この記事では、領域展開ができるキャラクターをまとめています。本誌最新情報までまとめていますので、参考にどうぞ!
この記事では、『呪術廻戦』最終話、『呪術廻戦モジュロ』の最終話までのネタバレが含まれているのでご注意ください。
呪術師
虎杖悠仁
出典: jujutsukaisen.jp
領域内の心象風景は虎杖の地元である「岩手県」の「北上市」や「小岩井農場」など。幼少期の虎杖が過ごしていた思い出の場所です。
現時点では、実際にある場所が心象風景になっていること、戦っていた傷が消えていること、宿儺が虎杖に受肉していた頃に戻っていることなど、宿儺ですら見たことのないような謎が多い特殊な領域です。
領域の必中効果は「御廚子」。「解」を必中させられ、強化された「解」は対象を魂の境界に限定せずとも、それと同等のダメージを与えることができます。つまり、直接触れずとも「魂の境界を引き裂く『解』」が発動可能なため、受肉した宿儺にとっては最大の弱点を突かれやすい効果となっています。
ちなみに、乙骨が「無下限呪術」を付与した領域は「無量空処」と呼ばれていたため、この領域も「伏魔御廚子」だと思われます。
領域展開 |
名称不明 |
|---|---|
掌印 |
地蔵菩薩印、または檀陀印 |
領域 |
必中 |
五条悟
出典: www.youtube.com
対象を無下限内部へと引き込む五条悟の領域展開。『知覚』や『伝達』といったあらゆる生命活動に対し、無限回の作業を強制するという術式効果です。
何もかも見える、感じる、情報が完結しないことによって、行動不能に陥り、何もできなくなってしまいます。例えるなら、パソコンやスマホなどに一気に仕事をさせることによって機器が処理が追いつかず、フリーズして動かなくなってしまったのと同じことが生物にも起きるのです。
また常人の場合、莫大な情報量により脳のキャパを大幅に上回り、焼き切れて即死してしまいます。あの宿儺ですら、数秒食らってしまっただけでも、領域展開が使用不可になるほどのダメージを脳に負ってしまいます。
ちなみに、呪霊の脳は人間の脳と構造が違うため、人間よりもこの領域の効果は薄いものの、特級呪霊クラスでも行動不能になるほどのダメージを負わせることが可能です。
領域展開 |
無量空処 |
|---|---|
掌印 |
帝釈天印 |
領域 |
必中必殺 |
伏黒恵
出典: twitter.com
領域内を影で満たし、その影を用いて呪術を行使。伏黒の術式である「十種影法術」の能力を120%引き出すことが可能になります。
影絵を作らずに影自体を式神に変化させたり、液状化した影に相手を引きずり込んだり、普段は呪力コストの問題で1度に1体が限界の式神を3体同時に召喚することができるなど、様々な効果がある領域です。
影の中に落ちてしまうと、酸素、浮力、抗力など何もないので、自力で浮かび上がることは不可能であるため、影の中に落ちてしまえばほぼ敗北となっています。
まだ結界が不完全で未完成なこともあり、あらかじめ物理的に閉じられている施設などを使うことにより、結界を成立させています。
領域展開 |
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい) |
|---|---|
掌印 |
薬師如来印 |
領域 |
未完成(必中効果もない) |
乙骨憂太
出典: twitter.com
乙骨の生得術式である「模倣」で、コピーした術式の中から一つだけ選び、必中術式として結界に設定することができる領域です。
他に領域内にある無数の刀に乙骨自身がこれまでコピーしたすべての術式が宿っており、その刀を持っている間、乙骨だけがその術式を引き出すことができますが、どの刀にどの術式が宿っているのかは乙骨が刀を手にするまでわかりません。
作中では、天使の「邪去悔の梯子」を必中化、刀の術式は烏鷺の「空の面を操る術式」、狗巻の「呪言」、ドルゥヴの「式神の軌跡を結界にする術式」、シャルルの「G戦杖」、そして虎杖の「御廚子」が宿っており、それを使って宿儺と戦っていました。
宿儺曰く、六眼なしだとコントロールできない無下限呪術は使えないだろうと判断していることから、実質的にどの術式も使用できると思われます。
領域展開 |
真贋相愛(しんがんそうあい) |
|---|---|
掌印 |
荼枳尼天印 |
領域 |
必中必殺 |
秤金次
出典: twitter.com
パチンコ台をモデルにした領域。日車と同じく、術式にデフォルトで備わっている領域。
このパチンコは領域内に巻き込んだ相手には止められず、領域内ではパチンコの図柄三つによる役が成立するかしないかの演出(能力)が進行し、パチンコの役が成立したら術者である秤にボーナス(バフ)がかかります。
