漫画1179話より遂に判明したイム様の姿。
世界政府の創造主・20の王の1人・アクマの実の能力者・本名ネロナ・イム聖など、作風の異なるキャラデザインからも、その異質さがより際立つこととなりました。
同時に、「アクマの実にはどんな能力が秘められているんだろう?」「下界に降りられなかったのはどうして?」といった疑問も感じたことでしょう。
そこで、これまでのイム様関連エピソードと今後の展開につながる伏線をまとめました。
この記事では、イム様の正体における3つの説、アクマの実の能力、リリィとビビに執着する理由を中心に考察しています。
最後には、複雑な人間関係を整理しつつ、イム様の意外な一面についても言及しているので、今後の展開を予想するうえでぜひ参考にしてみてください。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
目次
イム様の判明・未判明情報まとめ
イム様は基本情報や神の騎士団と五老星など輪郭部分は既に判明しています。一方で、動機や目的などの主要部分は未だに謎に包まれています。
まとめると、次のようになります。
判明済み |
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未判明 |
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これから注目したいのは、ジョイボーイとリリィとの複雑な関係性です。
巨大な麦わら帽子やアクマの実など他にも様々な謎が残っていますが、イム様が世界の王として君臨している背景には、空白の100年に起きた出来事が起因しています。
つまり、イム様の過去の人物関係を紐解いていけば、他の謎も解明する手がかりが得られるでしょう。
そこで、まずはジョイボーイとリリィの関係性に注目して考察を深めてみるのが良いのかもしれません。
なお、ジョイボーイやビビ、古代兵器に関する考察は下記記事でも解説しているので、合わせてご確認ください。
イム様の正体1.追放されたルナーリア族
出典: one-piece.com
1179話で判明したイム様の姿を通して、真っ先にルナーリア族を想起した方も多いのではないでしょうか。
また、下界に降りた際の吐血や、その後に明らかに弱っていた様子からも、パンゲア城以外で生活できないという肉体的な制約を受けていることも判明しました。
こうした最新話の描写に対して、イム様は追放されたルナーリア族の生き残りという解釈ができます。以下はその根拠となります。
- ルナーリア族は追放されると悪魔に変貌する
- 追放された理由はリリィへの恋心だった
- 追放されたことでルナーリア族の特性が失われた
- ルナーリア族を滅ぼしたのはイム様だった
- ルナーリア族を捜索していたのは治療のため
ひとつずつ見ていきましょう。
ルナーリア族は追放されると悪魔に変貌する
出典: one-piece.com
アクマの実の能力者とある通り、イム様のモチーフはキリスト教やユダヤ教に登場する悪魔と考えられます。
伝承における悪魔とは、神に対する嫉妬や反逆によって天界から追放された元天使です。
ルナーリア族も大昔に神と呼ばれた種族であり、あらゆる環境下で生存できる特性や翼を持つことからも神のイメージに当てはまります。
こうしたルナーリア族のイメージ像と悪魔の伝承を踏まえると、ルナーリア族も一族に反逆行為に及ぶと国から追放され、現在のイム様のような姿に変貌してしまうのではないでしょうか。
追放された理由はリリィへの恋心だった
出典: one-piece.com
ルナーリア族と追放は、いずれも作中では未判明な情報です。しかし、イム様のキャラクター性を掘り下げてみると、ONE PIECEという作品のタブーを犯した者という位置づけが読み取れます。
その理由として考えられるのが、リリィとビビに対する恋心とも取れる執着心です。
これまでのジャンプ作品では、バトルやストーリー性を中心に多種多様な形で描かれてきましたが、いずれもヒロインを中心とした恋愛展開と絡めたケースは少なくありませんでした。
一方、ONE PIECEは徹底的に恋愛描写を避けられ続けていました。これは恋愛要素をストーリーに大きく絡めないという作者が自らに課した枷と考えられます。
実際に、冒険の対義語は母親という独自の価値観のもと、主要人物の母親をことごとく死亡させており、女性への扱いに対するこだわりが窺えます。
