親心からの判断であった、とも考えられます。
いずれにせよ、現在の五条家も比較的まともな判断を下せるお家だと思われます。
番外編の四コマ漫画
番外編の四コマ漫画は、真剣と憂花、そしてマルの宇宙人に対するイメージを描いています。
その中でのマルのイメージする宇宙人が、四本腕に腹に口がある宇宙人でした。これが宿儺の特徴と似通っており、宿儺は宇宙人なのではないかという説の後押しする形となりました。
まとめ
『呪術廻戦≡-モジュロ-』第17話は、激しいバトル、キャラクターの過去の掘り下げ、そして衝撃的な旧キャラの登場により、物語を大きく動かしました。
乙骨兄妹の背景にある禪院家の因習や父親の失踪、虎杖悠仁の意外な現状が描かれ、さらに真剣とマルとの重力下の戦いは、両者の複雑な感情を浮き彫りにしました。
そして、乙骨憂太の式神「リカ」が、かつての面影を残しつつも新たな個性を見せて真剣と共闘する展開は、読者に大きな驚きを与えました。リカの登場は、今後の戦いの行方だけでなく、シムリア人との関係性や、虎杖悠仁の未来にも深く関わる伏線となるでしょう。次回の展開から目が離せません。





















記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。