必中効果で相手に術式と領域のルールが開示されますが、開示情報のほとんどがパチンコ演出の情報という無意味なもので、対戦相手にとって重要な部分は「大当たりの確率は約1/239」と「確変突入率は約75%」ぐらいです。情報の開示によって、相手はほぼノイズにしかならない「私鉄純愛列車」の情報を強制的に理解させられることになります。
大当たりを引くと、ボーナスとしてラウンド中(大当たり直後、私鉄純愛列車主題歌『あちらをタてれば』が流れている4分11秒間)無制限に呪力が溢れ続けます。その凄まじい呪力量と出力により、単純な呪力の身体強化では防ぎづらい呪力特性や術式効果さえもほぼ無視でき、さらに、秤自身は反転術式を習得していないが、無限に溢れる呪力で肉体が壊れないように反射で肉体が反転術式を発動する為、大当たり直後の4分11秒間はどんな傷を負っても忽ち回復する完全な不死身となります。
そしてラウンド中に呪力と焼き切れた術式が回復するため、大当たりを引き続ける限り何度でも連続して領域展開が可能。乙骨からノっているときは僕よりも強いと称される生徒である所以となっています。
領域展開 |
坐殺博徒(ざさつばくと) |
|---|---|
掌印 |
弁財天印 |
領域 |
必中 |
日車寛見
出典: twitter.com
敵と自分を取り囲む様にギロチン台が立ち並ぶ領域。これまで登場した領域のように掌印を結ぶのではなく、日車がガベルを打ち鳴らすことで発動します。
領域に宿る術式効果は弁護士らしく、「刑事裁判を簡易的に再現し、その判決によって対象に罰(ペナルティ)を科す」というもの。領域内では 暴力行為が一切禁止され弁論で戦うことになります。
- ジャッジマンが領域内の対象者が過去に犯した罪状の一つを提示する(この罪状の証拠は日車が把握する)。
- 対象者はその罪状について「黙秘」「自白」「否認」のいずれかで陳述。自白した場合、日車の反論はスキップされる。
- 日車が提示された証拠に基づき反論を行う。
- ジャッジマンが両者の主張と六法(日本の法律)に基づいて判決を下す。「有罪」となった場合、罪状に応じたペナルティが科せられる。
- 対象者は罪を認めない限り、2回まで裁判のやり直しを請求できる。この請求は拒否できず、自動的に領域が再展開されますが、その際は全く別の罪状が裁かれる。日車(検察側)からも再審請求が可能で、勝訴側から行った場合は同じ罪状を指定してやり直すことができる。
「没収(コンフィスケイション)」のペナルティは「一時的な術式の使用不可」であり、術式を持たない相手に対しては呪力の制限に変わります。裁判対象が呪具を携帯している場合は、呪具が没収され、また術式と呪具の双方を持っている場合は呪具が優先して没収されます。
そして、当然刑罰によってはペナルティは重くなり、最も重いペナルティは「死刑(デス・ペナルティ)」となります。ガベルが「処刑人の剣」という光の剣に変化し、剣による攻撃を受けた場合、対象を即死させます。
領域展開 |
誅伏賜死(ちゅうぶくしし) |
|---|---|
掌印 |
不明 |
領域 |
必中 |
石流龍
出典: twitter.com
黒沐死の子に妨害されすぐに崩壊したため、その全容は不明となっています。
アニメでは「大輪の花火」がいくつも咲いているというイメージが描かれており、おそらく、彼の生得術式の「呪力の放出」の通り、それが120%引き出せるような能力だと思われます。
ちなみに、その術式の関係上、領域展開直後の術式が焼き切れた状態でもパフォーマンスがほぼ変わらず使用できる、唯一の術師でもあります。
領域展開 |
不明 |
|---|---|
掌印 |
孔雀明王印 |
領域 |
不明 |
烏鷺亨子
出典: twitter.com
石流同様、黒沐死の子に妨害され不発なため、その全容は不明となっています。
アニメでは「白い布が掛かる中、青い炎が列を成す」というイメージが描かれていました。こちらも石流同様、烏鷺の術式の「空の面を捉えて操る」というものを応用したような延長線上の術式だと思われます。
領域展開 |
不明 |
|---|---|
掌印 |
軍荼利明王印 |
領域 |
不明 |
万(よろず)
出典: x.com
液体金属で構成された完全なる真球に必中効果を付与します。
完全な真球は平面に対する接地面積が限りなくゼロに近いため無限の圧力を生み、真球に触れると跡形もなく消し飛ぶほどの威力を持ちます。
この必殺の真球が必中になるため、五条の無量空処や真人の自閉円頓裹と同様に、まさに必殺必中の領域となっています。領域内の物体のモチーフは昆虫の脳と神経です。