こういった作者のこだわりを踏まえると、恋愛要素がストーリーに絡むイム様は、作品のタブーを犯した存在として何らかの呪いや制約を背負う存在として描かれているのではないでしょうか。
追放されるとルナーリア族の特性が失われる
出典: one-piece.com
ルナーリア族は、自然界のあらゆる環境下でも生存できる驚異的な生存能力を持っており、まさに神と呼ぶに相応しい種族でした。
しかし、かつてレッドラインの上にあったルナーリア族の国は、現在は天竜人に支配されています。
イム様も神と称される存在ですが、下界に降りることを避けていた様子から、特定の環境下でしか生活できないことが分かっています。
これらが、ルナーリア族の反逆行為により一族から呪いを受け、パンゲア城以外では生活できないような不自由な体になったからなのではないでしょうか。
発火・傷の再生・生存能力など、どれ1つ取っても他の種族にはできない強力な特殊能力を持っていることから、裏切り者に呪いを与えるくらいの芸当はやってのけそうです。
ルナーリア族を滅ぼしたのはイム様だった
キングはジョイボーイを救世主として追い求め、カイドウこそがジョイボーイであると慕っていた背景があります。
この背景には、ルナーリア族滅亡の謎が大きく影響していると考えられます。
自然界のあらゆる環境下で生存できるルナーリア族ですが、サンジとクイーンの掛け合いの中では、人為的な要因であれば死に至らしめることが可能であると示唆されていました。
クイーン
『あいつは絶滅したはずのルナーリア族の生き残り。自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物。大昔には神…それがあいつらの呼び名だった』
サンジ
『そんな奴らがなんで絶滅するんだ?』
クイーン
『そんなことっ!歴史に聞きやがれ』
出典: 『ONE PIECE』102巻1033話〝霜月コウ三郎〟
イム様はジョイボーイと過去に敵対しており、間接的にルナーリア族との因縁も示唆しています。
歴史の中にルナーリア族滅亡の秘密が隠されている件も含め、イム様が全くの無関係とは考えにくいでしょう。
ルナーリア族を捜索していたのは治療のため
出典: one-piece.com
ルナーリア族は政府に存在を知らせただけで1憶ベリーの報酬が与えられるという伏線があります。
また、キングが政府のモルモットにされていた36年以上前から時系列を整理していくと、イム様との関連性が疑われます。
~36年前 |
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36年前 |
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34年前 |
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24年前 |
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現在 |
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ポイントとなるのは次の2点です。
- 血統因子の発明からセラフィム製造までのタイムラグ
- セラフィム投入と同時に王下七武海が撤廃された
つまり、セラフィムの実用化までのタイムラグは、本来イム様の治療の手がかりを得るためであり、王下七武海もセラフィムまでのつなぎに過ぎなかったため、投入と同時に撤廃されたのでしょう。
イム様の正体2.Dの一族の裏切り者
ジョイボーイ、デービー・D・ジョーンズを中心に、イム様はDの一族を目の敵にしていますが、そこには単なる敵対感情ではなく、複雑な因縁を匂わせています。
特に印象的なのが、漫画1181話でイム様がジョイボーイに対して「そうだろう?」と問いかける様子です。
これらが、元Dの一族の裏切り者としての立ち位置からの発言だとしたら、以下のようにいくつかつじつまが合います。
- ウラヌスはジョイボーイを裏切って奪い取った
- 虚の玉座の理念に反している
- 他の王も取り込んだ疑惑がある
このような他の19の王に対しての裏切り行為を筆頭に、イム様は状況に合わせて組織を鞍替えして巧みに生き残り続けた歴史的な大犯罪者のような存在なのかもしれません。
ウラヌスはジョイボーイを裏切って奪い取った
