この記事では PC版「ARK: Survival Evolved」の マルチサーバーの立て方から入り方までを解説しています。ARKのマルチプレイをしてみたい、でもサーバー構築ってどうやるの?という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ARKのマルチプレイについて
ARKは、インターネットを介して多くのユーザーと同じゲームを共有できるマルチプレイに対応しています。しかしマルチプレイを実現するには、マルチサーバー(マルチプレイ専用のサーバー)が必要になります。
サーバーと聞くと初心者には敷居が高くて準備が大変、、、そんなイメージを持つかたも多いのではないでしょうか。しかし実際には、ご家庭のパソコンとそれほど大きな違いはありません。
サーバーの管理・運用に十年以上携わってきた筆者が、初心者がつまづきやすいポイントなどに注目してマルチサーバーの構築方法を解説しています。アカウント作成から実際にマルチプレイを試してみるところまで、詳しく解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
この記事で紹介している「ARK: Survival Evolved のマルチサーバー」は PC版のみ対応しています。
ps4などのコンソール版やスマホ版には対応していませんのでご注意ください。
どのサーバーがおすすめ?
サーバーを立てるといってもいくつか方法があります。
サーバーを立てる3つの方法
- 自分でサーバー用の パソコン(PC)を用意 する(費用=小~大、手間=大)
- レンタルサーバーで サーバーをレンタル する(費用=中、手間=大)
- レンタルサーバーで 仮想サーバー(VPS)を利用 する(費用=小、手間=小)
自分でサーバー用のPCを用意して、24時間稼働させながらサーバーを公開する方法もありますが、手軽で安くサーバーを立てたい場合は レンタルサーバーのVPSサービス がおすすめです。
サーバーの立て方でもし迷っているなら、費用対効果の高いVPSのサービスを一度検討してみてください。
● VPSってなに?
VPSとは「Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)」の略で、日本語にすると「仮想専用サーバー」となります。
実際には1台のサーバーの中にいくつもの仮想的なサーバーを作る仕組みのことです。それぞれの領域を利用者が管理者の権限で扱う事ができるため、あたかも自分専用のサーバーを使っているのと同等の事ができるようになります。
ConoHa for GAME が便利
「ConoHa for GAME」とは、ホスティングサービスを提供する ConoHa(運営:GMOインターネット株式会社)が提供する、マルチプレイゲーム専用のサーバーレンタルサービスです。
高機能で高速なサーバーを低料金で利用でき、また人気の高いゲームの専用テンプレートが用意されているため、短時間ですぐにマルチプレイが開始できる という特徴をもっています。
出典: Conoha 公式サイト
詳しくは以下をご覧ください。
以下では「ConoHa for GAME」を使って、実際にARKのマルチサーバーを構築する手順を紹介していきます。
ARKマルチサーバーを立ててみよう
ConoHaアカウントを作成する
このページを見ている人はConoHaのアカウントがまだないと思いますので、まずは ConoHa のアカウントを新たに作成しましょう。ConoHa のアカウントを作成する基本手順については、以下をご覧ください。
サーバーの起動や停止などの基本操作についても、以下の記事をご覧ください。
ARK向けのマルチサーバー構築で注意すべき点をまとめましたので、以下の項目をご覧ください。
キャンペーン情報
割引キャンペーンが開催中の場合は、キャンペーンサイトからお申込みいただくとお得に始められます。
イメージタイプの選択
イメージタイプの選択では「ARK:Survival Evolved」と書かれたアイコンを選んでください。
料金プランの選択
料金のプラン(GBの選択)は7種類あります。(2023年3月現在)
ARKテンプレートの料金プランでは1GB・2GBの契約は選べないため、4GB ~ 64GB の中から選びます。
GB(ギガバイト)の数値は、サーバーのメモリの容量を表しています。メモリ容量が大きくなればなるほど、サーバーの処理速度も速くなり快適にゲームをすることができます。より多くの人数でプレイをする場合は、16GB以上64GBまでのプランを検討してみてください。
各メモリ容量に対するプレイヤーの人数は、下図を目安にしてみてください。
出典: www.conoha.jp
サーバーが完成!