領域展開 |
三重疾苦(しっくしっくしっく) |
|---|---|
掌印 |
虚空蔵宝珠印 |
領域 |
必中必殺 |
呪詛師
両面宿儺
出典: www.youtube.com
領域内の建造物などの呪力のないモノには「解(かい)」、人間や呪具など呪力を帯びたモノには「捌(はち)」の斬撃が絶え間なく浴びせられます。
通常の領域展開では結界を閉じることで術師と術式対象者を元々いた空間から分断してから、結界内で生得領域の具現化を行います。
しかし、呪いの王「両面宿儺」は結界を閉じずに生得領域を具現化する”縛り”によって、必中効果範囲は最大半径200mにもおよび、渋谷事変で展開された領域は半径140mだったので、必中効果は可変することが可能です。さらに、効果範囲は地上だけではなく、地下や空にまで含まれています。
領域同士のぶつかり合いでも、必中効果範囲は相手の領域の外側にまで達するため、領域の弱点である外側からの攻撃になり、相手の領域を破壊することが可能。
また、他の領域は呪力のないモノに対し、領域内の効果や攻撃の対象外になりますが、この領域は宿儺の術式による「解」のおかげもあり、呪力のない建物や無機物などにも攻撃対象になります。つまり、「天与呪縛」のフィジカルギフテッドに対しても効果がある領域となっています。
領域展開 |
伏魔御厨子(ふくまみずし) |
|---|---|
掌印 |
閻魔天印 |
領域 |
閉じない領域(必中必殺) |
羂索

出典: x.com
宿儺の領域と同様、空間を閉じずに領域を展開する神業、『閉じない領域』として展開されます。
この領域を使用した際に、領域に付与された術式は「反重力機構」。領域内の磁場構造を操作して反重力空間を展開したり、対象に超重力をかけて圧殺することのできる必中必殺の領域だと推測できます。
また、羂索の「肉体を乗っ取る術式」により、過去の肉体の術式を必中として選んでいるため、乙骨のように他に使用できる術式を領域の必中効果に一つ選ぶことができるのかもしれません。
領域展開 |
胎蔵遍野(たいぞうへんや) |
|---|---|
掌印 |
反叉合掌 |
領域 |
閉じない領域 |
呪霊
真人
出典: twitter.com
真人の術式である「無為転変」を必中させる領域展開です。
原型の掌で触れることが発動条件。元々の術式が「手で触れた者の魂の形を変形させ、肉体すらも変形させる」という凶悪なもののため、それが必中の領域内となれば、文字通り領域内が掌の上となります。
領域内自体が真人の手となるため、領域内の魂を遠隔で干渉して相手を変形、即死させるという非常に凶悪であり、魂に触れられない・対抗できる術式がない限り対処できない領域です。
出典: www.youtube.com
領域展開 |
自閉円頓裹(じへいえんどんか) |
|---|---|
掌印 |
弥勒菩薩印 |
領域 |
必中必殺 |
花御
交流会を襲撃した際、発動しかけるものの五条悟の乱入により不発に終わり、そのまま逃亡しているため原作では不明でした。
その後、名称はファンブックにて判明し、大まかな効果は「漫道コバヤシ」という番組で発表され、そして、アプリゲーム「呪術廻戦 ファントムパレード」にて映像化されましたが、いまだ全容は不明です。
領域の効果は、必中効果が付与された花畑で相手の戦意を削いだ後、「供花」から発射されるビームを当てるとのことです。
出典: twitter.com
領域展開 |
朶頤光海(だいこうかい) |
|---|---|
掌印 |
不明 |
領域 |
不明 |
漏瑚
出典: twitter.com
人々が大地を畏怖したことにより生まれた呪霊ということもあり、見た目の火山のような頭をしている通り、溶岩や炎を扱う領域です。
領域内では並の呪術師であれば一瞬で灰になるほど常時高熱にさらされており、この熱は術式ではなく、領域内に付随する効果なので「簡易領域」などの領域対策では防ぐことができません。
必中効果の攻撃は溶岩を噴射させたり、火山岩をぶつけるという、シンプルながら強力な領域展開です。
領域展開 |
蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん) |
|---|---|
掌印 |
大黒天印 |
領域 |
必中必殺 |
陀艮
出典: jujutsukaisen.jp
陀艮の術式「死累累湧軍」により“万物の生命の源”である海より、魚の姿をした式神を際限なく出現させることが可能です。
この術式を領域内で使用すると必中+当たる寸前まで出現しないという、回避不可能防御至難な反則と言える攻撃になります。