出典: one-piece.com
ベガパンクは、ルルシア王国が消えた後に観測された世界的な地震と海面上昇を紐づけて、古代兵器の実在を裏付けていました。
そして、ルルシア王国への攻撃を指示したのは、他でもないイム様です。ポセイドンはリュウグウ王国、プルトンはワノ国地下と所在が判明しています。
つまり、状況証拠からウラヌスを現在所有しているのはイム様となります。そのウラヌスの入手経路については、ジョイボーイを裏切って奪い取ったからなのではないでしょうか。
800年前のジョイボーイの一団と20の王国の戦争でも20の王国側が勝利したことからも、古代兵器の圧倒的なアドバンテージが活かされなかった可能性を示しています。
仮に800年前のポセイドンが、しらほしのように能力をコントロールできておらず、戦争前にイム様がウラヌスを奪っていたなら、ウラヌスとプルトンでぶつかり合うため、勝敗は白兵戦によって決まるでしょう。
そうした場合、20の王国は数で圧倒的に勝るので、ジョイボーイはこうした物量差によって敗北したのではないでしょうか。
虚の玉座の理念に反している
出典: www.youtube.com
虚の玉座が作られた経緯から、イム様が本当に20の王の1人なのか疑わしいところがあります。
イワンコフが調査した文献によると、ネロナ・イム聖とは800年前に実在した20の王の1人であり、最新話でも20の王の1人と表記されていました。
しかし、1人の独裁者を生まない平和の象徴として虚の玉座が作られた背景がありました。
何食わぬ顔で玉座に座り、現在の独裁政権を敷いていることは他の王に対する明確な裏切り行為です。
本当のネロナ・イム聖は死亡しており、サターン聖や軍子に乗り移ったように、本体は別物なのではないでしょうか。
他の王を取り込んだ疑惑がある
イム様の背後の黒い円には20王との関連性が疑われます。漫画1181話で描かれた黒い円には、合計16個の目玉と、ちょうど3個ほど入りそうな不自然な隙間がありました。
この16個の目玉が他の王の魂や思念のようなものを表しているのではないでしょうか。実際、16(取り込んだ魂) + 3(取り込めていない魂) = 19でイム様本人を足せばちょうど20人揃います。
つまり、20の王の平和と平等を重視する理念が反映されず、現在の天竜人による独裁的な体制になっているのは、イム様が利己的な理由で他の王を排除した結果だからと言えますね。
イム様の正体3.悪魔の実の超越者
出典: one-piece.com
悪魔の実の超越者説は主にネット上で注目されていた考察の1つです。主に次のような意見が根拠に挙がっていました。
- 悪魔の実の法則から逸脱している
- オリジナルの悪魔の実の存在が示唆されている
これらの意見に対してひとつずつ検証していきます。
悪魔の実の法則から逸脱している
出典: one-piece.com
明言こそされていないものの、これまで悪魔の実には一定の法則性がありました。例えば、ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカのように、分類+モデル名という形で描かれています。
仮に、アクマの実も法則に従うとしたら、ヒトヒトの実 幻獣種モデル悪魔と表記されるはずです。
そう扱わなかった理由として、アクマの実には、能力としての悪魔と悪魔の実全体を指すダブルミーニングがかかっていると考えられます。
オリジナルの悪魔の実の存在が示唆されている
悪魔の実の起源説については、ベガパンクが提唱した人類の進化説と、エルバフの壁画と神典(ハーレイ)をもとにした原初の存在による2つに分かれています。
この2つの悪魔の実の起源説は、土台と結果として両方正しい可能性があります。
例えば、森の神は悪魔の実の能力を人類に与えた結果、時代を経るごとに人類は様々な能力を得るようになったのではないでしょうか。
事実、悪魔の実の能力者が死亡すると、悪魔の実は闇に葬られるのではなく、新たに発現します。こうして悪魔の実は人類とともに進化を重ねていったのでしょう。
アクマの実が、悪魔の実を発現させる森の神に由来する能力も含まれるとしたら、イム様はアクマの実を通じて人類を裏からコントロールしようと目論んでいるのかもしれません。
なお、エルバフの壁画と神典の解釈については下記記事でも考察しているので、合わせてご確認ください。
アクマの実に秘められた能力とは?