申し込み時に選択したGBプランとオプションをもとに、サーバーが作成されます。
ConoHa の管理画面に入り、左メニューにある「サーバー」にアクセスするとサーバーリストがみれます。新しく作成されたサーバーはサーバーリストに表示されます。
サーバー情報を確認する
IPアドレスとパスワードの確認
まず先に、サーバーへ接続するための IPアドレス と ログインパスワード を確認します。
サーバー一覧から、サーバーの詳細ページへ移動し、以下の画面で「コンソール」を選択してください。
以下のような黒い画面が表示されます。
Enter キーを押すと、ログインのプロンプトが表れます。login には「root」、Password には、サーバー立ち上げ時に設定した rootパスワード を入力してください。
大文字・小文字を間違えず、全て半角で入力してください。パスワードは画面上には表示されないので、落ち着いて間違えないように注意して入力しましょう。
ログインに成功すると、以下の画面が表示されます。
この情報がARKのサーバーへ接続する際に必要になります。以下の情報をそれぞれメモしておきましょう。
- Server IP Address(サーバーのIPアドレス)
- ARK Login password(ARK ログインパスワード)
メモが終われば、「 exit 」と入力してログアウトし、ウィンドウを閉じましょう。ウィンドウ右上の × ボタンでウィンドウを閉じてもOKです。
ゲームからマルチサーバーに接続する
「ARK: Survival Evolved」を起動して、サーバーを追加します。
パソコンでSteamアプリを起動し、ウィンドウの中にある「表示」をクリックして出てきたメニューにある「サーバー」を選択します。
Macではアプリケーションメニューの中にありますよ。
ウィンドウのメニュータブから「お気に入り」を選択し、「サーバーを追加」を押します。
「ConoHa VPS」内で指定されたIPアドレスを入力しましょう。この際、「.」(ピリオドなど)の記号も合わせて正確に入力してください。IPアドレスの.(ピリオド)が抜けていたり、間違った位置に入力されているとサーバーに入ることができませんので、十分に注意してください。
「このアドレスをお気に入りに追加」をクリックし、お気に入りフォルダにマルチサーバーを追加します。追加したサーバーを選択して、「接続」をクリックしましょう。
すると…
マルチサーバーに接続できました!
「接続」ボタンをクリックしてから少し待っていると自動で立ち上がります。
マルチプレイで出来ること
時間を気にせずに遊べる
今回実際にマルチサーバーを立ち上げてみて感じた一番のメリットは、24時間いつでもログインができる自分専用のサーバーを用意できるという点です。
フレンドとの共同探索が可能
フレンドと同じサーバーを用意することでフレンドと同じ時間にプレイしなくても、自分1人でマップを探索できるんです。
難しい知識は必要ない
自分でサーバーを立ち上げるとなると、難しい英語や記号のコマンドを入力してエラーに試行錯誤しながらアップロードを繰り返すというイメージがあります。でも実際にはConoHaのサービスを使うことによって、必要情報を登録してIPアドレスを入力し接続ボタンをクリックすることで、簡単にマルチサーバーを準備することができました。
サーバーに興味を持って、もっといろんな事ができるようになりたい!と思った方は、ぜひ気軽にいろんな方法を試してみてください。将来的に設定を変更して自由にゲームをカスタマイズしたい、MODをサーバーに導入してさらに多くの楽しみ方をしてみたい、等の気持ちがあるのでしたら、そういった遊び方にも対応している ConoHa for GAME の「ARK: Survival Evolved」のマルチサーバーがぜひおすすめです。
本記事で分かりにくい箇所やご不明な箇所がありましたら、いつでも気軽にコメントでお教えください。
「足が腐るまでアークザウルス
ジュラ紀/生存3日目」
▽Steam/PS4+5/XBOX Series S,X
OW恐竜サバイバルゲーム
『ARK:Survival Ascended(HDリマスター)』
The Island/ハードコアソロ
Season.3 Episode.3
(14:48~)
ttps://twitch.tv/kato_junichi0817