必中とはいえ式神での攻撃となっているため、呪力操作を行うことで発動できる「落花の情」などで対応は可能ですが、式神そのものは際限なく出現させることができるのでゴリ押ししたり、ゴリ押しできなくとも呪力切れするまで攻撃し続けたりと、消耗戦に強い領域でもあります。
領域展開 |
蕩蘊平線(たううんへいせん) |
|---|---|
掌印 |
宝袋 |
領域 |
必中必殺 |
疱瘡婆(疱瘡神)
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対象を棺桶に閉じ込め、墓石を落とし地面に埋葬し、3カウント(3秒以内)に棺桶から脱出できなければ、死の病が発病し死に至る領域です。
必中効果は棺桶に閉じ込めるまでとなっており、棺桶の中で3カウント後に必殺効果が発動するという、現在判明している領域の中では唯一無二の効果となっています。
縛りかどうかは不明ですが、必中効果は一人のみにしか発動せず、さらには領域内の呪力が高い者を優先的に攻撃します。
領域展開 |
名称不明 |
|---|---|
掌印 |
不明 |
領域 |
必中必殺 |
禪院直哉(呪霊化後)
出典: twitter.com
呪霊に転じる前から刻まれていた投射呪法の「24分割した動きの強要」、「失敗すれば1秒間フリーズ」が必中化します。
領域による術式強化により、「1秒間フリーズ」という効果を細胞レベルで、さらにランダムにラグをつけて作用させます。この効果により、動いた瞬間に細胞がズレて体内から自壊させてしまいます。
呪術的には一つの領域とされる相手の体内に直接作用させる能力である為に、投射呪法をフィルムという形で具現化して直接相手の身体に打ち込むという仕様なのが特徴。
反転術式を使用できる呪術師でも印を結ぶための手が自壊する可能性があるため、対処が難しい領域です。
領域展開 |
時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん) |
|---|---|
掌印 |
伎芸天印 |
領域 |
必中必殺 |
スピンオフでの領域
ダブラ・カブラ
出典: www.youtube.com
『呪術廻戦≡モジュロ』に登場した、シムリア星から来たシムリア星人最強の男、「ダブラ・カブラ」による領域です。
地球人とシムリア星人の決闘において、地球人代表の乙骨憂花が召喚した「魔虚羅」との戦いの最中、ダブラ自身に適応を始めた魔虚羅に対し、一撃で魔虚羅を倒すため、独学で領域展開を会得したダブラが使用しました。
しかし、能力が判明する前に「魔虚羅」の調伏の儀が強制終了してしまったため、この領域の全容は不明です。おそらく、ダブラの術式である「質量を持った殺意」と「光」を必中化させた領域だと思われます。
領域展開 |
幽明異境”逆越”(ゆうめいいきょう”さかごえ”) |
|---|---|
掌印 |
摩利支天隠形印 |
領域 |
不明 |
『領域展開』とは?
端的に説明するなら、呪術師や呪霊による「最終奥義」的な技のことです。
それぞれの術師の中にある生得領域(心の中の光景)を「結界」という形で体外に創り出して敵を閉じ込め、その結界に術師本人の生得術式を付与する事で術式に基づく攻撃を必中とする結界術の一種です。発動する際は基本的に指、もしくは腕で印を組む動作(印相)を必要とします。
領域展開の発動には、術式と自身の精神世界である生得領域の2つの要素が必要です。また、領域展開は結界術の一種であるため、術師としての能力だけでなく結界術の素質も要求され、術師のイメージが術の成立に大きく影響します。
その為、何らかの手段で印を組む動作を妨害する事で領域展開を阻止する事が可能ですが、一部の呪霊は口腔内に腕を生成して印を結ぶ、腹に印を描くなど、腕を使わずとも領域展開が可能である為、必ずしも阻止できる訳ではないようです。
領域展開のメリット
五条いわく、領域展開を行う絶大なメリットは主に2つ挙げられます。
まずは「環境要因による術者のステータス上昇」。領域の中はいわば「術者の精神世界」もしくは「術者の術式の中」です。つまり、術者自身が最も行動しやすい、言わばホームグラウンドのような環境になっており、より洗練された自身の能力を遺憾なく発揮できます。
次に「領域内で発動した術者の術式の絶対命中」。術式が付与された領域の中にいるという事は「既に術式が当たっている」という事になる為、領域内での術式に基づく攻撃は必ず当たるようになります。
この効果を利用して、本来であれば直接触れる必要があるタイプの術式であっても、遠距離から発動して相手を攻撃することも可能になります。