アクマの実は、これまでの悪魔の実と明らかに扱いが異なっており、通常の悪魔の実の範疇から逸脱した特別な悪魔の実と考えられます。
実際、これまでの法則に則って悪魔関係の能力にしたいのであれば、ヒトヒトの実 幻獣種モデル悪魔など、いくらでもやりようがありました。
そして、アクマの実の能力を深掘りしていくと、五老星との主従関係など、アクマの実の背景についていくつか考察を進めることが可能です。
ここでは、アクマの実の能力を考察しながら、今後どのように物語が展開されていくのかを紹介しています。
神や悪魔との関連性を示す印
イム様の攻撃時に結んだ印からも、神や悪魔とのつながりを示唆していました。
👌の印は、ヒンドゥー教のギャーン・ムドラー(掌上)とチン・ムドラー(掌下)と呼ばれるもので、神聖な知恵や知識を受け取ったり、体内にエネルギーを閉じ込めるための所作です。
ヒンドゥー教の発祥である古代インドでは、体の動きそのものが意味や力を持つと考えられており、奈良の大仏などにもその特徴が表れています(画像は恐怖を取り除き、安心感を与える施無畏印)。
ネロナ・イムという名前にも、
「ネ + ロナ = 神」「イ + ム = 仏」= 神仏
このように神との関連性を表わすことができ、これらはイム様自身が神であるか、アクマの実を通して神に由来する存在から能力を授かっているという風に解釈できます。
五老星の妖怪化はアクマの実によるもの?
出典: one-piece.com
五老星がアクマの実によって生み出された妖怪であるとの仮説をもとに進めると、五老星が200年前から全く老いていない理由にも説明が付きます。
妖怪は異形の怪物なので、一般的な年齢の概念が存在しないのではないでしょうか。
また、深海契約者と深々海契約者は合計で13人と明言されていますが、神の騎士団はシルエットだけでも既に9名判明しており、1人だけあぶれてしまいます。
深海契約と深々海契約者の定員問題については下記記事でも考察しているので、合わせてご確認ください。
太古の生物である象主との共通点
出典: one-piece.com
エルバフの壁画には、象主とイム様によく似た人物が描かれており、どちらも特徴的な目を宿しています。
壁画と関連性の高い神典では、空白の100年よりさらに前の第一世界の存在が言及されており、イム様は800年どころか、何千年も生き続けてきた太古の生物の可能性があります。
それだけの長い歴史を背負う存在であれば、原初の悪魔の実を宿していても不思議ではないでしょう。
悪魔の実の覚醒には段階がある?
出典: one-piece.com
アクマの実の存在を通して、悪魔の実のさらなる覚醒段階を深掘りできます。
ゾオン系覚醒者は、強力な能力を得る代償として悪魔の実に人格を取り込まれるという副作用がありました。その成れの果てが獄卒獣であり、完全に動物化し、自我が喪失していました。
ロギア・パラミジア系は、特に副作用に関して言及されていませんが、ゾオン系と同様の副作用を抱えている可能性があります。
現在、覚醒は一段階と思い込まされているところがあります。しかし、もしかすると覚醒には何段階かあり、段階を踏むごとにさらに能力が強化され、人格を取り込まれるリスクも高まっていく仕組みなのかもしれません。
その覚醒の最終段階の1つがイム様のアクマの実だとすると、ルフィもいずれは、ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカではなく、ニカの実との表記がされるのではないでしょうか。
リリィとビビへの執着は恋愛感情?
出典: one-piece.com
「ビビが欲しい」発言を中心に、イム様のビビとリリィへの扱いは他の者とは明らかに異なっています。
それが顕著に表れていた次の2つの場面を中心に考察してみましょう。
- リリィの面影のあるビビに対して、抹殺ではなく誘拐を指示した
- 裏切り者と即座に断罪するでもなく、慎重に処分を検討していた
抹殺ではなく誘拐を指示していた
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世界の王として君臨するイム様にとって、他人は基本使うか殺すかの2通りしかありません。
例えば五老星や神の騎士団は忠実な僕、ルフィや黒ひげなどは抹殺対象のように、見下し、必要であれば排除しようと目論みます。
自発的に動いた前例として、ロキの神の騎士団へのスカウトが挙げられますが、ビビは戦力としても政治的な面でも明らかに力不足です。
そんなビビを欲しがっていた理由には、恋愛感情などの個人的な思惑が影響していたからではないでしょうか。
リリィへの信頼度が表れていた場面あり
出典: one-piece.com
イム様は、例え味方陣営だろうと役立たずと判断すれば即座に始末します。
サターン聖もエッグヘッドでルフィを取り逃がしたことで粛清され、エルバフ襲撃時のソマーズ聖とキリンガム聖の動揺ぶりも、見限られてしまうかもしれない恐怖心が影響していたためでしょう。
一方、リリィに対しては、ポーネグリフを各地にばら撒くという利敵行為に及んだにもかかわらず、処分を検討していた様子がありました。
命乞いや言い訳を重ねたサターン聖を容赦なく始末していた時と比較して、イム様は明らかにリリィには甘いです。
この対応の甘さは、イム様がリリィに対して特別な信頼を寄せていたからではないでしょうか。
