Xsever VPS for Game でSSH接続を行う方法・ポート22番の開放手順・SSH接続ができない場合の対処方法【ゲーサバ大百科】

本記事では、サーバーホスティングサービス『Xsever VPS for Game』のサーバーにSSHやSFTPのプロトコルで接続する方法を解説します。

SSH・SFTPで接続する方法（22番ポートの開放）

SSHやSFTPのプロトコルで接続するという事は、つまり「22番ポート」を開放するという事になります。22番ポートを開放すればSSHやSFTPの機能が使えるようになり、よりセキュア（安全）な状態で通信が行えるようになります。

「Xserver VPS for Game」はサーバーを作った状態ではまだ22番ポートが開放されていないため、以下の手順でポートの解放を行います。

パケットフィルターに22番ポートを追加する

Xserverの管理画面（Xserverアカウント）にログインし、ポート開放を行いたいサーバの「ゲームサーバー管理」ボタンを押します。

サーバー管理画面にアクセスしたら、「ゲームパネル」の文字の下にあるメニューの「パケットフィルター設定」を選びます。

パケットフィルター設定画面の、フィルタールール設定一覧の場所にある「パケットフィルター設定を追加する」をクリックします。

フィルターの選択のところで「SSH」を選んでください。プロトコルが「TCP」ポート番号が「22」となればOKです。

右下の「追加」ボタンをクリックします。

フィルタールールの一覧に「SSH」が追加されればOKです。これで22番ポートを使ったソフトウェアでアクセスが可能になりました。

SSH接続ができるソフトを利用する

Xserver VPS for Game の管理画面にある「コンソール」機能を使ってサーバーにアクセスし、コマンドを実行することもできます。

クライアント向けのSSHソフトとして昔より人気のフリーソフト「TeraTerm」（Windows用）というものがありますので、興味がある方はぜひ試してみてください。どのソフトでもSSHでアクセス出来れば問題ありませんので、興味のある方法や使いやすい方法でアクセスしてみてください。

▲TeraTerm5 での接続画面

TeraTermの入手

TeraTermはフリーソフトです。以下のサイトよりダウンロードしてご利用ください。

TeraTerm 公式サイト

SFTP接続ができるソフトを利用する

SFTPとはセキュアFTPの事で、安全にファイル転送が行える仕組みになります。

筆者は視覚的にわかりやすく操作しやすいSFTPソフト「WinSCP」（Windows用）を利用しています。どのソフトを使えばいいか悩んでいる方は、比較的軽くて直感的に利用できますのでぜひWinSCPを使ってみてください。

▲WinSCP での接続画面

WinSCPの入手

WinSCPはフリーソフトです。以下のサイトよりダウンロードしてPCにインストールを行ってください。

WinSCPダウンロードサイト

接続に必要な情報

SSHやSFTPで接続する際に、以下の情報が必要になります。それぞれのツールに入力して、サーバーにアクセスしてみてください。

SSH接続ができない場合の対処方法

22番ポートが開放されているか確認する

SSH接続ができない場合の一番の原因は「22番ポート」が開放されていない事です。上記の手順を確認して、パケットフィルターにSSHが追加されているか（22番ポートが開放されているか）どうかを確認してください。

SSH Keyを使っているか確認する

サーバー申込み時に「SSH Key」の設定を行った場合は、サーバーへのアクセスに「鍵」が必要になります。公開鍵認証を使うと、サーバーアクセス時にサーバー側で公開されている「公開鍵」と自分が持っている「秘密鍵」の２つが必要になります。

▲ 申込み画面（SSH Key設定部分）

サーバー申込み時に「SSH Key」を設定した場合は、ご自分のPCに秘密鍵のファイルを保存しているはずですので、SSHやSFTPで接続するときに秘密鍵のファイルのある場所を設定してください。

サーバーが起動しているか確認する

サーバーが起動していなければ、もちろんSSHやSFTPで接続できません。他の原因が見つからない場合は、まずサーバーが起動しているかどうかも確認してみてください。

少し時間を置く・再起動をしてみる

サーバーを作成してすぐの時は、まだサーバー側の準備が終わっていない場合があります。１～２時間たってまたアクセスしてみるか、サーバーを一度再起動してみてください。