また、その他のメリットとして敵の防御に使用されている術式や、敵の領域の中和作用がある事が挙げられます。
領域展開のデメリット
強力な一方、デメリットも存在します。
呪力の消費が莫大であり、基本的には一日に何度も使う事はできないこと。現時点での例外は五条悟・秤金次・乙骨憂太・両面宿儺のみ。
また、その起動は術式そのものにも大きな負担がかかるらしく、領域を解除した、または領域が消滅した直後は術者の術式が焼き切れてしまい、一定時間術式の使用が困難になってしまいます。
これは故障ではなくオーバーヒートに近い状態のため、術式そのものを治療して短縮することはできません。しかし、脳に刻まれた術式を自らの呪力で破壊し、反転術式で治癒することで、焼き切れた術式を脳ごと修復し即座に再使用を可能にする術師も存在します。呪力量が豊富で繊細なコントロールが可能であればある程度のカバーは出来るようです。
領域展開への対抗策
領域展開は絶大な力を持ちますが、いくつかの対抗策も存在します。術師たちは、この奥義に対していかに戦うか、様々な手段を講じてきました。
簡易領域の展開
出典: x.com
シン・陰流の開祖である蘆屋貞綱が考案した結界術。自身の周囲数メートルの範囲に「簡易的な領域」を展開し、相手の領域の必中効果を中和します。
術式を介さずに習得可能で、領域展開を持たない術師にとって貴重な対抗手段です。しかし、必中効果を中和するのみで、領域自体の攻撃(漏瑚の熱など)は防げず、本物の領域に対しては時間稼ぎにしかなりません。また、術式を持たない術師でも使用できる「弱者の領域」とも称されます。
彌虚葛籠(いやこつづら)
出典: x.com
「彌虚葛籠(いやこつづら)」を使用するのも対抗策になります。上述した「簡易領域」の原型であり、「簡易領域」と同様の効果があります。
やはり、「簡易領域」と同様、領域展開の時間稼ぎにしかならず、「彌虚葛籠」においては掌印を結び続ける、呪詞を詠唱し続ける必要があり、そんなことを戦闘中にできるかと言われると不可能に近いです。
落花の情
出典: x.com
禪院、加茂、五条の御三家に伝わる秘伝の対領域術。自身が領域を展開するのではなく、敵の必中術式が発動し触れた瞬間、カウンターで呪力を解放して身を守ります。
呪力で攻撃を弾く「呪力プログラム」とも形容され、単純な攻撃には有効ですが、五条の無量空処のような複雑な必中効果には相性が悪いです。これも術式を持たない者でも習得可能と考えられます。
領域展延
出典: x.com
領域展開のさらなる派生技。自身の体表を薄い膜のように領域で包み込み、領域が持つ「術式の中和効果」のみを利用します。これにより、相手の術式(五条の無下限呪術など)を中和して攻撃を当てたり、自身の術式攻撃を防いだりすることが可能になります。
しかし、展延中は自身の生得術式を使用できず、攻撃手段が物理的なものに限られるというデメリットがあります。簡易領域よりも高度な技術とされます。
領域外へ脱出する
領域の効果範囲外に出れば、領域の効果は無効化されます。しかし、領域は「閉じ込める」ことに特化した結界術であり、内側から破壊することは極めて困難です。
また、領域内と領域外の空間の体積が異なるため、領域の縁を発見することも難しく、現実的な対抗策とは言えません。
より強い領域展開で塗り替える
領域展開を習得した術師であれば、自身も領域を展開することで相手の必中効果を中和できます。
さらに、力量に大きな差がある場合や、より洗練された術であれば、相手の領域を自身の領域で塗り潰すことも可能です。これは「結界の外郭の押し合い」であり、より練度の高い術がその場を制します。
領域発動前に術者を妨害する
領域が発動・完成する前に、術者本人を最速で攻撃して領域展開を阻止する方法です。領域展開には基本的に印を結ぶ動作が必要なため、腕を封じることで発動を妨害できます。
ただし、一部の呪霊のように腕を使わず領域展開できる者や、日車のように簡易な手段で発動する者、秤のように展開速度が非常に速い者には相性が悪いです。
天与呪縛のフィジカルギフテッド
出典: x.com
完全な呪力ゼロの「天与呪縛」フィジカルギフテッドは、領域展開の天敵とも言えます。
呪力を含まない無生物と同様に、領域側に引き込む対象として認識されないため、領域内に閉じ込めること自体が不可能です。また、領域の必中効果も呪力のない「物」には機能しません。そのため、領域外で相手が呪力と術式を消耗するのを待つという戦法も可能です。







































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