花の間の花はリリィへの執着を表していた
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花の間で栽培されていた花は、花弁の特徴から白色のポピーと推測されます。
ポピーの花言葉には、眠り・忘却・疑惑が含まれており、いずれも次のようにイム様からリリィに対しての一方的な関係性を表せます。
- 眠り:所在すら不明なリリィとの死別を悼む気持ち
- 忘却:死後も忘れられないリリィへの強い感情の表れ
- 疑惑:裏切られたのかという疑念
また、花の間にはリリィの肖像画も飾られており、イム様がリリィに対して強い思いを抱いていたのはほぼ間違いありません。
このように、ポピーの花言葉と肖像画から、イム様は男女の恋愛感情に近い特別な思いをリリィに寄せていたのかもしれません。
巨大な麦わら帽子の正体はタイムマシン?
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イム様を語るうえで外せないのが、パンゲア城地下に冷凍保存された巨大な麦わら帽子の存在です。
現在、大きな伏線となっているのは、不老手術と合わさると世界の実権を握れるとのドフラミンゴの発言です。
また、麦わら帽子といえば、ロジャー→シャンクス→ルフィの系譜を辿り、いずれも作中の超重要人物で構成されています。
ジョイボーイもワノ国編後期のルフィのシルエットとほぼ一致していたため、生前は麦わら帽子を着用していた可能性が高いです。
しかし、ロジャー、シャンクス、ルフィはいずれも麦わら帽子着用後に特別な能力に目覚めるようなことはありませんでした。
このルフィたちの麦わら帽子自体に特別な効力はないという前提のもと、巨大な麦わら帽子=タイムマシン説を検証していきます。
時間と空間を操れるようになる
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巨大な麦わら帽子が、過去と未来を自由に行き来できるタイムマシンだと仮定し、それを不老手術を受けた者が操れるようになったら、時間と空間を超越した存在となり、世界の実権を握れるといってもおかしくありません。
ファンタジー作品におけるタイムマシンとはしばしば人類の禁忌の1つとされています。しかし、エッグヘッドでは無尽蔵に食料が排出されるマシンや立体映像の投射など、既にオーバーテクノロジーと呼べるほどのベガパンクの発明品がいくつも登場していました。
そんなベガパンクでさえ、鉄の巨人を起動させることはできなかったため、800年前のジョイボーイの技術にまでは到達できませんでした。
つまり、ジョイボーイの王国は、ベガパンクの知能すらも超える発明品を生み出していた可能性が高く、その代表的な発明品の1つがタイムマシンだったのかもしれません。
ルフィの麦わら帽子はサンプルだった
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ロジャー、シャンクス、ルフィの様子から、麦わら帽子には特別な能力は備わっておらず、巨大な麦わら帽子の扱いと結び付け辛いものがあります。
しかし、彼らの麦わら帽子がタイムマシンである巨大な麦わら帽子のただのサンプルに過ぎなかったのではないでしょうか。
つまり、ルフィの麦わら帽子はタイムマシンの存在を裏付けるキーアイテムのようなもので、それ自体に特別な能力はないのかもしれません。
800年前からトキトキの実が狙われていた
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トキは元は900年前に生まれた人物で、トキトキの実の能力を使って800年以上前から未来へ飛び続け、最終的に現代から約30年前の未来に行きつくことになりました。
また、トキの両親がワノ国出身だったことから、800年前はワノ国の民としてジョイボーイの一団に所属していた可能性が非常に高いです。
つまり、トキの語る追手とは20の王国側の人間であり、狙われた理由はトキトキの実の持つタイムスリップだったと想定されます。
こうしたトキの逃亡の背景から、800年前にいた何者かがタイムマシンの開発を進めようとした思惑が窺えます。
ジョイボーイとはどんな関係だったのか
出典: one-piece.com
1181話の和気藹々とした回想シーンから、過去、イム様とジョイボーイの間には特別な信頼関係が築かれていた可能性があります。
イム様はルフィの手配書を切り裂いたり、ジョイボーイの覇気を察知して絶叫するといった反応を見せてきましたが、1点気になる描写がありました。
それは、「なぜジョイボーイを逃がした」という台詞です。ジョイボーイを殺したいほど憎んでいるなら、「すぐに追え」や「始末しろ」といったストレートな殺意を向ける筈です。
こうしたイム様の心情には、ルフィを生かしたまま捕えることにこだわっているようにも見えます。そこには単純な敵対関係では表せないかつての仲間に対する複雑な感情が交差していたからなのかもしれません。
これまでの不自然な動向と黒転支配の対策
1176話〝誇り高く〟では、黒転支配の解除条件が致命傷を与えることであると間接的に明かされ、付随して、これまでのイム様の不自然な動向から、黒転支配の意外な弱点が明らかになりました。
イム様は自由に外を動けない?
