Java版マイクラで友達と遊ぶために必須となる「サーバー」を自分のWindowsパソコンに立てる方法を解説します。
この記事では公式が出している「公式サーバー(vanilla)」、プラグインなどが使える一般的な「Paper」「Spigot」の違いを紹介し本編では公式サーバー(vanilla)の立て方を解説しています。
目次
公式サーバー(vanilla)、Paper、Spigotの違い
前述の3つのサーバー。公式が出している「公式サーバー(vanilla)」、プラグインなどが使える一般的な「Paper」「Spigot」の違いについて解説していきます。
公式サーバー(vanilla)
vanillaサーバーとはMOD、プラグイン、テクスチャパックなどが導入できないまっさらなマインクラフトをやりたい人向けのサーバーです。
公式が出しているため比較的安全でバグなども少なく動作は軽いですが、拡張性がすくなく遊び方が制限されてしまいます。
SpigotMC
SpigotはCraftBukkitから派生したサーバーです。CraftBukkitより軽く性能も向上しているため最近では主流のサーバーとなっています。
プラグインやテクスチャパックなどの導入も可能で拡張性があり性能も向上していますが、作成時にビルドどいう作業が必要となるため立てるときに知識が必要となります。
PaperMC
PaperMCはSpigotから派生したサーバーです。Spigotよりも動作が軽く性能もさらに向上しています。
Spigot同様にプラグインやテクスチャパックなどの導入も可能でさらに作成時のビルドも必要ないので簡単に作成することができます。
サーバーのインストールと接続設定【公式サーバー(vanilla)】
Javaのインストール
対応するJavaバージョン
初めにサーバーやマイクラの動作に必須なJavaをインストールしていきます。
マイクラのバージョン |
対応するJavaのバージョン |
1.7.10 ~ 1.16.5 |
Java8 |
1.17 ~ 1.17.1 |
Java16 |
1.18 ~ |
Java17 |
※マイクラのアップデートでJavaバージョンは変更される可能性があります。
Javaのバージョン確認方法
パソコンにJavaが入っているのかとバージョンの確認を行います。
①windowsの検索欄に「cmd」と入力します。
②そうすると候補に「コマンド プロンプト」と表示されるのでクリックして開きます。
③開いた画面に下のコマンドを入力します。
java -version |
④エンターを押すとこのような画面が表示されます。
java version “17.0.9” 2023-10-17 LTS |
⑤赤い部分がJavaのバージョンになります。この画面で数字が「17.X.X」となっている場合には次の手順は不要です。
それ以外の画面「8.X.X」や「内部コマンドまたは外部コマンド…」と表示された場合には次の手順を行ってください。
※「X」には数字が入ります。
Javaのインストール
現在の最新バージョン(1.20)ではJava17が必要です。
こちらのサイトから「version 17」のWindows x64 installer JDKをクリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたJavaをダブルクリックして起動してインストールを開始します。
基本的に次へをクリックして進み「インストール」と出てくるのでクリックを押すとインストールが開始されます。すると「完了」が表示されるのでクリックすればインストールが完了します。
サーバーソフトの起動
Javaのインストールができたらサーバーソフトをダウンロードします。
公式サーバー(vanilla)はこちらのサイトからダウンロードをします。サイトにアクセスし真ん中辺にある「minecraft_server_▲.▲▲.▲.jar」をクリックしてダウンロードします。
※▲はバージョンが書いてあります。
ダウンロードしてきたサーバーを好きなフォルダを作成してその中に入れます。
次にフォルダ内に入れた「server.jar」を起動します。
そうするとサーバーが起動したのちにすぐに停止し画像のような「eula.txt」というテキストファイルが作成されます。これはマイクラの利用規約に同意するかというものです。
テキストファイルを開いてeula=falseをeula=trueに書き換え上書き保存しましょう。
その後もう一度「server.jar」を起動するとサーバーが起動できます。
ポート開放
この状態では同じLAN何にあるパソコンしかサーバーに参加することができません。友達などを参加させるにはポート開放という作業をしなければいけません。
ポート開放ツールには「開放くん」など様々なものがありますが今回は「FastServer」というツールを使って開放していきます。このサービスはポート開放のほかサーバーを簡単に作る機能などもある便利なソフトです。
こちらからサイトにアクセスし「ダウンロード」を選択します。
このような画面が表示されるためWindowsの方は「Intelチップ」を選択してください。
※Intel以外のCPUの方でも動作すると思われます。
すると「Download」が表示されるのでクリックしてダウンロードします。その後ダウンロードしてきたファイルを起動します。
起動できない場合はこちらまたはこちらを参考にしてください。
ソフトを起動するとこのような画面になります。
「ポートを操作」を選択するとこのような画面になります。↓
上から順に「自動入力」を押すと自分のIPアドレスが自動入力されます。下の矢印のところへデフォルトでは「25565」を入力し「決定」を押します。
その後「TCP Java版マインクラフト」を選択し「ポートを開放」を押します。そして「(TCP)25565を開放しました」と表示されたら完了です。
次に確認のため「IP情報を確認」を押します。そして「内部:192.▲▲▲.▲.▲▲:25565 外部:222.▲.▲▲▲.▲▲:25565」と表示されれば開放成功です。
これでポートの開放と確認は完了です。
※このポートは知られると危険な場合がありますのでむやみに公開しないようにし、使わない時はポートも閉鎖することをお勧めします。
立ち上げたサーバーに参加
さて最後に参加方法です。マイクラを起動してマルチプレイを選択します。
サーバーを立ち上げたPC(同じLAN内のPC)から接続
サーバーを立ち上げたPC(同じLAN内のPC)から接続する場合はサーバーアドレスに「localhost」と入力します。
友達のPC(外部)から接続
友達のPC(外部)から接続する場合はサーバーアドレスにポート開放のところで確認した「内部:192.▲▲▲.▲.▲▲:25565 外部:222.▲.▲▲▲.▲▲:25565」の「外部」の方をサーバーアドレスのところに入力すると参加することができます。
トラブルシューティング
入れない場合には
- ポート開放が正しくできていない
- グローバルIPを正しく伝える事ができていない
- サーバーアドレスの前にスペースなどが入っている
- サーバーの利用規約ファイル(eula.txt)を設定できていない
などが予想されます。またポート開放がファイヤーウォールなどにブロックされている可能性があります。
まとめ
お疲れさまでした!
慣れてくると簡単にできるようになります!また「FastServer」などを使用すると簡単にpaper、spigotを含め作成することができます。活用してみましょう!
自分でたてること以外に「アテレノス」(無料)や「AGAMES」(有料)、「MINEPLAYERBOX」(無料)などのレンタルサーバーを使用することも効果的です。
それでは楽しいマイクラライフをお楽しみください!
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