出典: one-piece.com
イム様は軍子とサターン聖の肉体を乗っ取る形で戦闘に参加していましたが、本体で参戦していなかったのは、単純なリスク回避以外の理由が考えられます。
ゴッドバレー事件時には、ロジャーやガープすらも相手に回して無傷だったので、本体でなくとも十分過ぎる能力を持っていましたが、早々に撤退するという不自然な動きも見られました。
また、花の部屋とパンゲア城の地下以外に出入りしている様子もありません。
これらは、イム様が自由に外に動けない状態であったり、他人の肉体を使ったとしても、ある程度の時間制限があることを示唆しています。
エルバフ編で軍子の肉体を乗っ取ってからの正確な時間は不明ですが、制限付きのからくりがあったとすれば、内心は少し焦っているのかもしれませんね。
黒転支配は乱発できない?
黒転支配は、一瞬で対象を洗脳してしまい、さらに強化を施すという作中全体のパワーバランスを崩壊させかねないチート能力でした。
読者目線では、「さっさと全員黒転支配すればいいのでは?」という感想すら持つところです。
対して、使用回数は、38年前に数回程度、エルバフ編で1回と非常に控えめです。
ルフィを仕留める絶好の機会だったエッグヘッド編では、参戦すらしていません。
これらの一連の行動から、黒転支配は乱発できないなどの隠された設定が読み取れます。
判明済みの対策と今後の展開について
出典: one-piece.com
現在明らかになっている黒転支配の対策は次の通りです。
- 致命傷を与える
- チョッパーの攻撃
- ロキとルフィには無効化される
ロキは戦さ神つながりから、ルフィは太陽の神として、それぞれ神に由来する能力者でした。
イム様は他者を思い通りに操り、神の如き超越者として描かれていますが、同じ神に対して能力が働かないという弱点を秘めているのかもしれません。
チョッパーがなぜ無効化できたのかは、黒ひげがドラム島を訪れていた件や、ロックスが探していた悪魔の実をが関わってきそうですね。
イム様はミステリー担当?意外に悲劇的なキャラなのかも
イム様はルナーリア族の生き残りやDの一族の裏切り者、悪魔の実の超越者など様々な候補が挙がっていましたが、現段階では追放されたルナーリア族説が有力と言えるでしょう。
ただし、動機・目的などまだ余白の多いキャラなので、今後の展開次第では大きく方向性が転換される可能性も秘めています。
また、ラスボス候補としてイム様か黒ひげかという議論もありますが、イム様の過去にはジョイボーイやリリィとの関係性を通じた複雑な人間ドラマが想定されます。
世界政府の闇という大きなテーマを抱えていますが、そうした闇の中には非常に人間臭く、悲劇的な一面が備わっているのかもしれません。
つまり、ミステリー担当はイム様、バトル担当は黒ひげとそれぞれ役割が用意されており、やはりラスボスとして立ちはだかるのはバトル漫画らしく黒ひげなのではないでしょうか。







































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